双子の心と秋の空   作:蒼奈涼音

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第十九話「柚瑠の友達」

 

 

第19話「柚瑠の友達」

 

 

 

 

あの練習試合から数日経ったある日の朝…この日は朝練が休みでオレはいつもより少し遅く家を出た。

 

 

「ふぁ〜…眠い…」とあくびをしながらいつもの道を歩く。

 

?「寝不足か?」

 

「まぁな…寝たの3時だし…」

 

?「ダメだろ夜更かしは。お肌に悪いぞ」

 

「うるせぇな………ん?」と流石に違和感を覚えオレが後ろを振り向くとそこには茶髪の男子が立っていた。

 

「咲!!!!テメェいつから後ろに!!!!!」

 

?「いやいや、気付けよ!!さっきからいたし!!!」と茶髪の男子…水島咲が苦笑しながらツッコんだ。

 

「さっきからっていつからだよ!!!!!」

 

コイツ…水島咲はオレのクラスメイト兼親友(という名の腐れ縁)で立海大空手部の主将である。

 

コイツはしばらく空手の遠征で東京に行っていたのだが…。

 

「てかお前いつ帰ってきたんだよ!!!」

 

水「ん?帰ってきたのは昨日だよ。でも昨日家行ったら居なかったから部屋から数学のノートを拝借した」と咲は鞄から数学のノートを取り出す。

 

「数学のノートがねぇなと思ったらテメェのせいか!!!!!てか勝手に部屋に入るな!!!!」

 

いつも人の部屋に不法侵入しやがって!!!一応女子の部屋だぞコノヤロー(怒)

 

水「まぁまぁ、怒るなよ柚瑠〜シワできるぞ」

 

「ウザい散れ」

 

水「でも女子達は怒ってる顔も素敵ーって騒ぐんだよなー」

 

「マジで投げるぞ(怒)」

 

水「またまた」と咲は楽しそうな笑みを浮かべる。

 

「チッ…」

 

咲は見た目こそヘラヘラしていて弱そうに見えるが空手の腕は尋常じゃないほど強く、実力はオレと互角…いや、それ以上とも言える。

 

オレがこれ以上喧嘩を発展させない理由はただ一つ…面倒臭いからだ。

 

水「そういえば親父さんに聞いたよ。部活入ったんだって?」

 

「(あんのクソ親父(怒)余計なことを!!!!)入りましたが何か?」

 

水「この間まで部活なんて面倒臭いって言ってなかったっけ?」

 

「別にいいだろ?入ろうが何しようがオレの勝手だ」と言うが咲はそれで納得するような男ではない。

 

咲は「どこ入ったんだよ!!」と興味深々問い詰めてくる。

 

「教えない」

 

テニス部なんて言ったらどんだけからかわれるか…。

 

水「えー、教えろよー」と咲がオレを小突いてきた時だ!!

 

?「あ、小向」と聞き覚えがありすぎる声が聞こえた気がした。

 

正直、気のせいであってほしいと思う。うん切実に。

 

だがオレのそんな小さな願いは叶わなかった…何でかって?だって真っ黒な笑顔で「無視しないでよ小向(黒笑)」って肩掴まれたら逃げれないじゃん…。

 

水「あれ?幸村君?」と咲も魔王の正体に気付く…。

 

幸「空手部の水島じゃないか」

 

何やら面識あるっぽいぞコイツら。

 

水「柚瑠、幸村君と知り合いだったの?」

 

「いや、知り合いとかじゃ…」

 

「何を言ってるんだい?小向はうちのb「あー!!!!!黙れ黙れ!!!!!!」むぐっ」と魔王の言葉を遮って口を塞ぐが時すでに遅し…幸村が‘うちの’と口走ってしまった時点でオレの負け…無駄に頭のキレる親友にはきっとわかってしまうのだろう…。

 

水「もしかして…柚瑠が入ったのテニス部?」と言う咲は笑っていた。

 

この野郎完全に面白がってやがる。

 

幸「そうだよ。君たちこそ一緒に登校かい?仲がいいね」

 

「ただの腐れ縁だ。腐れ縁…」と半ば諦めが入った声で吐き捨てるオレ。

 

もうどうとでもなれ…。

 

 

その後オレは二人と学校へ行き、教室で咲に質問攻めにされたのであった。

 

 

to be continued




水島君の設定を少し書かせていただきます↓

水島咲-ミズシマ サキ-

クラス…2-A
部活…空手部主将
容姿…色の薄い茶髪に眼鏡をかけている。
性格…人をからかうのが好きなお調子者。

こんな感じのキャラです。
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