〜咲夜サイド〜
影の中に取り込まれてから
何も見えない暗闇にいる
どこからか声が聞こえてくる
「ーーー」
かすかに大きくなってくる
「きーー」
はっきりと
「きもい!」
いろんな人の声で
「きもちがわるい」
いろんな言葉で
「ごみ!」
いろんなふうに
「カス!」
「いなくなれ!」
耳を塞いでも聞こえる
「消えろ!」
聞きたくない
「いなくなれ!」
「死ね!」
・・・
・・・
・・・
いやでも聞こえる
ぁぁぁぁぁ
いやだここは
ここにいたくない
聞きたくない
喋るな
それ以上
悪口を言わないで!
・・・
すると
・・・
「比企谷きもーい」
「ナル谷くんきもーい」
「オタ谷くんきもーい」
・・・
比企谷って誰だ
あの男か
ナル谷?オタ谷?
あの男のあだ名だろうか
あゝ、そうか、これは
あいつが受けたものだろうか
あいつが、、、
すると外に戻ってきた
あゝ、あの人に癒されたい
ご主人様のそばに、、、
〜咲夜サイドアウト〜
八幡「くっそ腕が痛い」
魔理沙「大丈夫か!」
八幡「大丈夫じゃねぇよ!」
そんな事を何度も何度も言いながら
フランの攻撃を避けていた
八幡「痛いけど、これからどうするか
十六夜を逃してしまった
多分霊夢のところに行ったんだろうが
この状況はかなりまずい」
魔理沙「それはなんとかなるんだぜ」
八幡「なんか策でもあるのか」
魔理沙「ないんだぜ(キラッ」
八幡「おいおい、これ死んだわ」
魔理沙「それよりも、
こっちもまずいんだぜ」
八幡「どうした」
魔理沙「魔力切れそう」
八幡「ちっ、おろせ!」
魔理沙「お、おい、そんなことしたら
ハチおまえ死んじまうぜ」
八幡「二人とも死ぬよりかは
手負いのやつを囮にした方が
片方生きれるだろ、だから早く」
魔理沙「だめなんだぜぇー」
八幡「ちっ、くっそ」
そう言って八幡は魔理沙から離れるように
箒から飛び降りた
魔理沙「ハチぃぃぃい」
着地に失敗し数メートル転がり
体制を立て直した
フラン「アハ!あなたまだ死んでないの?
今も血を流しているのに、
それなのに戦おうだなんて」
八幡「戦うつもりも、死ぬつもりもない
初めてだから少し待て」
そう言って膝をついた
フラン「命乞い?そんなことしても
殺しちゃうよ〜」
八幡「それは、最後の最後の手段だ!
「黒い手!」」
すると影の中から手が出てきた
そしてその手はなくなった左腕の
ところに行きその形を成す
なくなる前の状態に
ただ、肌色ではなく、黒い色
八幡「人間ってのは見えないものは
怖いってものだ
何かに引っ張られているときは恐怖で
「黒い手」の想像をするらしいからな」
フラン「ふうん、あなた面白いね!
でも殺しちゃうんだけど」
と言ってフランは八幡突っ込んでいく
が八幡はとっさに黒い手でガード
黒い手は無くなったがすぐさま
新しい黒い手が出てくる
八幡「一発かよ!
何かの能力か?破壊系?」
フラン「ふふふ、そう私は
「破壊する程度の能力」よくわかったね」
八幡「まだ何も言ってないんだけどな
どうしたものか」
ふと思い出す左腕を持っていかれた時
フランは「笑ってなかった」事を
そして、俺が叫んで数秒後
狂ったように笑いだしたのを
八幡「お前、本当は
破壊したくないんじゃないのか?」
その言葉にフランは、ぴくっと
反応をする
フラン「何を言ってるのか、
全然わかんなーい、破壊はちょー楽しい
だからやめないよ!」
と再び攻撃する
が黒い手でガード
何度も何度も
八幡「話を聞けっ!
お前は、その能力が嫌なんだろ!」
フラン「そんな事ないっ!」
八幡「だからっ、俺の腕を
持って行った時、少し困ったような
悲しむような顔をしてたんだろうが!」
フラン「そんなことはない!
フランは、フランは、
もう、」
フラン「フランはもうこの能力は
嫌だーうぇーん」
フランは泣いた子供のように
いや、子供だ、普通の子供
そんなフランを八幡は頭を撫でた
優しくかつて小町にやったように
「、、人様、こちらです!」
右のほうから誰か来る
八幡「やっべぇ」
八幡のこの状態では誰とも戦えない
八幡「フラン、じゃあな」
フラン「えっ、あっ、」
八幡はそう言って出口に向かった
どうやら異変は解決したようで
周りの霧が晴れていっている
門の前まで行くと
美鈴「終わったんですね、
うちの主人が負けちゃったと」
とぼそり呟いたので
八幡「文句なら紅白のやつに言ってくれ
俺は帰る」
美鈴「そんな体で?ですか」
八幡「あゝ、誰にも言わないように頼む」
美鈴「、、、わかりました」
八幡「んーと、しぇしぇー」
美鈴「違いますよ、謝謝、です」
八幡「じゃ、それで」
そう言って八幡はまた
足取りを進める
少しづつ疲れてきた
左腕が痛くなってきた
きっとアドレナリンとかなんかが
切れてきたんだろ
少し木にもたれる
眠たくなってきたな
ざさっ
誰かが葉っぱを踏む音がする
「比企谷様こんなところにいたんですね」
という声がした
頑張って目を凝らすと
メイド服を着た人が
八幡「なんだよ、十六夜さん
トドメを刺しに来たのか?
残念だったなもうすぐ俺は死ぬ、
さっさと帰れ」
咲夜「いいえ、妹様のご友人を
こんなところで死なすことはできません」
八幡「妹?誰だ」
咲夜「あの館のご主人様の妹様、
フランドール様です
キラキラした羽の生えた女の子」
八幡「あそこの妹だったのか
それなら、より怒らないのか
今回の計画を、無駄にして
妹をあんな風に、と思わないのか」
咲夜「いいえ、今回の計画は
私も邪魔してしまいましたし
妹様のあの変化は多分、
良い方に進むでしょう」
八幡「そうか、じゃあ、はっきりいう
俺はここで死ぬ、どっかいけ」
咲夜「それはできません、
主人様からも妹様からも
「生きて連れもどせ」という命令なので」
と何か言おうとしたら
八幡「ここは、」
どこかの部屋にいた
窓の外を見ると門が見える赤い門
戻ってきた、というよりは
戻らされたか、
とここで意識が切れた
これでストックがなくなりました
ここからペースが落ちますが
続かせます!なんとか、たぶん