やはり俺の極道生活はまちがっている   作:生焼け肉

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久々の登校

 

 

狂三side

 

 

夏休みが終わり、漸く学校が再開されましたわ。夏休みの期間中、正直に申し上げますと、少しだけ退屈でしたわ。最初の内に課題を終わらせてしまい、残りの期間は八幡さんと共に過ごす予定でしたけれど、神戸への遠征だったり、北陸の現状確認だったりと、あまり八幡さんとは過ごせなかったですわ。

 

ですが今日からは違います。今日からは八幡さんと一緒に登校出来ますし、一緒に勉学に励み、一緒に下校し、共に寝食を過ごす、最後のはこれまで通りですけれど、漸くいつも通りの日常が戻ってきましたわ。

 

 

狂三「ふふふっ、いつも通りの景色ですわね。」

 

八幡「……そうだな、当たり前のように俺の腕に抱き着いているのもいつも通りだな。」

 

狂三「うふふふっ♪」ギュ∼!

 

雪乃「だ、だって婚約者か……あ、愛妻の特権、でしょう?///」キュッ

 

夜架「お2人が羨ましいです………」

 

八幡「夜架は帰りにな。にしても、俺も本当に学校の男連中から恨まれそうな事、いつもしてるよな。」

 

狂三「?どういう事ですの?」

 

八幡「だってよ、朝登校する時必ずと言っていい程、黒髪ロング超美人を連れて登校してるんだぞ?いつか後ろから刺されるんじゃねぇの、俺?」

 

夜架「ご安心ください。そうなる前に私が対処します。仮にそうなったとしても、その時は私が相手に刺し返しますから。」

 

八幡「朝から物騒な話するのやめようか?」

 

 

ーーー2-F組ーーー

 

 

戸塚「あっ、八幡おはよう!時崎さんと羽々斬さんもおはよう!」

 

狂・夜「おはようございます。」

 

八幡「おう、戸塚。元気だったみたいだな。」

 

戸塚「うん!八幡ともテニスしたかったんだけど、連絡先知らないから連絡出来なくて………」

 

八幡「あぁ〜なら交換するか?」

 

戸塚「えっ!?いいの?」

 

八幡「俺は別に構わないぞ。」

 

戸塚「じゃあ交換しよう!嬉しいなぁ……」

 

 

戸塚さん、流石ですわね。八幡さんが心を許しているお方なだけはありますわ。

 

 

戸塚「じゃあ八幡、また後でね〜!」

 

八幡「……やっぱ良い奴だよな。」

 

狂三「えぇ、八幡さんを極道だと知っていてあの態度ですから。」

 

夜架「そうですね。あれで女性でしたら、旦那様も堕としているのでは?」

 

八幡「おい、何でそうなる?」

 

 

………いいえ、あり得ますわ。寧ろ戸塚さんが女性だったら八幡さんに積極的に話かけに行きそうですもの。私だけでなく、全校生徒の半分程がこう思っている筈ですわ。

 

『何故彼は女ではないのだろう?』

 

『何故男なのだろう?』っと。

 

 

ーーー昼休み・元奉仕部部室ーーー

 

 

八幡「此処で食べるのも懐かしいなぁ〜……」

 

雪乃「えぇ、そうね。あの時は私が奉仕部の部長で貴方がよく此処に雑務をしに来ていたわよね。」

 

八幡「良い空間だったんだけどなぁ……今では使えない。特に用事もあるわけじゃないからな。なぁ雪乃、もう1回奉仕部立ち上げてくれない?」

 

雪乃「後輩も居ないのにこの時期に3年生の私が部活を作るなんて、許可が下りるわけ無いでしょう?それとも、あてがあるのかしら?」

 

八幡「あるわけねぇだろ、冗談で言っただけだよ。あぁそれと、夏休み明けの挨拶、良かったぞ。」

 

狂三「えぇ、流石は雪乃さんだと思いましたわ。」

 

夜架「きっと下級生からは憧れの的でしょう。」

 

雪乃「ありがとう。けれどその下級生の人達は残念ね、その憧れの人が既に極道と結婚しているのだから。聞かれていたら大騒ぎね。」

 

八幡「まぁ言う必要も言う相手も居ないから、言いふらす事は無いだろうけどな。」

 

夜架「そうですね。」

 

八幡「あむっ………んっ、今日の弁当も美味いな。また料理の腕上げたんじゃないのか?」

 

雪乃「他の人達には負けていられないもの。」

 

狂三「八幡さん、食べ終わりましたら……いいでしょうか?」

 

八幡「分かってるよ。甘えたいって言いたいんだろ?別にいいぞ。」

 

 

八幡さんはお優しい方ですわ。これはもう八幡さんにたくさん甘えるしかありませんわね。

 

 

ーーー放課後ーーー

 

 

八幡「さぁ〜て、俺達も帰るか。雪乃は生徒会があるから一緒には帰れないから、仕方ないな。おしっ、行くぞ。」

 

狂三「はい、八幡さん。」ダキッ!

 

夜架「旦那様の腕に漸く………ふふふっ♡」ダキッ!

 

八幡「……まぁいいか。」

 

 

八幡さん、スルーしましたわね。前までなら『人前で抱き着くな。』っと言いそうでしたけれど、色々と吹っ切れたからかもしれませんね。

 

 

八幡「じゃあ行くぞ〜。」

 

狂・夜「はい♡」

 

 

ーーー通学路ーーー

 

 

八幡「……なぁ2人共、結婚してから親からは何も言われてないのか?」

 

夜架「?と言いますと?」

 

八幡「いや、特にこれと言っては無いんだが、少し気になってな。」

 

狂三「私は『漸く結婚したか!』とか、『兄弟とたくさん愛してもらうんだぞ!』のお言葉をいただきました。我が父ながら節操が無くてすみません。」

 

八幡「いや、狂四郎ならそう言うだろうな。夜架の方は?」

 

夜架「私は特にありませんでしたが……そうですね、『偶に神戸にも遊びに来なさい。』とは言われましたね。」

 

八幡「………そうか。」

 

狂三「八幡さん、今の質問の意図は?」

 

八幡「いや、特に意味は無いんだ。ただ、少し気になったから聞いてみただけだ。」

 

 

八幡さん、ご安心ください。私達2人の親は八幡さんとの結婚に反対の意は持ち合わせていませんわ。

 

 

 

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