内容が『鬼太郎誕生・ゲゲゲの謎』ということもあり、鬼太郎の誕生秘話が明かされる。
映画はやるかと思っていたが、さすがにこれは予想外だった!
嬉しいは嬉しいのですが……この小説でも鬼太郎の過去話をやろうと思っていただけに、これは下手なことは書けない。
設定の矛盾が出ないよう、今作における鬼太郎の過去話は暫くやれそうにありません。
さて、お待たせしました。
複数の方がリクエストされた作品『鬼灯の冷徹』とのクロスオーバーです。
二度、三度と渡ってアニメ化された作品なだけあって知名度はそれなりにあると思いますが、一応軽く概要を説明します。
鬼灯の冷徹は漫画雑誌モーニングに連載されていた作品。2020年に連載が終了してしまいましたが、それでも9年間は連載が続いた人気作品です。
鬼の主人公を中心とした『地獄の日常』を描いた作品であり、地獄のアレコレを色々と学ぶことができます。舞台が舞台なだけあってブラックジョークも多いですが、不思議と不快にはならないと思います。
自分は基本アニメの方を視聴していましたが、原作漫画も雑誌の方でよく立ち読みしてました。まだ知らない方、今回の話を読んで興味を持ったのであれば是非視聴してみてください。
今ならYouTubeの方で一話が公式で無料放送をやっている筈です。
地獄。魂が死後に行き着く先と言われているあの世。
人も妖怪ですらも、死ねば等しくこの地獄へと送られ——地獄の裁判官・閻魔大王の判決を受けることとなる。
閻魔大王——地獄を統括するとされる裁判官、冥界の長。
遥かな神代。この日本において『初めての死者』とされる彼は無秩序だったあの世をどうにかしてまとめられないかと。黄泉の女王・イザナミに直談判、あの世の大改革を行った。
そうして長い年月を経たことで——地獄というシステムの基礎を築いたのである。
改革が済んだ後、女王であるイザナミですら引退する中、彼は地獄の王として今なおその地位に君臨し続けている。まさに閻魔大王とは——地獄の絶対的権力者のことを指すのである。
「——判決!
地獄で閻魔大王が行う主な業務。それは勿論『裁判』である。
地獄へと送られてきた死者の魂、亡者である彼らに審判を下すのが彼の仕事だ。
裁判の結果は生前の行いによって天国行きか地獄行きかが決まる。また、地獄行きであるならば『どのような地獄か?』『どれだけの責め苦を与えるか?』など。
それらを閻魔帳の記録や、
「ひぃっ!? じ、慈悲をっ!! 慈悲をくだされぇえええええええ!!」
この日も、いつものように閻魔大王が罪人へと判決を言い渡していた。その判決を不服と、亡者がなにやら叫んでいるがその程度で大王は揺るがない。
「慈悲はない!! その度の過ぎた性根の悪さを顧みるがいい……連れて行け!!」
「はっ!!」
厳しい顔つきで獄卒たちに命令を下し、罪人を連れて行かせる。
今判決を言い渡した男、現世では中小企業の社長だったという。その傲慢な性格から社員たちを何人も虐め殺してきた。地獄行きは当然、焦熱地獄の凄まじい業火が男を何千年と苦しめることになるだろう。
「次の者、前へ!!」
間髪入れずに次の裁判へと移り、別の亡者が閻魔大王の眼前へと連れてこられる。
大王はその男の生前の所業を知り、即座に判決を言い渡す。
「貴様は……
無間地獄は厳しいとされる地獄の中でも最下層に位置する。殺生や盗み、邪淫や飲酒などの罪は当然のことながら、父母といった身内を殺したものなどが問答無用で落とされる地獄だ。
この男は遺産相続のため実の父を殺し、あまつさえその罪を現世にて償うことなくここへ来た。
もはや救いようがないと、閻魔大王もお怒りである。
「い、いやだっ、いやだぁああああああああああ!」
「大人しくしろ!!」
厳しい判決に男が半狂乱に取り乱す。しかし獄卒たちは容赦しない。
地獄では自業自得、自己責任が基本理念なのだ。現世では『罪を憎んで人を憎まず』とも言うが、それで済んだら地獄はいらない。
そう、ここは地獄——亡者に罪を悔い改めさせるため、苦痛と絶望を与える場所なのだから。
「——閻魔大王様、本日の裁判はこれで終了です」
「むっ、そうか……」
そうして、何十人もの亡者へと判決を言い渡したところで本日の仕事が終了した。いかに閻魔大王とて、一日中仕事をしているわけではない。彼にも休息が必要であり、業務がひと段落したところで体を伸ばしたり、肩をほぐしたりして体を休める。
「まったく、今日も罪深き亡者の多いことよ……」
だがそのキリッとした表情に一切の変化はない。
凛々しい顔つきで昨今の社会情勢からなる罪人の多さにため息を吐きながらも、己の職務に邁進していく。
そう、ここは地獄であり、彼こそが最高権力者。
権力者として君臨する以上、最大限の職務を全うしなければならない。
その地位にふさわしいよう、彼は今日も威厳に満ちた姿で——
「え、閻魔大王様!!」
そのときである。大王の元へ獄卒の鬼が駆け込んできた。
「何事だ、騒々しいぞ」
取り乱す獄卒に対し、あくまで落ち着くように言いきかせる閻魔大王。
そう、彼は地獄の大王。どんな問題が発生しようと冷静に対処するだけだ。
それが出来るだけのカリスマを持ち、誰にも負けない屈強の力と威厳を秘めた——
「ご、ご報告申し上げます!!」
しかし、駆け込んできた鬼は興奮した様子で閻魔大王へと報告する。
「長期の海外出向に出向いていたあの方が——閻魔大王第一補佐官・
「…………………………………」
その報告に——
「——えぇ~~!? ……もう帰ってきたのぉ~?」
閻魔大王の威厳が、木っ端微塵に砕け散っていく。
×
現世。生きとし生けるものが暮らす地上。
大勢の人たちがとある場所へと集まり、何やら賑わいを見せていた。人々がひしめき合い、長蛇の列を作っているのだ。
「楽しみですね、まなさん」
「まだかなぁ~? まだかなぁ~?」
「早く早く!!」
その列の中に調布市から来た中学生の女子。姫香、綾、雅——犬山まなといった仲良し四人組の姿もあった。
彼女らもそこに集まっていた人々も目的は一緒であり、『それ』を一目見るために朝から長い時間をかけて並んでいた。
『次のグループの方、どうぞ~!』
「来た!! いよいよだよ、みんな!!」
整理券をもらってから数時間後、自分たちの番が来たことを拡声器でスタッフが告げてくる。ようやくやって来たその機会に、まなたちの顔に喜色な笑みが浮かぶ。
周りの人々も、いよいよ来たシャッターチャンスに携帯のカメラを『それ』に向けていく。
「キャー!! 可愛い!!」
「シャンシャン!! こっち向いて!!」
そう、一般公開されるようになったシャンシャン——ジャイアントパンダの子供に向かって。
ここは上野動物園。まなは友達と一緒にジャイアントパンダの子供を見にやって来た。
上野動物園といえばパンダ、パンダといえば上野動物園。そう言われるだけあって、この動物園ではパンダの存在を非常に重要なものとして捉えている。今回も、久しぶりに誕生したパンダの赤ちゃんというだけあって、メディアもこのニュースを大きく扱った。
それにより、大勢の人がこのアイドルを一目見ようと、上野動物園へと大挙して押しかけて来たのである。
「あっ! 可愛い~、欠伸してるよ、ははは!」
まなたちも、そんな流行の波に乗って動物園にやって来たクチだ。間近で見るパンダは、思っていた以上にまなを感動に浸らせてくれたのだが——
『は~い、終了です! 足を止めずに進んでください!』
「えぇ~……もう終わり?」
短い観覧時間に不満を漏らす一行。楽しい時間はあっという間に終わり、まなたちはその場からの強制退去を余儀なくされる。
一人でも多くの人がパンダを見れるよう、動物園側は一人当たりの観覧時間を一、二分に設定している。当然その流れに例外はなく、まなたちもすぐさまパンダの元から離されることとなった。
「はぁ~、もう終わっちゃた……」
「どうする? もう一回並ぶ?」
園内を歩きながら、まなたちは次なる予定をどうするか頭を悩ませる。彼女たちはパンダを見に来たのだが、それ以外の予定を特に定めていなかった。
もう一度並ぶことも考えるが、また一から並ぶとなると相当な時間が掛かる。さすがにそうするだけの価値があるかどうか、それは微妙なところである。
「とりあえず……お昼にしない? なんかお腹減って来たし……」
「そうですね、ちょうどいい時間ですし」
お昼時ということもあり、彼女らは一旦気持ちを落ち着かせることにした。
園内の食事スペースを求め、周囲をキョロキョロと見渡す。
「……ん? あれは……」
その際であった。まなはある動物に目が向き、そこで足を止める。
そしてその動物も、まなのことをじっと見つめ返してきた。
その動物は——ハシビロコウという鳥だった。
大きなペリカンのようなその鳥は『動かない鳥』として有名だ。獲物を待ち伏せする習性があるため、長い時だと一時間以上、じっとしていることがある。絶滅危惧種にも指定されている、非常に珍しい鳥だ。
一時期ブームになるなどしたこともあり、上野動物園の顔とも呼べる隠れた人気者である。
「…………なんだろう、ちょっと……可愛いかも……」
パンダに人気が集中しているためか、その檻の周囲にはあまり客が集まっていなかった。しかし、まなはその鳥の持つ独特の雰囲気に思わず可愛いと呟く。
それはパンダのように万人を魅了する可愛さではないものの、少なくともまなはハシビロコウのことが気に入った。思わず時間を忘れかけ、その鳥に見入ることになる。
「——いいですよね。ハシビロコウ」
すると、そんなまなに一人の男性が声を掛けてきた。
身長一八〇センチ以上、格好は一般的ながらも帽子を目深く被った姿が妙に威圧感を感じさせるその男。ハシビロコウのことを食い入るように見つめながらも、しれっとまなに話しかけてくる。
「私、大好きなんですよ、彼らの放つこの独特の距離感が……」
「えっ? ええ……そうですね。わたしも、なんか気になっちゃいます……」
見知らぬ男性から声を掛けられ、少しびっくりするまな。しかし、単純に同じ動物を愛でる仲間として声を掛けられたのだろうと、深く考えることもなく返事をした。
雰囲気からしてナンパでもないだろうと、特に男性のことを意識せずにハシビロコウを見つめていく。
「パンダもいいですが、やっぱりハシビロコウも素敵だ。そうは思いませんか——犬山まなさん?」
「——っ!?」
だが不意に、男はまなの名前をフルネームで呼んだ。これにはさすがに驚きを隠せず、思わず後退る。
「な、なんでわたしの名前を? あ、あなた……誰なんですか?」
まなは警戒心を滲ませながら、面識のない筈の男へと問いを投げ掛けた。
「ああ、不躾で申し訳ありません。私、こういう者です」
しかし、まなに怖がられながらも男はいたって冷静だった。
表情を一ミリも変えぬまま、彼は会社員のような態度でまなへ名刺を差し出す。
その名刺に書かれていた男の役職をまなは読み上げる。
「閻魔大王第一補佐官…………えっ? 閻魔大王って!?」
閻魔大王、言うまでもなく地獄の最高責任者である。
先日の騒動、
あのときは鬼太郎と猫娘の感動的な場面に意識が向けられていたため、彼に関しては「随分と大きな人だな~」くらいの印象しかない。
しかし、考えてみればかなり偉い人の筈だ。
その偉い人の第一補佐官ともなれば、相当凄い役職の筈。そんな人がどうしてこんなところにと、まなは呆気に取られている。
「済みません、お友達との用事が終わった後でいいので、少しお時間の方よろしいでしょうか?」
その男は呆然としているまなへの配慮を見せた上で話があると。
事務的、かつ極めて冷静な口調でニコリともせずに己の用件を伝えてきた。
「——この度の地獄での騒動……お詫びと共に、いくつかご注意しておきたいことがありますので」
×
「——閻魔大王第一補佐官……ですか?」
「はい、初めまして。鬼灯と申します。以後お見知り置きを、ゲゲゲの鬼太郎さん」
ゲゲゲハウス。ゲゲゲの鬼太郎を始めとした妖怪たちは地獄からの客人を出迎えていた。
まなが連れてきた妖怪、閻魔大王の第一補佐官を名乗る鬼灯という男である。
既に現世での変装を解いており、彼は妖怪としての——鬼人としての姿を鬼太郎たちの前に晒している。
服装は動物園での一般的な現代服から赤い襦袢、黒い着物に着替え、帽子で隠していた額には一本の角が生えている。
癖のない黒髪、耳が尖り、牙が生え揃い、目尻は赤く、瞳の特徴は三白眼。ところどころ鬼らしい特徴こそあるが、見た目はほぼ人間である。
「……ほれ、お茶入ったぞい」
「ああ、ご丁寧にどうも」
砂かけババアが気を利かせて淹れたお茶も、綺麗な所作で口を付けていく。『鬼』と聞くと粗暴なイメージを膨らませがちだが、鬼灯はどこまでも礼儀正しく、佇まいも理知的であった。
「なるほど……お前さんが噂に聞く鬼灯か……」
「彼のことを知っているんですか、父さん?」
そんな鬼灯のことを観察しながら、目玉おやじが何かを思い出したように呟く。鬼太郎は父親の反応に問う。
「うむ、閻魔大王の第一補佐官。地獄の獄卒の中でも相当な地位にいる鬼神との話じゃったかのう。実際に会うのは初めてじゃが……」
閻魔大王と面識のある目玉おやじは鬼灯のことを噂だけで知っていたらしい。なんでも『とても有能で地位の高い鬼神』だとか。
「そんな大したものじゃありません、官房長官みたいなものです。地味地味……」
目玉おやじの評価に鬼灯はそんな風に謙遜する。しかし、日本で官房長官といえば結構な実力者である。謙遜しているのか、自慢しているのかいまいち測りかねる。
「官房長官……」
ちなみに、中学生のまなにとって官房長官はざっくりすると『令和おじさん』のイメージである。
「けど……この間の騒動のとき、アンタの顔なんか見なかったと思うけど?」
しかし、そこで猫娘が疑問を投げ掛ける。
先日の騒動、彼女も実際に地獄まで足を運び、玉藻前に操られていた獄卒と戦ったりした。
だが戦った獄卒の中にも、正気だった獄卒の中にも鬼灯らしき人物はいなかった筈だ。いったい、どこで何をやっていたというのだろう。
「実は私、ここ半年ほどは海外におりましたもので……」
猫娘の指摘に鬼灯が事情を説明する。
それというのもこの鬼灯。日本地獄の一員ではあるがこの半年間、ずっと海外で活動していたというのだ。
「半年というと……ちょうど、大逆の四将が脱獄した時期じゃないかのう……ヒクッ!」
「……ええ、おっしゃる通りです」
酒で酔っ払っている子泣き爺の言葉も鬼灯は肯定する。
彼が留守だった期間はちょうど『大逆の四将』が脱獄、鬼太郎たちが彼らを追っていた時期と一致する。
「地獄を逃げ出した四将の捕縛。本来であれば、我々地獄のものが対処しなければならない案件だったのですが……」
大逆の四将。何者かの手引きで地獄から抜け出した極悪妖怪たち。
先日の地獄の混乱も、本を正せばこの脱獄騒動から端を発する出来事だ。鬼灯は自分の留守中にそのような一大事件が起きていたこと。その騒動の解決に急いで帰国できなかったこと。
それにより、鬼太郎たちを振り回してしまったことを詫びていた。
「まったく、閻魔大王……あのアホが、現世にいるあなた方にまで協力を要請するとは……本当にご迷惑をお掛けしました」
「あ、アホって……お前さん、結構辛辣ばいね……」
「ぬ、ぬりかべ~……」
一反木綿やぬりかべが唖然となる。彼らは鬼灯の謝罪内容よりも、彼があの大王のことを堂々と「アホ」呼ばわりしたことに戸惑う。
確かに玉藻前に地獄を乗っ取られかけたりと情けない部分が目立った閻魔だが、それでも彼が地獄の絶対的権力者であることに変わりはない筈だ。にもかかわらず、鬼灯は大王のことを容赦なくこき下ろしている。
この第一補佐官、どうやらただ閻魔大王に追従するだけの腰巾着ではないようだ。
「き、気にしないでください。協力を……取引を持ち掛けたのはボクの方ですから……」
鬼灯の只者ではないその雰囲気に呑まれかけ、鬼太郎は若干引き気味にフォローを入れる。閻魔大王から無理難題を吹っ掛けられたのは事実だが、それも鬼太郎から言い出したことだ。
地獄へと送られてしまった猫娘の魂を取り戻すため、閻魔大王に面と向かって「何でもすると!」と、言ってのけたのだ。
それがなければ、彼だってわざわざ鬼太郎に四将の捕縛など頼みはしなかっただろう。
「……そうなんですよね。それもまた問題なんですよ」
「どういうことですか?」
すると鬼灯。
相変わらずピクリとも表情を変えないまま、困ったというような口ぶりでため息を吐く。
その取引——『猫娘の魂を現世へと戻す』という内容に、彼は口調を厳しくしていく。
「亡者の魂を現世へと戻す……蘇らせる。閻魔大王にも言われたかと思いますが、これは本来であれば世の理に反することです」
「…………」
「…………」
鬼灯の言葉に蘇ってきた本人である猫娘、事故とはいえその猫娘を葬ってしまった犬山まながその表情を曇らせる。話の内容が『謝罪』から『物申す』ような雰囲気に変わったことで、鬼太郎や仲間たちも身構えた。
「本当であれば、今も地獄にいてもらっている筈なのですが……」
「——猫娘の魂を……地獄に連れ戻そうとでも?」
鬼灯の言わんとしていることを鬼太郎が先回りして潰す。
その言い分を決して認めまいと、彼にしてはかなり語気を強めた。
「そんなことはさせない! たとえ、地獄を敵に回そうともっ!!」
「き、鬼太郎……」
鬼太郎の発言に猫娘が頬を赤らめる。
地獄という巨大な組織を敵にしたとしても、鬼太郎は猫娘を二度と手放すつもりはないと。
地獄の第一補佐官にはっきりと明言し、場合によっては戦うことも辞さないと覚悟を決める。他の仲間たちも思いは一緒だ。皆が厳しい雰囲気で鬼灯と対峙する。
「……ああ、そう構えないでください。現時点ではあなた方と争ってまで、猫娘さんの魂を無理に回収するつもりはありません」
もっとも、敵意を向けられている鬼灯は特に事を荒立てるつもりはないようだ。茶を呑気に啜りながら、こともなげに言う。
「世の理に反すると言いましたが……別に前例がないわけではありません。過去の事例をいくつか鑑みても、猫娘さんの復活はそこまで特別なものではないと判断できます」
「えっ……? 前例があるんですか?」
あれだけ閻魔大王に渋られた猫娘の復活が、そこまで特別な事例ではないことに鬼太郎が目を丸くする。
過去にも、亡者の魂を現世へと戻した『前例』があるというのだ。
「一番多いのは……植物状態からの回復ですかね」
鬼灯が例として挙げたもの。
それは人間社会でも時偶ニュースなどで取り上げられる『植物状態からの意識の回復』だ。
「ああいった人たちも魂は地獄へと送られます。一応は他の亡者と同じように裁判をやっていくんですが……中には体の方が全くの無傷で、脳が奇跡的に回復する人がいましてね。本人の希望にもよりますが……大抵の場合は現世へと帰っていただくことになってます」
「ああ……そういう事情があるんだ……」
まなもそういった事例ならTVの特集で見たことがある。
番組タイトル的に言うのであれば、『十年間昏睡状態の患者! 奇跡の復活劇!!』というやつだろう。
「あとは……極めて特殊な例ですが、地獄の受け入れを拒否せざるを得ないような方がいましてね。現世では警察官をやっている方らしいのですが……あの人、なんで首にならないんでしょう?」
物凄く複雑そうな顔で鬼灯はボヤくように呟く。
地獄でも受け入れが出来ず、天国にもいけないその人間は死んでもすぐに現世へと送り返されるらしい。名前は両◯勘◯だそうだ。
「あとはそうですね……七つの球を集めて◯龍に生き返るように願えば、魂は強制的に現世へと引き戻されます」
「ちょっと!! なんなの、その具体的すぎる例は!? それで大丈夫なの、地獄は!?」
あまりにも特殊すぎる実例に思わず猫娘がツッコミを入れる。それで蘇らせることを黙認してしまうとは、世の理としてそれでいいのだろうか。
「……まあ、そういうことも往々にしてあるということですよ。私としてはもっと厳しく取り締まりたいのですが、閻魔大王が容認してしまっているんですよ……チッ!」
「し、舌打ちした……」
またも閻魔大王に愚痴をこぼし、不機嫌さを隠そうともせずに舌打ちする鬼灯にまなが戦々恐々となる。
いったい、この鬼神は閻魔大王のことを何だと思っているのか。伝承や鬼太郎たちの話を聞く限り、まなにとって閻魔大王はそれなりに怖い人物、一応は畏怖すべき対象なのだが。
「まあ、そういうことですので……今回のケースはそこまで目くじらを立てるものでもありません。寧ろ、取引という形を取っているだけまだマシな方です」
鬼灯はそう嘆息しながらも席を立つ。
話すことは全て話したということだろう、そのままゲゲゲハウスを後にしようとする。
「——ああ、そうそう。ひとつ……大事なことを伝え忘れていました」
だが、最後の最後で足を止め、鬼灯は鬼太郎たちの方を振り返る。
表情をまったく変えることなく、彼らに対して苦言を——忠告を口にする。
「我々地獄の獄卒は……本来であれば、現世の情勢に干渉することはありません」
地獄の住人として閻魔大王と共に『あの世』を管理する獄卒たち。彼らは原則『この世』の出来事には干渉しないことを旨としている。
たとえ、人間と妖怪の関係がどのようなものに変わろうとも。
たとえ、日本が西洋からの襲撃を受けようとも。
たとえ、名無しと呼ばれた闇が世界を覆い尽くそうとも。
地獄の住人は現世にどのような混乱が起きようとも——基本は不干渉を貫く。
今回の一件もあくまで『地獄にいるべき罪人』——大逆の四将を捕縛するため、鬼太郎の取引に仕方なく応じた部分が大きい。
「玉藻前を討ち取り、地獄の混乱を収めてくれたことには改めて感謝を述べます。ですが、これ以上の馴れ合いはお互いのためになりません。引き締めるところは、引き締めなければ……裁く者としての、『公正さ』が失われてしまいますので」
玉藻前が企んだ地獄の崩壊。それを防いだ鬼太郎たちの活躍に鬼灯は改めて礼を述べた。
だがそれを恩義に感じて、必要以上に鬼太郎たちに肩入れするつもりがないことも、この機会にはっきりと明言しておく。
「私たち地獄の住人は、決してあなた方の味方ではないということを……覚えておいてください」
今後、鬼太郎たちが安易に地獄を頼らないよう——予防線を貼っておく意味合いを込めて。
「……ええ、それは勿論……理解しているつもりです」
鬼太郎も、それを重々承知の上で頷いていた。
「——ただいま戻りました。閻魔大王」
こうして、鬼太郎たちへの謝罪と感謝、忠告を伝え終えた鬼灯は地獄へと帰還した。
閻魔大王の鎮座する閻魔丁へと顔を出し、任務を終えたことを報告する。
大王も、仕事を終えてきた部下をいつもの威厳ある姿で——
「——お帰り~! 鬼灯くん~」
「…………」
いや、そこには威厳など欠けらもなかった。
鬼灯の眼前にいるのは——『どこまでも気の抜けた一人の大きなおっさん』である。
のほほんと茶を啜りながら、彼は人の良い笑顔を浮かべて部下の苦労を労う。
「いや~……君も律儀だねぇ~! 帰国して早々、鬼太郎くんたちにお礼を言いにいくなんて~」
「わしのほうからもお礼はしておいたんだから、気を回さなくていいのに~」
「目玉おやじさん元気だった? 息子の鬼太郎くん、とても威勢のいい子だった。わしってば、威厳を保つのに必死でさ~! もぉ~、大変だったよ~!! はっはははは!!」
「…………………」
あたかも他人事のように快活な笑い声を上げる、地獄の大王。
そんな絶対的な権力者相手に、鬼灯はピキリと額に青筋を立てる。
彼は内側に溜まった怒りを発散させるため、その手に鬼の代名詞ともいうべき『金棒』を携え、容赦なく閻魔大王に向かって突きつける。
鬼神の如く、荒ぶりながら——。
「——全部……お前の、尻拭いだぁ!!!!」
×
閻魔庁。広大な地獄の中において、閻魔大王が居を構える省庁である。
亡者が死後の裁判においても通される道筋の一つであり、ここで閻魔大王から地獄のどこへ送られるか沙汰が下される。
常に亡者たちの絶望の叫びが轟く、厳格な裁きの場として知られている——筈なのだが。
「お、おい! あの人、今『お前』って言ったぞ! 閻魔大王様に向かって……お前って!?」
その閻魔庁に門番として入って日の浅い獄卒の鬼が困惑していた。
今、眼前で繰り広げられているドタバタ劇。それは、これまで彼が抱いていた閻魔庁のイメージを覆すものであった。
「——よりにもよって現世の妖怪に助けられるなど、貴方には地獄の大王としての意地というものがないんですか!?」
「——いや~、わしだって頑張って戦ったんだよ? でもさ~、あの狐さん強すぎて……部下の子たちも、みんな彼女に誘惑されちゃったし……誰も味方がいなくてさ……」
「——そういった不足の事態にならないよう、手を打っておくのも貴方の仕事でしょうが!! 大王ともあろうものが、頑張ったでは済まされませんよ!! それで許されるのは、幼稚園児のお遊戯会までです!!」
「——ちょっ、それはさすがに厳しすぎでしょ!? せめて甲子園球場で敗れてしまった球児たちの頑張りくらいは許してあげようよ!?」
先ほどから、閻魔大王が一人の鬼に対して情けない言い訳をし、その鬼は大王に容赦のない罵声を浴びせている。大王相手に不遜すぎる態度だが、その新人獄卒以外は誰もそれを不審がらない。
寧ろ、それこそがあるべき力関係だとばかりに、第一補佐官だというその鬼の言葉に皆がしきりに「うんうん」「分かる!」などと頷いている。
「え、閻魔大王様も、雰囲気がいつもと全然違う……。い、いったい何がどうなっているんだ?」
さらに新人を困惑させていたのは、閻魔大王の変わりようだった。
新人の知る閻魔大王は——まさに『地獄の裁判官』の名に相応しい威厳と畏怖に満ちたお方だった。
「ごめんてば~、鬼灯くん~。わしも今回の一件はさすがに反省してるから~……」
それがどうしたことだろう。あの鬼灯とかいう補佐官が帰ってくると聞くや否や、キリッとしていた表情を緩め、口調まで穏やかなものに様変わりしている。
気のせいだろうか、お腹周りのお肉までタプんと緩んだような気さえしたのだ。
「ど、どうなっているというんだ?」
まるで別人とも見紛う変わりように、新入りはポカンと口を開きっぱなしだ。
「——なんだ、お前知らなかったのか?」
「——閻魔大王様って、あれが素なんだよ!」
すると、そんな新人獄卒に声を掛ける者がいた。
「あっ! か、唐瓜さん! 茄子さん! お疲れ様です!!」
新米は話しかけてくれた先輩獄卒、自分よりも背丈の低い子供のような二人組に頭を下げる。
角が生えていること以外、まんま人間の子供のようなその人物たちだが、これでも立派な成人。彼らは『小鬼』という種族であるため、大人になってもこれ以上の成長をしないのだ。
彼らは大抵二人組で行動し、仲間たちからは『地獄の◯ップと◯ール』などと呼ばれているらしい。
「えっ、すいません、お二人とも……あれが素ってどういうことですか?」
獄卒として先輩への敬意を忘れずに対応しながらも、新人は問わずにはいられなかった。閻魔大王のあの情けない姿——あれが『素』とはどういう意味だろうかと。
「そのままの意味さ。閻魔大王様って……基本的に人の良いおっさんなんだよ」
唐瓜は新人に説明をする。
閻魔大王——地獄の光景を描いた『地獄絵』などでも、獄卒たちと一緒になって亡者たちを呵責している。そういった絵面から、現世においても恐ろしいイメージが抱かれているが、実際の彼は基本的には大らかでのんびり、割と適当な人物でもある。
勿論、亡者の裁きに手を抜いたりはしないが、仕事以外のところではかなりのほほんとしている。図体がデカイのも見掛け倒しなところがあり、一部の者からはト◯ロなどと呼ばれ、結構ぞんざいな扱いを受けてたりする。
「そ、そんな……信じられません!! だって、俺が閻魔庁に入ってからは一度もそんな様子がっ!?」
そのような話を聞かされ、新人は信じられないとばかりに首を振る。
彼は門番として配属され、ずっとこの閻魔庁で閻魔大王の姿を見てきた。その間、大王は今のように情けない姿を一度も見せたことがなく、常にキリッとした表情であのゲゲゲの鬼太郎に対しても、まったく退かない態度で応じて見せていたのだから。
「そりゃ、あれだよ。鬼灯様が留守だったからね……大王様なりに、気を張ってたんだよ」
その疑問に唐瓜はあっさりと答える。
閻魔大王がずっと真面目な顔つきを保っていたのは、大王の第一補佐官・鬼灯という鬼神に関係することらしい。
鬼灯——彼は数千年以上もの間、地獄の第一補佐官として大王に仕えてきた。彼は有能な人物として多くの者に様々な仕事を任され、頼られている。
だがあまりにも有能すぎるせいか。閻魔大王ですらも「面倒な仕事は全部鬼灯くんに回してよ!!」などと言い、彼に仕事を丸投げしてしまうほどなのだ。
鬼灯も仕事を押しつけられる度、「あのアホが……チッ!」と苛立ちを見せるのだが、優秀過ぎるが故に大抵の問題を解決してしまう。
そうして、いつしか鬼灯任せなところが当たり前となってしまっていた。まさに「◯◯えもん、助けてっ!!」である。
「けどさ、鬼灯様が長期で地獄を留守にすることになっちゃったから……」
茄子も語る。
そんな有能な鬼灯といえども、ずっと閻魔大王の側にいるわけではない。彼はこの半年間、海外で長期の出向をしなければならない案件を抱えることになり、地獄を留守にすることになった。
頼れる補佐官が長い間留守になるその期間——その期間のみ、閻魔大王はキリッとした表情へと変わり、皆に威厳を示そうとするとのこと。
どうやら、「ほ、鬼灯くんがいない……何か問題があったら、帰って来たときにドヤされる! いつも以上に気を引き締めなくてはっ!!」となり、緊張感を維持するようになるらしい。
「そ、それじゃ……俺が獄卒に入ったときは……」
「そっ! その期間だったってわけ!」
新人獄卒が閻魔庁に入ってきた時期と、閻魔大王が唯一真面目になる期間。
そのタイミングが偶々一致してしまい、新人は閻魔大王の本来の姿をずっと知らずにいたのだ。
「けどさ……そうやってフンドシを締め直した直後に、大逆の四将の脱獄なんて失態やらかしちゃったから……もう大変だったよ!」
だが、そこで早くも問題発生。
鬼灯が海外へと旅立った矢先——何者かの手引きにより、みすみす四将の脱獄を許してしまったのだ。
これには、日頃から楽観的な閻魔大王もかなり焦った。
『——や、やばい……鬼灯くんが帰ってくる前に、何とかしなければ!!』
もしもこんなことが鬼灯に知られれば、きっととんでもない目に遭わされると。
この失点を取り返そうと、閻魔大王はいつも以上に気を引き締め、プライベートですらもずっと緊張感を保ち続けてきた。
もはやなりふり構ってられぬと。偶然、猫娘の一件で取引を持ち掛けてきた鬼太郎の提案に乗り、現世の住人である彼にすら、藁にもすがる思いで四将の捕縛を頼んだのだ。
『——まだ四将の魂を捕らえることができないのか!?』
などと。割と高圧的な態度で鬼太郎に催促したりもしていたが。
『——お、お願いだよ、鬼太郎くん~。早く四将を捕まえてくれ~!!』
といった具合に。本音の部分ではかなり内心ドキドキであったというのが真相だ。
結果として、鬼太郎たちの活躍もあり、四将の捕縛は無事に終わった。
玉藻前の起こした混乱による地獄の崩壊も未然に防ぐことができ、とりあえず一件落着となった。
だがあれほどの大混乱だ。海外にいたとはいえ——鬼灯の耳に入らないわけがなく。
「——この木偶の坊が!!」
騒動を聞きつけた彼が日本へと帰国、現在進行形で閻魔大王に説教を垂れることになっていた。
「そもそも……何故、脱獄が発覚した時点で私に報告しなかったのですか!?」
鬼灯が何よりも怒っているのは、閻魔大王が四将の脱獄を内緒にしていたことだ。いかに海外に出向中とはいえ、さすがに極悪な囚人たちが脱獄したと聞けば、鬼灯も急いで帰国していただろう。
なのにこの大王ときたら。鬼灯に叱られるのが怖く、報告もせずに黙っていたというのだ。
「報連相は社会人の常識でしょうが!! その歳になって、そんなこともまだできないんですか!!」
正直、脱獄を許したことよりもそちらの方に鬼灯は腹を立てていた。
「け、けどさ鬼灯くん、きみってば海外で忙しかったんでしょ? わざわざ出向中の君の手を煩わせるのもどうかと思ったんだよ~……」
閻魔大王としても一応は言い分があった。
わざわざ海外にいる彼に心配を、迷惑を掛けたくないと思っていたのだ。
しかし——
「そんな気遣いは無用です! 寧ろ、大事になってから後始末を押し付けられる方がよっぽどタチが悪い!!」
鬼灯はそんな閻魔大王の心遣いにも一切容赦しない。
事実、崩壊しかけた地獄の機能を正常に戻すために多くの獄卒たちが急遽駆り出され、鬼灯も現世まで鬼太郎に謝罪を述べに行ったりと、余計な残業を抱え込むことになった。
もしも——閻魔大王が速やかに鬼灯に報告していれば、少なくとも玉藻前の地獄侵攻は未然に防げていたかもしれない。
四将の確保も、鬼灯であればより迅速に実行することができただろう。
それほどまでに、この男は優秀な鬼神なのだ。
「——とにかく……今後はこういったことがないよう、しっかりと反省してください!!」
「うぅ~……わ、わかったよ~」
こうして——数時間と続いた鬼灯の説教がようやく終わりを迎える。
鬼灯の情け容赦のない責苦に、既に閻魔大王はグロッキー状態。もはや仕事に差し支えがつくレベルで落ち込んでいる。
「ご、ごめんよぉ~……もう二度とこんなヘマはしません……」
かつてないほどに反省している閻魔の姿に、さすがの鬼灯もそれ以上の追い討ちはせずにおいた。
この一件はここまでとし、今日の仕事はこれで終わりとする。
「それでは閻魔大王、私は明日から通常業務に戻らせていただきますので」
鬼灯は帰国したばかりだ。本当であれば今日一日は休日、ゆっくりと休むつもりでいた。ところが鬼太郎へ会いに行ったことで、その休日も半分が潰れてしまった。
だからこそ、せめてあと半日、あと半日だけでも休みたいと。
部屋にでも引き籠ってぐうたら過ごそうと、彼はその場から退席しようとしていた。
「——鬼灯様っ!!」
しかし、そこで部下の獄卒が彼を呼び止めた。
その部下は慌てた様子で鬼灯へと歩み寄り、彼へと何事かを耳打ちする。
「例の件なのですが…………」
「…………閻魔大王」
部下の報告を聞き終え、鬼灯は再び閻魔大王へと声を掛ける。
大王は「ビクッ!!」と肩を震わせながらも、辛うじて鬼灯の呼びかけに答える。
「ど、どうしたの鬼灯くん……ま、まだ何か……あったりするのかな……?」
嫌な予感がしたため身構える閻魔大王だったが——予想通りだった。
鬼灯は、あからさまに不機嫌さを三割ほど増した表情を浮かべ、大王へと己自身の次なる『残業内容』を伝える。
「私、もう一度現世に行ってきます」
「——本当に……余計なことしかしませんね、このヘタレ大王は……」
余計な仕事を増やしやがった上司へ、殺意すら篭った視線を向けながら——。
人物紹介
鬼灯
鬼灯の冷徹の主人公にして、おそらく作中で最強の鬼神。
どんな問題であろうとも冷静に、冷徹に対処する男。
獄卒としてかなり厳しく、部下である鬼たちですらドン引きするレベルのドS。
真面目な堅物……という印象だが、実際のところ結構愉快な一面も持っている。
今作における立ち位置
原作とほぼ同じ地位にいますが、『鬼灯様が地獄にいたら、脱獄騒動なんて起きないんじゃないか?』と思われるほど優秀な人なので、今作では『騒動のあった間、ずっと海外で働いていた』ということで留守の設定にさせてもらいました。
だってこの人が普通に地獄にいたら……もう、それだけで四将編は始まらなかったと思うから……。
閻魔大王
ご存じ地獄の大王様。亡者を裁く裁判官。
作品によっては妖怪扱いされていますが、彼は『ずっと昔に死んだ人間』とのこと。大昔に無秩序だった黄泉の国の法整備を整え、今の地獄というシステムを構築した結構すごい人。
けど、六期の鬼太郎では……。
今作における立ち位置
六期の閻魔大王と完全な同一人物として描かせてもらっています。
性格が違う理由は作中でも述べた通り『鬼灯の留守中、しっかりしなければという意識が働いていた』から。
そのため、中身の部分はのほほんとした鬼灯の冷徹に出てくる閻魔大王そのまま。
だから、色々やらかしたりしたのか……。
唐瓜・茄子
地獄の獄卒。よく鬼灯に色々と指導してもらっている小鬼たち。
唐瓜が真面目な社会人タイプで、茄子の方がうっかりな天然キャラ。
二人そろって地獄のチッ〇とデー〇。
ちなみに鬼灯の冷徹という作品の特性上、パロネタには〇〇が使われています。
イザナミ
黄泉の女王。
作中では、閻魔大王と共に地獄の基礎を築いたとされる。
元々は聡明な女性なのだが、私怨でめちゃくちゃ理不尽な地獄をたくさん作った。
意味がいまいち分からない地獄が沢山あるのも、全部彼女のせいらしい。
ちょっくら、久しぶりにアンケート取ってみます。
良かったら答えてみてください。