やはり俺の極道生活はまちがっている   作:生焼け肉

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超えた一線

 

 

工藤side

 

 

工藤「………なぁ、司馬?久しぶりに飲みに誘ってくれたんは嬉しいんやけど、お前んところの娘はええんか?1人寂しく家で待ってるんとちゃう?いや、別に今からそっちに行けとは言わへんけど。」

 

霧崎「確かに御息女最優先の司馬本部長にしては、珍しい行動ですね………何かおありなのですか?」

 

灯夜「……いや、特に何も無いが?」

 

工藤「嘘つけや。俺等にまで隠し事しなくてもええんやで?俺等が竜胆の親父の執行部になってから何年の付き合いになると思うてんねん。そんくらい分かるって。何かあったんやろ?」

 

 

今まで俺等は一緒に飲む事はあっても、こないな時間に飲んだ事は無かった。いや、正確には司馬がこんな時間に飲みに来るとか、誘う事が無かったんや。まぁ理由は分かるけどのう。

 

 

工藤「ホレホレ話してみぃ?俺等は怒らへんから。正直にな?な?」

 

霧崎「はぁ………工藤さんの変態じみた発言の事は置いておくとして、私も少し気になります。どうしてなのですか?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

灯夜「今日は娘が帰って来ないからだ。」

 

霧崎「?帰って来ない?」

 

灯夜「あぁ。」

 

工藤「?そんで俺等を誘ったんか?」

 

灯夜「その通りだ。」

 

 

………こりゃまだ何か隠しとるのう。

 

 

霧崎「………成る程、八幡さんとですね?」

 

工藤「あっ、そういう事やな!!なんや良かったやないか!!お前んところの娘はんもやっと決心したんやなぁ!!ええ事やないかっ!!」

 

霧崎「いえ、工藤さん。御息女にとっては良いお話でも、司馬本部長はそう感じてはおられないようです。お顔を見れば分かります。」

 

工藤「なんやお前……まだウジウジしとんのかいな?この前のテレビ電話ん時にお前も認めたやろ。ええ加減腹括れって。どの道こうなる運命やったんやから。」

 

 

ガァン!!

 

 

灯夜「せやけど……せやけどウチの可愛い未織が大人の階段登ると思うと、耐えられんのや!!比企谷八幡の事は確かに認めている。だが、それと娘をやるのとでは話は別やっ!!」

 

 

うわぁ……コイツ超めんどいわぁ〜………

 

 

霧崎「しかし、あの時のテレビ電話では司馬本部長も認めておられたのでは?御息女をお任せ出来る男性だと。そう仰っていたではありませんか。」

 

灯夜「む、むぅ………」

 

霧崎「御息女だってもう子供ではないのです。そろそろお1人での判断も任せてみてはいかがですか?私の娘である夜架も、今では自らの行動で八幡さんにアピールをしているのですから。恐らく他の女性もそうだと思いますよ?」

 

工藤「せやで?構い過ぎても嫌われるっちゅうのを少しは覚えた方がええで?まぁそこは娘はん次第やけど、大体がそうやからなぁ。」

 

灯夜「やはりそういうものなのか………ならばこの先の未織の進路については未織自身に任せてみるのも、良い事なのだろうか?」

 

工藤「おぉ、ええやん!!その事娘はんに言ってみぃ、きっと大喜びして千葉に行くって言うで。」

 

 

うん、絶対そうなると思う。親に決められた進路程、つまらんものは無いからのう。

 

 

霧崎「良いお考えだと思います。御息女がお1人で先を決める。そして躓いてしまった時に助けてあげればいいのです。」

 

灯夜「そうか……ならばそうしてみよう。私も少しは娘から距離を置く事を学ばなければならなかったという事か。」

 

 

いや、それは大分前から気付かなアカンかった事やと思うけど、まぁええか。気付いてくれた事やし。

 

 

工藤「まぁ今日は飲もうや!久しぶりにこうやって3人集まれたんや、無礼講で行こうや!!なぁ?」

 

霧崎「それはこの場では立場関係無く騒げ、と解釈しても?」

 

工藤「せやせや!こない機会滅多に無いやろうからな、今の内やと思って騒ごうや!」

 

霧崎「なら遠慮しませんよ?いいのですか?」

 

灯夜「……ええやろ付き合ったるわ、今日は無礼講!そんで俺の奢り!何でも頼めやっ!!」

 

工藤「よく言った、この親バカッ!!!」

 

霧崎「ふふっ、工藤さんもそうですが、司馬さんも大概ですね。大きい子供が2人居るようです。」

 

 

久しぶりにこんな開放感のある司馬を見たわ……これを見れたんもある意味お前のおかげやで、八幡。けど、夜遊びも火傷しない程度にせぇや?幾ら神戸に呼んだのが親父と俺でも、そこまでは責任取れへんからな?プライベートは自分で何とかしぃや。

 

 

灯夜「工藤!オメェ何変な顔してんのや!?元々変な顔しとるのに磨きかけてどうすんねん!」

 

工藤「なんやとぉ!?おどれもいつもいつもかしこまった口調しよってからに!キレた時だけ関西弁ってどないなっとんねん!?そっちの方がよっぽど変やろ!!」

 

霧崎「ではどちらも変、という事で。」

 

 

工藤sideout

 

未織side

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

未織「八幡ちゃん………今日が最後なんや、なぁ?ウチにも八幡ちゃんをちょうだい?」

 

八幡「………ここまで来ちまった以上、俺ももう下がるわけにはいかねぇ。本当にいいんだな?」

 

未織「ええよ、ウチにも夜架ちゃんにやったみたいにいっぱい愛してぇな……ウチも八幡ちゃんの事、気持ち良くしてあげるから♡」

 

八幡「分かった。お前が限界になっても、俺が大丈夫だったら続けてるからな?」

 

未織「うん。ウチの身体、好きに使って♡」

 

 

 




親娘共に超えましたね。
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