ああ、ついにこの日がきた。
「案外、俺もここでの生活に慣れたのかもなぁ。」
男はそう言って、立ち上がった。
「ついてこい。」
そう言われて、男は従う。
長い囚人生活も今日が最後だ。
仕方がなかったとは言え、流石にやり過ぎたのかもしれない。
いや、俺は間違ってなどいない。あそこで、俺が、殺さなかったのならば、きっと俺も含めてあそこに居た人は、全員死んでいただろう。
いや、もしかしたら、俺なんかが出しゃばらずとも、他の誰かが解決してくれたのかもしれない。
「歩くのが遅いぞ。」
ぼんやりと、過去のことを思い出していると、注意されてしまった。男はそれに対し、
「わるい。」
と、応え、足を速めた。
自分の身体をどうするだの、手紙はどうこう言われたが、なんと応えたのかすら、今はもう覚えていない。
階段を上る。
視界が遮られた。
そして______。
目が覚めたら、そこは___病院だった。
「「「「「「うええええええええぇぇぇぇん。うええええええええぇぇぇぇん。うええええええええぇぇぇぇん。」」」」」」
看護婦さん?らしき人を幾人か見たから、おそらく病院のはず。
「「「「「「うええええええええぇぇぇぇん。うええええええええぇぇぇぇん。うええええええええぇぇぇぇん。」」」」」」
なんかこの部屋病院って感じするし。
「「「「「「うええええええええぇぇぇぇん。うええええええええぇぇぇぇん。うええええええええぇぇぇぇん。」」」」」」
「ばぶぇば、ばぶばーぶばばばーぶばーばばぁ?!!(おメェぇら、もうちょっと静かにできねーのか?!!)。」
それが俺、黒田 直樹が、体験したこの世界での初めての出来事だった。
前世で俺は、プロゲーマーだった。高校生で、部活と勉強の両立が、難しい中、数多のFPSゲームの大会で優勝し、その賞金やスポーサーからのお金で、一人暮らしには、十分すぎる生活を送っていた。あの日までは____。
その日俺は部活帰りで、部活終わりに、メンバーとカラオケに行った後一人で、お金を下ろしに近くの郵便局に来ていた。そこで事件は起きた。覆面を被っり、銃を持った男たちがいきなり入ってきたのだ。そんな中俺はいたって、冷静だった。怯えるでもなく、慌てているわけでもなく、ただ一つ言えることは、この時の俺の判断によって、俺の人生は大きく変わってしまった。ということだけだ。
俺は、近くに居た覆面の男にスパイクを思いっきり、投げつけ、飛びかかって、素早く銃を奪いその男を殺した。呆気にとられている覆面の男たちの頭を次々に抜いていていった。
ゲームと同じ___。そんな風に思っていたのだろうか。
弾が切れた時には、覆面の男達は全員倒れており、周りの人はみんな、俺を見て怯えていた。
後になって言われて気がついたが、覆面の男達は銃こそ持っていたが、特に何かをすることなく、俺が全員殺してしまったので、彼らは一度も発泡すらしてなかったのだ。裁判ではそれが決め手となり、過剰防衛どーのこーの言う間も無く、懲役15年。死刑判決を言い渡されたのだった。
読んでいただきありがとうございます。
???の正体は誰がいいでしょうか。
-
主人公(黒田直樹)
-
新たな敵(既存)
-
新たな敵(オリキャラ)
-
シノン(朝田詩乃)
-
他