やはり俺の極道生活はまちがっている   作:生焼け肉

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写真館と撮影会

 

 

八幡side

 

 

八幡「………」

 

雪乃「………」キラキラ

 

 

はい、皆さんこんにちは。俺と雪乃は今1年のクラスから雪乃の行きたいクラスの出し物を見て回っているんだが、そのうちの1つの写真館で止まっている。その理由は猫の写真を入れてあるアルバムに雪乃が釘付けだからだ。写真を見るのは構わないのだが、30分も放置させられると流石に退屈になってくる。そろそろ俺も行動したいんだが………

 

 

「あの……すみません、比企谷先輩ですよね?」

 

八幡「ん?俺の事知ってるのか?」

 

「は、はい!有名なので。」

 

八幡「そうか……んで、なんか用か?」

 

「えっと、あの噂は本当なのかなって思って……比企谷先輩がヤクザだっていうのが。」

 

 

あぁ〜そういや俺がヤクザだっていうのはクラスメイトの奴らは知ってるが、見てない奴らはそれを嘘だとかデマだって言ってる奴も多いからな。俺としてはどうでも良いけど。別に何かの行動に支障があるわけじゃねぇし。

 

 

八幡「あぁ、本当だぞ。まぁ俺自身そんな風に見えないようだから、ナメられることも多いけどな。」

 

「そうなんですか……じゃあ、あの……言いにくいんですけど、カツアゲとかもしたり?」

 

八幡「そこらの不良と一緒にするなよ……ちゃんと働いた金で飯食ってるよ。」

 

「ケンカとかも本当にするんですか?」

 

八幡「そうだなぁ………まぁするっちゃあするな。ここ最近はあんまねぇけど。なんでそんな事聞くんだ?ヤクザが気になるのか?」

 

「ちょっとだけ……」

 

八幡「そうか……入る気でいるのならやめておけ。この世界は上が絶対だ。逆らったら殺されても文句は言えない世界だ。まぁヤクザになりたい奴なんてそうそういないとは思うけどな。」

 

「い、いえ、そこまでは………」

 

八幡「ん、ならいい。」

 

 

にしても雪乃の奴、のめり込み過ぎだろ……まだ終わらんのですか?

 

 

ーーー数十分後ーーー

 

 

雪乃「……んんっ、ごめんなさい比企谷くん。少し夢中になってしまったわ。」

 

八幡「うん、ちょっとどころじゃないからな。30分以上も見てたからなお前。」

 

雪乃「そ、そう……ごめんなさい。退屈させてしまったわね。」

 

八幡「いや、大丈夫だ。それよりも次の店に行かないか?次は何処だ?」

 

 

ーーー廊下ーーー

 

 

雪乃「それじゃあ向かいましょう。次は2年のクラスだから、階は1つ下になるわ。」

 

八幡「おう、そうみ「委員長〜!」たい……何だあいつ?叫びながら来たぞ。」

 

「はぁ……はぁ……い、委員長!体育館の有志の事なんですが、次の団体が必要な機材を忘れていたみたいで、学校のを貸してもらいたいみたいで!僕らでは対処し切れないので、来てください!」

 

雪乃「………分かったわ、案内して。」

 

 

嵐のように行ってしまったな……だが、これで1人か。特に何かを見る予定はなかったが、何をしたら良いもんかねぇ………

 

 

八幡「ん……コスプレ撮影会?クラスの出し物は全く見てなかったが、こんなのもやってるんだな。少し覗いていくか。」

 

 

ーーーコスプレ撮影会・教室内ーーー

 

 

八幡「………」

 

カナエ「こんな感じかしら〜?」

 

しのぶ「なんで私まで……」

 

カナヲ「………」

 

 

何でいるんだ?しかも三姉妹全員集合じゃねぇか。まさかとは思うが、来るのを計画していたとか?

 

 

しのぶ「う〜ん……やっぱり姉さん、私「ダメよしのぶ〜。お姉ちゃんと約束したじゃな〜い。」うっ……そ、そうだけど……」

 

カナエ「折角カナヲもこうやって来てくれているんだから皆で撮らなきゃ意味無いじゃない!私は皆で撮りたいなぁ〜。ね、カナヲ?」

 

カナヲ「………」

 

カナエ「あ〜ぁ、まだダメかぁ……八幡さんならすぐ反応してくれるのに。」

 

 

……………

 

八幡「……なぁ、俺も参加したい。幾らだ?」

 

「え?300円です。」

 

八幡「よし、ちょうどな。んじゃ入らせてもらうぞ。着替えもさせてもらうからな。」

 

「え?は、はい!」

 

 

さて、少し驚かすか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カナエ「もうしのぶったら!早く写真撮りましょうよ〜!駄々をこねてもお姉ちゃんの気持ちは変わらないわよ!」

 

しのぶ「駄々はこねてないわよ!」

 

カナヲ「………」

 

八幡「カナヲ」コゴエ

 

カナヲ「?……っ!はちむぐっ!」

 

八幡「静かに……いいか、今からあの2人にドッキリを仕掛ける。カナヲは俺の言った言葉を2人に言ってくれ。」

 

カナヲ「………」|コクコクッ

 

八幡「よし、じゃあ………」

 

 

ーーー5分後ーーー

 

 

カナヲ「……ね、姉さん。」

 

カナエ「っ!!!カ、カナヲ!?ごめんなさいね〜しのぶがわがままで〜……」

 

しのぶ「なっ!?わ、私のせいにしないでよ!」

 

カナヲ「時間が、掛かりそうなら……私、先に撮って行きたい場所に行きたい。」

 

 

カナエ(カ、カナヲがわがまま言った!!!嬉しいわ!初めてカナヲがお姉ちゃんに何かを言ってくれたわ!!もぉ〜可愛い!!)

 

 

カナエ「そ、そう?ごめんなさいね?じゃあ先に撮って行っててもいいわ。皆で撮るのはまた後でにしましょうか。」

 

しのぶ「撮るのは確定なのね………」

 

カナヲ「………八幡、一緒に撮る。」

 

八幡「ん、やっとか?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カナエ/しのぶ「「………………え?」」

 

 

おっ、驚いてるな。まぁドッキリは成功だろう。

 

 

八幡「じゃあ撮るか。」

 

カナヲ「うん。」

 

 

俺とカナヲは撮影場所に向かって写真を撮ってもらった。うん、良い感じだな。

 

 

カナヲ「良い写真が撮れた……ありがとう八幡。」

 

八幡「気にすんな。じゃあ俺はそろそろ「八幡さ〜ん、私とも撮りましょう♪」カナエさん……」

 

しのぶ「は、八幡……私とも撮って///」

 

カナエ「えぇ〜しのぶはさっきまで嫌だって言ってたじゃない!あとで撮るんじゃなかったの?」

 

しのぶ「き、気が変わったのよ!」

 

カナエ「もう、しのぶったら〜……けど、本当は分かってるから良いんだけどね〜♪それよりも八幡さん、写真!お願い♪」

 

八幡「……まぁ別に良いですけど。」

 

カナエ/しのぶ「やった♪(やったわ!)」

 

カナエ「それに八幡さんのコスプレ、素敵よ♪私たちに合わせてくれたのかしら?」

 

八幡「偶々ですよ。」

 

 

俺が着ているコスプレは………

 

鬼滅○刃の隊服

亀甲模様の羽織(色は黒と白)

刀の帯刀有(色は灰色)

 

 

って感じだ。誰かこのクラスの奴で洋服屋の奴でもいたのか?すげぇ凝ったデザインだな。

 

けど3人のデザインも中々良い。

 

 

カナエはアニメと同じ。

しのぶはカナエ生存時の服装。

カナヲは隊服に白の羽織り?マント?

 

全員隊服は着ています。

 

 

カナエ「それじゃあ八幡さんも居るから、皆1人ずつ八幡さんと一緒に写真を撮って、その後に皆で撮りましょう♪きっと良い写真になるわ〜♪」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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