前々回の話『西の動き』に出てきた新キャラ2人ですが、
鬼滅の刃の鬼サイドのキャラクターを引用しました。
上弦の弍 童磨
上弦の参 猗窩座
以上の2名です。遅れてすみません。まぁ名前で分かった方もいるとは思いますけどね。
八幡side
八幡「………」カタカタッ
狂三「………」ペラッ
雪乃「2人共、そろそろ紅茶が冷めてきたと思うから入れ直すけれど、要るかしら?」
八幡「ん?……あっ、ホントだ。頼むわ。」
狂三「お願いしますわ、雪乃さん。」
雪乃「えぇ、待っていてちょうだい。」
突然だが、俺と狂三は奉仕部にお邪魔している。何故かって?此処静かだから仕事するのに最適だし、気の利く部長さんが居るから居心地が良いんだわ。狂三には先に帰ってても構わないって言ったんだが、何故か着いてきた。俺はただ仕事をするだけなんだが……読書だけだとつまらないだろうに。
雪乃「はい、比企谷君、時崎さん。ここに置いておくわね。」
狂三「どうもありがとうございます。」
八幡「済まない。」
静かだねぇ……俺も雪乃と弁当を食う時くらいしか来ないが、やっぱこういうのは良いよな。
陽乃「ヤッホ~!雪乃ちゃ〜ん!あれっ、八幡君も居る!!今日はついてるね〜♪」
雪乃「……どうかしたの姉さん?」
陽乃「ちょっと顔を見に来たんだ。そしたら八幡君も居るから驚いちゃったよ〜。いやぁ〜来てみるものだね!」
………ただ顔を見に来ただけ、ねぇ。
絶対暇人だろ、コイツ。
八幡「うるさそうなのが来たな………俺はこれでお暇するとしますかね。」
陽乃「ねぇ八幡君、今私に向かって失礼な事言わなかった?うるさそうなって言ったよね?」
八幡「俺は今仕事中だからなるべく静かにしてくれ、そうするなら残る。」
陽乃「分かった♪」
本当に分かってんのか?
その後は最終下校時刻になるまで仕事をする事が出来た。あの人、案外静かにする事も出来るんだな。いや、まぁ見た事はあるが、騒がしい方が見慣れちゃってるからなぁ………
陽乃「ねぇ八幡君、ちょっとお姉さんとお茶していかない?」
八幡「はぁ?」
陽乃「良いでしょ〜?雪乃ちゃんを文化祭の時に助けてくれたお礼にっ、ね?」
八幡「あんなの助けた内に入らねぇよ。」
陽乃「じゃあ言い方を変えるっ!私が八幡君とお話をしたいから、付き合って♪」
八幡「はぁ……分かったよ、行くからもう騒ぐな。狂三、先に帰っとけ。帰りはこの人が送ってくれるから心配するな。」
陽乃「図々しい言い方だなぁ……まぁその通りなんだけどさ。」
狂三「分かりましたわ。お気を付けて。」
ーーー車内ーーー
八幡「んで?何処に?」
陽乃「私が君を初めて誘った日に行った場所、覚えてる?そこだよ。」
八幡「そうですか。」
ーーー喫茶店ーーー
八幡「………」
陽乃「………」
有栖「さて、何を頼みましょう?」
八幡「いや、何さも当然のようにお前が居るんだよ?さっきまで居なかっただろ。」
有栖「偶々八幡さんをお見かけしましたのでご一緒しようと思ったのです。良いではありませんか、秘密の話をするわけでもないのでしょう?」
八幡「それは陽乃に聞いてみないと分からんな。そんで、俺に何を聞きたいんだ?」
陽乃「………まぁいっか。怒られる覚悟で聞くね、八幡君。君の中学時代を教えて。」
………その話かよ。
八幡「何で知りたいんだ?お前が聞いたところで役立つ事なんて何1つ無いぞ。」
陽乃「うん、分かってる。けど知りたいんだよね、君があんな風に威圧してまで話したがらない訳を。」
有栖「雪ノ下さん、でしたね?それはあまりにも自分勝手というものです。八幡さんにとってあの頃の事は思い出したくもない出来事なのです。私も八幡さんと小学と中学を共に過ごしましたが、中学は私も思い出したくない程に醜いものでしたから。それをまた思い出させ、挙げ句の果てには話せと?」
陽乃「へぇ……一緒だったんだね、君も。」
有栖「はい。ですから八幡さんがお話したくないという理由も理解しています。」
八幡「はぁ………有栖、もういい。そんなに知りたいのなら話してやるよ。」
有栖「っ!八幡さん……」
八幡「面白くない、つまらない、そう切るのも良し。聞いた後の判断はお前に任せる。」
さて、何から話しますかね………
ーーー回想ーーー
俺が最悪な中学を過ごしていたのは俺が中学2年生の始め辺りだった。
その頃の俺は親父から一時期組長代理を任されていてかなり大変な時期だった。まぁ元々若頭っていう立場もあったから、学校には有栖くらいしか仲の良い奴なんていなかった。中学の1年から2年に進級すると、必然的にクラスメイトが変わる。まぁ俺にとっての最悪が始まったってわけだ。
別に最初から最悪だったってわけじゃない。俺はクラス内で目立つ事もなく普通に過ごしていたが、ある日同じクラスメイトの折本って奴から………
折本『比企谷ってさ、いつも1人だよね?今日私達遊びに行くんだけどさ〜一緒に行かない?』
遊びのお誘いだった。まぁ1日くらいなら構わない、普段の俺ならそう思っていただろう。だがその時は組長代理を任されていた為、その誘いは断った。だがそれ以降何度も誘いがあった。別に声をかけられる事に腹は立たないが、何度も断っているという事も察して欲しいと思った。だからこう言ってしまった。
八幡『何度も誘ってくれてありがたいんだが、放課後はやる事があるんだ。だから今後は遊びの誘いはして来ないで欲しい。』
相手が女子であり、あまり話さない相手だって理由もあったからやんわりと言ったつもりだったのだが、この言葉から最悪の中学時代が始まった。