やはり俺の極道生活はまちがっている   作:生焼け肉

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八幡「俺、別に部活動入ってねぇのに………」



八幡、初の依頼!

 

 

八幡side

 

 

工藤と会ってから本部や比企谷組、そして他の直系組織から襲撃を受けた報告は一切無い。勿論俺の組もだ。風間には引き続き、関西の神戸連合の動きを探ってもらっている。しかし最近になって思うのが、若頭兼組長って大変だ。母ちゃんが組長代行やってくれてるから良いけど、これが俺1人だったら絶対ぶっ倒れてる。そろそろ俺んとこの八十神会も人手を増やすかねぇ……

 

 

担任「おい比企谷、聞いているのか?」

 

 

おっと、現実から目を背けてはいけないよな。今俺は職員室に呼び出されて、担任教師の平塚先生の前に居る。因みに隣には狂三も居る。コイツも俺と一緒に呼ばれたからだ。その理由はというと………

 

 

平塚「何なんだ、この希望調査書は?」

 

八幡「いや、先生もご存知でしょう?だったら他に何書けって言うんです?」

 

平塚「そうだとしてもだ、見てみたい職場とかやってみたい職業とかは無いのか?」

 

八幡「俺は極道一筋です。」

 

平塚「はぁ………」

 

 

そう、俺の出した希望調査書はこんな感じだ。

 

 

第1希望:既に働いているようなものなので、希望はありません。取り敢えず何処でも良いです。

 

第2希望:以下同文

 

第3希望:以下同文

 

 

っていう感じだ。いやだって他にやりたい事なんて無いし、やろうと思った事も無いから、他に書きようが無い。ずっと組を受け継ぐ事しか考えてこなかったから。

 

 

平塚「時崎、君も同じかね?」

 

狂三「はい、私も八幡さんと同じです。八幡さんと一緒であれば何処でも構いませんわ。」

 

平塚「お前等は………得意な事を活かせる職に就こうとは思わないのかね?」

 

八幡「先生、それ言ったら俺の特技なんて人を脅すとか殴る蹴るですよ?」

 

平塚「………聞いた私が悪かった。」

 

 

何でそんな哀れんだ目で見るんですかね?別に良いじゃん!腕っ節が強い方が良いじゃん!まぁ比企谷組と八十神会は恐喝とかしないけどな!

 

 

平塚「もういい、君達は適当な所に入れておく事にする。後悔しても知らないぞ?」

 

八幡「別にいいですよ。」

 

狂三「構いませんわ。」

 

平塚「……お前達のその度胸、偶に羨ましく思えてくるよ。もう行っていいぞ。」

 

 

さて、俺らは何処にされる事やら………

 

 

ーーー特別棟・部室ーーー

 

 

狂三「雪ノ下さん、今日もいらっしゃるでしょうか?」

 

八幡「普通に考えているんじゃね?アイツが部活動休むとは思えねぇし。」

 

 

ガラガラ〜ッ

 

 

八幡「雪乃〜邪魔………してるから出直すわ。」

 

雪乃「待って、お願いだから待ってちょうだい比企谷君。ちょうど良いところに来てくれたわ。」

 

 

中に入ろうと思ったら、既にお客さんが居たから今日はやめようと思った矢先に雪乃に止められた。しかもそのお客さんが………

 

 

葉山「やぁ比企谷君、それに時崎さんも。」

 

 

葉山隼人だからだ。

 

 

ーーー数分後ーーー

 

 

八幡「………成る程な。つまりチェーンメールをなんとかして欲しいって事か?」

 

葉山「あぁ、何とかならないかな?」

 

八幡「いやさ、お前バカだろ?何でクラスメイトでも無い奴にそれ依頼してんだよ。俺だったら即お断りしてるとこだぞ?」

 

雪乃「それで比企谷君、解決方法は何かあるかしら?私は思いついた事を言ったのだけど、彼は納得しなくて………」

 

八幡「そんなの1つしか無いだろ。犯人突き止める以外に他があるのか?」

 

狂三「やっぱりそうなりますわよね………」

 

 

いや、そもそもどうしてこうなった?コイツのグループっていったら、毎回毎回騒がしいアイツ等の事だろ?誰だよこんな事書いた奴。

 

 

狂三「葉山さんは何か思い当たる節はありませんの?些細な事でも構いませんわ。」

 

葉山「いや、正直俺には見当もつかないんだ。アイツ等がこんな事をするとも思えないし。」

 

八幡「はぁ〜……なんかアホらしい。こんな事で頭使わされてると思うと気が滅入っちまう。こんなんだったら、何処の職場見学に行くのか考えていた方がよっぽどマシだな。」

 

雪乃「………比企谷君、今なんて?」

 

八幡「?アホらしい?」

 

雪乃「その後よ。」

 

八幡「何処の職場見学に行くのか考えた方がよっぽどマシの事か?」

 

雪乃「………もしかしたらそれじゃないかしら?1グループ3人だから、貴方のグループ内の男子は4人だから結果的には1人あぶれる事になるわ。それを誰かが阻止しようと考えたのなら………」

 

八幡「……成る程、理に適ってるな。だがそうなると犯人はこのグループの中の誰かって事になるぞ。そんでもって葉山は犯人探しは望んでないと来た。こっからどうするかだな。」

 

3人「………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

狂三「あの、もう既に解は出ていると思われます。何を悩んでいるのですか?」

 

雪乃「え?解が出ている?どういう事かしら?」

 

葉山「時崎さん、教えてくれないか?」

 

狂三「簡単です。葉山さんが1人になれば解決するのではありませんか?」

 

八・雪・葉「え?」

 

狂三「だって葉山さんはこの人とどうしても行きたい、そんな希望は無いのでしょう?」

 

葉山「あ、あぁ……」

 

狂三「でしたらこの3人に固執する必要は無いと思いますわ。なら葉山さん自身がこの3人から身を引けば、丸く収まるのでは?その場合、葉山さんは他のグループに吸収される事になりますが。まぁ3人の説得は葉山さんにしか出来ませんけど。」

 

葉山「うん、それが良い!俺がグループを抜ける事にするよ。ありがとう時崎さん。雪ノ下さんと比企谷くんも。」

 

 

こ、こんな簡単に解決しちゃった………え?行っちゃったけどいいの?責任取らんよ?

 

 

八幡「………なぁ、アイツのグループ大丈夫だと思うか?」

 

狂三「正直な事を言いますと、分かりませんわ。納得するかどうかはあの3人次第ですから。私はただ提案しただけに過ぎませんもの。」

 

雪乃「けど、漸く邪魔者が居なくなったわね。」

 

八幡「お前葉山の事を毛嫌いし過ぎだろ。じゃあ俺等もお邪魔だろうから行った方がいいか?」

 

雪乃「何を言っているの?貴方達は邪魔者ではないわ。いつでも来てくれて構わないわ。」

 

狂三「雪ノ下さんは好き嫌いのハッキリしているお方なのですわね。まぁ私も葉山さんの事は好きではありませんけど。」

 

 

………葉山、お前の居ない所で女子2人にフラれたぞ。残念だったな。

 

 

その翌日、葉山はグループを抜けて皆に説明しているところを遠目で見たが、どうやら説得には成功したようだ。別のグループに入っていたが、まぁ行くところは一緒だったみたいだから結果オーライだろう。

 

 

因みに俺等の見学先は千葉の幼稚園だった。極道が子供の相手するの?泣かせないか心配になってきたぞ………

 

 

 

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