運営は鬼か!? と思いましたが、特に欲しい素材でもないので今はスルーしてます。
流石に気力がないし、小説も更新しなきゃと思ったので……。
ちなみに、今一番欲しい素材は……卵です!!
というわけで、清姫&刑部姫の続きです。
彼女たち以外でもちょい役で見知った人物たちが登場しますが、あくまで一般人という設定なので、よろしくお願いします。
「——いや~! やっぱ、サバゲーは最高だよ!! 終わった後のこの一杯のために生きてるって感じ! んぐんぐ……ぷはっ!!」
とある南方の島。その島で主催されているウォーターサバゲーイベントに参加していた水着姿の刑部姫。
本日のイベントは全て終了し、時刻は既に夕暮れ時。彼女は一汗流した後の充実感、全ての束縛から脱した開放感に浸りながら、キンキンに冷えたサイダーをビールの如く一気に口の中へと流し込む。
炭酸の強烈な刺激が心地よいと、彼女はこの上ない幸せの境地に達していた。
「南の島最高!! やっぱ世の中は楽しんだもの勝ちだよ! ねぇ、くろひー!?」
「いやいや~、まったくもってその通りですぞ! 人生を楽しまないのは罪でござるからな、でゅふふふ!!」
彼女はその幸せを分かち合うかのように、共にサバゲーという戦場を駆け抜けた巨漢の男に声を掛ける。
くろひーと呼ばれた男性は二メートルはある長身。口元に立派な黒髭を蓄えた人相の悪い男だが、纏う雰囲気が妙にチャラついており、変な親しみが感じられる。服装も白いTシャツにアニメタッチなドクロマーク、短パンとラフな夏の装いだ。
「あら? そろそろ時間ですわね。ではお二人とも、私はここで失礼させていただきますね~」
そして、そんな二人と談笑していた女性。モデルのようにスタイル抜群、大胆なビキニ姿の外国人が二人に向かって手を振りながらその場を離れていく。
彼女はアンという外国から訪れていた観光客。サバゲーの際、たまたま意気投合した刑部姫がチームを組もうと誘った相手だった。
その場限りの出会いであり、連れにメアリーという女性がいるらしいため、彼女とはここで別れる。
「あれっ、もういっちゃうの? ……まっ、仕方ないか。それじゃ、元気でね~!」
その別れを名残惜しく思いながらも、刑部姫は後腐れない笑顔で手を振り、アンが立ち去るのを見送っていく。
「…………おや? 誰かこちらに来るようですが?」
すると、そのアンとすれ違う形で何者かがこちらへと近づいてくるのにくろひーが気付く。
ただの通行人という訳ではない。その集団は明らかに用向きがある様子でこちらへと向かってくる。
「——刑部姫!」
先頭を歩く、フレアのミニスカートを纏ったスレンダーな女性が刑部姫の名を呼ぶ。
「おっきー殿……お知り合いですかな?」
くろひーはその集団と面識がなく、相手がおっきーこと刑部姫に声を掛けていたことから、彼女に知り合いかと尋ねる。
「えっ? あ、あれって……」
一瞬、刑部姫は目をキョトンとする。
だが次の瞬間、駆け寄ってくる一団に驚きの声を上げながらも表情を明るくしていた。
「猫ちゃん! それに……鬼太ちゃんに、目玉のおやじさんまで!?」
「やあ、刑部姫」
鬼太郎は久しぶりに顔を合わした知り合い、刑部姫と向かい合う。
まさかこんな南の島で彼女と遭遇することになるとは思ってもいなかったため最初は驚いた。しかし、特に取り乱すようなことではないと思い直し、普通に挨拶を交わす。
「刑部姫……アンタ、こんなところで何やってるわけ?」
しかし、猫娘はかなり驚きながら、呆れたように刑部姫を睨みつけた。「どうしてお前がこんなところにいるんだ?」と、問い詰めるような態度で刑部姫と顔を付き合わせる。
「うわ~! めっちゃ久しぶりじゃん!! 一年ぶりくらい? 元気してた!?」
だが猫娘の険しい視線に怯むことなく、刑部姫は意外にもフレンドリーな反応。鬼太郎と猫娘を交互に見比べながら口元をニヤつかせる。
「あれれ~? お二人さん、ひょっとしてデート? 南の島でのデート旅行なんて、猫ちゃんも意外と大胆なのね~!」
「なっ!? べ、別にそんなんじゃ……!」
「けどさ……いくら鬼太ちゃんの見た目がお子様だからって……親同伴ってどうよ? それとも……親公認な仲って奴!? キャ~!! 末長く爆発しろ!!」
本来であれば引きこもり気質な刑部姫だが、なんともテンション高めに鬼太郎と猫娘が一緒にいることを弄ってくる。これには詰め寄る勢いだった猫娘の方が面食らってしまう。
「あ、アンタ……何か無駄にテンション高くない? そんなキャラだったっけ?」
「……」
前回の遭遇とは違い、だいぶアクティブな刑部姫の在りように猫娘も鬼太郎も混乱して戸惑う。
果たして刑部姫とはこんな人物だったかと?
「——ねぇ、鬼太郎……この人……いったい誰なの?」
その一方で、鬼太郎たちと一緒にこの島に訪れていた人間の少女——犬山まなはずっと戸惑っていた。
刑部姫と初対面であるため、いったいこの水着姿の女性が何者なのかをそもそも知らないでいる。
「彼女は刑部姫じゃよ、まなちゃん」
そんなまなのために、目玉おやじが刑部姫について解説をしてくれる。
「あの姫路城、白鷺城とも呼ばれるお城に巣食う……『城化物』と呼ばれる怪異じゃよ」
刑部姫とは——日本有数のお城・姫路城の天守閣を棲み家とする城化物と呼ばれる妖怪の一種である。数百年の時を姫路城で過ごし、城を預かる歴代の人間の城主から地主神として敬われ、恐れられてきた存在。
しかし、城主の居なくなった現代において、彼女は天守閣を占有して引きこもり生活をエンジョイしている筋金入りのオタクである。
鬼太郎たちとは、一年ほど前。その姫路城を中心とするトラブルで一悶着あった。その騒動の際、その地を守護するものとして鬼太郎に色々と力を貸してくれた相手でもあるが——。
「……アンタ、あんまり調子に乗ってると、ひっかくわよ?」
猫娘にとってはあらゆる意味で油断ならない相手でもある。鬼太郎との仲をからかわれたこともあり、少々怒気を込め、刑部姫に睨みを効かせる。
「あっ……ご、ごめんなさい。ちょっと調子に乗りすぎました、すみません、はい……」
すると猫娘の脅しにあっさりと屈して刑部姫は涙目になる。どうやら水着姿でも刑部姫の本質は変わらないようだ。脅されて口を噤む気弱なところがなんとも彼女らしい。
「それにしても……刑部姫よ。本当にこんなところで何をしておるんじゃ? お主は城化物じゃろう? 棲み家である姫路城を離れていいものなのか?」
刑部姫が少し大人しくなったところで、目玉おやじが改めて彼女にこんなところにいる理由を尋ねる。彼女の城化物という特徴柄、城から長時間離れていると極端に力も落ちる筈だと心配の意味も込めて。
「あー、それは大丈夫、大丈夫! 少しくらいなら城から離れててもちゃんと力は維持できるし、ちゃんと『旗』も持ってきたもん!」
胸を張りながら、刑部姫は狐の顔のようなマークがついている旗を掲げる。
彼女が言うに、この旗を中心に自分自身の『領地』を展開しているらしく、その旗の周囲であれば、城の中にいるのと同じように活動ができるらしい。長時間の野外活動に支障を及ばさないために刑部姫が編み出した、彼女なりの創意工夫である。
「いやね……姫は生粋の引きこもりですが、さすがにずっと家の中に引きこもってると、なんかこう……虚しくなるわけよ……」
刑部姫は語る。
ある日、ふとした拍子に彼女は自らに疑問を投げかけたという。
姫の人生——これでいいのかと。
彼女自身、自分の引きこもりで怠惰な性格が根本的に解決できるとは思っていない。だが毎日毎日、城の中に引きこもってゲームや漫画、原稿にばかり向き合っていると、さすがの城化物でも気が滅入るというもの。
せっかくの夏、丁度同人誌の原稿に詰まっていたということもあり、刑部姫は思い切って外へ飛び出すことにしたのだ。
城化物としての活動を一時休止して、外へ出かける姫の夏休み。
即ち——プリンセス・サマーバケーションである!!
「ふ~ん……それで、なんでサバゲーなわけ?」
なるほどと、刑部姫が外をほっつき歩いている理由は何となく理解する猫娘。
しかし、そこで何故サバゲーなのかと。それがイマイチ納得しきれずに目尻を吊り上げる。
「——それはですね~、拙者がおっきー殿を誘ったからでありますよ! 猫っぽいツンデレな少女よ!!」
そんな猫娘の疑問に対し、それまで黙っていた刑部姫の隣に立つ大男が答える。
「あっ、拙者、くろひーと申します!! おっきー殿とは同好の士……共にサバゲーという戦場を駆けた、戦友でござるよ!!」
サラッと自身の自己紹介を交えながら、くろひーは刑部姫がこの島に至るまでの道中を語っていく。
城を抜け出してきた刑部姫は、とりあえず『何をするかと』いう段階で迷っていた。
漫画やゲーム、同人誌を描くなど、インドアに豊富な趣味を持つ刑部姫だが、ぶっちゃけアウトドアは未体験の領域。また、せっかくなので誰かと一緒に遊びたいと考え、刑部姫はその相手として同じオタク仲間である、くろひーに連絡を取ったという。
「吾輩、おっきー殿とはそれなりに長い付き合いでありますに、同人誌の即売会でもよくご一緒させていただくのでござる!」
連絡をもらったくろひー。彼は刑部姫の相談に応えるべく、さっそくいくつかの夏の遊びを提案する。
オタクというと根暗で引きこもっているという悪いイメージを一般人は抱くかもしれないが、昨今の彼らは自分の趣味のためなら外に繰り出すことも厭わない、アクティブな面もしっかりと持ち合わせている。
くろひーも、キャンプやツーリング、魚釣り、聖地巡りといった多岐に渡る趣味を嗜んでいたが——
その中のひとつ——サバイバルゲームに刑部姫は強い関心を示した。
『へぇ~……なんかおもしろそうじゃん!』
と、最初に軽い感じで始めようと、試しに装備を一式揃えてみたのだが——これを早々に挫折。
理由は——暑いからである。
この真夏のシーズンに通常のサバイバルゲームで重装備を背負うのは、刑部姫にはいささかハードルが高かったらしい。
しかし、せっかく興味を持ってもらったのに、このまま止めてしまうのは勿体ないと思い試しに。
『……だったら、ウォーターサバゲーならどうでござるか?』
と、くろひーが提案し、それに刑部姫が乗っかった結果——
これが見事にド嵌まり。
水を得た魚のように生き生きと、格好まで専用の水着ファッションで自身をコーディネートし始めた。
そうして、刑部姫はくろひーと共に連日連夜、様々な場所で繰り広げられるウォーターサバゲーイベントへと殴り込みを敢行。
一般参加者にとって実に傍迷惑な。
嵐のような存在としてイベント会場を掻き乱す毎日を過ごすこととなったのだ。
「へぇ~…………意外と交友関係広いのね、アンタ……」
くろひーの説明を一通り聞き終え、猫娘は率直に思ったことを口にする。
彼女は刑部姫がウォーターサバゲーに嵌った経緯よりも、人間の友人がいたことに普通に驚いているが。
「ふっふふ……みくびってもらっちゃ困るね、猫ちゃん!」
刑部姫はそんな猫娘のリアクションに不敵な笑みを浮かべる。
「こう見えても姫ってば、同人会ではそれなりに名の知れた作家なのだ! それに加えて、この可憐な姫としてのカリスマ容姿!! 姫が全力で猫被りすれば、男友達の一人や二人、簡単に釣れるんだから! にひひ!」
「…………まあ、そうですな。おっきー殿の活躍を聞きつけて、彼女のファンも押しかけるくらいですから……」
刑部姫のちょっぴり腹黒発言に、くろひーがチラリと視線をよそに向ける。
『おっきー!! おっきー!!』
そこには刑部姫の愛称を連呼する集団が控えていた。
彼らこそ、刑部姫のファン。彼女の容貌、サバゲーにて繰り出される数々のスーパープレイ。
そして——彼女の手で紡がれる『同人誌』という男のロマンに魅了された者たちの集まりである。
「?……同人……って、なんだ?」
聴き慣れぬ単語に鬼太郎が首を傾げる。
彼は刑部姫と面識こそあれど、彼女の趣味に関しては何も知らないでいた。
「!! お、刑部姫!」
これに不味いと声を上げたのが猫娘だった。彼女は鬼太郎の耳に余計な情報が入らないよう、刑部姫の腕を引っ張って彼女をその場から連れて行ってしまう。
「へっ!? ど、どったの猫ちゃん!?」
「いいから! ……ちょっと、こっちに来なさい!!」
その様相はまさに校舎裏にパンピーを呼び出す不良、レディースのようであった。
×
「刑部姫……一応、確認しておきたいんだけど」
「なっ、何でしょうか……猫娘さん」
鬼太郎やまなたちからわざわざ距離を取り、猫娘は刑部姫と真っ向から対面する。
久しぶりの再会を喜ぶという雰囲気ではなく、猫娘の視線はどこか厳しめで刑部姫もおっかなびっくりな態度で応じる。
怯え気味な刑部姫に、猫娘は皮肉混じりに問い掛ける。
「——大人気作家のおっきーさん? アンタが描く同人誌とやら……まさか、また私と鬼太郎をネタにしてはないわよね……ん?」
それは以前も釘を刺した件——猫娘と鬼太郎をネタにした同人誌を描かないと約束させた件だ。
過去に、刑部姫は猫娘と鬼太郎の同人誌——『キタネコ本』とやらを発刊し、それを妖怪たちの間で流行らせたことがあった。当然その暴挙に猫娘が激怒し、刑部姫にきつーいお仕置きをお見舞いし、二度と彼女にキタネコの同人誌を描かないことを約束させた。
久しぶりに刑部姫の顔を見たことで、猫娘は念のため確認をとることにした。すると刑部姫は慌てた様子で首をブンブンと振る。
「か、描いてない! 描いてない! 約束どおり、猫ちゃんと鬼太ちゃんの同人は描かないことにしてるから!! ねっ、そうでしょ、くろひー!?」
助けを求めるように証人として付いてきたくろひーに話を振る。
「え、ええ……そうですな。拙者も貴殿のような女性が出ている同人誌は見たことがないでありますぞ?」
「……本当でしょうね?」
猫娘は髭面の大男であるくろひーに疑いの目を向ける。刑部姫の友人である以上、口裏を合わせているという可能性もあるが、少なくとも彼に動揺した気配はない。
オタク仲間の彼が知らないのであれば、少なくとも人間たちの間に『アレ』は流通してはいないのだろう。
「そっ……なら、いいわ」
猫娘としては一番大事なことは確認できたので取り敢えず良しとし、刑部姫も「ほっ……」と胸を撫で下ろしている。刑部姫にとってもあの出来事での『お仕置き』はだいぶ効いたらしく、顔面を蒼白に彼女は猫娘にお伺いを立てる。
「あの……猫娘さん」
「なによ?」
「この島にいる間、なるべく同人誌の話はしないようにお願いしたいのですが……」
刑部姫の申し出に猫娘は「?」と疑問符を浮かべた。
「別にいいけど……なに? アンタ悪いもので拾い食いしたの?」
「ひどっ!? 姫はそんなはしたない娘じゃありません!!」
わりと失礼な問いかけに刑部姫は抗議するが、猫娘がそのように思ったのも無理はない。
何故なら、猫娘が刑部姫と初対面したとき、彼女はキタネコ本の制作——まさにその同人誌に熱中していたからだ。猫娘にとって刑部姫=同人誌というイメージが根強く、そんな彼女がその話題に触れられることを避けていることに違和感を覚えてしまう。
「いやね、おっきーってば、その同人誌の原稿が捗らなくて逃げてきたから。その現実を思い出されると……ちょっとね……」
そういえば、先ほども『同人誌の原稿に詰まっている』と言っていた。
どうやら今はサバゲーに集中して、原稿が捗らないスランプを忘れていたいらしい。
「しかし、おっきー殿。そろそろ原稿に戻った方がよいのではないのですかな?」
だが、ここでくろひーが刑部姫を現実へと引き戻す。
「そろそろ再開しませんと、次の即売会に間に合いませんし……吾輩、きよひー殿を敵に回すのだけは絶対に避けたいのですが……」
「きよひー……?」
知らない人物の愛称に猫娘は首を傾げる。一方、その人物の話題に刑部姫は見るからに動揺する。
「だ、だだだ、大丈夫よ!! さ、ささ、流石のきよひーだって、こ、こんなところまで追いかけてこないでしょ!!」
言っている本人が一番大丈夫には見えない、猫娘に迫られたとき以上に怯えた表情をする刑部姫。
どうやら二人の言う『きよひー』とは相当に恐ろしい人物のようだ。
「きよひー……きよひー……ん? なんか……どこかで?」
猫娘はそのきよひーなる人物の呼び名に、何か引っ掛かりのようなものを覚えた。
どこかで聞いたことのある響きに、その人物の本名を聞こうとしたところ——
「——み~つけた~!」
まさにその答え合わせをするが如く、『彼女』は刑部姫のすぐ真後ろまで這い寄っていた。
「——!!!!!!!!?」
『バクン!!』と、刑部姫の心臓が悲鳴を上げる。身体の全神経、全細胞が『逃げろ』と叫んでいる。
しかし、刑部姫は動けない。
恐怖のあまり身動き一つ取れず、彼女はすぐ側まで這い寄っている『死』の気配に成す術もなく立ち尽くす。
「お、おっきー殿……後ろ、後ろ!!」
「あっ! アンタは!?」
くろひーと猫娘の二人も、揃ってリアクションをとる。くろひーは勿論のこと、彼女は猫娘にとっても見知った相手でもあった。
恐怖に怯えながらも、恐る恐ると振り返る刑部姫——
案の定、そこには彼女の想像したとおりの『女性』が笑顔で立っていた。
「ふふ……おっきー、つ~か~ま~え~た……!」
笑顔、実に笑顔で鬼ごっこの終わりを告げ、彼女の手が刑部姫の肩に置かれる。その手からは物凄い力が伝わり、ミシミシと音を立てるほどの圧力が加えられている。
もう絶対に逃げられない状態。刑部姫の顔面は歪み、既に泣き崩れた表情で彼女は必死に弁解を口にする。
「あ、あのね、きよひー! これには深い理由があってね……それで……あの…………!」
しかし、上手い具合に言葉が出てこない。いや、出そうとしたが寸前でその言葉を呑み込む刑部姫。
下手な嘘は逆効果だ。それを理解しているからこそ、言葉が出てこないのだ。
そう、彼女を前に『嘘』は御法度。
嘘は付いた時点ですぐにバレるし——出鱈目な言葉は吐けば最後、彼女は決して刑部姫を許しはしないだろう。
「ふふふ……おっきー。この私から逃げられるとでも思っていましたか?」
何故なら彼女は過去、『愛しい人に嘘を付かれた』ことが原因で妖怪となった女だからだ。
そしてその愛しい相手を、どこまでもどこまでも追い回し——焼き殺した。
ここで返答を間違えれば、刑部姫もその者の二の舞。
そう、きよひーが愛した男・安珍と同じ末路を辿ることとなるだろう。
「——き、清姫!? なんでアンタがここに!?」
その女の名を猫娘が叫んでいた。
きよひーとは『清姫』のことだったのかと、意外な人物の登場にやっぱり驚きを隠せない。
「……あら? 貴方は確か、いつぞやの泥棒猫!!」
清姫はそこで初めて猫娘の存在に気づいたのか。忌々しそうに彼女のことを罵りながら眉を潜める。
「何故貴方がこんな辺鄙な島に……いえ、貴方がここにいるということは……まさか!!」
猫娘の存在を認めるや、清姫はすぐに周辺を見渡す。
そして——まさかの人物・ゲゲゲの鬼太郎をそこで見つけ、それまでの『圧力』の加わった笑顔を一変。
心からの、恋する乙女そのものの笑顔で清姫は走り出していた。
「——安珍様、いえ、鬼太郎様!! お会いしとうございました!!!!!!!!!!!!」
「——っ!? き、きみはっ!?」
彼女は妖怪・清姫。『安珍・清姫伝説』に登場する妖怪となった元人間の女性である。
千年ほど前、人間だった清姫は旅の僧・安珍に恋をし、彼と再開する『約束』を交わして一度は別れた。しかし、安珍はその約束を破り、彼女から逃げ出したのだ。
そのことに激怒した清姫。彼女は愛しい人に裏切られた絶望から大蛇の怪異となり、安珍を追い回し、最終的には焼き殺してしまった。
その後、彼女は妖怪として封印され、千年後の現代になって復活した。そして復活した清姫は、現代で『輪廻転生』によって生まれ変わった安珍を探し出すべく、旅に出ることにした。
その道中、彼女は鬼太郎たちと出会い、ちょっとしたトラブルを引き起こしたわけだが——
そのトラブルの後、彼女は——どういうわけか、鬼太郎のことを『生まれ変わった安珍』と思い込むようになってしまったのである。
そして、数週間にわたるストーキングで鬼太郎の精神を大いに疲弊さ、猫娘ともその時に何度か揉めることになったのだが——ある日、唐突に清姫は鬼太郎たちの前から姿を消した。
一通の手紙を、書置きを残して。
『——旦那様にふさわしい女となるべく、花嫁修行に行って参ります』
それからは全く音沙汰のなかった清姫だが、どうやら未だに鬼太郎への愛は健在らしい。
「お久しぶりでございます……鬼太郎様! 貴方の清姫、ここに参りました!!」
相変わらず鬼太郎のことを安珍と思い込み、彼への良妻ぶりをアピールしてくる。
「や、やあ……ひ、久しぶりだね。清姫……」
彼女の猛烈なラブコールに、鬼太郎が珍しく及び腰になったのは言うまでもないことだろう。
×
「——オホン! それで……清姫よ。お主、刑部姫とはどういう知り合いなのじゃ?」
混沌とする場を一旦整理すべく、目玉おやじが咳払いを一つ、清姫に声を掛ける。
現在、この場には鬼太郎たち一行。
恭輔の招待で島へやってきた、鬼太郎、目玉おやじ、猫娘、犬山まなの四人。
もう片方の一行は観光客として島へやってきた刑部姫、くろひー。
そして、その刑部姫を追ってきた清姫の三人がいた。
「あら、これはこれは……お義父様、ご無沙汰しております」
「お、お義父さん呼びしてんじゃないわよ!!」
清姫はさりげなく目玉おやじをお義父と呼ぶが、それを猫娘が牽制。同じ人を好きになった恋敵同士、二人はまさに犬猿の仲である。
「うわぁ~……まさか、きよひーの言っていた安珍様が鬼太ちゃんだったなんて……こ、これは修羅場だ!」
刑部姫はその一瞬で鬼太郎を取り巻く恋愛事情に勘付く。普段から漫画やらアニメでそういったシュチュエーションの知識を得ているだけに、流石に聡い洞察力である。
「猫娘、どうしてそんなにピリピリしてるんだ?」
「そうだよ、猫姉さん……落ち着いて話を聞かないと?」
だが鬼太郎とまなの二人は全然気付いていない。これには完全な部外者であるくろひーが「マジか……こいつら鈍すぎるぜ!」と白目を剥くほどビックリしている。
「ふふふ、そうですわね……私とおっきーの関係ですか?」
そんな感じの外野をガン無視し、清姫は目玉おやじの質問に答えていた。
「おっきーは私の友人です。最初はメル友……というのですか? そういった関係から始まった間柄ですが……」
清姫曰く。刑部姫とは当初、ネットの世界で意気投合したという。
既に清姫も刑部姫も現代のネット社会というものに順応し、掲示板やSNSというものを使いこなしている。そこで独自のコミュニケーションを構築していた二人はある日、本当に偶然に互いが『妖怪』であることを知ってしまったのだ。
これに「ならば一度くらい会ってみようか?」と、半信半疑ながらもオフ会をすることになり——そこからリアルでもちょくちょく顔を合わせることになったという。
「意外な組み合わせね……あんまり、息が合うようには思えないけど……」
これに猫娘が意外そうに呟く。
清姫と刑部姫。
片や思い込みが激しく、ヤンデレ気味。
片や卑屈で引きこもり気質な根っからのオタク。
対極的な性格の二人。客観的に見ても馬が合うようには思えないだろう。
「……確かに、私も不思議に思ってます。どうしてでしょう……」
「う~ん……姫も分かんない! あんまり深く考えたことないし……」
当人たちもこの繋がりを不思議には思っているようだ。何故、自分たちは友達でいられるのかと?
「……そんなの関係ないと思いますよ!!」
すると、これに声を上げたのが犬山まなであった。
「性格とか、生まれとか……そんなこと関係なく友達でいられるなら、きっとそれでいいと思います!!」
「まな……ふっ、そうかもしれないわね」
妖怪と友達でいたいと思う彼女らしいその言葉に猫娘が口元を緩める。
そうだ、他者と仲良くすることに理由などいらない。友達であることに、わざわざ理屈をつける必要はないのだと、その言葉で大事なことに気付かされる。
「そうですわね……確かに、その通りかもしれません!!」
「そうそう!! まなちゃんだっけ? キミいいこと言うね!!」
清姫も刑部姫もまなのセリフに感銘を受けたのか、その言葉に同意する。
「私たちは友人!! きっと、それでいいのでしょう!! おっきー!!」
「そうさ!! 姫たちは友達!! それでいいのだよ!! きよひー!!」
互いの友情を再確認するよう、熱い握手を交わす二人。
「——けれど……」
もっとも、それで全てが丸く解決するわけではない。
声のトーンを低くした清姫がグッと、刑部姫の繫いだ手を握り潰す勢いで力を込める。
「貴方が原稿をほっぽり出したことは別問題ですよ? おっきー!!」
「ひゃあー!? い、痛い! 痛い痛い!! ご、ごめんなさい!! 反省してるから……ゆ、許して!!」
激痛に悶え苦しみながら、刑部姫は清姫に許しを乞う。
「き、清姫……? いったい、どうしたんだ? 原稿って……なんのことだ?」
これに困惑気味な鬼太郎たち。
そもそも、清姫が刑部姫を追いかけてこの島までやってきた理由を知らないため、目の前の二人のいざこざに置いてけぼりの一行。
するとそんな鬼太郎たちのため、くろひーがまたも説明役を買って出てくれた。
「実はおっきー殿、きよひー殿と合同して同人誌……え~と、本を出版する予定だったのですが……」
清姫と刑部姫。対照的で趣味の方も異なりそうな両者。
だが実はこの二人、一緒に同人活動に励んでいる仲でもあった。もともと刑部姫が一人で漫画を描いている中、意外にも清姫が興味を持ったことでチームを結成。
その名も『Princess×2』。同じ『姫』という名前があるもの同士で結成した同人サークルである。二人は次の即売会のため、新しい同人誌を協力して描いていた最中だったという。
「……その原稿をほっぽり出して、おっきー殿が遊びまわっている次第で……」
ところが、原稿に詰まったことを理由に刑部姫は途中離脱。そのせいで作業は遅れ、同人誌は未完のまま。清姫に多大な迷惑を掛けることとなり、怒った彼女が刑部姫を追いかけ——とうとうこの島で追い詰めることとなった。
「そ、そうか……なんだか……大変そうだな、刑部姫も……」
これに鬼太郎が同情気味に呟く。
清姫に追い回される恐怖は、彼女からストーカー被害を受けた彼も身に染みて思い知っていた。きっと原稿とやらをサボって遊び回る中でも、常に清姫の影に怯えていたであろう刑部姫の苦労が窺い知れる。
まあ、元を正せば、原稿を途中で放り投げた刑部姫が悪いのだが——
「わ、分かったよ! 分かったてば、きよひー!!」
それは刑部姫も自覚しているのだろう。観念した様子で清姫に対してその場にて土下座する。
「この島でのサバゲーイベントが終わったらすぐにでも原稿に戻るから! だから、どうか……どうかあと一日だけ! 明日一日だけは遊ばせて下さい!!」
それでも、懲りもせずにそんな要求をしてきた。
どうやらこの島でのイベントは明日まで続くようで、それが終わるまでは待ってほしいと。
「……そうですね」
この要求に関して怒り狂うかと思われた清姫だが、彼女は意外にもそこで少し考え込み、前向きな返事を返した。
「……まあ、いいでしょう」
「へっ? い、いいの……?」
この寛大な処置には、言い出しっぺの刑部姫の方が驚いていた。
少なくとも、彼女はもっと怒られるかと思っていたらしく、案外冷静な清姫に目をパチクリとさせている。
「ええ、本来であれば、私の炎で丸焦げにしているところですが……」
「ひぃっ!? こ、怖いこと言わないでよ……」
何気に焼き殺す気満々だった清姫の本音に青い顔をする刑部姫。しかし、彼女は許されたらしい。その理由というのも——
「ですが……ええ許しましょう! 結果論とはいえ、貴方を追いかけてこんな島まで来たおかげで——」
清姫は自然な動作で、まるでそうするのが当然とばかりに鬼太郎の隣へと居座り、ガッチリと彼の腕に自らの腕を絡める。
「こうして、鬼太郎様と運命的な再会をすることができたのですから♡」
「えっ!?」「なっ!?」
清姫のボディータッチに鬼太郎がビクッと肩を震わせ、猫娘が顔を真っ赤に憤慨する。
そう、清姫にとって何よりも大切な想い人である安珍ことゲゲゲの鬼太郎。彼との再会の喜びは、それまで抱いていた怒りを帳消しにするほどに喜ばしい。
その功績を持って、刑部姫は許されたのだ。
「本来であれば、貴方様にふさわしい花嫁になるまで会いに行くまいと固く誓っておりましたが……ええ、これも不可抗力というもの!! まだまだ未熟者の身ではありますがこれまでの修行の成果、今宵存分に振るわせていただきます♡」
「な、なななな……!!」
刑部姫そっちのけで鬼太郎に詰め寄る清姫に猫娘が狼狽する。だが奥手の恋敵を無視し、清姫はさらに鬼太郎へと顔を寄せ、その耳元で囁く。
「さし当たって、今晩のお夕食はこの清姫にお任せを♡ 先生から免許皆伝はいただいておりませんが、火の加減に関してはお墨付きです。豪快な丸焼き料理から、繊細な火入れが必要なものまで、何でもおっしゃって下さい♡」
「ちょっ! ま、待ちなさい! まさか一緒の宿に泊まるつもりじゃないでしょうね!?」
花嫁修行とやらで培った調理技術を全力でアピールしてくる清姫に猫娘は声を荒げた。
これ以上、鬼太郎に付き纏わせまいと彼と清姫を力ずくで離れさせる。
「いい加減認めなさいよ! 鬼太郎は安珍じゃないわよ!!」
「貴方こそ、旦那様に馴れ馴れしいですわよ、この泥棒猫!!」
猫娘と清姫。出会った当初のようにいがみ合い、再び火花を散らす両者。
意中の殿方を巡った熾烈な争いが、またも勃発する。
「ふぅ~…………何だか知らないが、助かったよ、鬼太ちゃん!!」
その争いに夢中なせいか、猫娘も清姫も既に刑部姫のことなど眼中にない様子である。
九死に一生を得た刑部姫はホッと安堵を一息、この状況を作ってくれた鬼太郎へと親指を立てて礼を言う。
「いや……ボクは別に何も……はぁ~」
しかし、巻き込まれた鬼太郎からすれば災難でしかなく。
彼は気疲れから盛大なため息を吐いていた。
×
その日の夜のことである。
一泊、島の宿に泊まることとなった鬼太郎たち、刑部姫たち一行が寝静まる。
夜に活動する島の飲み屋街の住人や観光客ですら、疲れ果てて眠る頃合い。
深夜も未明も過ぎ、空が白み始めた明け方。島の市街地から外れた沿岸部。
「…………ふぁ~、さすがに眠くなってきたな……」
青年が一人、懐中電灯を片手に何もないところで立っていた。彼はこの島の住人であり、その背後には岩でできた祠——牛鬼岩が鎮座している。
この岩の中にかつて幾度となく封じられ、復活して暴れ回るというサイクルを繰り返してきた妖怪・牛鬼の本体が眠っている。青年はここに人が寄り付かないよう監視し、牛鬼が解き放たれるのを阻止する『見張り役』としての役割を負っていた。
そう、牛鬼の事件が色濃く住人たちの間で残る中、彼らはこうした見張りを常時立たせることで牛鬼岩を二十四時間監視していた。これもよそ者であり、実際に悪ふざけで牛鬼の封印を解いてしまった熊谷の提案である。
あれだけの騒ぎがあった以上、島の住人が牛鬼岩をうっかりと開けてしまうことはないだろう。だが、この島に訪れる観光客は別だ。
牛鬼の伝説を嗅ぎつけ、またいつ、誰が迂闊な好奇心を働かせてこの岩の封印を解いてしまうかわからない。
あのような事態を二度と起こさせない為にも、交代で見張りを置き、島の住人たちはもしもの事態に備えていた。
けれども——それも長く何事もなく続いていれば油断が生まれるもの。
「ふぅ……ちょっと缶コーヒーでも買ってくるか……」
さすがにこんな時間帯では誰も来ないだろうと、青年は口元の寂しさから自動販売機を求めてその場から離れていく。
時間にすれば数分だ。普通であれば、何事もなく終わっていてもおかしくはなかっただろう。
だが、その僅かな隙を突き——二人のよそ者が牛鬼岩に近づいていく。
「ほ、本当に……こんな岩の中に財宝が眠ってるのか!?」
「ええ、そうですよ。この牛鬼岩の祠に……目的のものが眠っている筈です」
本土からこの島へと逃亡してきた殺人犯の男と、それを手助けした背の低い老人の二人である。
男はこの牛鬼岩の中に逃走資金である金銀財宝が眠っている。そんな老人の話を信じてここまでやって来た。
「ほ、本当かよ……こんな寂れた場所に……そんなものが、本当に……」
しかし、さすがに都合の良すぎる展開に男も怪しんでいた。
本当にこんな何もない場所に、そんな財宝などという冒険映画のようなロマンが眠っているのかと。ここに来て初めて老人の言葉を疑い出す。
「貴方も見たでしょ、先ほどの見張りの男を? 本当に何もない場所であれば、あのような監視役を立てる必要はありません。それこそ、この蓋の下に大事なものが埋まっている何よりの証拠……」
「ま、まあ……確かにその通りだが」
だが老人は全く動揺した様子もなく、ぬらりくらりと男の疑惑を躱す。牛鬼岩の蓋を杖で突っつき、早く岩をどかすようにと男を唆す。
「さっ、急ぎませんと。見張りのものが戻って来ます、チャンスは今しかありませんよ?」
「わ、わかってるさ!! よ、よーし!!」
老人に急かされ、男はいよいよ牛鬼岩の封印に手を掛けた。
元より後がない男の境遇、身勝手な彼自身の性格が老人の『ありもしない与太話』を信じ込ませてしまう。
男は自身の未来がその穴の中に詰まっていると——ついにはその蓋を自らの手で開けてしまった。
「くっくくく……」
地獄の窯の蓋が開く間際、老人はニヤリと男の愚かさを嘲笑い、その場から静かに姿を消す。
そして——。
「ふぁ~……もう少しで交代の時間か。あとちょっと、頑張るかな……」
缶コーヒーを片手に見張りの青年が戻って来た。
カフェインを摂取したことで眠気も覚めた。気合を入れ直し、やる気を再熱させたところ——
彼は遠目から——牛鬼岩の上で佇む男がいるのをハッキリと視認する。
「!! お、お前っ!! そこで何をしてる!?」
その光景を見咎めて声を上げるも、時既に遅し。
男の足元、牛鬼岩の蓋は開いており——その封印が解かれていたのだ。
「——た、助けて………」
その蓋を開けたと思われる男が、懇願するようにこちらを振り返る。何やら苦しんでいる様子で、胸元を掻き毟っているが——
次の瞬間、そんな男の体が変貌していく。
『ひひっぎゃああああああっぁぁぁぁっっぁぁぁぁ!?』
悲鳴を上げながら、ひ弱な人間であるその肉体が大きく膨れ上がる。
腕が、足が、胴体が——そしてその顔が、人ならざる化け物へと姿を変える。
手足と胴体は巨大な蜘蛛。顔はたるんだ牛。うろんだ瞳でこちらを睨みつけ、腹の底から再誕の雄叫びを上げる。
『——グアアアアアア!!』
男の肉体を乗っ取り、ここに妖怪・牛鬼は復活してしまった。
「た、大変だぁ!! み、みんなに報せないと!!」
男は大慌てで駆け出し、島の住民たちに一刻も早くこのことを報せに駆け出していく。
そしてその後ろを——逃げる獲物を追いかける、獣の本能で牛鬼が追いかけていく。
多くの住民たちがいる市街地のど真ん中へと、怪物が迫る。
人物紹介
くろひー
FGOで言うところの黒髭。エドワード・ティーチ。
あくまで一般人であり、刑部姫のオタク友達という設定。
公式のプロフィール通りだと、こいつ身長が二メートルある。
それに加えてあの黒髭……控えに見ても一般人には見えませんね。
アン
FGOで言うところのアン・ボニー。
あくまで一般人にして、ただの通行人。
前話の中にも一言だけ台詞を言っているところがあります。
ただのファンサービスですので、これ以上の登場は予定してはいません。
メアリー
FGOで言うところのメアリー・リード。
あくまで一般人、名前が出てくるだけ。
全然関係ないけど……個人的にモーション改修を熱望する一人でもある。
アンとメアリー。二人が並んでいる状態で戦わせてみたい……。
先生
清姫の料理の師匠。彼女が花嫁修業の一環で出会った鬼教官。
彼女の出番に関しましては……いずれは個別の話でやりたいと思ってます。
次回で完結予定。
牛鬼をどうやって退治するのか、清姫と刑部姫の活躍に乞うご期待!!