やはり俺の極道生活はまちがっている   作:生焼け肉

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新たな立案

 

 

狂三side

 

 

八幡さんが総代を一時休養した翌日。今日の6時間目で文化祭の実行委員やクラスの出し物、役割等を決める時間が来ました。昨日八幡さんからお聞きしたので、八幡さんが委員に入るのはほぼ確定ですわね。何故なら、先にクラスの出し物や役割を決めてしまっていて、後は男女1人ずつ決めれば良いだけだからですわ。

 

まぁ私的にはクラスの出し物に関しては、あまり協力できそうにはありませんが、それはそれで構いませんわ。八幡さんのお手伝いをして差し上げれば良いことですもの。それにもし、実行委員に女子が名乗り出なければ……考えもありますもの。ふふふふっ♪

 

 

委員長「では、次に移ります………文化祭実行委員に立候補してくれる人は居ませんか〜?」

 

 

………来ましたわね。

 

 

八幡「それ、俺がやってもいいか?」

 

委員長「っ!?ひ、比企谷君が?」

 

八幡「あぁ、不服か?」

 

委員長「う、ううん!そういうわけじゃないけど……何で?面倒くさい仕事なのに。」

 

八幡「プライベートな事もあるから詳しい事は言えないが、割とPC作業は得意だし、こういうのをやってみたかったっていうのもある。それに1番の理由はこのクラスだ。俺がこのクラスに居たら、ほぼ確実に雰囲気悪くなると思ってな。自分で自分を非難するわけじゃないが、邪魔者は居なくなろうって思っただけに過ぎねぇ。」

 

 

八幡さん………そこまでクラスの事を思っていたのですね。存在すらどうでもいい筈のクラスの事を考えての行動ですのね!

 

 

八幡「つ~わけだ。どうだ?」

 

委員長「……比企谷君、ありがとう!じゃあ男子は比企谷君に決定!じゃあ女子の方を決めたいんだけど……誰か居る?」

 

 

……問題はここですわね。予想通りですわ、八幡さんが立候補した影響からか、女子には立候補する気配すらありませんわね。寧ろ恐怖、怯えといった感情が見えますわ。八幡さんがヤクザという理由で充分過ぎますけれど。ですがこれで作戦を実行しやすくなりましたわ。

 

 

委員長「………やっぱ「では私が立候補してもよろしくて?」と、時崎さんっ!?」

 

八幡「っ!?」

 

狂三「誰も立候補が居ないのであれば、よろしいですわよね?」

 

委員長「……そうね。時崎さんなら比企谷君とも一緒に居るからやりやすいかも。じゃあ女子は「ちょっといいかい?」……?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

葉山「少し待ってほしい。」

 

 

………思わぬところで邪魔が入りましたわ。まさかこんなタイミングで声を上げるなんて思いもしませんでしたわ。

 

 

葉山「別に立候補するのは構わないんだけど、俺は時崎さんにはクラスの出し物に顔を出してもらいたいんだ。理由はちゃんとある。時崎さんはいつも比企谷君と一緒に居るから、クラスメイトとは接点があまり無いと思う。だからこれを機にクラスメイトとの交流を深めて、仲良くしていけたらって思っているんだ。」

 

狂三「………葉山さん、貴方の意見を否定するつもりはありませんけれど、私の他に実行委員をやりたい人が居まして?」

 

葉山「っ…それは………」

 

狂三「それに私が転校してから1日目に申し上げた筈ですが、お忘れになりまして?でしたらもう1度言いますわ。私はわざと他人の名前や名字を間違えるような方達と仲良くしたくはありませんの。中にはそうでない方も居らっしゃいますが、その事を八幡さんに謝りもせずに生活している方々と仲良くするだなんて、私には考えられませんわ。」

 

 

私がこの発言をした転校初日と同じ空気になりましたわね。ですが私はこの考えを変えるつもりはありませんわ。だって私はこれを間違っているとは思っていませんもの。

 

 

狂三「それで葉山さん、他に何かありまして?」

 

葉山「………いや、何も無いよ。」

 

狂三「そうですの?では委員長さん、私が実行委員でもよろしくて?」

 

委員長「は、はい!」

 

 

ふふふっ、予想外な事が起きましたが、問題なかったようですわね。

 

 

ーーー放課後ーーー

 

 

八幡「おい狂三、どういう事だ?」

 

狂三「八幡さん、分かっておりますから落ち着いておくんなまし。説明もいたします。昨日の幹部会が終わった後、八幡さん抜きで話し合ったのです。」

 

 

ーーー回想・幹部会終了後ーーー

 

 

坂柳「……皆さん、八幡さんの意見は可決に終わりましたが、いかが思われますか?」

 

狂三「明日の6時間目に実行委員やクラスの出し物を決める時間があるのですが……正直に言いますと、八幡さんが立候補すると他の方々は立候補しなくなると思われますわ。」

 

坂柳「やっぱりそうですか……」

 

龍園「良くも悪くもあの野郎は目立ってるからな、無理もねぇんじゃねぇか?」

 

狂三「そこで私に考えがあります。もし女子の実行委員で立候補が居なかった場合、私がやりますわ。当然皆さんには迷惑をかけますが、八幡さんの負担を減らすためですわ。」

 

坂柳「……良い考えですわ。ではこうしましょう、時崎さんも一時休養。総代代行に私坂柳が入ります。若頭代行に浅見さん、他は先程と同じです。」

 

 

全員に聞いたところ、特に反対も無かったので、この意見は可決になり、私は女子に名乗りが居ない場合、実行委員に立候補する事になったのです。

 

 

ーーー回想終了ーーー

 

 

狂三「……というわけですわ。」

 

八幡「俺の為とはいえ、俺に報告も無しにそんな事をするなよ、驚いただろう。」

 

狂三「申しわけありません。このお詫びはベッドの上でねっとりと「ヤラねぇよ。」………っ!まさか学校がお望みなのですか?」

 

八幡「ヤラねぇっつってんだろ!お前は俺を何だと思ってやがる?年がら年中盛ってる発情期の猿じゃねぇんだぞ。」

 

狂三「勿論冗談ですわ♪」

 

八幡「………………知ってた。」

 

 

 

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