世界ランカーにはチートはいりませんよ。   作:天道 士

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 第五話、第六話に誤字指摘があったので、修正させていただきました。
 ご報告ありがとうございます。  


第七話

______。

 

「え、その喋り方、もしかして風紀委員長?」

 

「え、は、いや、人違いです。」

 

(「ヤバイ、何でバレたんだ。俺が風紀委員長をやっていると知っているということは、俺の知り合いなのか?でも、あんな喋り方の知り合い俺にはいない。てか、マジで誰?」)

 

 俺は恐る恐る両手を挙げて、岩陰から顔を出し、相手の顔を見ると、目が合った。

 

「「っあ!」」

 

 現実世界の人間の顔と、仮想世界のアバターの顔は違う筈だ。だけど、その顔はあまりにも似過ぎていた。

 

「もしかして、朝田さん?」

 

「やっぱり、風紀委員長だった。」

 

「えぇ、何でわかったんですか?」

 

「だって、声も似てたし、さっきの喋り方で確信したわよ。流石の私でも。」

 

(「それでもおかしい。俺は自分のアバターの声も少し変えているし、顔もそこまで、一緒と言うわけでもない。」)

 

「そんなに特徴的な喋り方をしていたかな?」

 

「た、助けて貰った人の事くらいわかるわよ。と言うか、貴方、さっきまでの喋り方が、素なの?」

 

「いや、今の喋り方が普通かな。そう言う朝田さんも、僕と会ったた時とは喋り方が違うけど。」

 

 さっきまでは、責められていたが、今度はこっちの番だ。

 

「私は別に普段からこの喋り方だし、あの時は気が動転していただけ。それに、立場の上の人には、敬語くらい使うわ。貴方と一緒にしないで。にしても、学校で風紀を守る立場の人間が、ゲーム内の風紀を乱すだなんて、信じられないわ。」

 

 いとも簡単にかわされてしまった。それどころか、追い詰められている気しかしない。

 

「今の僕の立場は、下ということかな?」

 

「チーターに立場も、なにも、ないわよ。」

 

「だから、さっきも説明した通り、僕はチーターじゃないから。」

 

 彼女は明らかに信じていなさそうな顔をしていた。

 俺はあることを決めた。

 

「じゃあ、僕が機動性とエイムのために、筋力パラメータも含めて全て極振りしているから、今胴体にハンドガン2発あてられたら死ぬ。と、言ったら?」

 

「え、その装備で、そんなことがあるわけ___。」

 

「僕を撃ったら、この間のスーパーの近くのカフェで待っているから。」

 

「待ちなさいよ。私は貴方に従うなんて一言も言ってないし、まだ信じているわけでもないわ。」

 

「だからこそだろう。僕はこのゲームで撃ち殺されたことなんて、ただの一度もないけど、朝田さんが僕を撃つことによって、チーターじゃないことが証明されるのであれば、喜んで撃たれるよ。」

 

「はあー、わかったわ。ただし、カフェは貴方の奢りだから。」

 

「そのくらいは別に構わないよ。」

 

「じゃあ撃つけど、いいわね。」

 

「ああ、いつでも大丈夫だ。」

 

 

 

ババンー




ここまで読んでいただきありがとうございます。

???の正体は誰がいいでしょうか。

  • 主人公(黒田直樹)
  • 新たな敵(既存)
  • 新たな敵(オリキャラ)
  • シノン(朝田詩乃)
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