やはり俺の極道生活はまちがっている   作:生焼け肉

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美人補正?と好意

 

 

八幡side

 

 

「お兄さん、豚玉2つちょうだい!」

 

「俺には普通のとチーズ入りを!」

 

「エビ入り3つ、お願いしま〜す!」

 

八幡「あいよ〜!福原、俺がエビと豚やるからお前は普通とチーズ頼む!」

 

福原「了解しました。」

 

神無月「……お待たせしました、普通2つで600円です。」

 

「じゃあこれで。」

 

神無月「……はい………400円のお返しです。」

 

不動「毎度あり〜!また来てくれよなっ!」

 

 

……こりゃちょっとやり過ぎたか?最初に雪ノ下さん達にお好み焼きを無料提供する話になって、お好み焼きを作ったんだが、3人が俺の作ったお好み焼きを食べた瞬間、すっげぇ幸せそうに食べるもんだから、それにつられて客がどんどん来ちまった。

 

3人は美人だから、食べてるだけでも絵になる。その3人が幸せそうに食べている光景が他の客を呼んだのだろう。その客が他の客を、他の客が更に他の客を、とこのように次々と列になっていっているのだ。だから俺も福原も焼き上がったら次の品に手をつけている。それが何のお好み焼きでもいいからとりあえず作っている。俺がエビと豚とイカで、福原には普通とチーズをやってもらっている。神無月には会計をして貰って、不動は………客寄せをしてもらおうと思ったんだが、幸先が良過ぎてその必要も無い。だからとりあえずまた来てくれの挨拶をしてもらっている。

 

 

不動「それにしても若、すっげぇ列だぜ!まだ終わりが見えねぇよ。どんだけ人呼んだんだ?」

 

八幡「俺等が呼んだわけじゃねぇよ。雪ノ下さん達の影響がとんでもねぇだけだ。」

 

神無月「……でも、若様の腕が良いのもある。試食した時だって美味しかったもの。」

 

八幡「そう言ってくれると、嬉しいってもんだ……よっ!うし、豚玉2つ上がり!後、イカとエビも2つずつ上がったぞ!」

 

 

まだまだ客は居る。この調子で捌いていけば何とかなるな。しかし終わりくるのかねぇ?交代出来るのか?そこがちょっと心配。

 

 

八幡sideout

 

狂三side

 

 

狂三「それで雪ノ下さん、お目当ての物は見つかりましたの?」

 

雪乃「無いわね……比企谷君からはお祭りなんだからあるかもしれないと言われたから少し期待したのだけど、そう簡単には見つからないわね。」

 

狂三「そうですの………ところで、雪ノ下さんは一体何をお探しになっているんですの?私、まだそれをお聞きしていなかったものですから。」

 

雪乃「………パンダのパンさんよ///」

 

狂三「あらあら、随分と可愛らしい物がお好きなのですね。私は良いと思いますわよ、何よりもあの目が八幡さんにそっくりですもの♪」

 

雪乃「そ、そうね………(やっぱり比企谷君が基準なのかしら?時崎さんは少し掴みづらい人だから、よく分からないわ。)」

 

狂三「雪ノ下さん、1つお聞きしたい事があるのですが、お聞きしても?」

 

雪乃「えぇ、何かしら?」

 

狂三「雪ノ下さんは、八幡さんに好意を抱いているという事でお間違いないでしょうか?」

 

雪乃「………」

 

 

これは大切な事ですわ。あまり人のプライバシーに関わる事は聞きたくありませんが、八幡さんに害をなす者には私は容赦しません。それに、ただの興味で八幡さんに近付かれても迷惑なだけです。雪ノ下さんに限ってそれは無いと思われますが、確認は大事ですわ。

 

 

雪乃「………そうね、私は比企谷君が好きよ。今までにこんな感情を持った事が無いもの。最初は私よりも勉強が出来て運動も出来る人だという認識だったけれど、彼と居る時間が増えるにつれて、比企谷八幡っていう人間に惚れてしまったのだと思うわ。いつから、なんて分からないけれど、彼の事が異性として好きになっていたのは事実ね。」

 

狂三「………そうですの。」

 

雪乃「何故、そんな事を?」

 

狂三「いえ、大した理由ではないのですが、もしも八幡さんに抱いているのがただの興味だったら、関わるのをやめてもらおうと思っていたのですが、その必要も無いようですわね。」

 

雪乃「ふふっ、極道関係者にただの興味で近付くなんて、誰にも出来る事ではないと思うけれど?」

 

狂三「それもそうですわね。」

 

雪乃「それはそうと、貴女もいつも比企谷君と一緒に居るけれど、何か関係があるのかしら?」

 

 

………雪ノ下さんには問題ありませんわね。私の正体を言っても。

 

 

狂三「あぁ……そういえば私の事を教えていませんでしたわね。では改めて……八幡さんが総代をしている組八十神会若頭の時崎と申します。」

 

雪乃「……そう、貴女も極道だったのね。」

 

狂三「そういう事ですわ。だから学校では私が八幡さんの護衛、という事になっていますの。」

 

雪乃「これで貴女が比企谷君と距離が近い理由も納得出来たわ。いつも比企谷君の隣に居るものね、羨ましい程に。」

 

狂三「でしたら雪ノ下さんも八幡さんのお隣に行けばいいと思いますわよ。私は八幡さんの右隣を歩いていますが、左隣はまだ空席ですから。」

 

 

あまり敵に塩は送りたくはないのですが、今の雪乃さんはあまり脅威ではありませんわ。少しの塩なら上げてあげても構いませんわよね。

 

 

 

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