やはり俺の極道生活はまちがっている   作:生焼け肉

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救出!

 

 

八幡side

 

 

コイツは俺の……いや、親父のシマで誘拐までしたんだ。当然それなりの事はさせてもらう。そのバックが直系団体だろうが関係ねぇ……他の組のシマでやった事が問題なんだからよ。

 

 

???「このガキィ………テメェ、ガキの分際で俺に勝てると思ってんのか!!?」

 

八幡「お前よりは強いと思ってるぞ。」

 

???「………俺は白石組の若頭補佐、大藪啓だぞっ!!俺に手を出したらどうなるか分かってんのか!!?」

 

八幡「ピーピーピーピーうるせぇな。だから何だよ?若頭補佐がなんか関係あんのか?後ろ盾を使ってる時点で男らしさ皆無だぞ。」

 

 

この言葉にプチっと来たのか、大藪は懐から隠し警棒を取り出した。何だよ、まだ武器持ってたのかよ。用意だけは無駄に良いな。

 

 

大藪「良いぜ!やってやるよ!!今更謝っても遅ぇからな!!死ねやコラアァァァァ!!!」

 

 

八幡sideout

 

ーーーーーー

 

 

大藪「うおおおおおおっ!!」

 

 

大藪は八幡に向かって走って行った。距離が近付くと警棒を振りかざして、叩きつけるような動作を取って、八幡に向かって振り下ろした。

 

 

八幡「遅ぇ。」

 

大藪「ぐぶっ!?」

 

 

八幡は相手の力を利用して、腕を捻らせて大藪を一回転させてから転ばせた。地面に倒れた時の衝撃が強かったからか、大藪は起き上がれずにいた。

 

 

八幡「はぁ……もう終わりかよ。お前、若頭補佐になってから碌に身体動かしてねぇだろ?チャカでしか仕事しなくなっただろ?だからこうなんだよ。」

 

大藪「ぐ、ぐぅぅ……」

 

八幡「取り敢えず、ウチのシマで問題起こした事については、それなりの事をさせてもらうぞ。」

 

 

それからは八幡が大藪って男を殴る、蹴るの応酬が続くばかりだった。八幡は白石の叔父貴が後でうるさく言ってきそうだと思っていたが、元を辿ればウチにちょっかい出してくる叔父貴に問題があると思い、そのままケジメをつけ続けた。

 

 

八幡「オラァッ!!」

 

大藪「ブッグベッ!!!」

 

 

八幡(とりあえず今はこのくらいでいいか………)

 

 

八幡「………おい、白石の叔父貴に伝えておけ。『これ以上比企谷組に手ェ出すな。』ってな。お前の身体が証拠になんだろ。」

 

大藪「わ、わきゃった!わきゃったから!」

 

八幡「なら良い………お前ら、帰るぞ。」

 

 

八幡(あっ、コイツ家に届けねぇと。)

 

 

ーーーーーー

 

八幡side

 

 

浅見「あの、若様?一体どういう状況なのでしょうか、それは?」

 

八幡「見りゃ分かんだろ。」

 

浅見「いえ、分からないから聞いたのですが………」

 

陽乃「/////」

 

 

浅見を除いた他の奴等は先に帰らせる事にした。今俺達は雪ノ下の実家へと向かっている。陽乃を届ける為だ。流石にアレの後に1人で帰らせるなんて出来ねぇからな。それに男に無理やり連れ去られたり、チャカ突きつけられたから怖かっただろうからな。

 

 

八幡「怖かっただろうからこうしてる。」

 

浅見「だ、だからといって、何故車内でも彼女を抱き締めているのですか!?」

 

八幡「ちょっとでもリラックスさせた方が良いだろ。にしてもお前軽いな、ちゃんと飯食ってんのか?」

 

陽乃「た、食べてるよ……///」

 

八幡「ふぅ〜ん。ところで浅見、これやめた方がいいか?別のやり方を試すべきか?」

 

浅見「そうしてください!手を繋ぐだとかそのくらいで良いんです!」

 

八幡「………ごめん、やっぱ出来ねぇわ。」

 

浅見「では何故聞いたのですかっ!?」

 

八幡「やめた方がいいか?って聞いた瞬間に、コイツ俺に抱き着きやがった。どうやらこれが良いらしい。変更は無しだ。」

 

浅見「………もうそれで良いです。」

 

八幡「つ~か、腕に抱き着いてくんね?抱き着く分には構わねぇが、身体に抱き着かれると身動き取りにくいんだわ。後お前のデカいのが当たる。」

 

陽乃「い、良いじゃん別に……この方が落ち着くんだし///それに、君なら触ってもOKだよ。」

 

八幡「マジか?」

 

浅見「触りませんっ!!!

 

 

ーーー雪ノ下家ーーー

 

 

都築「奥様、雪乃様!!陽乃様がお帰りになりましたっ!!」

 

2人「っ!!」

 

八幡「失礼する……よう、雪ノ下。お前の姉ちゃん、助けて来たぞ。」

 

 

母親「陽乃っ!!」

 

雪乃「姉さん!!」ポロポロ

 

陽乃「2人共ごめんね、心配掛けちゃって。」

 

 

家族愛ってのはいつ見ても良いもんだ。俺が誘拐されたら、親父と母ちゃんはこんな風になるのか?小町はなると思うけど、あの2人は分からん。

 

 

ーーー数十分後ーーー

 

 

母親「……お見苦しいところをお見せしました。」

 

八幡「いえ、お見苦しいなんて思いませんよ。」

 

母親「改めまして、自己紹介をさせていただきます。雪ノ下建設取締役社長を勤めています、雪ノ下秋乃と申します。陽乃と雪乃の母です。この度は2度も娘を救っていただき、誠にありがとうございます。」

 

八幡「ご丁寧にどうも。比企谷組の若頭をやらせてもらっています、比企谷八幡です。」

 

秋乃「では比企谷さん、今回の件ですが、謝礼はお幾ら程ご所望でしょうか?希望する額に満たしていなければ、月払いという事になりますが……」

 

八幡「いえ、その必要はありません。」

 

秋乃「っ!?で、ですが……」

 

八幡「貴女の立場からすれば不満でしょう。ですが、前回、今回の事は元々ウチの組織の人間が引き起こした問題。前回分は俺の母親からお話を聞いていただく事になりましたが、流石に2回目となると受け取るわけにはいきません。」

 

秋乃「では他に何か無いでしょうか?貴方が所望する事であれば、出来る限りの事をしたいのです。商売をする上で1番大切なのは『信頼』ですから。」

 

 

………成る程、間違ってないな。

 

 

八幡「………では、これはあくまでも貴女とウチの組長が賛同してくれたらのお話ですが………」

 

 

この話をしたら、社長は2つ返事で承諾してくれた。これ、親父に言ったら怒られるかな?

 

 

 

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