やはり俺の極道生活はまちがっている   作:生焼け肉

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迷いましたが、体育祭は出す事にしました!


体育祭の出し物意見会

 

八幡side

 

 

八幡「………んで、何で俺達此処に呼ばれたわけ?用件がないのなら帰らせてもらうが?」

 

めぐり「そんな事言わないでよ比企谷くん!ちゃんと理由があって呼んだんだから!」

 

八幡「まぁ帰るっていうのは冗談だ。だが内容があまりにも下らなかったら帰らせてもらうからな。それで理由ってのは何なんだ?」

 

めぐり「実はね、今年の体育祭の事についてなんだけど、目玉種目を一緒に考えて欲しいんだ。毎年なんか地味なんだよね〜。」

 

 

結構ズバッと言ったな。いや、まぁ俺も去年やった内容覚えてないんだけどよ。

 

 

狂三「目玉種目………徒競走やリレーは当たり前にあるからよろしいですが、それ以外となると悩まされますわね。八幡さんは何かありまして?」

 

八幡「ねぇよ。つか一緒に考えてと言われてもこれまで小学校の運動会とか中学の体育祭とかでも似たような種目ばかりだ。そこから新たに1つ2つなんて言われても、限界がある。」

 

雪乃「別に体育祭に拘らなくてもいいんじゃないかしら?例えば、比企谷くんは極道でしょ?なら喧嘩という名のしっぽ鬼とか。」

 

八幡「お前、偶に恐ろしい事言うよな。いや考え方は悪くねぇんだけどさ。喧嘩の名前変えてしっぽ鬼?名前と種目のギャップすげぇよ。」

 

雪乃「例えばよ、例えば。」

 

めぐり「でもしっぽ鬼は面白そう!鬼ごっこなんて体育祭ではやらないし、高校生になったらそういうのやらなくなっちゃうしね。」

 

 

確かに……小学生の頃はやっていて、高校生になったらやらなくなる事って多いよな。

 

 

めぐり「他に何かないかな?比企谷くんはどう?」

 

八幡「………借り物、騎馬戦、200m走、玉入れ、綱引き、障害物競走、ムカデ競争、二人三脚、棒倒し………言ってはみたがこれくらいだな。」

 

雪乃「貴方、意見があるじゃない。」

 

八幡「既に種目になってるやつもあるから遠慮したんだよ。にしても、どれも体育祭ではよく見る定番中の定番だな。」

 

狂三「そうですわね。盛り上がるとは思いますけど、面白味には欠けますわね。」

 

 

………万策尽きたかねぇ。俺はもう思いつかねぇ。

 

 

めぐり「私はさっきの鬼ごっこが良いと思うんだけどなー。楽しそうだし面白そうだから。」

 

八幡「鬼ごっこねぇ………っ!なぁ、鬼ごっこではないが、こういうのはどうだ?それぞれのチームから学年毎に6人選抜する。その内の1人はとある場所から動けなくする。そして残った5人でその1人を救出するゲームはどうだ?」

 

 

※もっと砕いて言えば、【ガキ使】の鬼ごっこの鬼なしバージョンです。

 

 

雪乃「具体的にはどうやって助けるの?」

 

八幡「校内・校舎に助ける為のアイテムを置いておく。それを取ってきて、1人を助ける。もし助けられなかったら、中にいる1人に罰ゲームだ。罰ゲームはくじ引きで引いたのを誰かにやってもらう。」

 

 

めぐり「わぁ〜なんか面白そう!」

 

八幡「学年別だから3回出来て、獲得できる点数は少し多めにして、逆転のチャンスも作る。そうしたら盛り上がると思うぞ。流石に男女で分けたら時間がかかり過ぎると思うから、学年別でっていうことにしてみた。そこはまぁ教師側と相談だな。余ったらやらせるでも良いしよ。」

 

雪乃「へぇ……面白そうね。」

 

八幡「3回やるからアイテムの場所は常時リセットさせる。グラウンドは人が多過ぎるから配置出来ないとして、真逆の校舎側から校舎の中で行う。1番良いのは探す側の映像を出すのが面白いんだが、それは無理そうだから、戻ってきた時の罰ゲームを楽しんでもらうって事で。」

 

 

ちょっと大掛かりだから実行委員が大変そうだ。

 

 

めぐり「私やってみたい!ねぇねぇ比企谷くん、その案を詳しく書いてくれないかな?私先生達に相談してみるから!」

 

八幡「構わないが、否決になっても俺のせいにするなよ?」

 

めぐり「分かってるよ〜!じゃあ1つ目は決定だね!後もう1つ!何かないかな?」

 

 

1つでこんだけ悩んだのに、更にもう1つ?めぐり、お前貪欲だな………

 

 

雪乃「………これを男女で良いんじゃないかしら?もう1つとなると、また手間が掛かるもの。だったら同じ内容のものを男女でやらせてみてはどうかしら?」

 

狂三「私はそれでも構いませんわよ。だって私から聞いても八幡さんの提案した内容は面白そうですもの。実際にやってみたいですわ。」

 

めぐり「その方が良さそうだね。うん、分かった!3人ともありがとうねっ!」

 

八幡「いや、気にするな。」

 

雪乃「いえ、私はあまりお役にたってはいなかったので。」

 

狂三「楽しい会議になりましたわ。」

 

 

めぐりの奴、楽しそうだったな。まぁ意見は出せたし可決になる事を祈るだけだな。

 

 

狂三「勿論、私は動けなくなる側になって罰ゲームをやってもらうのに八幡さんを指名しますわ。」

 

八幡「ちょっと待て。何故俺なんだ?」

 

狂三「私、八幡さん以外に罰ゲームを受けたくありませんもの。それに、八幡さんならご指導という形の愛のムチを頂けますから。」

 

八幡「おい、お前の中の俺の罰ゲームどうなってんの?痛い事なんてするわけねぇだろ。」

 

狂三「お尻ビンタ10回、なんてくじがあったら八幡さんはどうしますの?」

 

八幡「即チェンジする。」

 

 

 

 

 

 

 

 


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