やはり俺の極道生活はまちがっている   作:生焼け肉

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暇つぶし

 

 

八幡side

 

 

おぉ~もう屋台が並んでる。まぁ今の時間帯じゃあ客はまだそんなに居ないだろうな。なんせ真昼間だしな。店は並んでてもやってるところは少ないだろうな。準備中ってところだろう。

 

 

福原「若様、当機はお好み焼きに専念すればよろしいのですね?」

 

八幡「ん?あぁ、そうだな。交代しながらやっていくからな。お前も祭りを楽しみたいだろ?」

 

福原「いえ、私は別に……「もしかしたら刀剣が置いてある店があるかもしれないぞ?」お祭り凄く楽しみです。若様、一緒に楽しみましょう。」

 

 

扱いやすい奴だな……それとよく考えろよ。祭りの景品に真剣置く店なんてあるわけねぇのに。

 

 

神無月「……若様、豚玉とチーズソースとイカとエビ、用意したわ。」

 

八幡「おう、ご苦労さん。手の出しやすいところに置いておいてくれ。」

 

神無月「……分かったわ。中濃ソースとマヨネーズも此処に置いておくわ。」

 

八幡「あぁ。」

 

 

……神無月は本当に表情変えないな。福原でも刀剣見せたらメッチャ変わるのに。コイツは何を見せたら表情変わるんだ?

 

 

狂三「八幡さん、大方の準備は終わりましたわ。後はどうしましょうか?」

 

八幡「じゃあ集合時間は4時〜4時半の間にしよう。その中で様子を見つつ売っていこう。客がいるようだったら、俺の作戦で行くからな。その時は不動、頼んだぞ。」

 

不動「よし来た若様!取り敢えず美味いって感情を出しまくればいいんだよな?」

 

八幡「あぁ、思い切りやってくれて構わない。」

 

不動「じゃあよ、倉田連れて来てもいいか?こういうのはアイツの方が得意そうだしな。」

 

八幡「………確かにそうだな。分かった、その時だけ倉田を連れて来い。とびきり美味いお好み焼き作ってやるから来いってな。」

 

不動「食いもんで釣るなよな。まぁでも分かったぜ。伝えておくぜ。」

 

八幡「おし、それじゃあ各自解散!4時〜4時半の間までは自由行動だ。遅れるなよ。」

 

 

ーーー解散後ーーー

 

 

八幡「とは言っても、集合時間まで暇なんだよな。組の仕事も殆ど終わっちまったし、最近は白石組の連中も比企谷組のシマに来ねぇし、まぁ来ない方が良いんだけどよ。」

 

 

散歩でもするか?いや、それを言うなら毎日の見回りが散歩みたいなもんだしなぁ………祭りに輩が現れたら対処くらいはするが、今は祭りの時間では無い。あぁ……暇だ………平和だ………いや、平和なのは良い事か。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

秋乃「そちらに居らっしゃるのは……もしや比企谷さんですか?」

 

八幡「………え?」

 

 

芝生に寝転んでいた俺は身体を起こして声のした方に振り向くと、雪ノ下建設社長の雪ノ下秋乃さんがいた。

 

 

八幡「あぁ、雪ノ下さん。ご無沙汰しております。すみません、お見苦しいところを。」

 

秋乃「いえ、構いませんよ。ところで比企谷さんは何を?お休みになられていたご様子ですが?」

 

八幡「えぇ、まぁそんなところです。自分の組も総出で屋台を出す事にしまして、その準備が終わって自由行動にしたのは良いものの、暇を持て余していまして……このようなところを見られるとは、お恥ずかしい限りです。」

 

秋乃「構いませんよ。寧ろホッとしました。」

 

八幡「?」

 

秋乃「貴方のそのような子供らしい一面を見られた事です。年相応、と言うのでしょうか。私がいつもお会いする比企谷さんはスーツを着ている大人の姿だけですから。」

 

 

あぁ~……確かにそうだな。俺、雪ノ下さんの前ではスーツ以外で会った事ねぇや。

 

 

秋乃「そうそう、今から家に1度戻る予定なのですが、比企谷さんさえよろしければ我が家に来ませんか?おもてなしいたしますよ?」

 

八幡「……よろしいのですか?」

 

秋乃「えぇ。今家には雪乃と執事の者しか居ませんから。陽乃は大学です。きっと雪乃も喜ぶでしょうし、いかがでしょうか?」

 

八幡「……では、お言葉に甘えさせていただきます。」

 

秋乃「はい、承りました。ではこちらです。」

 

 

ーーー雪ノ下家ーーー

 

 

『おかえりなさいませ、奥様。いらっしゃいませ、お客様。』

 

秋乃「只今戻りました。都築、雪乃を呼んでいらっしゃい。場所は居間で構わないわ。」

 

都築「畏まりました。」

 

秋乃「では比企谷さん、こちらです。」

 

八幡「はい。」

 

 

もう4回くらい集金に来てるから、この家のデカさにも慣れちまったよ。慣れってやっぱ怖いね。

 

 

ーーー居間ーーー

 

 

取り敢えず俺と雪ノ下さんは用意された紅茶を飲みながら雪乃が来るのを待っている。

 

 

コンコンッ

 

 

都築『奥様、雪乃様をお連れしました。』

 

秋乃「入って構いません。」

 

都築「失礼いたします。」

 

雪乃「母さん、一体どうしたの……って比企谷君?どうして此処に?」

 

八幡「暇を弄んでいたら、家に招待された?」

 

雪乃「何故疑問形なのよ?」

 

八幡「俺にも分からん。」

 

雪乃「はぁ………それで母さん。どうして彼を?連れて来た理由は分かったけれど。」

 

秋乃「えぇ。私はふと疑問に思ったのですが、貴女達の出会ったのですか?私が初めてお会いした時のお2人は既に良好な関係を持っていたようなので。貴方達の出会いを知りたくなりました。聞かせてもらえませんか?」

 

雪乃「それは別にいいけれど、そんなに面白い話ではないわよ?」

 

秋乃「構いませんよ。そこから今になるまでのお話も聞かせてもらいますので。」

 

 

おぉ……これは長くなりそうだが、暇潰しには良いかもな。

 

 

 

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