サバゲる馴染み!(完結)   作:ハヤモ

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駄文。
ステルスなプレイヤーとの会話。


色んなスタイルなサバゲーマー
モ●ゾーな英雄


 

 

「先程の英雄は……あの人だな」

 

 

試合が終わり、セーフティに戻ると優希が指差した。

失礼でしょ。 人に指をさすんじゃない。

 

 

「えーと。 小柄で 枯れたモ●ゾーの格好でボルトアクション式狙撃銃を持っている人か?」

 

「説明ありがとう。 そうだ。 声を掛けてみよう」

 

 

シナシナ モ●ゾーに近付く優希。

いや、コミュ力の差。

ようまあ、知らない人に声を掛けられるよな。

俺だったら無理だね。 俺も見習って───。

 

 

「狙撃兵よ。 先程は敵陣地を よくぞ突破した!」

 

 

前言撤回だ。

コイツのコミュ力は謎だわ。

見ろ。 モ●ゾーがキ●コロみたいに更に小さくなってるよ。

 

 

「あー、すいません。 ウチの連れは変なヤツでして」

 

「変とは何だ。 私は いつも通りだ」

 

「その いつも通り が変なんだよ!? そろそろ直してくれないかね!?」

 

「毎日が戦場だ。 油断してはならない」

 

「もう良いッス」

 

 

治せたら、とっくに治ってるよな うん。

取り敢えず席に優希を連れて行こうとしたら、向こうが声を掛けてきた。

 

 

「あ、あの……ありがとうございます」

 

 

あれ。 女の子だった系?

ごにょごにょと自信無さげな声が可愛らしいんだけど、ギリースーツの所為で分からないな。

いや、今は関係ない。 男だろうと女だろうと仲間に変わりない。 そして英雄である。

 

 

「何処かに隠れていた系ですか?」

 

「えっと……はい。 敵陣の中で隠れていました」

 

 

そう言って敵陣だったエリアを指差す。

一見、隠れられそうな場所はないが、

 

 

「なるほど。 枯草の中にいたのか」

 

 

優希が先に理解した。

ああ、成る程。

キッコ(仮称)のギリーと同じ色をしている枯草の山がある。

その中に隠れて やり過ごしたか。

 

 

「でも、あそこは開始早々に敵陣だったはずだろ。 どうやって忍んだ?」

 

「さ、最初だけ押してたんです。 その時に忍びました」

 

 

そうなのか。

勇敢だな。 どちらにせよ最前線にいた訳で。

後方にいて申し訳ない。

 

 

「で、でも……敵が横、死角に……隠れていて。 無線の声が微かに聞こえたと思ったら、味方が全滅してしまって」

 

「ふむ。 敵はワザと自軍陣地に引き込ませたな」

 

 

ここで解説の優希先生。

お任せします。 その辺、俺は知らないんで。

 

 

「無線持ちがいたんだ。 そして味方と連帯していたようだな」

 

「えーと?」

 

「つまり、敵の1人か何人かが最前線で隠れていた。 そこに黄色がラインを上げてきて、通り過ぎるか横に来るのを待つ。 黄色に"ラインまで安全"と思わせるんだ」

 

「た、たぶん その通りかと」

 

 

キッコが肯定。

見ていると、ツリーがガサガサ動いているように見えてシュール。

 

 

「そして……黄色ラインと同列、或いは内側に潜んでいた敵が前線からの無線指示のもと動いて……無防備な横腹を突かれて全滅した訳だ。 今日の敵は手強いな」

 

「は、はい。 私も……全滅した時は もう駄目かと思いました」

 

「だが今度は敵が"ラインまで安全"と油断したな。 お陰で勝てた」

 

「敵が私の背後をどんどん進んでいって……フラッグが心配でしたが隙を見て、前進しました。 守備がいなかったので、そのまま取れた形です」

 

「良くやった!」

 

 

優希がキッコを褒める。

俺も褒めておこう。

抵抗した甲斐があったというもの。

 

 

「ありがとうございます。 フラッグの前で悪足掻きした甲斐がありました」

 

「あっ……守備をしていたんですね……そ、その。 何人生き延びていましたか?」

 

「俺とコイツだけですね」

 

「そうだな。 私入れて、たった2人だ」

 

「ほ、本当ですか! 凄いですね……此方こそ、時間を稼いでくれてありがとうございます」

 

 

ツリーがペコリとお辞儀した。 折れるんじゃないかと思った。

いや、冗談だけど。

 

 

「あの数を相手に……本当に凄いのは守備の方かと」

 

「いやいや。 フラッグを取ってくれた方が凄いですよ」

 

 

えへへ、とあざとくツリーが くねる。

誰得だよコレ。

 

 

「むっ。 私が活躍しても、褒めてくれないというのに」

 

「うん? 何か言った?」

 

「何でもない! そろそろ戻って弾込めるぞ! 来い!」

 

「うわっ、ちょ! 引っ張るなよ」

 

 

何故か不機嫌になる優希先生。

何かカンに触る事を言いましたかね!?

 

 

「ふふ……面白い人。 あっ……名前……聞いておけば良かったな」

 

 

ツリーも何かごにょごにょ言っていたが、距離が空き過ぎて聞こえなかった。

おぅ……サバゲーは楽しくやるものだよ。

 

 

「先生、仲良く楽しもうよ、な?」

 

「……次から」

 

「へ?」

 

「褒めろ。 倒す毎に頭を撫でるのも良い」

 

「ナニいってん?」

 

「褒めなきゃ銃殺刑だ」

 

「分かったから、セーフティで銃口向けないでくれよ!?」

 

 

その後。 スタッフに見つかり怒られました。

ルールは守ろう。 そして、声掛け大事。

 




続くか未定。

サバゲでのバトルで、何を求めますか?

  • 大人数による大乱闘!
  • 少人数でタクティカル!
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