この素晴らしい読者様に祝福を!   作:めむみん

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Twitterのフォロワーさんが300人になった記念作品です!
みなさんありがとうございます!!
カズマさんがめぐみんを攻略するゲームが出たと仮定したバッドエンドを考えてみました。
期待はしないでください。


カズめぐバッドエンド

-KAZUMINBADEND-

 

俺はこの日、遂に覚悟を決め、めぐみんにプロポーズした。

そして今、返事を待っているのだが、静寂が続いている。

不安になり顔を上げると口元は緩んでいるが、困ったような複雑な面持ちのめぐみんが口を開けた。

 

「ごめんなさい。それには応えられません」

「えっ…」

 

予想していた最悪の事態が起こった。

そして、一番可能性がないと考えていた事が…

 

「遅すぎたんですよ」

「・・・」

 

う、嘘だろ?

このパターンは他に男が?

昨日までデートとかして過ごしてたのに。

でも何だが距離を置かれている気もした。

そ、そんな……

 

「もう私達…」

 

やっぱり、ヘタレてばかりで愛想つかされてしまったか。

これは別れようと告げられ…

 

「結婚しちゃってますから」

「・・・は?」

 

予想を裏切るという言葉では足りない程、めぐみんの発言に俺は付いていけなくなった。

愛想つかされた訳ではないのか?

 

「ですから、私達はもう結婚しているので、今から結婚出来ないんです」

「意味が分からないって言うか、どうなってんだよ!?」

 

拒否されなかったのは、勿論嬉しい。

だがしかし、もう結婚してるってどういう事だよ!

こいつ俺が知らぬ間に書類出したのか?

 

「私もさっぱりですよ。先週、来たる日の為に役所へ婚姻届を貰いに行ったのですが。受付の人に『既にカズマさんと一緒に提出されましたよね?』と訊かれてびっくりしました。その場は幸せ過ぎて夢だと思っていたなんて言って誤魔化しましたが、私達気付かぬ間に夫婦ですよ!」

 

めぐみんも把握していないようだ。

てか何が起こってるんだ?

 

「それって俺らが自ら役所に行ったって事だよな?」

「ええ、受付の人達の発言を見るにそうだと思います」

 

全然記憶にない。

めぐみんも同じみたいだし、何がどうなってこんな事に?

 

「私が忘れてしまっただけだと、カズマに悪くて中々言い出せなくて。すみませんでした」

 

なるほど。

この罪悪感が、いつもより消極的なめぐみんに繋がったのか。

 

「そんなの気にせず、確認してくれればいいのに、でも原因は何だ?」

 

めぐみんは俺みたいに、前後不覚になる程飲んだりもしないから、自分の記憶を疑う必要ないのに。

それに、俺らが酔ってたら役所が通さないだろう。

 

「分からないです。ただ、婚姻届を出したその翌日、私達は朝帰りだったようです。ダクネスから聞きました」

 

当事者じゃなくて仲間が結婚を知ってるってどういう状況だよ。

ダクネスがここ最近よそよそしいと言うか迫って来ないなと思ってたが理由が分かった。

別にダクネスに迫られたい訳ではない。

ただ不思議に思ってただけ。

やましい考えなんてこれっぽっちもない。

 

「朝帰り?ここ最近多くてどれか分かんないぞ」

 

盗賊活動にめぐみんを呼ぶ日が増えたのもあって、二人で宿に泊まる機会が多くなったのだった。

とは言え実際はクリスも居るし、イチャイチャもしてないけど。

 

「はい。私も考えてみましたが、どの日か分からないんです。申請日を確認すれば分かると思うのですが」

「ここ最近何か変わった事は・・・あっ、なあ、めぐみん」

 

おかしい。

あの日の記憶がある所で途切れている。

 

「何でしょう?」

「お前の家行った時の事、覚えてるか?」

 

そう、めぐみんの家に着いてからの記憶がない。

こめっこが出て来てその後は・・・

 

「え?あの日は確か・・・お、思い出せません」

 

すごく嫌な予感がする。

 

「・・・思うんだが、俺らゆいゆいさんに嵌められたんじゃないか?」

「私もそんな気がします」

 

しかし、どうやって俺らを動かしたんだ?

自己意識で動いてたみたいだし。

 

「昔、父がヘタレでも告白出来るようになるポーションを作っていて、それを作る最中に出来たのが素直になるポーションでして」

「・・・まさか副作用はその時の記憶が」

「飛びます」

 

予想通りの展開だ。

でも如何してひょいざぶろーさんが協力したんだ?

あっ、そう言えばあの日、部屋へ通された時既にひょいざぶろーさんは寝てた気が・・・

 

「あれは自白剤にもなるので、その時作った分は母が厳重に管理していたはずなのですが」

「ゆいゆいさんがそれを俺らに盛ったのか」

 

これ間違いなく単独犯だ。

 

「・・・我が母がすいません!」

 

俺はとある事が気になった。

 

「謝る事ないってまあ早いか遅いかの違いだからな。それより、確認だけど、さすがに俺ら知らぬ間に大人の階段は」

「…昇ってました。ノートに書いてあったので間違いないです」

 

結婚だけじゃなくて、やる事やってるのかよ!

こんな事ならもっと早くに覚悟決めてプロポーズすれば良かった!

如何して、俺の初めては全部気付いたら終わってんだよ!

ちくしょう!

でもめぐみんと結婚してたってのは、ちょっと嬉しいのがまた悔しい。

 

「ほんとウチの親がすいません」

「気にするなって悪いのはゆいゆいさんだし、素直になれるポーション飲んでした行いは全て、お互いしたかった事だからその、……」

「ありがとうございます。ふふ、やっぱりカズマは優しいですね。この締まらない感じも好きです」

 

さっきまでの思い詰めた表情から一変し、満面の笑みでそんな事を言ってくるめぐみんはとても美しかった。

この手玉に取られている感じも心地よく感じてしまう。

ただ一つ心残りなのは結婚したその瞬間を、俺達が知らないと言う珍事である。




改めてみなさんありがとうございます!!
こちらのお気に入り登録者数1000人の時は何も出来なくて申し訳なかったので今回はちゃんと作ってみました!
バッドエンドどうでしたか?
私が書いている時点で悪い方向に行く訳ないじゃありませんか笑
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