世界ランカーにはチートはいりませんよ。   作:天道 士

11 / 16
 第十話において、誤字指摘があったので、修正させていただきました。ご報告ありがとうございます。
 
 初めて投稿してから早4日、皆様のおかげでお気に入りが100を超えました。ありがとうございます。これからもどうぞよろしくお願いします。



第十一話

???side

 

「彼がいるなら、わざわざ俺を呼ぶ必要もないでしょ。菊岡さん。」

 

 そう、キリトと入れ替わりで店に入って来た男は言った。

 

「そうでもないさ、むしろ彼が保険で君の方が本命だよ。」

 

 菊岡は、眼鏡をかけなおしながら言った。

 

「どうだか。彼一人で十分でしょ。俺の出る幕なんて有るはずもない。いくら何でも過剰戦力だ。」

 

 

 男は菊岡の前に座りながら言った。

 

「それが今回はそうでもないんだ。まだ推測の域を出ないんだが、SAOサバイバーひいては、レッドプレーヤーが関わっているかもしれない、という情報もあってね。」

 

 菊岡はコーヒーをおいて再度念をおすように言った。

 

「君の言うように、過剰戦力だったらまだいいのだが、最悪の場合を想定しておきたいんだ。」

 

「分かったよ。それに元々俺は今回bobに出る予定だったし、丁度いい機会だ、そのデスガンと彼を一般プレーヤーと間違えて撃っても、文句言ってくんじゃねーぞ。」

 

「それで構わないよ。死神とまで呼ばれる君のことなら心配はいらないだろう。」

 

 菊岡は少し皮肉っぽく、そう言い、立ち上がった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

   

 

 

   

 

 

「______グリム、リパー?」

 

 

「そうそう。まあGGOみたいなゲームではよくある名前で、死神って意味。」

 

 俺はコーヒーを飲みながら、そう応えた。

 

「案外、貴方も厨二クサイ名前をつけるのね。」

 

「まあね。そう言う詩乃はどういうキャラネームなの?」

 

「私はシノンよ。」

 

「それはまた、安直な名前で……。」

 

「別にいいじゃない。キャラクターネームなんて、自由なんだから。」

 

「それを言うなら僕も同じなんだが。」

 

「そんな事より、直樹。何故貴方はそこまで強いの?」

 

 ここからが本番と言わんばかりに、詩乃は身を乗り出して聞いて来た。

 

「そんなのプレイ時間の差だよ。だって僕はこの手のゲームをもう、20年近くプレイしているんだから。」

 

「っえ?それって、どういう____。」

 

「あ、今のなし。やっぱなし。あの、聞かなかったことにして。」

 

「そんなこと出来る訳ないわよ。一体どういう事かきちんと説明し……。」

 

 俺の身体は知らない間に震えていた。

 

「あははは。冗談だよ、冗談。流石にあり得ないでしょ。」

 

 俺は、この時ほど自分の口が軽いことを悔やんだことはなかった。

 

「そんな顔されて、冗談とか信じられないわよ。」

 

 詩乃は心配そうな目で、静かにそう言った。

 

「っすー、はぁー。」

 

 俺は大きく深呼吸した。

 

「詩乃は俺に前世の記憶があるって、言ったら信じてくれる?」

 

 

 




 ここまで読んで下さりありがとうございます。

???の正体は誰がいいでしょうか。

  • 主人公(黒田直樹)
  • 新たな敵(既存)
  • 新たな敵(オリキャラ)
  • シノン(朝田詩乃)
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。