この素晴らしい読者様に祝福を!   作:めむみん

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二週間あけ、一話しか挙げられませんでした。すみません。
メインキャラ決めるのに迷走していたのと、戦国無双をやり過ぎてたのが原因です。
前者は二週遅れで、後者は一話だけになった理由です。
今回の更新はハーメルン●●を!の総合評価ポイントが2000を突破したことを記念した投稿になります。
いつもありがとうございます。
今回はいつもとは違うキャラ視点です!


仲間との決闘

-NAKAMATONOKETTOU-

 

俺は今機嫌が良い。

理由は単純。

ダチが奢ってくれてるからだ。

やっぱりタダ飯程美味いものはない。

 

「また、アクアのやつ俺のツケで飲んでやがったよ。めぐみんはめぐみんで勝手に爆裂魔法放って帰ってくるし、ダクネスはスライム売りの行商人見つけると迷惑かけるし、なあ、アレ何とかできないか?」

「お前が無理なら無理だろ。いいか、お前の所の三人娘はお前以外制御出きっこねえ」

 

いつもの愚痴を聞かされる。

これだけで奢ってくれるなら安いもんだ。

あのじゃじゃ馬三人を操れるのは伯楽(カズマ)のみってもんだ。

 

「いやいや、めぐみんはゆんゆん、ダクネスはクリスがいるだろ」

「じゃあ残りのアクアはお前が夫として面倒見ろよ。なんにせよ三人同時にってのはカズマにしかできねえよ」

「誰が夫だよ。はぁ、ダスト今日のクエスト変わってくれないか?ダクネスが昨日、勝手に引き受けてきてさ」

 

熟年夫婦漫才いつも見せられてるし間違っちゃねえだろ。

とは言え気になってる女は他にいるっぽいな。

本人は自覚してねえか、してても踏ん切りついてないだろうから、言ったところで否定するだろうが。

 

「奢ってくれたことには感謝してるがそれは無理な頼みだぜ、今日は俺らもクエストで……」

「ダストあんた、またカズマに奢ってもらってるのね?カズマ、その誘い乗るわよ」

「ちょっ、リーン!」

 

面倒な時にきやがった。

他人事だと思って勝手に引き受けやがって。

カズマの解放された喜びの表情からしてやばいのは間違いない。

それに前回のでもうこりごりだってのに、リーンめ!

 

「いいのか?」

「ええ、前から三人でまたカズマと組みたいなあって、話もしてたしちょうどいいわ。それにダストは、カズマに色々して貰ってるみたいだからね」

「よきゃねえよ!それにまだ三人娘がいいって言ってないだろ?」

 

前回もあの三人は初め嫌がってた。

ここにかけるしかねえ。

しかし、この場で決まったら先にカズマを連れてリーンが行っちまう。

誰かが来るのを待つしかないか。

 

「それなら大丈夫だ。俺があいつら上手く焚き付けておくから」

「具体的に言うと?」

「俺が負けたらなんでも言うこと聞くとかそんなあたりだな」

 

勝つこと分かってて言ってる。

くそっ、ジリ貧だ。

いや、俺は賭けに関係ねえか。

負けるのは癪だが、アイツらと組むなら仕方ない。

 

「誰が何でもするのだ?」

 

お嬢様いいタイミングと言いたいが、何でもするって単語に反応してるのがまずい。

負けた時にカズマから何されるか気になって、やる気を出しかねん。

爆裂娘あたりが止めてくれれば、ダチも黙るだろうがまだ来ねえのか。

 

「俺だよ俺。ダクネス、悪いけどまたダストとクエスト組んでもらう。で討伐数がお前らより少なかったら俺が何でも言うことを聞く」

「分かった。二人に伝えておこう。私達が負ければ逆も然りだな?」

「それは別に……ああ、そうだ。じゃあそういうことで」

 

やっぱり、乗り気に。

しかも珍しくカズマが、自分だけの罰ゲームで賭けしようとしてたってのに、付け加えやがった。

カズマ、なんか楽しそうだな。

何頼むか想像してるのか。

 

「カズマ、話は終わった?テイラーとキース呼びに行くわよ」

 

リーンに呼ばれてカズマはギルドを後にした。

二人とも微笑みあってて無性にイライラする。

 

「・・・あいつ、カズマのこと好きなんじゃないかって偶に思うんだがよ。お嬢はどう思う?」

「お嬢と呼ぶな!・・・リーンの想い人がカズマ?私は他の人物だと思うのだが」

 

このお嬢様、とんでもないこと言い出した。

あいつに好きなやつがいるのか?

そんな素振り一度も見たことねえが……

 

「誰だ?」

「見ていれば分かるのだが、まあ、貴様には無理か」

 

じっと俺を見たまま真顔でそんなことを言う。

俺には無理って舐めてんのか?

それに見てれば分かるだ?

あいつそんな分かりやすいことしてるのか?

まさか俺が知らないだけでみんな知ってるとかだったら許さん。

 

「おい、それどういう意味だ」

 

こいつ、ニヤニヤするだけで答えねえつもりだ。

くそっ、リーンさえ来なければご機嫌にタダ飯食えてたってのに……

ちょっと待てよ。

カズマ、金払ってねえ!

・・・あっ、大したことないか。

悪妻がよくやってるカズマにつけといてって言えばいいのか。

 

「ダクネス、何を話してるんですか?」

「ねえ、カズマ見なかった?何処にも居ないんだけど」

 

今更きやがった。

いっそのこと今日は二人ともあの馬鹿げた日課に行って来なけれりゃよかったのに。

 

「カズマなら、お前らを俺に押し付けてリーンたちとクエストの準備に向かったぞ」

 

ほら見た事か。

二人ともすげえ嫌そうな顔してる。

これはあれだ。

何もせずに今日はゆっくり休もう。

ここで宴会してりゃあこの三人の監視も出来るだろう。

 

「カズマは討伐戦で勝負だと言っていたぞ。何でも一つ言う聞く権利を賭けてな」

「なるほどなるほど。面白そうじゃない。前回は悲惨な終わり方だったけど、今度はちゃんとカズマなしでも戦えるって見せつけるのよ!」

 

一番面倒なやつが、やる気に……

面倒くさがって行きたがらないと踏んでたが、余計なこと言ったか。

 

「私は不参加です。約束がありますからね。その罰ゲームとやらに私は入れないで下さいよ」

 

一番好戦的な紅魔族が乗らないとは、これまた予想外。

約束って何だ?

ぼっちと遊ぶことか?

一番の火力持ちがいなくなると辛い。

ここは何とか引き止めなければ。

しかし、やけに不機嫌だな。

カズマにポイされたのが、気に食わないとかだろうか?

 

「紅魔族は売られた喧嘩は買うんだよな?逃げていいのか?」

「逃げてなどいません。それに、カズマが私たちと勝負するために始めたことでは無いのでしょう?」

 

こいつまさか見てたのか?

くっ、仕方ない。

諦めるしかないか。

 

「そんなに私が必要ですか。では代わりにこの子を連れて行くといいです」

「わっ、めぐみん!?気付いてたの?」

「ぼっちがこそこそ覗いてることくらい分かります。今日一日私の代わりに働いて下さい。では私はこれで」

 

いい置土産してくれるな。

ゆんゆんが、いればまだ勝ち筋もあるってもんだ。

めぐみんよりも断然強い、いや、扱い易いか。

カズマのやつも本人居ないとめぐみんが最強だって言ってるしな。

 

「ちょっ、ちょっと待ってよ。私は何すればいいの?」

「私の代わりに、友達であるあなたが、アクア達とクエストを受けるのです。分かったら私を引き止めるのはやめてください」

「う、うん」

 

ぼっちの扱いはピカイチだな。

まあ、こいつは誰でも扱いやすいと思うが。

 

「で、どこ行くんだ?カズマが戻った時に伝えといてやるからよ」

「出来れば行きたくない場所と言えば伝わりますよ」

 

言って仲間のプリーストを見るめぐみん。

なるほど、自称美人プリーストの所か。

ダチと一緒で面倒なのに、よく絡まれてるな。

 

「・・・何処かは何となく分かったけどよ。ならクエストに来れば良くねえか?」

「約束破る方が面倒になるので」

 

確かに約束破ったから何でも言うこと聞けとか、言いそう。

苦労してんだな。

カズマ程じゃないにしても。

 

「まあ、何だ。頑張れ」

「ありがとうございます。ダストも私達を勝手に引き渡したカズマに勝ってください。応援してますよ」

 

相当お怒りだ。

クエスト選びに戻って来たら、一応伝えとくか。

 

「お、おう。善処する」

「ねえ、めぐみんは何処に行くの?」

 

ここで、事実を告げるとダル絡みされるだろうな。

他の二人は気付いてるみたいだし、説明しなくてもいいだろう。

 

「さあな。守らないと面倒な相手なんだろうぜ。それより、どのクエスト選ぶか決めるぞ」

「あ、あの。どうしてダストさんが仕切ってるんですか?」

 

さっきまで大人しかったから、理解してるものかとばかり思ってたんだが、どうやら違うらしい。

しかし、これじゃあパーティー交換じゃねえな。

一人代替者、しかも上位互換。

カズマが戻って来たらどんな反応するだろうか。

 

「めぐみんが言ってたろ?カズマが、パーティー交換しやがったんだ。リーンと結託して」

「・・・」

 

遠い目をして、何か言いたげなぼっち。

この表情、何か良くないことを考えてるのは間違いない。

 

「おい、なんだよその顔は」

「いや、その。ハズレ引いたような気がして……」

「「「誰がハズレだ(よ)!」」」

「す、すみません!」

 

こいつ、普段大人しいのに、毒舌なのがたまに傷だ。

しかし、言いたいことは分かる。

カズマが手網握ってないこの二人と組むのは不安だからな。

 

 

 

「じゃあまず、誰がリーダーか決めましょう!」

「カズマの代わりなんだから俺だろ」

「ダストさんがリーダーって何か嫌です」

 

こいつ、カズマに誘われたら喜んで臨時パーティー組んでたクセに俺だったら嫌ってのはどうなんだ?

ちくしょう、俺とカズマの何が違うってんだよ!

嫉妬とかではないが、腹立って来た。

 

「嫌なら、いいんだぜ。今度めぐみんに会った時に、友達の頼みも聞けないやつだって伝えたら、今後お前の評価がどうなることやら」

「わ、分かりました!ちゃんとやりますから!」

 

さてと、ぼっちが抗命する可能性はこれで無くなった。

あとは問題の二人だ。

どっちも勝手に敵へまっしぐら。

これだけは避けねば勝てない。

 

「分かったならよし。カズマ達はカエル狩りをするらしいから、俺らもカエル狩りだ」

「ジャイアントトードね!今日こそはあの憎きカエルどもに天誅を下してやるわ。もう粘液まみれになるなんてごめんよ!」

「今日はこそはアクアみたいに粘液まみれに……」

 

同じパーティーとは思えない真逆の発想だな。

これを毎日扱うカズマの凄さを身に染みて味わう日が再び来ようとは。

今頃、カズマはリーン達とわいわいやってんだろうなあ。

俺だけ惨めに思えてきた。

・・・いや、アクシズ教徒の待つ教会に行くよりかはマシか。

 

「まあ、何にせよ。あいつらより先に出て少しでも多く討伐するぞ」

 

 

 

ギルドから飛び出した俺たちは、正門へ向かって歩いていた。

いつもとは違う顔ぶれに不思議そうに知り合い達が見ていた。

一々説明してやる暇もなければ義理もないし、気にせずに、カズマ達に勝てる作戦を練っているとこの街の名物でもある有名人三人がそこに居た。

 

「ダクネスさん、少しいいですか?」

「久しぶりだな。三人揃って何かあったのか?」

 

この街、いや、ベルゼルグ一のアイドルグループアクセルハーツの三人だ。

カズマがプロデューサーとらやをやってるおかげで、近しい存在に思える。

 

「握手会で迷惑行為をする人がいるのよ」

「その対策をカズマに頼もうと来てみたのだが、いつもとは違う顔ぶれで少し驚いてる」

「俺とカズマのパーティー交換第二弾ってやつだ。めぐみんは先約あって、代わりにこいつが入ってる」

「なるほど。しかし、困ったな。カズマを頼みにやってきたのに、不在とは」

 

相当頼りにされてるみたいだ。

まあ、企画とか作戦考えるの得意だからな。

バニルの旦那が、高評価するのも頷ける。

エリス・アクア祭りの企画も最高だった。

あれは町中の男共がカズマを崇めてたからな。

 

「カズマが帰ってくるの待てばいいのよ」

「でも、クエスト終わりで疲れているところに相談するのは悪いですよ」

「じゃあ、俺様が臨時プロデューサーやってやるぜ。今日は俺がカズマの代わりだからな」

 

面倒なことこの上ないが、この三人冒険者としてのは腕は確かだ。

ここで、手伝って恩を売れば、討伐数のかさ増しも出来る。

勝ち筋が見えて来た。

 

「いいのか?」

「リア、ちょっと待って、この男にカズマみたいな才能があるか分からないのよ?」

「エーリカちゃん!ダストさんが助けてくれようとしてるのにダメだよ!」

 

三人は意見が揃わないか。

一秒でも多く時間が欲しいんだが、どうしたものか。

アクアとダクネスは、傍観者決め込んでるし、ゆんゆんは、何故かジト目で俺を見ていた。

 

「ダストさん。何企んでるんですか?変なことしたらリーンさんに言いますよ」

「いいか、三人の悩み相談をして、解決したらクエスト手伝って貰うんだ。それに、これを機会にあの三人と友達になれるかもしれないんだぞ」

「アクセルハーツのみんなと、と、友達に……」

 

ちょろいな。

悪い男に引っかからないか心配になってくる。

そういう輩が現れないように気を配っておくか。

 

「で、どうするんだ?俺は一つ案を思いついたけども」

「どんな案なの?」

「ちょいと金がかかるが、魔道カメラで写真を撮って、ブラックリストを作るんだ。あとはそれを警備員に渡せばいい」

 

魔道カメラ代はカズマにツケとけば何とかなるだろう。

三人とも納得してくたみたいで良かった。

問題は解決したし、あとは本題に入るだけ。

 

「ダストさん、いつも自分がされてることじゃないですか」

「誰がブラックリストに入ってるって?俺はな。出禁になってもブラックリストには載ってねえよ」

「出禁になってる時点で同じようなものでしょ!」

 

はあ、リーンがいなくて静かになると思ってたが、ここにも煩いのがいたか。

とは言えここはアクセルハーツの面々との会話が優先だ。

ゆんゆんは無視するに限る。

その理由はまあ、見てれば分かる。

 

「で、俺の案はどうだ?俺がカメラマンのフリして潜り込めば、撮影も出来ると思う」

「その案はいいと思うけど、イベントは明日なの」

「明日の対策ができないのは困ります」

「いいか。平和ってのはな。犠牲の上に成り立つんだ。明日を乗り切れば、そのあとはブラックリストでちゃんと排除できるだろ」

 

しかし、今までそういう客が居なかったことが驚きだ。

トロールが来たってのは抜きにしてだが、この街はあの店があるとは言え他の街でもライブはやってるだろう。

劇場の団員が、迷惑客に困ってるって話はよく聞くし、あると思ってたんだが、案外この国は治安がいいのか?

 

「しかし、明日しか来れないと言うお客さんのことを考えると...」

「分かった。明日問題起こすようなやつがいればこの俺が追っ払ってやる。それでいいだろ?」

「まあ、それなら構わないが。カメラマンはどうするつもりなんだ?」

 

取るに足らない問題だ。

これで話はまとまったも同然。

 

「そこはこのぼっちもいれば何とかなるだろうよ」

「だ、誰がぼっちですか!絶対手伝いませんよ!」

「だそうだ。ゆんゆんにとってお前らは大した...」

「て、手伝います!ダストさん変なこと言わないでください!」

 

やっぱちょろい。

金の面もちょろけば助かるんだが、最近はリーンの入れ知恵で、堅く断られる。

俺の財布を尽く、潰しやがる。

 

「ゆんゆんありがとう。あとは魔道カメラをどうするかなのだが」

「カズマにつけときゃいいだろ。問題は解決。ってことでちょっと手伝って欲しいんだが時間あるか?」

「それが魂胆だったのね?」

 

急に喋りだして、嫌な言い方するな!

自分を利するためって分からないのか。カズマがバカだバカだと言ってるのがよく分かる。

 

「あたし達を利用してお金儲けなんて考えてるなら甘いわよ」

「そうじゃなくて、今日一日クエストを一緒に受けて欲しいんだ」

「それもある種の金儲けなのではないでしょうか?」

 

金儲けか。

カズマみたくプロデューサー料を貰えるならあやかりたいが。

今はあいつらに見直させることが優先だ。

カズマカズマってうるさいんだよあいつらは。

 

「三人の討伐した分はそっくりそのまま渡す。俺らが欲してるのは討伐数だからな」

「ああ、実はパーティー交換と同時に、討伐数を競っていてな」

「分かった。カズマ達とは何度か一緒にクエストを受けているし、二人が交換しているなら、これはいつもと同じことだ」

 

物分かりがよくて助かる。

これで勝ち筋は見えて来た。

 

「でもその理論でいくと、めぐみんさんが向こう側で参戦できるんじゃあ」

「心配いらねえよ。カズマがパーティー交換してご立腹だったからそれはねえ」

 

もし、あの二人が組んだらプリーストまで着いていい勝負になっちまう。

下手したら爆裂魔法で逆転勝利ってのも有り得る。

 

「まあ、なんにせよ。このメンバーなら勝てるぜ」

 

 

 

街を出るまで、多くの人に見られた。

いつもと違う顔揃いで、有名人三人。

この街の人間じゃなきゃ、美人六人引き連れたハーレムパーティーに見える。しかも、その内三人はかの有名なアクセルハーツのメンバー。

カズマに感謝だな。

何かデカくなった気分だ。

「ねえ、ちょっと話聞いてるの?」

「わ、悪い。考え事してた」

「それでカエルはどこら辺なのよ。歩き疲れたんですけど」

「もう少しだ。それと街を出て十分も経ってないからな」

 

ったく。

折角浸ってたのに台無しだ。

いや、この二人預かった時に覚悟してたはず。

 

「なあ、ダスト。ジャイアントトードが何処にいるかも大事だが、ゆんゆんを何とかしてくれないか」

「分かった。何とかするから周りの警戒とあいつの見張り頼む」

 

今の今まで静かだったのは、主に塞ぎ込んでるゆんゆんが原因。

まあ、俺の所為なんだが。

 

「ゆんゆん、そろそろ元気出してくれ、めぐみんに言いつけるぞ」

「ダストさんが騙したんじゃないですか!!」

「結果的にそうなっただけだ。提案したのは向こうだったろうがよ」

 

アクセルハーツの提案で、分隊して、別のクエストを受けることになった。

一緒に戦って友達プランが崩れてこの調子となっている。

向こうはとっくに友達だと思ってると言ってみたが、見え透いた嘘は要らないなんて言われて対処に困っているところだ。

これ、あれだ。

爆裂娘の方がまだマシだ。

 

「で、でも!」

「いいか?今日は俺がカズマで、お前がめぐみんなんだ。この意味わかるか?」

「…ダストさん、私とイチャイチャしたいんですか?」

 

そういや、こいつ爆裂娘から毎日惚気を聞かされてるんだったか。

こっちはカズマからだが、好きなのか聞いたらどもる当たり、どっちが男でどっちが女か分かったもんじゃねえ。

めぐみんが、カズマを好いてるってのはギルドの常識つうか、女性冒険者で、カズマに奢ってもらった事のあるやつは、身を持って知ら示されてるって言うか。

一つ確かなのは、みんな早く付き合えって思ってることくらいか。

 

「ちげぇよ!俺はカズマと違ってガキに興味ねえんだ。そこじゃなくて、パーティーとしての話だ」

「…分かりました。めぐみんとの約束もありますし」

「分かればいいんだ。兎も角、クエストに専念してくれ」

「はい!」

 

こうして、ダストは問題児三人を引き連れ、カエル狩りに向かうのであった。

ん?急に誰視点だよって?

それは、ご想像にお任せします。




次の投稿は今回の続きです。
今度こそちゃんと完成させたられるように頑張ります。
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