やはり俺の極道生活はまちがっている   作:生焼け肉

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報告会と組日常

 

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ーーー千葉仁堂会・本部ーーー

 

 

狂四郎「姉さん、親父は……比企谷の叔父貴はまだ戻ってこないのか?もう半年過ぎるぜ?」

 

八千代「音沙汰無しね。まぁいつもの事よ。」

 

狂四郎「まぁ親父の事だ、どっかでコロッと逝ってるワケでもなさそうだし、仕事を進めてるんだと思うが、姉さんも無理しないようにな。八幡にもそう伝えておいてくれ。」

 

八千代「分かったわ。」

 

新庄「けどよ、半年もいないって比企谷組長は一体何してんだ?何か聞いてねぇのか?」

 

八千代「それが分かったら苦労しないわよ。急に消えては急に帰ってくるんだから、あいつは。」

 

 

千葉仁堂会の本部では、月に一度行われる定例報告会が行われている。現在会長はまだ不在の為、直系組長同士で暇つぶしという名のお話をしている。

 

 

八千代「それにしてもアンタがここに参加するなんて珍しいじゃない、急にどうしたのよ、麗?」

 

麗「私はこれでも直系の会長よ?幾ら忙しい身であっても、たまには会議に参加しないと、下の子達に示しがつかないもの。」

 

新庄「いつもアンタの所は会長代行が来てたからな、いつもはデカい奴が隣だったが、今日は超美人が隣にいるから違和感を覚えるぜ。」

 

麗「なら今度からは大樽(おおたる)に一任した方が良いかしら?」

 

新庄「いやいや、出来る限り来てくれよ。それにもしかしたら比企谷のせがれもその内直系に上がってくるかもしれねぇじゃねぇか、それを楽しみに待つっていうのも粋なもんだと思うぜ?」

 

カナエ「あらぁ〜それは良いわね♪じゃあもし、八幡さんが直系になったら、私の隣に座らせてあげなきゃ♪知ってる人が隣の方が落ち着くものね。」

 

麗「うふふふっ、カナエさん。八幡は私の隣に座らせてあげたいと思っているの。私情を挟むようだけど、八幡は身内だから。」

 

カナエ「ふふふふっ、もしかしたら八幡さんも反抗期を迎えているかもしれませんよ?今は適度に距離を取った方がいいとおもいますけど〜?」

 

麗「うふふふっ♪」バチバチッ!

 

カナエ「ふふふふっ♪」バチバチッ!

 

 

いつの間にか火花を散らしている2人。周りの組長達も少しだけ引いていた。未来の直系組候補にそこまでするか?と………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

白石「ふんっ、そいつが今すぐ直系になるわけでもねぇのに、もうそんな話かよ。最近やっと組持つようになった奴が、そんなすぐに直系になれるわけがねぇだろ。」

 

八千代「まぁ普通に考えたらそうよね。直系になるには、そこそこの実績も必要になってくるから。でも八幡は直系になっても良いって私も思ってるわよ。あの子の組の稼ぎ、月を追う毎に増えていってるもの。これじゃウチの組も追い抜かれちゃうわ。」

 

宗右衛門「ほう、比企谷総代はそこまで成長しておるのか、比企谷組長代行殿。」

 

八千代「えぇ。坂柳顧問が預けて下さっている組員の力を最大限に発揮できるように使っています。顧問の御息女、有栖さんの知恵も借りながら、組の運営を進めて行っています。」

 

宗右衛門「ふむ………やはり彼に組を預けて正解じゃったな。」

 

 

ガチャッ

 

 

扉が開くと、老人の男性が杖をつきながら歩いてきた。千葉仁堂会現会長の比企谷修作だ。

 

 

組長全員が頭を下げて修作に挨拶をした。

 

 

修作「揃っているようじゃな、では会議を始めるとしよう。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

所変わって八幡達は………

 

 

八幡「母ちゃん達何話してんのかねぇ?」

 

狂三「定例報告会ですから、やはり月のシノギの稼ぎと、それぞれの組の報告、そして神戸の動きだと思いますわ。」

 

有栖「神戸の動きがよく分からない今、こちらも迂闊には動けません。」

 

八幡「攻めるの大好きドSの有栖ちゃんも流石に今は様子見か……まぁそれはそうだな。」

 

有栖「八幡さん、何ですか今のは?」

 

八幡「いや、有栖は防衛よりも攻めが得意だろ?しかも追い込むタイプの。だからドSなんだなぁって思ってただけだ。それが今、素で出ちまった。」

 

有栖「成る程……では八幡さんは日頃私の事をそう思っていると?」

 

八幡「誰かとチェスやってる時とかは。」

 

狂三「ですが有栖さん、安心しても良いですわ。普段は有栖さんかもしれませんけど、きっとベッドの上では八幡さんの方が攻めるタイプですから♡」

 

八幡「おい待て、何でそうなる?」

 

狂三「だって八幡さん、かなり溜め込むタイプですもの。それが一気に爆発したら………そう考えるだけでも行為なさっている最中の事は容易に想像できますわ。八幡さんは必ず攻めに回っている筈ですわ。」

 

有栖「成る程……八幡さんの方が攻めるのが大好きだという事ですね?」

 

狂三「そういう事ですわ。なので八幡さん、私たちに遠慮は無用ですわ。八幡さんの不満が溜まる前に私たちにお申し付けください。精一杯務めさせて頂きますわ♡」

 

有栖「私も狂三さんと比べて身体は貧相ですが、八幡さんを沢山気持ち良くすることは出来ます。もしシタくなったら、いつでも言ってくださいね?喜んでお相手致します♡」

 

八幡「色々とおかしいだろ。何でヤる事が前提で話進んでるんだよ?」

 

 

 

 

 

 

 

 


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