やはり俺の極道生活はまちがっている   作:生焼け肉

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一昨日・昨日と投稿出来ずにすみません!

投稿出来なかった訳は自分の活動報告をご覧下さい!

では、どうぞ!


未織の覚悟

 

 

八幡side

 

 

商店街の散策も一段落したところで、俺達は昼食を摂っている。神戸といえば神戸牛や中華料理、明石焼きが有名どころだが、関西に来たらやっぱタコ焼きやお好み焼きが食べたくなるのは、関西人以外の人なら誰でもなると思う。どうやら俺もその1人らしく、今は『ゆき』というお店にお邪魔していて、そこでお好み焼きを焼きながらタコ焼きを頬張っているところだ。

 

当然の話だが今の俺は………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

未織「はい八幡ちゃん、あ〜んやで♪」

 

八幡「あむっ………うん、美味い。」

 

 

お好み焼きを焼きながら未織に餌付けされている。まぁ俺が強請ってるわけではないが、美味い料理が目の前で出来上がって来るのを待つ時ってのは長く感じるものだ。焼肉でも早く焼けねぇかなぁって思う時あるだろ?それと同じだ。

 

今はタコ焼き食べてるから気分を紛らわせてるが、此処のお好み焼きは地元でも有名な老舗らしい。未織も行った事あるみたいだしな。

 

 

八幡「もう少しか……早く食いたいなぁ。」

 

未織「八幡ちゃんはホンマにおもろいなぁ〜。今の八幡ちゃん見とると年相応の男の子に見えるわ。」

 

八幡「何言ってんだよ、俺はちゃんとした高校生で年齢も偽ってねぇぞ?年相応どころか見たまんまだろ。」

 

未織「いやいや、ウチが八幡ちゃんと初めて会った時なんて、ウチよりも年上の人かと思ってたんやで?まぁ後から千葉の八十神会の総代さんやって気付いたんやけど。」

 

 

ホントよくあの時あの場に居合わせたもんだ。興味本位で色んな所行ってみるもんなんだな。

 

 

未織「そろそろやない?裏返してみたらどうや?」

 

八幡「そうだな……よっ!おぉ〜良い色になってるじゃねぇか〜食欲を唆る良い色だ。」

 

未織「八幡ちゃん裏返すの上手やなぁ〜。」

 

 

美味そうだ、裏面も早く焼けねぇかなぁ………

 

 

八幡「……そういや、この後はどうするんだ?商店街はある程度見たから、他の場所に行くのならそっちに行っても俺はいいぞ。」

 

未織「じゃあ行きたい場所があるから、この後はウチについて来てくれへん?」

 

八幡「あぁ、いいぞ。」

 

未織「おおきに♪八幡ちゃん、次のタコ焼きやで!ほら、あ〜んや♪」

 

 

………やっぱ冷凍とは違うわぁ。流石は本場関西で作るタコ焼きだ、拘ってやがる。俺も今度タコ焼き作ってみようかなぁ………龍園辺りに教えてもらおっと。去年の祭りでタコ焼き焼いてたしな。

 

 

ーーービーナスブリッジーーー

 

 

八幡「おぉ〜絶景だな……神戸を見渡せる場所があるのか。こんな場所があるとはな。」

 

未織「えぇ場所やろ?ウチのお気に入りでもあるんやで?此処に誰かを連れて来たんは八幡ちゃんが初めてや。光栄に思ってな。」

 

八幡「夜だったらもっと良い景色だったんだろうが、今でも充分なくらいだ。」

 

未織「八幡ちゃんも気に入った?」

 

八幡「あぁ、良い場所だ。なんか気分が悪かったり、モヤモヤしてたりしてても、こんな場所だったら気が紛れるかもな。」

 

未織「この場所な、ウチのお父さんに教えてもろうたんよ。ウチがまだ小学生の時に此処に来て『悩んだ時は此処に来なさい。神戸がすぐに助けてくれる。』言うたんよ。最初はその意味はよう分からんかったけど、今なら分かるわ。神戸が今、ウチに力をくれたわ。」

 

八幡「?何か悩みでもあったのか?」

 

未織「せやね〜………まぁこれは八幡ちゃんには内緒やな。お気軽に言えるもんでもあらへんし。」

 

八幡「そこまでして知ろうとは思わねぇよ。」

 

未織「まぁ、その内教えるから我慢しといて。」

 

八幡「その内、ねぇ………」

 

 

さて、それは一体いつになるのやら………俺は明日で神戸から居なくなるんですけどね〜?その内ってのは今年以内に入れそうですかね?

 

 

ーーー繁華街ーーー

 

 

晩飯は神戸牛をふんだんに使った分厚いステーキを食べた。時間も良い頃合いだ。そろそろお帰りの時間だな。

 

 

八幡「………未織、今日も楽し「八幡ちゃん。」か……ん?何だ?」

 

未織「……ウチな、まだ八幡ちゃんと一緒に居たい。まだ一緒におる事って出来る?出来れば今日1日ずっと………ダメ?」

 

八幡「俺は良いが、お前の家は?司馬さんが黙っていないんじゃないのか?」

 

未織「えぇよ、今日初めて門限破りするんやもん。八幡ちゃんがおるんやったら問題無いやん。」

 

八幡「……まぁ、お前がそう言うなら俺は止めないが、ちゃんと司馬さんには言っておけよ?」

 

 

あの人は怒らせたくないからな……怒らせてみろ、俺の顔面が爺ちゃんや親父と一緒になりかねない。それだけは本当に勘弁だ。

 

 

未織(八幡ちゃん、ホンマごめんな。実はもうお父さんには今日帰らないって言ってあるんよ。理由は言ってないけど、薄々は気付いとると思う。けど今日別れたら明日会わずにサヨナラやろ?そうなったら次いつ会えるか分かったもんやない。そうならない為にも、今日は………勝負に出るって決めたんや。神戸にも勇気を貰ったから大丈夫や!)

 

 

未織「じゃあ八幡ちゃん、ウチについて来て?」

 

八幡「おう……」

 

 

未織、頼むから変な気は起こさないでくれよ?

 

 

 

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