やはり俺の極道生活はまちがっている   作:生焼け肉

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文化祭、開催!!

 

 

ーーーーーー

 

 

文化祭当日となり、全校生徒が体育館に集合している。そして現時刻は9時56分。文化祭の開催時刻の4分前となっていた。文化祭の準備は滞り無く進み、当日まで特に問題も無く進められた。しかもデスクワーク作業が3日前に終わり、委員会もクラスの出し物の参加に協力出来た点は大きいだろう。これも全て雪ノ下雪乃の手腕によるものだろう。そして間も無く、文化祭が行われようとしている。

 

 

八幡「開演3分前、開演3分前。各自の状況を副委員長に伝えてください。」

 

 

『照明問題なーし!』

 

『こちらPA、問題無いです。』

 

『楽屋裏、キャストさん準備やや押しです。けど、出番までには間に合いそうです!』

 

 

本牧「了解。ではキュー出しまで各自待機。」

 

 

座っている生徒は待ち切れない様子でソワソワしながら友人と話したり、ステージを凝視したりしていた。ステージ前の観客席側で待機している八幡はカンペを持ちながら待機していた。委員長である雪乃が開催の挨拶をするのだが、万一スローガンを忘れた時の為である。

 

 

八幡「開始10秒前……9……8……7……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして0になった。

 

体育館に設置してあるスポットライトが体育館ステージに向かって当てられると、そこには生徒会長の城廻めぐりが立っていた。

 

 

めぐり「お前ら、文化してるかぁ〜!?」ポワポワ~

 

 

〜〜〜!!!!!

 

 

めぐり「千葉の名物、祭りと〜?」

 

 

踊り〜〜〜!!!!!

 

 

めぐり「同じ阿呆なら、おどらにゃあ〜?」

 

 

Sing a Song〜〜〜!!!!!!

 

 

八幡(よくもまぁこんだけ盛り上がれるもんだ……俺、このテンションは一生ついていけねぇな。)

 

 

オープニングセレモニーとして、チア部やダンス部がステージで踊りを披露して生徒達を盛り上がらせた。会場のボルテージはMAXに達していた。

 

 

『こちらPA、間も無く曲消えます。』

 

「了解。雪ノ下委員長スタンバイします。」

 

 

めぐり「では次に文化祭実行委員長より挨拶です。委員長、お願いします。」

 

 

八幡(雪乃に限って緊張とか焦りは無いとは思うが、万が一があったらフォローするか。)

 

 

雪乃「皆さんこんにちは、文化祭実行委員長の雪ノ下です。今年のスローガンは先程皆さんが会長と仰ったように『千葉の名物、踊りと祭り!同じ阿呆なら踊らにゃ♫Sing a Song♪』です。なので皆さん、この文化祭………踊って歌って楽しんでください!!』ニコッ

 

 

〜〜〜〜〜ッ!!!!!!!!!!

 

 

八幡(さっきよりもでけぇ声だな……雪乃の演説とあの笑顔の効果だな。でなけりゃ無理だ。)

 

 

雪乃「只今をより、第○○回、総武高文化祭を開催します!」

 

 

こうして、総武高校の文化祭は完璧なスタートで幕を開いた。

 

 

ーーー開演セレモニー後ーーー

 

 

「委員長、お疲れ様でした〜!」

 

「凄かったです!」

 

「お疲れさん〜!」

 

雪乃「ありがとうございます。」

 

狂三「お疲れ様ですわ、雪乃さん。素晴らしい演説でしたわよ。」

 

雪乃「ありがとう時崎さん。」

 

八幡「文句無しの開会式だったな。」

 

本牧「あぁ。このまま順調に進めば、今年の文化祭も大成功だな。」

 

八幡「あぁ、そうだな。じゃあ委員長、指示出ししてくれ。」

 

雪乃「……では各自、係で決められた時間があると思うので、その通りに動いてください。担当以外の時間は自由に校内を回って結構です。それではエンディングセレモニーまで解散とします。今日まで頑張ってきた分、存分に楽しんでください。」

 

 

オォーー!!

 

 

八幡「狂三は写真だったな。頑張れよ。」

 

狂三「えぇ。最高の八幡さんを写真に納められるように努力しますわ。」

 

八幡「俺じゃなくて色んな奴を撮れ。まぁ冗談だとは思うが、嫌がられない程度にな。」

 

狂三「分かっていますわ、では後程。」

 

八幡「………さて、俺は何処から「ひ、比企谷君。」ん?どうした?」

 

雪乃「えっと……文化祭、一緒に見て回ってもいいかしら?私、どのクラスが何をしているかは把握しているのだけれど、今の学校の状態だと、そこまで辿り着けるかどうか分からなくて………」

 

八幡「あぁ〜お前方向音痴だもんな。分かった、俺の仕事が始まるまでは付き合おう。」

 

雪乃「っ!えぇ、お願いするわ。(本当は問題無いのだけれど、ものは言いようね。)」

 

 

そして2人も体育館の舞台裏を出た。その後ろ姿を見ていた残りの実行委員はこう思っていた。

 

 

(あの2人って付き合ってるの?)

 

 

そしてその後ろ姿を面白くなさそうに見つめているのが、めぐりと狂三だった。

 

 

めぐり(むぅ〜私が誘おうと思ってたのに……いいもん!比企谷君がお仕事の時間になったら、私が一緒に回るんだから!)

 

狂三(やりますわね、雪乃さん。ですが、この程度で優位に立ったとは思わない事ですことよ?文化祭は始まったばかり。私にもチャンスは幾らでもありますわ。)

 

 

この2人も雪乃と同じ考えで、八幡と同じ時を過ごそうとしていたようだが、雪乃に出し抜かれてしまった為に単独での行動を余儀なくされた。だがそれでも、八幡と過ごすのは諦めていない様子だ。

 

 

こうして文化祭は平和(ある意味波乱も含めた状態で)に始まった。

 

 

 

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