着いたのは荒野だった。奥に行けば、モンスターの多く出現する場所があるから、その帰りのプレーヤーを狙うとの情報を聞きここに来たが、何故か誰もいない。
「なぜ?」
「何故かって?そんなのお前を嵌めるためだよ。」
パーン
後ろから声がしたので、秒でエイムを合わせてヘッショをくらわす。と同時に自分のところに、スモークを転がし____凸る!
ババババババン、バババン、ババババババババババン、
相手がスモークめがけ無闇矢鱈と撃っているのを、横から抜いていく。
その時、遠くで何か光るものが見えた。俺は咄嗟の判断で、横に転がった。
っドス
と、音がしてさっきまで自分がいた場所の土が、抉れていた。
本来ならば、絶対にそんなことはしないが、今回は腰撃ちでそのスナイパーを狙って撃ち、再び自分にスモークを投げる。
多分今の弾はスナイパーというより銃器に当たったのだろう。それで十分だ。俺は移動しながら、集団の枠から少し離れた敵だけを狙い撃つ。
敵も多少はあててくるので、このままだと自分がやられる確率の方が高い。どうすべきかと考えていたが、スモークがそろそろ晴れてくるころだ。本当はやりたくなかったが、今の俺にはこれしか方法がない。
俺は残りのスモークを全てスモークを相手に向かって投げる。そして、敵の方向にあたるかわからない弾を撃つ。
すると敵は頭が悪ければ同士討ちをするはずだ。だが、今回は何もしなかった。敵は案外、頭が回るのかもしれない。でも、お陰で俺は距離を取れる。せっかく凸スナしてるのに、離れたら意味がないが、今回は戦略的撤退だ。
退き際をしっかりと見極めることも、世界ランカーで居続けるための秘訣だ。まあ、相手も銃声が聞こえなくなったら、逃げたと思い動き始めるだろう。そこで、スモークの中から出てきた敵を俺は一人一人、頭を抜いていくというわけだ。
「あ、出てきた。」
パーン
一人、また一人と俺はスモークの中から出てきた敵の頭を抜いていく。
スモークが晴れ敵が居なくなった時、俺は赤い光を見た____。
バババババババン
その時の俺の行動は世界ランカーどうのではなく、ほぼ、反射的に勘でその場に伏せたていた。
見ると、さっきまで遠くにいたスナイパーがここまできていた。
「あの状況で全員の頭抜いて、腰撃ちで私にあの距離からあてるなんて、貴方もしかして本当にチーター?」
岩越しに聞こえてくる声は意外にも、どこか聞いたことがあるような、可愛らしいこえだった。
「本来ならば今のも完全に不意打ちのはず、全部避けるなんてどうかしてる。」
と、忌々しそうに続けて言った。
「俺にとっては、こんな男ばかりのむさ苦しいゲームに、ここまでの腕の立つ女のスナイパーがいることの方が、よっぽど珍しいと思うが。」
「何が珍しいよ!アンタみたいなチーターの方が、よっぽど悪質で珍しいわ。どーせ、あたり判定をごまかす何かを使っているんでしょう?だから他の大会には出ても、bobみたいな、公式戦では、それがバレることを恐れて出場しないんでしょ!」
声の主は、俺のことをどうやらチーターだと誤解しているらしい。
「それなら、お前はここには既にいないはずだが。」
「何ですって?」
俺は説明する。
「さっき自分で、俺のことを褒めてくれていただろ、『腰撃ちで私にあの距離からあてるなんて、』って。」
「それは狙いが…って、あれ?でも、スコープを覗いて撃つことを条件であたり判定を全てヘッドショットになるようにプログラムしていれば___。」
「それなら、少なくとも俺が腰撃ちで君にあてたのは、俺の実力ってことになるな。」
「それは……。」
「それにスモークの中俺の撃った弾は、誰にもあたらなかった。それでもまだ、俺のことをチーター呼ばわりするか?」
「じゃあ何で、貴方は公式戦には出場しないのよ!」
(「おっと、そうくるか。」)
「それは……次のbobには参加するよ。………っあ!」
俺は思わず、知り合いでもない相手に、学校で使うような喋り方をしてしまった。
だが、帰ってきた言葉は、思いもよらぬ応えだった______。
世界ランカーってチーター並みに強すぎるって思う時ありますよねー(棒
ここまで読んでいただきありがとうございます。
???の正体は誰がいいでしょうか。
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主人公(黒田直樹)
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新たな敵(既存)
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新たな敵(オリキャラ)
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シノン(朝田詩乃)
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他