八幡side
カナエ「ふふふっ、写真が撮れて良かったわ〜♪しのぶとカナヲもそう思わない?」
しのぶ「えぇ、撮れて良かったわ。」
カナヲ「………」
カナエ「それじゃあ次に行きましょうか〜♪」
八幡「楽しんでくれたようで何よりです。じゃあ俺はこれで、文化祭楽し「何おかしな言ってるのよ八幡。」……え?何が?」
しのぶ「八幡も一緒に決まっているでしょ。何で立ち去ろうとしてるのよ。」
カナエ「そうよ八幡さん、1人寂しく文化祭を回るなんて悲しいわ。私達と一緒に回りましょう。」
八幡「いや、俺は一応文化祭の実行委員なんで……あまり時間が……って何だカナヲ。」
カナヲ「………」ギュ-!
カナヲが俺の腕に抱き着いてきた。この腕は離さないとばかりに力を入れている。
八幡「あのなぁ………」
カナエ「いいじゃない!一緒に回りましょう♪」
しのぶ「そうよ八幡。カナヲだって八幡から離れてくれなさそうだし、一緒に回りましょう。」
カナエ「そう言うしのぶも八幡さんと一緒に居たいのよね〜♪」
しのぶ「ね、姉さん!余計な事を言わないでよ!」
………余計な事であっても、一緒に居たいというのは否定しないんだな。
八幡「はぁ……分かりましたよ、一緒に行動します。ですが時間になったら俺は行きますからね。」
カナエ「それでいいわ。カナヲ、八幡さんは時間になるまで一緒に居てくれるみたいだから、腕を離してあげて。」
カナヲ「………嫌、です。八幡と手を、繋いで、いたいです。」
カ・し「っ!!!」
八幡「………」
しのぶ「ま、まぁそうよね。八幡が逃げたら追いかけるのも一苦労だし、こうして拘束しておくのは自然の流れよね。」ギュ-!
カナヲ「……八幡、暖かい。」ギュ-!
カナエ「良いなぁ〜2人共………」
何故か3人でジャンケンをし始めた結果、勝ったしのぶとカナヲが俺の腕に抱き着きながら歩き始めた。負けたカナエさんはカナヲの隣を歩いている。
カナエ「しのぶ、私も八幡さんを拘束したいわ。」
しのぶ「姉さんの手を煩わせるわけにはいかないわ。私がやるから大丈夫。」ドヤッ
カナエ「カナヲ〜、お姉ちゃんも暖かいわよ〜♪」
カナヲ「………」|ギュ-!
カナエ「2人が意地悪するぅ〜!私の方がお姉ちゃんなのにぃ〜!」
………なんか可哀想に思えてきたが、何故だ?なんかをしてやりたいとは思えない。
カナエ「あ〜ぁ、良いなぁ………」
本当に羨ましそうに見てるなぁ……そんなに良いものなのか?だったら………
八幡「………あ~カナエさん?」
カナエ「……な〜に?」
八幡「もし良かったらなんですけど……後で頭撫でましょうか?」
………すると歩いていた3人の足がピタリと止まった。あ、あれ?俺何か変な事でも言ったか?
カナエ「八幡さん、それ本当?」キラキラ
八幡「え?ま、まぁ……カナエさん1人だけなんか可哀想だなぁって思ったので、頭撫でるくらいならって思っただけですけど………」
カナエ「うん、お願いするわ!いつやるかは私が決めても良いかしら?」
八幡「別に構いませんけど……今夜とかやめてくださいね?組に顔出す予定なので。」
カナエ「は〜い♪じゃあよろし「ちょ、ちょっと待って姉さん!」あら?どうしたのしのぶ?」
しのぶ「確かに姉さんだけ仲間外れは良くないから、姉さんにも八幡を拘束する権利、譲るわ。」
カナエ「いいのいいの♪しのぶはそのまま八幡さんを逃さないように拘束してて♪勿論カナヲもそのまま八幡さんで暖まりなさい。人の温もりは気持ち良いからね〜♪」
しのぶ「うっ……なんか勝負に勝った筈なのに、全部において負けた気がするわ。」
カナヲ「………」コクコクッ
一体何の勝負をしてんだ?
八幡「それよりも次は何処に行くんだ?俺は特に行きたい場所は無いから、お前等に着いていくだけだからな。お前らで決めてくれ。」
カナエ「実はもう決めてあるのよ。」
八幡「へぇ……事前チェックって事ですか。それで、何処なんです?」
カ・し・ヲ「喫茶店。」
ーーー3年某組ーーー
「ね、ねぇ……あの3人綺麗過ぎない?」
「う、うん……凄くスタイル良いし、見てよあの黒髪。すっごいサラサラしてそう……」
「メッチャ凄くね?」
ただでさえこの3人は目立つのに、この中に俺が入ったら絵面的にダメだよな………どっか行きたいんだけど、この3人が許してくれない。
カナエ「皆はもう決まった〜?」
しのぶ「えぇ、決まったわ。八幡とカナヲは?」
八幡「俺は決まってる。カナヲも決まってるみたいだし、注文するか。」
カナエ「お姉ちゃんが注文するわ。すみませ〜ん、注文お願いしま〜す!」
『はい、ただいまっ!!!』
カナエ「あらあら〜、1人でいいのに〜。」
しのぶ「下心丸出しじゃない。」キッ
カナヲ「………」
困り顔のカナエさん、露骨に嫌な顔をするしのぶ、無表情のカナヲ、全然違う反応だな。
八幡「じゃあ俺は別のテーブルで「はい?」いや、嘘だから。嘘だからその目を止めろしのぶ。」
カナエ「ねぇ八幡さん、もしまたそんな嘘をついたら………お姉ちゃんが八幡さんにキツ〜いお仕置きするからね?」
しのぶ「手伝うわ、姉さん。」
カナヲ「………私も。」
八幡「分かりましたよ、分かりましたからお仕置きはやめてくださいよ。」
一瞬しのぶの目の光が仕事してなかったよ………お願いだから仕事して!これがカナエとカナヲもやってたら、俺生きた心地しねぇよ!