「——……日本に行きたいな」
「——えっ?」
とーとつですが、ここはエジプト神の住む世界。アヌビスの部屋です。
「なんだか知らないけど、今は日本がアツいらしいよ、トト。だから日本に旅行に行きたいなって思ってるんだ~」
アヌビスは日本に旅行に行きたいと、ズッ友であるトトに相談を持ちかけていました。
「じぃ~……」
部屋の中にはメジェドもいます。
白い布を被った正体不明の何かが、二人の神様の背中をじっと見つめています。
「なるほど、日本ですか。確かに……色々とアツいと聞きます」
トトも日本がアツいということは知っているみたいですね。
アツいと言っても、気温が暑いという意味ではありません。流行っているという意味です。
「でも、お仕事はどうするんですか?」
そう、アヌビスたちには仕事があります。
冥界にやってきた魂たちを導き、審判をするという大切なお仕事が。
それをサボって旅行などにうつつを抜かすなど、決して許されることでは——。
「いいんじゃない? たまには休んでも?」
「そうですね。たまには休みましょう」
許されました。
人間も神様も、働き過ぎは良くありません。
「よーし! じゃあ、さっそく日本に行こう!!」
「ええ!! 行きましょう!!」
「はぁ~い!!」
こうして、とーとつですがエジプトの神様たちが日本へ旅行に行くことになりました。
「着いたよ! 日本! イェーイ!!!」
「ジャパン!! ジャッポネー!! ジャバニーズ!! イェーイ!!」
「うわぁい! うわぁい!」
アヌビスとトト。そしてメジェドの三人が無事日本へと辿り着きました。
念願の地に来れたことに興奮してか、テンション高めに叫んでいます。
「はぁはぁ……さてと、まずはどこに行こっか?」
「はぁはぁ、そうですね……どこに行きましょう?」
少し落ち着いたところでアヌビスとトトが目的地を話し合います。
ちなみに今いる場所は日本の首都・東京。ここから日本の全国各地、どこへでも好きな場所へと行けます。
「そうだね、まずは……あっ!」
アヌビスが行きたいところを言おうとしました。しかしそれを遮るように「グゥ~」とお腹の鳴る音が響きます。
「お腹、すいたね……」
「そうですね、まずは何か食べましょう。何にします?」
「せっかく日本に来たんだから、日本らしいものが食べたいな~」
まずは腹ごしらえをすることになった一同。
せっかく日本に来たので、何か日本らしいものが食べたいアヌビスたち。
「日本といえば……スシ、スキヤキ、テンプラ!!」
「牛丼、とんかつ、から揚げ、うどん、蕎麦、たこ焼き、お好み焼き、温泉タマゴ!!」
アヌビスとトトはそれぞれ日本らしい食べ物を口に出します。
トトの方が物知りなので、いろんな食べ物の名前が上がりますね。
「あっ! ねぇねぇ、ラーメンなんてどう? ほら、ちょうどそこにラーメン屋が見えるよ」
アヌビスはラーメン屋の看板を見つけました。
ラーメンも今や立派な日本食として、世界中の人々に愛されています。
「いいですね、ラーメン!!」
トトもラーメンが食べたくなってきたみたいです。
さっそく、メジェドも含めた三人でラーメン屋の暖簾を潜っていきます。
「ごめんくださ~い……って、ホルス!?」
「——いらっしゃいませ~……あっ? アヌビスにトトも!?」
ラーメン屋に入ってアヌビスたちはびっくりしました。
自分たちを出迎えた店員が彼らと同じエジプト神・ホルスだったからです。
ホルスがいくつものバイトを掛け持ちしていることは知っていましたが、まさか日本でも働いているとは思いよらなかった。驚くアヌビスたちに、ホルスは接客しながら事情を説明します。
「最近は日本でも働いてるんだ。色々と勉強になるし、何より日本はアツいからね!!」
どうやら、ホルスも日本がアツいことを知っていたみたいです。
アツいと言っても分厚いわけではありません。流行っているという意味です。
「そうなんだ~、ホルスはすごいね……あっ、ボク醤油ラーメン! チャーシュー大盛りで!!」
「わたしは塩ラーメンをお願いします」
「……味噌……野菜たっぷりで……」
アヌビスたちはホルスの仕事熱心さを関心しつつ、各々が食べたいものを注文していきます。
アヌビスはオーソドックスに醤油、トトが塩、メジェドは味噌ラーメンをオーダーしました。
「醤油に塩、味噌ラーメンですね……少々お待ちください!!」
注文を受けたホルスはさっそく厨房にオーダーを伝えに行きました。本当にいつも仕事熱心ですね。
「——でさ、やっぱり日本に来た以上、京都は外せないと思うんだよね」
「——私はやっぱり温泉に入りたいですね。温泉卵にやはり興味がありますから」
料理を待っている間、アヌビスとトトは食事を終えたらどこに行くべきか。旅の目的地を話し合っています。
アヌビスたち以外に、どうやらお客さんはいないみたいですね。
「——ふぃ~、親父、いつものチャーシュー麺大盛りで!」
「——ボクも同じものを」
すると、そこへ新たな来客がありました。この店の常連客——ねずみ男とゲゲゲの鬼太郎です。
二人は常連らしくメニューを見ることもなく、自分たちの食べたいものを即座に注文して席に着きます。
「いらっしゃいませ!! ぺこり!」
「……おわっ! な、何だお前!?」
けれど新しい店員であるホルスとは初対面なのか。ねずみ男も、そして鬼太郎も驚いた顔をしています。
「あっ、初めまして! 新しいバイトで入りました、ホルスです!!」
ホルスは新人店員として、しっかり常連さんに挨拶をします。挨拶は大切ですね。
「こんにちは!! アヌビスです!
「地元の方でしょうか? 初めまして、トトです」
「…………メジェド」
アヌビスたちも名乗ります。自己紹介は大事ですね。
「あ、ああ……お、俺はねずみ男だ」
「ボクはゲゲゲの鬼太郎だ」
鬼太郎たちも、しっかり挨拶を返しました。
こうして、エジプト神たちと日本の妖怪たち。
日本のラーメン屋で小さな異文化交流が始まりました。
「——へぇ~、そうなんだ。じゃあ、鬼太郎くんは妖怪なんだ……妖怪、なんか用かい……なんちゃって! てへへ!」
「…………」
鬼太郎たちが妖怪だと知り、アヌビスが渾身の一発ギャグを披露しますが、みんなで聞き流します。
「アヌビス……冥界の神じゃったか。神様……いや、それにしては、随分とこう……」
鬼太郎の頭から彼の父親である目玉おやじがひょっこりと顔を出します。
彼はアヌビスたちの自己紹介に、それが異国の神の名であることに気が付いたようです。流石、博識ですね。
けれど、アヌビスたちが本当に偉い神様なのか少し首を傾げています。無理もありませんね。
「そうです。私たち………………実は神様なんです!」
目玉おやじの疑問に、今一度トトが答えます。
「アヌビスが冥界の神様。不肖この私、トトが知恵の神様をしています。そして——」
トトはそこでメジェドへと目を向けます。
「……メジェドは……なんだかよく分かりませんが、とりあえず神様です!」
メジェドが何の神様なのか。トトですらよく分かっていないようです。謎です。
「それからホルス! 彼はハヤブサの頭を持つ、天空神なのです!」
「お待たせしました! まずは醤油ラーメン、塩ラーメンです!!」
店員としてラーメンを運んできたホルスの紹介もします。
そう、日本でアルバイトに励んでいる彼も立派なエジプト神の一員。とっても力の強い神様です。
「そうだよ! かっこいいでしょ、フフン! あっ、味噌ラーメンもどうぞ!」
ホルスは料理を配膳しながら、自身を誇るように胸を張りました。
「——クックック……ペンギンが何かほざいてやがるぜ!!」
すると、そんなホルスを『ペンギン』と罵る謎の影が現れます。
「ぺ、ペンギン……お、お前は——セト!!」
ホルスはペンギンと馬鹿にされたことを怒りながらその影——セトに向かって叫びます。
そうです。そこに立っていた影の正体はセト。ジャッカルを始め、色々な動物の頭を持った破壊の神様です。
「セト! この国でも悪いことをするつもりだな!! そうはさせないぞ!!」
二人はライバル同士。ホルスはセトが悪いことを企んでいると、彼の悪事を阻止しようと意気込みます。
「クックック……もう遅い! 既に俺様はこの国でありとあらゆる悪事に手を染めてしまったのだ! ニタリ!」
けれど手遅れだと。セトは手に持っていたリンゴを握りつぶしながら不敵な笑みを浮かべました。
そうです。セトはホルスが止める暇もなく、既にこの国で悪いことをたくさんしてしまっていたのです。例えば——
「クックック……砂場で遊んでいたガキどもの砂の城を崩してやった。下駄箱の靴を隠して、人間どもに裸足で歩くことを強要してやった。ピンポンダッシュなんざ、連続で五十件も繰り返してやったぞ!? どうだ恐れ入ったか!?」
「そ、そんな手遅れだったのか!?」
それらの悪事を前にホルスががっくりと項垂れます。セトを止められなかった、そのことを悔いているのです。
「クックック……どうだ思い知ったか、ホルス!!」
セトはそんなホルスを前に勝ち誇ります。
「へぇ~、すごいね、セトは……ズルズル」
「ほんと、大したものです……ズルズル」
セトの勝利宣言に恐れ入りながら、アヌビスとトトはラーメンを啜っています。
「……ケッ、なんだそりゃ、くだらねぇ……」
ですが、そこでねずみ男が口を挟みます。彼はセトの悪事を鼻で笑いました
「仮にも破壊神だってんなら、もっとあくどいことしてみせろよ。例えば——」
ねずみ男はセトに『悪事とは何なのか』を説きます。具体的には、これまで自身の行なってきた悪事を例にして。そうです。悪いことなら、ねずみ男もたくさんしてきました。そんな彼の悪事を聞き——
「なっ! なんて悪い奴なんだ! 貴方はっ!!」
ホルスは絶句します。これにはセトも——
「
と絶叫してしまいました。
「くそっ……!! さすが、今もっともアツい日本! こんなに悪い奴がいるとは!!」
セトも日本がアツいことを知っていたようです。
アツいと言っても、義理人情に篤いわけではありません。流行っているという意味です。
「……負けていられるか!! 今に見ていろ……ピンポンダッシュ、あと百件追加だ!!」
セトはねずみ男の悪事に負けまいと、さらに悪事を重ねて自身の凄さを知らしめようと走り出しました。
「待て、セト! これ以上はやらせないぞ!!」
それを止めようと、ホルスが後を追いかけていきます。バイト中なのにいいのでしょうか?
「……なんだったんだ、ありゃ?」
「さあ……」
勿論、鬼太郎たちは追いかけません。
まだラーメンを食べていませんし、たとえ食べ終わっても彼らを追うことはないでしょう。
「——さてと、それじゃそろそろ行こっか?」
「そうですね、では我々はこれで……」
ラーメンを食べ終えた後も、適当に雑談をしていたアヌビスたち。
さすがにそろそろ店を出ようと、彼らは鬼太郎たちに別れを告げて店を後にしようとします。
「あ、ああ……」
鬼太郎も特に呼び止めることはなく、彼らの旅路を見送ろうとしていました。
「——ん? なんだ、なんだ!?」
ですがそのタイミングで、何やら外が騒がしくなっていることにねずみ男が気づきます。
何事かと、皆で一緒になって店先へと飛び出すと——そこには逃げ惑う人々の姿がありました。
「なんだか騒がしいね……お祭りかな?」
「日本はお祭り文化が盛んな国ですからね……きっと、これも何かの儀式なのでしょう」
逃げ惑う人々を前にして、アヌビスとトトは吞気にもそんなことを話します。
ですが、鬼太郎はそれがお祭りでないことを察し、人々が逃げてくる方角へと目を向けました。
すると、海岸からは巨大な蛇のような怪物が姿を現します。
その怪物は人々の視線を受け、声高々に笑い声を上げました。
「——ふはははっ!! 我が名はアペプ! 混沌と闇を撒き散らす邪悪の化身なり!!」
自分で自己紹介をしたように彼の名はアペプ。
悪の化身にして、闇と混沌を生み出して秩序を破壊するもの。
太陽神・ラーの宿敵。邪悪の象徴ではありますが、彼もまたエジプト神の一員です。
「ふはははっ!! 見ているがいい、ラーめ!! 貴様が贔屓にしている旅行先、今もっともアツい日本に混沌をまき散らし、貴様の旅を台無しにしてやる!!」
アペプの目的は宿敵であるラーへの嫌がらせのようです。日本に混沌をまき散らし、彼の旅を寂しいものにしてやろうと企んでいるのです。
大変です、このままでは日本が——
「混沌が覆う世界にしてくれるわ……はぁぁああああ!!」
アペプはさっそく目的を果たそうと、辺り一帯に混沌をばら撒きます。
黒い大きな豆のような形をした混沌が、今まさに放たれようとしています。
「——させないぞ!! 髪の毛針!!」
ですが安心してください。
放たれようとした混沌を食い止めるため、ゲゲゲの鬼太郎がアペプへと立ち向かいます。
「ムッ……邪魔をする気か、小僧!!」
鬼太郎に混沌をばら撒くの阻止され、アペプはとても怒っています。
「よかろう……ラーの前に、まずは貴様から片づけてやる! 我が腕の中でもがき苦しみ、息絶えるがいい!!」
「やらせるか! 指鉄砲!!」
アペプは自分の目的の邪魔となる鬼太郎を倒すことにしたようです。
鬼太郎もアペプの侵略を食い止めるために戦う覚悟を決めました。
頑張れ、鬼太郎!
負けるな、鬼太郎!
この国の平和は、君の手に委ねられた!!
と、アペプと鬼太郎が熾烈な戦いを繰り広げている側で——
「——でさ~、やっぱり沖縄と北海道のどっちかには行きたいと思うんだけど……トトはどっちがいい?」
「——そうですね……個人的には、やっぱり北海道でしょうか。温泉がたくさんありそうですし!!」
アヌビスとトトはまだ巡る観光地を決められないでいるみたいです。二人してあーでもない、こーでもないと頭を悩ませています。
「じぃ~…………」
その話にメジェドも加わりたいのでしょう。じぃ~っと、二人の背中を見つめています。
すると、そのときです。
「ニョロニョロ、ニョロニョロ」
メジェドの目の前に、とーとつに蛇が現れました。
アペプと同じ『蛇』繋がりでその辺の茂みから出てきたのでしょう。それもただの蛇ではありません。幻の生物として有名なツチノコです。
ですがメジェド以外、誰もツチノコの存在に気付いてはいません。
「うわ~!」
嬉しそうにはしゃぎ回るメジェド。みんなにも見てもらおうと、さっそくツチノコを捕まえようとします。
「ニョロニョロ、ニョロニョロ」
けれど思いの外、すばしっこく。なかなか追いつけません。
自分のことを捕まえられないメジェドに向かって、ツチノコは挑発的な笑みを浮かべています。
「——むかっ!」
これに怒ったメジェド——
「ん……っ!! ビィィイイイイイイイイイム!!」
目からビームを放ち、ツチノコを消し飛ばしてしまいました。
「でさ……やっぱり、温泉なら熱海が——」
「いえいえ、ここはやはり別府で——」
そのビームの余波に巻き込まれるアヌビスとトト。
「へっ……?」
さらにねずみ男もそのビームの光に呑み込まれていきます。
「リモコン下駄……って、うわっ!?」
アペプと戦っていた鬼太郎ですが、彼は何とか寸前でビームを避けます。
「なっ、なにぃいいいいいいい!?」
そして、アペプ。
彼はビームの射線上に居座っていたため、そのビームの直撃を真っ正面から受けてしまいました。いかに頑丈なエジプト神といえども、これは只では済みません。
「おのれぇええええええええ!! ラーめぇえええええええ!!」
全然関係のないラーへの恨言を叫びながら、遥か彼方へとアペプは吹き飛ばされてしまいました。
アペプがお星様になった方角はエジプト方面です。きっとエジプトに帰ったのでしょう。
その他にも、ビームの余波で色んなものが破壊されていきますが——なんとも都合が良いことに死傷者は出なかったみたいです。
アペプの侵略も阻止できたことですし、めでたしめでたしですね。
「——お~い!! みんな~!!」
「あっ、ラー様だ!」
騒ぎがひと段落した頃。
その場で一息入れているアヌビスたちのところへ、エジプトの太陽神・ラーがやって来ました。
アヌビスやトトたちのお父さん神様。旅をするのが大好きで、彼も日本に来ていたようです。
「いや~、まさかこんなところでみんなに会えるとは、今回の旅も素晴らしいものになりそうだぞ~」
ラーが旅をするのはいつものことですが、旅先で身内に会うのは初めてのこと。
なんとも縁起がいいと、嬉しそうにアヌビスたちに笑いかけます。
「あっ、そうだ! ちょっと早いけどお土産を配ろう! ほら、並んで並んで!!」
ラーはいつも必ずみんなにお土産を買って帰ります。
今回も子供たちが喜んでくれると、自信たっぷりにお土産を広げようとしています。
「お土産か……今回はなんだろうね」
「前回はTシャツでしたが……さてさて、今回はどうなることやら……」
ですが正直、ラーにはお土産選びのセンスがありません。そのためアヌビスもトトも、あまり過度な期待はしていませんでした。
しかし——
「ほら! 今回のお土産は……木刀だぞ!!」
「や、やった、木刀だ!! ありがとう、ラー様!!」
ラーが買ってきてくれたお土産、木刀にアヌビスは大喜び。
前々から欲しいと欲しいと言っていましたから。良かったですね、アヌビス。
「けど、アヌビス……木刀なんて何に使うんです?」
ですが、喜ぶアヌビスにトトが冷静に尋ねます。木刀を何に使うのか、分からないみたいです。
勿論、木刀を人に向けてはいけません。チャンバラごっこも危ないですね。
以前も同じ質問をされました。そのときもアヌビスは答えることができませんでした。
「ふっふっふ……それはね……」
ですが、今回はその疑問に解答を示せるのでしょう。
アヌビスは自信満々に木刀を構え、叫ぶのでした。
「〇〇の型!! エジプト神の呼吸!!」
「それは他作品です!!」
とーとつですが、これでエジプト神の物語を終わります。
とーとつにキャラ紹介
アヌビス
冥界の神。今日本で一番忙しいかもしれない鬼滅声優。
トト
知恵の神。二番目くらいに忙しいかもしれない進撃声優。
メジェド
謎の神。演じる役はだいたいイケメン。どのイケメンが好きかで年齢がバレる。
ホルス
天空神。回す方のノッブ。FGOユーザーならそれで通じる。
セト
破壊神。土佐弁で喋れば人気になる。最初はバイキンマンかと思った。
アペプ
混沌と邪悪の化身。とある世界観では犯人役が多いらしい。
ラー
太陽神。ふぅん……と呟く社長の人。