めぐりside
八幡「ったく、何だってまた大学に来なきゃならねぇんだよ?学校見たからもういいってのに。」
陽乃「昨日も説明したでしょ?私とめぐりの友達が最近八幡君の事見てないって言うから、この大学の生徒が疑われているんじゃない。」
八幡「そんなのカミングアウトすりゃいいだろう?本当は高校生ですって。それで解決だろ?」
めぐり「でもね?陽さんの学校案内の時の事とか、私のサークルの事とかで八君って色々とこの大学で目立ってるから………多分高校生って言っただけじゃあ納得はしないと思うんだよね〜。」
八幡「……はぁ、面倒だ。まぁいい、早めに終わらせて俺は帰るからな。」
陽乃「えぇ〜そんなのつまんないじゃ〜ん!大学デートしようよ〜八幡君〜!」ダキッ!
めぐり「そうだそうだ〜!八君とデートッ!」ダキッ!
わぁ……久しぶりに腕に抱き着いたけど、やっぱり男の子の腕だなぁ〜。でも八君のは安心感もあるんだよねぇ〜。
八幡「おい、抱き着くな。目立つだろう。」
陽乃「何を今更。八幡君はもう目立ちまくりなんだよ〜?私達と歩いてる時点でね。」
めぐり「八君なら気付いてるでしょ?」
八幡「くそっ、分かってたのかよ………しかも分かっててやってるのかよ、随分とまぁ良い性格してんじゃねぇか。」
陽乃「ほらほら、早く大学デートに行こうぜっ!時は待ってくれないんだからさっ!」
めぐり「今日は私も陽さんも講義無いから、大学で遊び放題だからね!ほら八君ッ!」
八幡「へいへい。」
なんだかんだ言って付き合ってくれる八君。皆見てるなぁ〜……八君はカッコ良いし、陽さんは美人さんだもんね〜。私はちょっと見劣りしてるからね………
ーーー食堂ーーー
八幡「で?大学デートと言いながらこれは何だ?」
陽乃「ほら、目的は最初に達成しておかなくちゃ!皆、この前言ってた彼、この人でしょ?」
「そうそうこの人!いやぁカッコ良かったよね〜あの時のパンチとかキックとか、凄かった!」
「しかも雪ノ下さんとも良い感じだったしね〜。外のベンチに座りながら、顔近付けてたもんね〜?」
陽乃「別に意味なんて無いからね〜。」
「それでそれで?君に聞くよ?君の正体は?雪ノ下さんとはどのようなご関係で?今ってフリー?気になってる人って居る?」
はわわ、はわわわ……いきなり凄い質問してきてるよ!八君、どんな答えをするんだろう?
八幡「俺は高校生です、ちなみに今年で3年です。陽乃は俺の嫁です。後の2つの質問については今のを聞けば分かると思う。」
「嫁?あっははは、君ってば冗談上手いね〜!高校生にしては……良い……冗談を………マジ?」
陽乃「うん、マジ。」
「本当なの!!?雪ノ下さん、本当にこの人のお嫁さんなのっ!!?一体いつからっ!?」
陽乃「今月の8日から。」
「う、嘘ぉ………」
「じ、じゃあ隣に居るお下げのかわい子ちゃんは?も、もしかしてこの子も「うん、八幡君のお嫁さん。」えええええぇぇぇぇぇ!!!?」
陽さんっ!?そんな軽いノリで言っちゃってよかったの!?私心配だよぉ〜!
めぐり「は、陽さん!流石に今のをバラしたらマズいんじゃないですか?」
陽乃「うん?別にいいんじゃない?ね、八幡君?」
八幡「あぁ。事実だし、隠す事でも無いしな。それに、もしそれでこの2人に害を与えようものなら、俺は容赦しない、それだけだ。」
「わ、わぉ……まさかのハーレムだったとは。」
「けどこれはこれで中々……雪ノ下さんったら良い人を見つけちゃって………幸せになってね!」
陽乃「どの目線で話してるのさ………」
こうして、八幡君が高校生だっていう事を呆気無く私達の友達に伝えたんだけど、こんな反応を返されるとは思ってなかった。良い人達が多い?のかな?
めぐりsideout
八幡side
はぁ……変なのに付き合わされた気がするが、まぁいいだろう。こんな日もある。俺も帰るか。
有栖「あら?八幡さん、こんな所で奇遇ですね。」
八幡「……有栖か。散歩か?」
有栖「そんなところです。八幡さん、ご一緒しませんか?ちょうど一緒に歩いてくれる優しい殿方が欲しいと思っていたところなんです。」
八幡「俺は優しくねぇぞ。」
有栖「いいえ、優しいですよ。優しくないのはベッドの上だけです。」
八幡「余計なお世話だ。お前にだけ優しくないって事だったらどうする?」
有栖「ふふっ、八幡さんはSMプレイが好きなのだと解釈しておきます。」
八幡「よし決めた、お前に優しいプレイはしない。」
有栖「冗談ですので、それはやめてください。私も愛のある行為がしたいです。」
なら変な事言うなよ、めっちゃ話脱線したじゃねぇか。何の話だったか………
有栖「それで、ご一緒に散歩はいかがですか?」
八幡「あぁそれだった、まぁする事も無いからついていくわ。」
有栖「ありがとうございます。」
八幡「何に対しての礼なのかは知らんが、とりあえず受け取っておこう。」
有栖「では八幡さん、手を繋いで歩きましょう。」
八幡「手を繋ぐ、か………あぁ、分かった。」
有栖「……素直なのですね。」
八幡「これまでは腕に抱き着くしか無かったからな、逆にそれで良かったって思ってる。」
有栖「訂正します八幡さん、私も腕に抱き着きます。左腕、失礼しますね。」
八幡「………無駄な事言わなきゃよかった。」
有栖「それは私に抱き着かれるのが嫌だと?」
八幡「そんなわけねぇだろ、ありえない事言うな。嫁さん蔑ろにする旦那になってたまるかよ。」
有栖「ふふふっ、では参りましょう。」
八幡「行き先は任せたからな〜。」