第七話において、誤字指摘があったので、訂正させていただきました。
ご報告ありがとうございます。
シノンside:
ババンー______。
目の前でアバターが消滅していった。
「本当だったのね。」
私は市街地にもどると、ログアウトした。
全く、あの男は一体なんなんだろう。私は着替えながら、さっきまでの出来事を、頭の中で整理してみる。
情報では、私が狙われている。と、聞いていたが、あの男は明らかに私と戦闘するつもりがなかった。それとは逆に、聞いていた通りの強さがあの男にはあった。ダインが話しかけた時点で、勝負は決まっていたはずだ。なのに、あの男はそれをいとも簡単に覆してみせた。
チーターがどうとか、自分で言っておいてなんだが、いまだにあの男があの時、私を助けてくれた風紀委員長だとは、到底信じられない。でも、どことなくあの男と岩越しに会話をしていた時に、私は彼と同じものを感じた。そして、あの会話慣れしてなさそうな、口調。考えれば、考えるほどあの男と風紀委員長が、重なる。何かの間違いではないか。そんなことを思いながら、玄関を出て、カフェに向かった。
カフェでは、風紀委員長が待っていた。
「さっきぶりだね。」
「はい。」
と応えたが、やはり私は驚きを隠せないでいた。
それからしばらくの間沈黙が続いた。しかし、それを破ったのは意外にも私自身であった。
「あのっ、先程はチーター呼ばわりして、すいません。」
彼はおどろいたように、口を開けてぽかんと、した。
「あ、ああ。信じてもらえたなら何よりだよ。にしても、へカートⅡの使い手がこんなにも近くにいただなんて、驚いたよ。朝田さんって、強いんだね。」
「ええ、まあ。でも私、そんなに強くないですよ……。」
そう。強いのはシノンであって、現実の朝田詩乃は、本当に情けないくらいに弱い。どれだけシノンがGGOで活躍しても、私は_____。
「そうかな。僕はもっと自信を持った方がいいと思うよ。朝田さんさっきまでは、ずっと勝気な態度で話せていたじゃない。」
「それは_____。」
「別に、わざわざ僕に敬語なんて使わなくてもいいよ。プレイし終わったら、一緒に戦った仲間だろ。仲間に敬語なんていらないよ。」
本当になんなのだろうこの人は。
「はあー。じゃあ、貴方の言う通りにさせてもらうわ。直樹。あと、他人行儀で敬語を使っているのは、貴方も同じよ。」
彼はまた、口を開けたまま固まっていたが、やがて、くすっと、笑い、
「僕は、これが普通だからね。善処するよ、詩乃。」
この時、私は初めてこの人の笑顔を見た。
???の正体は誰がいいでしょうか。
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主人公(黒田直樹)
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新たな敵(既存)
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新たな敵(オリキャラ)
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シノン(朝田詩乃)
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他