やはり俺の極道生活はまちがっている   作:生焼け肉

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一昨日、昨日と投稿無しですみませんでした!!

2連続で1日勤務だったので……活動報告に載せておけば良かったのに!自分のアンポンタン!!




2人の生い立ち

 

 

八幡side

 

 

八幡「………」

 

 

なんか………飯を食べる前の記憶があやふやだ。胡蝶三姉妹といたことは覚えてる。その後にしのぶとカナヲが飲み物を買いに行って、その後が確か………カナエさんの2人きりで待ってて………ダメだ、この辺りから思い出せない。でもなんか、とんでもなく恥ずかしい思いをしたような気がする。それになぜか覚えているのが、カナエさんの顔がドアップの所だけなのだ。それ以外はもう覚えてなかった。

 

 

しのぶ「どうしたのよ八幡?さっきからボーッとしてるわよ、何かあったの?」

 

カナヲ「八幡、大丈夫?」

 

八幡「あ、あぁ……大丈夫だ。」

 

カナエ「あらあら八幡さんったら、ボーッとしちゃって。さっきのケンカで疲れが出たのかしら?」

 

八幡「いや、それはないです。あの程度で疲れはしないので。考え事をしていただけなので。」

 

カナエ「あら、そうなの?もしかして、私の香りの事かしら?好きなだけ嗅いでもいいのよ〜♪」

 

しのぶ「姉さん、はしたないわよ!」

 

カナエ「いいじゃな〜い!こんな時くらい羽目を外さなきゃ!いつも病院で患者を診ているんだから、思い切り楽しまなくちゃ〜♪」

 

しのぶ「姉さんはいつも羽目を外し過ぎなのよ!」

 

 

外し過ぎなのかは分からんが、カナエさんの羽目を外すってこんななのか?いつもと変わらない気がするんだが………

 

 

カナエ「お祭りは羽目を外すものだと思うわ♪それに私としのぶは学校なんて行った事ないからこういうのすっごく楽しみなのよ〜!次はカナヲの通ってる中学校に行く番だものね〜♪」

 

しのぶ「………」

 

 

………2人共育ちの良さそうなお嬢様のような気品があるが、こう見えて学校には1度も通った事がない。その理由は小さい頃に親御さんが事故で死んでしまったからだ。身寄りのない3人は施設に預けられる事になっていたのだが、そこで母ちゃんが引き取る事になったのだ。母さんは学校に通わせようと思っていたみたいだが、カナエさんが

 

『私は医者になりたいです!そうすれば、苦しんでいる人を助けてあげられるもの!』

 

と言ったのだ。当然しのぶもこれに続くようについて行った。その為2人は学校には通わず、小学生くらいの頃から薬学の勉強に勤しんでいたのだ。その時のカナヲはまだ赤ん坊だったから自分で決めることはできなかった。カナエさんは普通の暮らしをさせてあげたかったのか、カナヲは普通の暮らしをさせてあげたいと願ったのだ。しのぶも含まれていたのだが、カナエさんについていくと聞かなかったのだろう。

 

 

こんなおどけた感じのカナエさんと、凛とした佇まいをしているしのぶだが、壮絶な過去を持っているのだ。だから他人の幸せを第一に考えられるのだろう。そうでなければ医者なんて職にはつけられないだろうし。

 

 

八幡「……まぁ、祭りくらいは良いんじゃないですか。外し過ぎても文句を言われる筋合いなんて無いわけですしね。」

 

カナエ「そうよ〜八幡さんの言う通りだわ!だから私はもっと楽しまなくちゃ!ね、しのぶ?」

 

しのぶ「……わ、分かったわよ。」

 

 

ーーー数十分後ーーー

 

 

八幡「………あっ、そういや腕章返すの忘れてたな。すっかり忘れてた。」

 

カナエ「大丈夫?」

 

八幡「はい。戻してきますので、3人は「私もついていくわ〜♪」いや、でも「私も行くわ。」……いや、だから「私も、八幡兄さんに、ついていく。」………はい、分かりました。」

 

 

結局皆で実行委員会本部に行く事になりました。

 

 

ーーー実行委員会本部ーーー

 

 

八幡「失礼します、比企谷です。腕章返しに来ました。遅れてすみません。」

 

めぐり「あっ、比企谷くん!」

 

雪乃「後一つ、誰が持っているのか探そうと思っていたのよ。」

 

八幡「悪かったな、見回りの時に不良共が押しかけてきてからすっかり頭から抜けてたわ。んで後はエンディングセレモニーまで自由で良いんだよな?」

 

めぐり「うん、そうだよ!」

 

八幡「分かった。集合は15時だったな、そんじゃそれまでブラついてるわ。」

 

 

ーーー廊下ーーー

 

 

八幡「すみません、お待たせしました。」

 

しのぶ「助かったわ。」

 

八幡「は?何が?」

 

カナヲ「……チラチラ見てくる。」

 

カナエ「そうねぇ〜あんまり居心地が良いとは言えなかったわね〜。やめて欲しかったわ。」

 

八幡「仕方ないじゃないですか。3人はそこらの女より顔立ち良いんですから。」

 

カナエ「もうっ、八幡さんったら♪褒めてもカナエお姉さんしか出てこないわよ♪」ダキッ!

 

カナヲ「……私も。」ギュッ

 

 

………やっぱり姉妹って似るんだな。

 

 

しのぶ「……出遅れた。」ボソッ

 

八幡「ん?なんか言ったか?」

 

しのぶ「何でもないわよ。」

 

八幡「……ところで、もう回りたいところはないのか?と言っても後1時間位しかないが。」

 

カナエ「そうね〜もう殆ど見ちゃったから、私は特になかしらね〜。2人は?」

 

しのぶ「私も無いわ。見たいところは見たから。」

 

 

何もないじゃねぇか………その場合どうすりゃ良いの?ブラついても意味ねぇぞ?

 

 

八幡「何もないなら、俺は会場に「「「それはダメ。」」」なんでこんな時だけ息ピッタリ?しかも一言一句全部揃ってるし。」

 

 

ホント、姉妹って似るんだわ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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