ハイスクールD×Dサーガブレイヴ〜馬神弾の異世界物語〜 作:ブレイヴ
ダン「大丈夫か?」
あの悪魔が去った後…ダンは黒歌に近づいて安否を確認する。
黒歌「う、うんっ…大丈夫にゃ」
そう言って黒歌はダンの言葉に頷くのだった。
ダン「そっか…その…大丈夫なのか?」
ダンは少し目線を外して聴いて
黒歌「?何がにゃ?」
黒歌は首を傾げて…
ダン「その……服が…その……」
ダンは、言葉を濁して頰をかいて
黒歌「にゃ?…あっ…///」
黒歌は、何言っているか分からないでいたが…自分の姿を見て突然顔を真っ赤にしてギュッとダンの上着を握って自分の肌を隠す。
黒歌「…見たかにゃ?」
ダン「……見てない」(目を逸らして
黒歌「……///」
ダン「……」
気まずい雰囲気が漂わせており二人はしばらく無言だった。
しばらくして……
黒歌「その…ありがとうにゃ…」(上着をダンに渡して
ダン「っ!?着物が直ってる?」
ダンは先程までビリビリに破けた黒歌の着物が直っている事に疑視して
黒歌「うにゃ?どうかしたかにゃ?」
ダンが驚いているのを見て黒歌は首を傾げて見つめる。
ダン「い、いや…さっきまで破れていた着物が元通りになっているから…」
黒歌「にゃはは♪私にかかればこれくらいチョチョイのチョイにゃ♪」
そう言って黒歌は胸を張る。
ダン「へぇ〜凄いなぁ〜」
黒歌「えへへ♪ありがとうにゃ♪」
ダンはそう呟くと黒歌は、上機嫌に笑顔をダンに向けるのだった。
ダン「そういえば…自己紹介がまだだったな…?」
黒歌「にゃ!そうだったにゃ!じゃあ、私から自己紹介するにゃ♪私は黒歌っていうにゃ♪君の名前は?」
ダン「俺は馬神弾だ…ダンって呼んでくれて構わない…。」
黒歌「わかったにゃ♪よろしくにゃダン♪」
ダン「こちらこそよろしくな?黒歌?」
ダンと黒歌は互いに自己紹介をし終えるとダンは真剣な表情になる。
ダン「すまない黒歌…追われている理由を聴いてもいいか?」
ダンはそう言って黒歌を見つめる。
黒歌「…そう…だね…ダンになら…話しても大丈夫にゃ…」
そう言って黒歌は意を決して口を開いた
黒歌「私は…主人を殺して逃げてきたの…」
黒歌はダンに悲しそうな表情でそう告げるのだった。そこから黒歌は自分の事を話し始めた…元は猫叉と言う妖怪で両親は既に死んでいる為、身内が妹だけということ…そして生きる為に悪魔の男と契約して転生悪魔となっるが、その男に妹を無理矢理転生悪魔にしようとした事で妹を守る為にその男を殺したと告げる。
ダン「……。」
ダンは黙って黒歌の話を聞く
黒歌「でも、このままじゃ白音にも被害がいくと思って私は…白音を信頼する悪魔の屋敷に預けたにゃ…」
ダン「……そうだったのか」
その後も黒歌は、はぐれ悪魔になった自分のことで白音の事が心配になってその様子を見に行ったことをダンに話す…黒歌の思っていた通り妹は姉のやった行いで他の悪魔から責められ殺されそうになっていたが幸いその屋敷の人達がその悪魔達を鎮めてくれたおかげだと黒歌は安心した表情でダンに話す…。
黒歌「でも…結局私は馬鹿だった…私がはぐれ悪魔になったせいで白音に迷惑をかけてしまったにゃ…」
黒歌は涙を流して不甲斐ない自分を責め続ける。
ダン「………。」(ギュッ)
それを見たダンは近づいて黒歌を優しく抱きしめるのだった。
黒歌「ふぇ…?」
黒歌は、抱きしめたダンを見つめて
ダン「黒歌…俺は、よくお前の事は知らない…でも、自分を責めるのは間違っている…」
黒歌「でも私…!」
ダン「確かに黒歌は主人を殺してはぐれ悪魔になって妹に危険な事をさせてしまったのかもしれない…だが、それと同時にお前は妹を守る為に戦ったんだ…それに対して俺は凄いと思うぞ?」
ダンはそう言って黒歌を見つめた
黒歌「ダン…ありがとうにゃ…」
そう言ってダンに微笑みかけて
ダン「黒歌…この後どうするんだ?」
黒歌から離れては今後のことを聴くことにするダン。
黒歌「そうね…このまま私は消えるにゃ…ダンに迷惑をかけたくないにゃ…」
ダン「俺は迷惑だなんて思っていないぞ?それにお前を放っておけない…」
黒歌「っ!?だ、だめ…私に優しくしないでにゃ…」
そう言って黒歌はダンから離れようとして
ダン「黒歌…?」
黒歌「私ははぐれ悪魔…それに関係ないダンを巻き込んでしまったら私は…それにダンはこんな私の手を握ってくれるのかにゃ!?」
悲痛という叫びをあげる黒歌にダンは…
ダン「……。」(ギュッ)
迷う事なく黒歌の両手を握って
黒歌「あっ……」
ダン「大丈夫だ……お前一人に背負わせたりしない…俺も一緒に背負ってやる…お前を一人にしない!」
真っ直ぐな目で黒歌を見つめながらダンはそう言ったのだった。
黒歌「なんで…なんで!私なんかの為に!」
ダン「放っておけないからだ…助けてと言われたからには最後までお前を守ってやりたい…そんな理由じゃだめか?」
黒歌「っ!?ひ、卑怯にゃ…そんな事を言われたら私…」
そう言ってダンに抱きついて涙を流す。
ダン「……もう大丈夫だ…悲しかったんだろ?辛かったんだろう?」
黒歌「うんっ!うんっ!」
ダンの言葉に黒歌は溜まっていた感情を抑えきれなくなって
ダン「今は泣いていい…俺が側にいるから…」
ダンはそう優しく声を掛けて抱きしめながら優しく頭を撫でる。
黒歌「ぐすっ…!うわぁぁぁっ!!!」
黒歌は溜まっていた感情を爆発してダンの胸に顔を埋めながら泣き叫んだのだった。
黒歌編終了です…次回はもう一つ他の話を挟んでの原作を始めます。