やはり俺の極道生活はまちがっている   作:生焼け肉

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夏祭りの準備

 

 

八幡side

 

 

学生の楽しみの1つ、夏休みに入った。学生の本分は勉強だが、休みも必要だろう。まぁ勉強が嫌いな奴にとっては天国のような日々だろうな。嫌いなものから目を背けられるんだからな。だがそんな事は神様が許しても問屋が許さないだろう。

 

休み期間の課題というものがある。これは言ってしまえば、休み期間が終わるまでに終わらせてしまえはいいだけのものだ。だが勉強が嫌いな奴や、めんどくさがり屋な奴程、こういうものを後回しにしがちだ。え、俺?俺はもう既に大半は終わらせてある。だって期間に入る1週間前に渡す先生だっているんだぞ?終わらせた方が楽じゃん。だから俺があとやるべき課題はほんの僅かってわけだ。

 

俺にだってやりたい事があるからな、その時間に割く為にも、早めに終わらせるべきだと思っただけに過ぎない。それに今日、風間がこっちに帰ってくる。実に3〜4ヶ月ぶりの千葉なんだ、俺等の組も出迎えてやんないとな。

 

 

八幡「有栖〜、祭りの予算どんな感じだ?」

 

有栖「今のところは問題ありません。後は食材や調理器具、調味料を買っておけば大丈夫でしょう。」

 

倉田「お兄さ〜ん!もうすぐ業者さん来るって〜。ポリタンク10個来るからお金ちょうだ〜い!」

 

八幡「金勘定は有栖に任せてるから有栖に貰ってくれ。後タンクは日向に置いておくなよ?必ず日陰に置いておくんだぞ。」

 

倉田「は〜い♪」

 

 

アイツ、本当に分かってんのか?

 

 

???「おう、戻ったぞ組長。」

 

八幡「ご苦労さん、どうだった?」

 

???「はっ!出店場所選びなんざ、俺にかかれば造作もねぇよ。ホラよ、この場所が良かったんだろ?」

 

八幡「………あぁ、満足だ。流石と言っておく。屋台でも頼むぞ、龍園。」

 

龍園「言われるまでもねぇよ。」

 

「龍園さ〜ん!こっちお願いします〜!」

 

龍園「ったく、俺が居ねぇと何も出来ねぇのかアイツ等は………じゃあな。」

 

 

龍園翔。坂柳組から俺の組に移籍した1人だ。4部隊ある内の1つをまとめ上げている。上の立場の人間にも態度や喋り方を変えず、威厳も風格もあるからか、仲間からも慕われているようだ。その理由もあって、俺の組の舎弟頭に就任させた。

 

 

山奈「只今戻りました。」

 

不動「よぉ兄ちゃん!やってるか〜?」

 

八幡「おう、お前等の方はどうだった?」

 

山奈「残念ながら第1候補は前々から使っている常連の方が使われる予定でしたので取れませんでしたが、第2候補は抑える事が出来ました。」

 

八幡「充分だ。よし、ならお前らも準備だ。βチームを連れて屋台に向かっていいぞ。龍園、お前らγチームも準備出来たら迎え。」

 

龍園「そのつもりだ。お前等、今日は稼ぐぞ!売り上げが出費よりも低かったらタダじゃおかねぇ!」

 

 

そう言って龍園は軽トラの荷台に乗って、運転手に指示を出して出発した。

 

 

不動「うし、ならあたし等も行こうぜ大将!龍園共には負けてらんねぇぜ!」

 

山奈「……そうですね、では行きますよ。では一ノ瀬さん、我々に出来るのはここまでです。後のチームの指揮は任せましたよ。」

 

一ノ瀬「了解。どうもありがとう!じゃあ皆〜、準備出来たら行くからね〜!忘れ物しないように確認してね〜!」

 

 

一ノ瀬帆波。龍園との同じで坂柳組から来た奴だ。4部隊あるうちの1つ、βチームのリーダーをしている。4部隊の中での統率力は随一と言っても良いだろう。意外と戦術家で小回りの利く多種多彩で奇抜な作戦をも思いつく。劣化版有栖のような感じだ。龍園と同じで舎弟頭に就任させた。

 

 

一ノ瀬「じゃあ組長!私達も行きますね〜!」

 

八幡「おう、頑張れよ。」

 

一ノ瀬「お互いに、ですよね?」

 

 

一ノ瀬も車に乗ると、そのまま会場へと向かった。

 

 

八幡「……俺等も負けてらんねぇな。よしお前等、準備準備!やるからには1番だ!」

 

『はいっ!!』

 

 

まぁ聞いてて分かると思うが、今俺等は今日行われる夏祭りの出店準備をしている。さっき紹介した2チームと他にもう2チームと、俺等のチームで合計5部隊に分かれている。俺らも自分達の力で金稼がないといけないしな。

 

当然の話だが、メニューはそれぞれ違う。俺らはお好み焼きを作るが、他の連中はたこ焼き、焼き鳥、東京カステラ、綿アメで攻めるようだ。

 

 

狂三「八幡さん、こちらは準備完了していますわよ。後は出店場所に行って取り付けるだけですわ。」

 

八幡「よし……じゃあ俺らも準備出来たな。倉田、ポリタンク8個来たか?」

 

倉田「うん、来たよ〜。もうお兄さんのチームの2つだけ。もう皆持って行っちゃったから。」

 

 

早いな………皆もしかしなくても、祭楽しみなんじゃねぇの?

 

 

八幡「じゃあ俺等も向かうか。あっ、有栖、倉田、山奈、赤崎、留守番頼むな。もし何かあったら連絡してくれ。」

 

 

有栖「分かりました。行ってらっしゃいませ、八幡さん。」

 

山奈「なるべくこちらで対処出来るように頑張ります。もし出来なければ、その時はお願いします。」

 

赤崎「楽しんできてくださいね。」

 

倉田「お土産、お願いしま〜す♪」

 

 

さぁて、売って売って売りまくってやる!!

 

 

 




【よう実】から新たに龍園翔と一ノ瀬帆波を出しました!
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