着替えて弾を込めて。
女性用の更衣室は用意されている事が多い。 だから幼稚園や小学1年生の時みたいに混ざって脱ぎ脱ぎな混脱はしないのである。
逆に悪く言うと。 男はセーフティ……そのまま外で着替えるパターンだ。
屋内は良いが、屋外は寒かったり暑かったり、泥を避けつつ着替える事になる。
慣れてないと、少し嫌かも。
予め、優希みたいに着替えてしまう方法がある。
ただし。 その場合、全身ではなく下だけとか上を着ても上着で隠すなりしないといけない。
優希の真似だけは絶対にいけない。 良いね?
「なぁ、優希。 目の前で見られてると着替え難いんだけど」
「恥じらいは捨てろ。 戦場に出る前からダラシないぞ」
「いやいや、ゲーム前だから。 寧ろ遠慮して?」
とまあ、こういう事もあるが さておき。
着替えが済んだら、装填作業に入る。
特に装填作業をせずサバゲーは無いだろう。
「ごめん。 装填ってどうやるんだ?」
「何度もやってるだろう」
そう言ってもなぁ。
物忘れが激しいもので。
そう自身に言い訳していると、MCー51の多弾マガジンの上部の蓋をぱかっと開ける優希。
やってくれるらしい。
次にBB弾の袋を開けて、真ん中を窪ませてジャラジャラと箱に入れていく。
ひと粒も落とさない。 器用だ。
「入れるの上手いな」
「セクハラか?」
「なんで そうなるんだよ」
しょーもないやり取りをしつつ作業を眺めていく。
おっ。 何となく思い出してきたぞ。
そうそう。 少し空間に余裕を持たせて蓋を閉める。 イッパイに入れても良いのだろうが、気持ち的に給弾不良が怖いのだ。
次に下部にあるゼンマイをガリガリと"正しい方向"で回して内部のBB弾を押し上げる。
それで装填すれば、撃てる用意が完成だ。
「弾が上がったから、後は出すだけだな」
「せ、セクハラじゃないか!」
「ナニを妄想してそうなるんだよ!」
顔を赤らめて言うんじゃないよ。
またしょうもない会話を挟みつつ、銃に装填しようとして、
「待て! 野営地での装填は禁止されている!」
「おっと。 そうだ、セーフティゾーンでの装填は御法度だ」
慌ててテーブルにマガジンを置いた。
そうなのだ。 フィールド外では安全の為に銃本体に装填するのはNG。
発見されるとスタッフに怒られます。
だからといって、空撃ち……弾を装填してない状態でトリガーを引く行為もNGだ。
昔、「撃ちまーす」と宣言して空撃ちしたゲーマーを見た事があるが、アレも本当はダメだ。
宣言してもダメなものはダメ。
シューティングレンジや弾速チェック時のみ、フィールド外での装填は許可される。
また、基本はセーフティをオンにしておくべきだ。 セーフティがない拳銃類に関しては撃鉄が降りてないかとか、なんならスライドを下がった状態でテーブルの上に置いておくのが良いかもしれない。
拳銃で そこまでする人は少ないかもだが。
「よし!」
優希も89式のマガジンに装填するのを終えたらしい。
基本、装填作業は共通している。 弾を入れてゼンマイを巻く、だ。
ノーマルマガジンと呼ばれるような、最初から付属している20発前後しか入らないものは、1発ずつ手で装填したり棒で押し込む必要があるが。
「弾速チェックだ。 行こう!」
後は発射されるBB弾の速度を調べなければならない。
これは弾の速度が"かなり"危なくないか調べる為に行われる。 絶対だ。
フィールド毎に定められた規定内の弾速に収めないと、それは"使えない銃"になってしまうからね。
「ほら、早く!」
「今行く!」
笑顔を振りまく優希。 本当にサバゲーが好きなのだろう。
俺は、そんなサバゲる馴染みを追いかけて、駆け出したのであった。
続くか未定。
サバゲでのバトルで、何を求めますか?
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大人数による大乱闘!
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少人数でタクティカル!