コトワリ様
幾度となくユイとハルの前に現れ、鋏を手に襲い掛かってくる怪異。その正体は穢れた縁結びの神様。何故コトワリ様がユイとハルを追い回してくるのか、その理由など小説版の中身を参考に書かせてもらいました。
謎の声
本作のラスボス。ネタバレになるので、ここでは謎の声として紹介。ネット上で様々な考察がされていますが、公式の正式な発表がないため、詳しい解説は本小説内でもしません。何故襲ってくるか分からないものに追われるというのが、ある意味一番怖いかも。
今回で深夜廻とのクロスが完結します。何とか三話で纏められてホッとしています。
色々と解釈違いなどあるでしょうが、これが私なりに考えた『深夜廻』と『鬼太郎』のクロスオーバー小説です。
たった一人の愛娘――ユイが死んだと聞かされ、深川由紀子は絶望の淵に立たされる。
既に夫も自分との『縁』をコトワリ様に切ってもらい、どこかへと失踪している。
大切にしていたものが次々と消え失せ、由紀子の精神は崩壊寸前だった。
そんな、壊れかけた彼女の心に――
『……オイデ…………こっちへおいで……』
何者かの声が響いてくる。
――……だれ? あなたは誰なの……?
その声に呼びかけられ、項垂れていた由紀子は立ち上がる。
おいで、おいでと。こちらを手招くその声はとても慈愛に満ちていた。優しく包み込んでくれるような、柔らかな声に導かれるまま、由紀子はフラフラと歩き出す。
おいで、会いにおいで
あ、う……? だれに……誰に会いに行くの?
よんでる、あなたの大切な人が。
たいせつな……ゆい、ユイに会えるの?
会いたいと願えば。
会いたい……会いたいに決まってる!
じゃあ、会いに行こう。このまま進んで。
進めば……このまま進めば会えるの、ユイに?
うん、だから進んで。そして――離さないで。
離さない?
うん、繋いだ手をぜったいに離さないで。
うん、わかってる……もう、絶対に離さない。
約束できますか?
約束する!
じゃあ、掴んで。その手をしっかりと掴んで。
手……この手でいいの?
掴みましたか?
うん、掴んだよ……次はどうすればいいの?
掴んだら、その輪の中を覗き込んで。
覗き込む? どうして……?
大切な人が待ってる。そこに誰がいるかわかりますか?
ユイ……ユイがいる!
何をしてますか?
わたしにオイデって手招きしてる。
オイデ。イッショニイテ。
ええ、そうよね……一緒に、このまま一緒に――――。
「――止めろっ!!」
「うっ!?」
鬼太郎によって、深川由紀子はその体を突き飛ばされる。勢いのまま地面に尻もちをつき、その痛みで彼女は虚ろな夢から目を覚ました。
「いたっ! ……なにする……の…………あれ、わたしなにを?」
お尻を擦りながら、由紀子は現状へと目を向ける。
ついさっきまで、ユイの死の真相を知り泣き崩れていた筈の自分。それがどうして鬼太郎に突き飛ばされることになったのか。その前後関係をはっきりと思い出せない。
まるで寝起きのように頭がぼんやりとし、少しだけ頭痛がする。困惑する由紀子に向かって、猫娘が怒るように声を荒げる。
「あなた今、あのロープで自分の首を吊ろうとしてたのよっ!?」
「……えっ?」
猫娘に言われ、由紀子は視線を上げる。
こちらを包み込むように枝を広げた、黒々とした不気味な木。
その太い枝の一本に、赤いロープの輪が繋がれている。
ユイの命を奪った首吊りのロープが――。
「わ、わたし……なんで……?」
ぞくりと、由紀子の背筋が震える。
確かにユイの死を知り、死にたくなるほどの絶望を覚えたのは事実。だが今すぐ首を吊って死のうなどと、意識した覚えはない。
ましてや、娘が自殺した同じロープで首を吊ろうなどと、そんな悍ましい真似をするなど。
「覚えておらんのか? ハルちゃんが気づいてくれなければ今頃……」
記憶の曖昧な由紀子に目玉おやじが問い掛ける。
そう、ハルの口から語られる真実に皆が呆然と立ち尽くす中、ハルだけが由紀子の異変を察知した。由紀子がフラフラとおぼつかない足取りで、あの黒い木に近づきロープに手を掛けようとしていたところを。
首を括るまであと一歩のところで、ハルの叫びと共に駆け出した鬼太郎によって由紀子は突き飛ばされ、正気を取り戻したのだ。
「よく気が付いてくれたのう、ハルちゃん……ハルちゃん?」
由紀子の異変をいち早く察知したハルを褒めながら、目玉おやじが振り返る。
「お、おなじだ……」
そこには青白い顔で全身から嫌な汗を流して動揺するハルの姿があった。
彼女は唇も真っ青、緊張状態で声を震わせる。
「わたしのときと……あのときと同じだ……」
「大丈夫か、ハル?」
「ハルちゃん!?」
ハルの明らかに尋常ならざる様子に、鬼太郎と猫娘が彼女の側に駆け寄りその肩に手を掛ける。触れた手から伝わってくるハルの体温は冷たく、その体は震えていた。
「わたしのときも、声が聞こえてきた。その声に言われるまま、わたしも同じように――」
「声……? 声じゃと? も、もしや!?」
ハルの言葉に目玉おやじが何かを悟る。
鬼太郎たちには何も聞こえなかったが、どうやら由紀子には『声』が聞こえたらしい。彼女はその声に誘われるがまま、自ら首を括ろうとした。
ハルも、過去にその『声』を聞いたという。
ユイの父親が残した手記にもあった。『あの声』のもとに行けると。
裏山の入り口に立て掛けられた看板にもあった。『山が語りかけてくる』と――。
「父さんっ!!」
そのとき、鬼太郎の妖怪アンテナに反応があった。周辺の妖気の高まりが、その声の主――何者かの存在を鬼太郎たちに警告する。
次の瞬間――その異変は唐突にやってきた。
鬼太郎たちが立っていた山の見晴らし台。そこが――完全な闇によって覆われる。
まばらに見えていた町の明かりが、星々の光も全て死に絶えるように消え去り、暗い夜が辺り一帯を支配する。虫たちの鳴き声も聞こえなくなり、絶え間なく吹いていた山風もピタリと止む。
「ちょっと、なんなの、これ!?」
「わん、わんわんわん!!」
その景観の変化に猫娘が困惑し、ハルの愛犬であるチャコが激しく吠え猛る。そうして、困惑しながらも身構える一同。そんな彼らに――『その声』は囁いてくる。
『――カワイソウ、カワイソウ、カワイソウ、カワイソウ』
「これは……!?」
「わたしにも、聞こえる!?」
「これが……山の声なのか?」
初めて鬼太郎たちにも聞こえてきた、山の語りかけてくる声が。
それは、とても穏やかで優しさに包まれるような響きの声音だった。可哀想と情に訴えかけるその言葉に、鬼太郎たちは思わず耳を傾けたくなってしまうが――。
「――聞いちゃダメ!!」
その声を遮るようにハルが叫ぶ。
「そいつの話に耳を傾けちゃダメ!! まともに相手しないで!!」
「!? ――父さん、猫娘!!」
「っ!?」
「い、いかん! 思わず聞き入ってしまうところじゃった!」
少女の叫びに鬼太郎がハッと我に返り、目玉おやじと猫娘に呼びかける。二人も鬼太郎の呼びかけで正気を取り戻し、その声を聞くまいと両手で耳を塞ぐ。
しかし、耳を塞いでも声は頭の中に直接響いてくる。
『カワイソウ、カワイソウ、カワイソウ』
「うるさい……うるさい、うるさい!!」
その声に対し、ハルは一際頭を振って叫んでいる。拳をギュッと強く握りしめ、その瞳には激情の炎を宿していた。とても幼い少女のものとは思えぬ憤怒の表情を浮かべ、彼女は虚空を睨みつける。
「かわいそうなんて思ってもないくせに!! そうやって優しいフリをして、お前はみんなを連れてっちゃうんだ!!」
ハルはその声の主のやり口をよく知っているのか。その手には乗らないと強く、強く拒絶の意思を示す。ハルの抵抗する姿に倣うよう、鬼太郎たちも必死になって誘惑してくる声に耐え続ける。
そして――業を煮やしたのか。ついに、声の主はその姿を現した。
×
地の底から唸り声を上げながら、鬼太郎たちの眼前にその巨体をさらけ出した『それ』は――大雑把な表現をすると『蜘蛛のようなもの』だった。
人の手や顔や目をデタラメにくっつけて、無理やり蜘蛛の形に押し込めたような『何か』――。
瘤だらけの長くて太い脚。
丈夫そうな歯をずらりと並べた大きな口。
両の手で目元を隠しているが、その手にも目玉が無数に付いている。
ギロリと、こちらを見下ろしてくる目玉の一つが意味深に潰れていた。
ところどころ、コトワリ様に似ている部分が多々あるようだが、こちらの方がもっと醜くて悪質な姿をしている。
「なんだ、こいつはっ!?」
その醜悪さに鬼太郎ですら驚きの声を上げる。この町に来てからというもの様々な怪異と遭遇したが、目の前のそいつは群を抜いて、悍ましい見た目と淀んだ妖気を漂わせている。
『カワイソウ、イッショニキテ、イッショニキテ』
醜悪な姿のまま、『蜘蛛のような』それは変わらず優しい口調で鬼太郎たちに語りかけてくる。悍ましい外見とは裏腹に、声だけは優しいまま。そのチグハグ具合が、より存在の不気味さを際立たせている。
その巨大な怪物の出現と同時に、周囲からカサカサと物音が聞こえてきた。
「! 髪の毛針!!」
その物音がした方へ鬼太郎が毛針を飛ばす。暗闇の向こう、彼が攻撃を加えた場所に人間の子供――ハルくらいの大きさの『蜘蛛のような』化け物が転がっていた。
鬼太郎が仕留めたのは一匹だったが、その蜘蛛は二匹、三匹とゴキブリのように次から次へとどこからともなく湧いて出てくる。
「ひっ! な、なんなのよ!? なんなのよ、こいつら!?」
「こやつら……あの声の主の眷属かっ!? 鬼太郎っ!!」
それらの怪物たちを前に、すっかり腰を抜かしてしまった由紀子が青ざめる。目玉おやじはその蜘蛛の集団を声の主――大蜘蛛の配下であると判断し、鬼太郎に警告を促す。
「はい、父さん!! リモコン下駄!」
「シャァアアア……!!」
鬼太郎と猫娘は己の得意技を振るい、寄ってくる蜘蛛たちを端から順に撃退していく。小蜘蛛単体の力は町に出没する怪異たちと同程度で、鬼太郎たちの攻撃に呆気なく彼らは塵と消えていく。だが――
「っ、こいつら、キリがないわよっ!!」
倒しても倒しても、一向に減る気配のない蜘蛛たちに猫娘が叫ぶ。蜘蛛は倒せば倒した分だけ増えていき、瞬く間に鬼太郎たちを取り囲んでいく。
そして、鬼太郎たちを取り囲んだ蜘蛛たちは、一斉に口のような部分から血のように真っ赤な糸を吐いてきた。
「危ないっ!」
「下がって、きゃっ!」
鬼太郎と猫娘はハルと由紀子を庇うため、あえて前に出てその糸をまともに食らってしまう。粘着質の糸はベタベタと彼らの体に纏わりつき、その動きを封じてしまう。
「鬼太郎さん!!」
自分たちを庇って敵の術中に嵌ってしまった鬼太郎を心配して駆け寄ろうとするハル。だが、少女の進路を阻むように蜘蛛たちが集まって彼女の前に立ち塞がる。
「に、逃げろっ、ハル!」
鬼太郎が体に絡む糸と格闘しながらハルに叫ぶ。しかし、ハルたちの周囲はいつの間にか張り巡らされていた赤い糸によって、『蜘蛛の巣』と化してしまっている。
逃げ場など何処にもなく、ハルとチャコ、由紀子は瞬く間に蜘蛛たちによって周囲を取り囲まれる。
「ぐぅう……わんわん!」
そんな中、チャコがハルを守るように唸り声を上げ、蜘蛛たちの前に立ち塞がる。蜘蛛たちは子犬であるチャコを避けるように、その場に群がるだけに止まる。
小蜘蛛たちの代わりに、大蜘蛛の怪物がその醜悪な顔を彼女たちに近づけ、優しい声で囁く。
『カワイソウ、カワイソウ、カワイソウ……ホラ、カワイソウ――』
大蜘蛛が「ホラ」と指し示したもの――それは『首を吊ったユイの死体』だった。
突如、虚空に現れたユイの死体は一つ、二つと数を増やし――やがては六つの骸となって空中にぶら下がり、ハルと由紀子の頭上でゆらゆらと揺れる。
「――っ!」
まるで見せつけるように彼女たちの目の前に突きつけられた、土色の顔の少女の死体。それが怪異の見せる幻影と知っているのか、ハルは悲しみを堪えながら怒った顔で大蜘蛛を睨みつける。
「あ、ああ……ゆ、ユイ、ユイ……」
だが、ユイの母親である由紀子は、それを幻と切り捨てることができず。
突きつけられた娘の無残な亡骸を前に、くしゃくしゃに泣き崩れる。
『カワイソウ、カワイソウ、イッショニキテ、カワイソウ』
由紀子の反応に大蜘蛛は標的を彼女に絞る。泣き崩れる由紀子の情に訴えかけるように、大蜘蛛は――『彼女が心の奥底で抱いている罪悪感』を刺激する。
『カワイソウ、カワイソウ……ゼンブオマエノセイ……オマエノセイ』
「……わ、わたしのせい…………」
大蜘蛛のその指摘に――由紀子は自らの『罪』を思い返していた。
×
『――なんで家にいないの!!』
鬼のような形相で怒鳴りながら、由紀子は幼いユイの顔を平手打ちしていた。
それはユイがいなくなる前、深川家で日常的に起きていた日々の記憶の一部である。
夕方、日が暮れる前に由紀子は毎日のように仕事に出掛けていた。その日は偶々仕事が休みで、夜に家にいたのだが、娘のユイが遅くまで外で遊んでいて中々帰ってこなかったのだ。
この町の『夜』の恐ろしさを理解しているだけに、門限を破って帰宅したユイに由紀子は烈火の如く怒り狂った。その叱責は勿論、娘の身を心配していたのもある。
だがそれ以上に、由紀子はイライラをぶつけるためにユイに暴力を振るっていた部分もあった。
夫が謎の失踪を遂げてからというもの、深川家の日常は百八十度変わった。
深川家は由紀子と夫、ユイの三人家族。三人が揃っていた頃、由紀子は家事が得意で毎日のように家族に温かい手料理を振る舞っていた。家の中はいつも綺麗で、明るく笑顔が絶えないごく当たり前に幸せな家庭がそこにあった。
だが、父親がいなくなったことで全てが壊れた。
由紀子はあれだけ得意だった家事も料理もやらなくなり、家の中はすっかりゴミ屋敷化。寂しさを紛らわすため、男を家に連れ込むようになり、娘のユイに対して冷ややかな態度をとるようになっていた。
適当にオモチャを買い与えて喜ぶ顔を強要した。
夕食代にポイッと千円札だけを投げ捨てて放置した。
叱りつけるときには暴力を振るった。失踪写真に写っていたユイの頭に巻かれていた包帯。アレは由紀子の虐待によって出来た怪我だ。
それだけの仕打ちをしておきながらも、由紀子はユイに縋っていた。
男がいる間は男に泣きついておきながら、一人になった途端、彼女は常にユイの存在を求める。
母親としてのアイデンティティを守りたい一心で――。
いなくなった夫との間に生まれた『絆』を手放したくなくて――。
「そう……ユイが死んだのも……きっと私のせい……」
自身の罪を思い出し、由紀子は悟る。
彼女はユイが失踪してからというもの、ずっとこの町の『夜』に対して、怒りを抱いていた。ユイがいなくなったのはこの町のせいだ。この町の夜が娘を連れて行ってしまったんだと。
そう思ったからこそ、妖怪ポストに手紙を送って鬼太郎に娘の捜索を依頼した。
だが違う。この町の夜など関係ないのだ。
ユイは――由紀子の母としてのあるまじき仕打ちに耐えられなくなって自ら首を吊ったのだ。
由紀子が――ユイに自殺という結末を選ばせてしまったのだ。
『カワイソウ、カワイソウダネ、イッショニキテ、イテアゲテ……』
「ええ…………そうよね」
そういった負い目から、由紀子は大蜘蛛の語りかけに同意してしまう。彼女は虚ろな目で、自らの身を捧げるかのように小蜘蛛たちの元へと歩み寄っていく。
「駄目だっ! 由紀子さん……」
「いかん! 気をしっかり持つんじゃ!」
鬼太郎や目玉おやじが身動きできない状態で彼女に呼びかけるが何の反応も示さず、由紀子はうわ言のように懺悔を口にする。
「ユイ……きっとわたしを恨んでるわよね……。酷いことして……ごめんね……」
今更になって謝罪の言葉を口にするが、もう何もかも手遅れだ。ユイはもうこの世にはいない。夫もきっと生きてはいないだろう。
愛する家族がもう誰もいない。その事実が由紀子には耐えられなかった。
だからこそ、彼女は――
「いま……そっちにいくから……今度こそ、ちゃんとした母親でいるから……だから――」
『オイデ、オイデ』
声に導かれるまま、歩を進める。
この『苦痛な生』を終わらせるべく、由紀子はユイの後を追い『安寧の死』を得ようとしていた。しかし――
「――――違う!!」
怪物の唸り声にも負けない、囁かれる声を打ち破るほどに力強い声がその場に響き渡る。
「は、ハルちゃん……?」
その叫びに込められていた思いの大きさに、由紀子が我に返る。
由紀子の側には、小さな体で懸命に彼女にしがみつき、愚かな自殺行為を止めようとするハルの姿があった。ハルは涙声で由紀子に訴える。
「ユイは……誰も恨んでなんかなかった!! 彼女が死んだのは、おばさんのせいなんかじゃない!!」
「……えっ?」
その言葉が意外過ぎたためか、由紀子は戸惑う。
由紀子はハルと町中で出会ってから、ずっと彼女からの冷ややかな視線に気づいていた。ユイの友人と名乗る少女から向けられる、自分を責めるような視線。
てっきり、それは由紀子がユイに行っていた虐待行為の一部を知っているためだからだと思っていた。仲の良い友人で会ったのなら、きっと体罰で負ったユイの怪我にも気づけていただろう。
しかし、今ハルが怒りの矛先を向けて叫んでいるのは、大蜘蛛の怪物だけだ。
並々ならぬ敵意をその瞳に宿しながら、少女は醜悪な怪物へとその小さな牙を垣間見せる。
「お前がっ! お前がユイを、ユイの心をねじまげたんだ!! ユイは、最後まで生きようとしてた! それを……お前がっ!!」
『カワイソウ、カワイソウ、カワイソウ、カワイソウ――――』
吠え猛るハルに、尚も大蜘蛛は優しい声音で囁き続ける。
「――うるさい!」
だが、そんな中身の伴っていない怪異の甘言を一蹴し、ハルはうさぎのナップサックから赤い裁ち鋏を取り出す。
コトワリ様からもらった縁切りの鋏。その鋏を見せつけるように右手で翳した瞬間、大蜘蛛は明らかな『怯え』を露にする。そして――
「わたしはもう、お前なんかこわくない! お前が何度でもわたしの前に出てくるっていうなら、わたしが何度だって、お前を――やっつけてやる!!」
そう叫ぶと同時にハルは駆け出し、周囲に張り巡らされていた蜘蛛の巣の糸をその鋏で断ち切る。
次の瞬間――大蜘蛛の巨体が大きく態勢を崩す。空に浮いているように見えたその体が、まるで支えを失いかけたかのように、揺らいでいるのだ。
その光景に鬼太郎は気づく。
「そうか……あの糸を断ち切ればいいのか!!」
それは大蜘蛛や小蜘蛛たちの出現と同時に、いつの間にか蜘蛛の巣のように周囲に張り巡らされていた『赤い糸』だ。その糸によって大蜘蛛はその巨体を支え、存在を維持することができている。
ならば、その糸を全て断ち切ってしまえば――。
「猫娘っ!!」
なんとか糸の束縛から抜け出した鬼太郎が猫娘に呼びかける。
「ええ、任せてっ! シャァアアア!!」
猫娘も粘着性の糸から脱し、既に自由の身となっていた。彼女の口が大きく裂け、目が金色に輝き獣じみた表情に変わる。
猫娘も、大蜘蛛の人の弱さに付けこむやり口に相当怒りを溜め込んでいたのだろう。激情に突き動かされるまま、自慢の爪で蜘蛛の巣を斬り刻んでいく。
『ヤマテ、ヤメテ、オネガイ、ヤメテ』
ハルの鋏と猫娘の爪で次から次へと赤い糸を切除されるたび、大蜘蛛の巨体が揺れ、先ほどまでとは違う、懇願するような悲痛な叫び声を上げる。
大蜘蛛はハルたちの動きを阻止するべく、配下である小蜘蛛たちを総動員したり、死体の雨を降らしたりなどして彼女たちが糸を斬るのを妨害しようとした。
「やらせるかっ! 霊毛ちゃんちゃんこ!!」
「わん! わんわん!!」
だが、鬼太郎が敵の攻撃をちゃんちゃんこで受け止め、チャコが吠えて小蜘蛛たち牽制する。
必死の抵抗も虚しく、大蜘蛛は成す術もなく全ての糸を断ち切られていく。
そしてついに――
『カワイソウカワイソウカワイソウカワイソ――』
それが誰に対しての『カワイソウ』なのか。支離滅裂な言葉を吐きながら、大蜘蛛がその巨体を無様に地面に転がす。まるで甲羅からひっくり返った亀のように、ジタバタと瘤だらけの足をバタつかせる。
そこに――鬼太郎がトドメの一撃をお見舞いする。
「――指鉄砲!!」
鬼太郎の妖力が一点に収束され、指先から放たれる一撃必殺の光弾。その一撃を真正面から食らい、大蜘蛛は断末魔の悲鳴を上げる。
その肉体は消滅し、ただの魂となって何処ぞへと消え去っていった。
×
「…………どうやら、終わったようじゃな……」
目玉おやじが呟いた。
鬼太郎が大蜘蛛を退治したおかげで、いつの間にか周囲の景観が正常な状態に戻っていた。親玉を倒したことで小蜘蛛たちは全て消え去り、あれだけ五月蠅く語りかけてきた『声』も聞こえなくなった。
そこはいつもの山の見晴らし台。もうすぐ、夜が明けようとしているのか、東の空が白み始めている。虫たちの鳴き声が、優しい山風がこの夜を乗り越えた生者たちを歓迎する。
「………………ユイ」
だが、化け物を倒しても、何度この町の夜を乗り越えようと、失われた命は帰っては来ない。ユイも、由紀子の夫も――生きた姿のまま、朝を迎えることはできない。
その事実に打ちひしがれ、由紀子は顔を上げることができず地面に蹲る。
「おばさん…………わたし、おばさんに言わなきゃと思ってたことがあるんです…………」
そんな意気消沈な由紀子に向かって、ハルは躊躇いながらも声を掛けていた。
「わたしは、いつも日が暮れるまでユイと一緒に遊んでいました。あの空き地で……チャコと、クロっていうもう一匹のワンちゃんと一緒に……」
チャコ以外にも、少女たちが空き地で飼っていた子犬がいたようだ。
その子犬が何故ここにいないのか。そのことには触れず、ハルは平静な口調で言葉を綴っていく。
「帰る頃になると、いつもユイは言ってました。『家に帰りたくない』って――」
「!!」
静かに告げられた言葉に由紀子がショックを受けるが、当然、それが何故なのか彼女には理解できた。
自分のような母親がいる家になど帰りたくない。ユイの正直な気持ちがその言葉に現れている。
「……ユイがいなくなった後になって知りました……ユイが、どれだけ辛い日々を送っていたのかを……」
「や、やめて……」
ハルの言葉が遠回しに自分を責めているように聞こえ、由紀子はたまらず耳を塞ぐ。
しかし、ハルは真正面から由紀子を見据えて伝える。
自分の知っている、『真実』を――。
「けど、ユイは誰も恨んでなんかいません。彼女はずっと、前向きに頑張ろうとしてたんです」
「えっ――?」
先ほども、あの怪物に向かってハルは堂々と叫んでいた。ユイが誰も恨んでいなかったと。
てっきりただの強がりな発言だと思っていたが、ハルが本気でそう思っていることがその力強い言葉から伝わってくる。
ハルは、うさぎのナップサックからある物を大切そうに取り出し、由紀子に差し出す。
「それは…………日記帳?」
それは夏休みの宿題である絵日記帳だった。ノートにはしっかりと『深川ユイ』と名前が書かれている。
「そうです。ユイの絵日記です。ここに……ユイの本当の気持ちが書かれています」
そう言って、ハルは由紀子に娘の残した日記帳を読むように手渡す。由紀子は暫し躊躇いはしたものの、意を決してノートを開きページを捲る。
絵日記は、毎日欠かさず書いてあった。
夏休み中、由紀子はユイに母親らしいことを何一つしてやれなかった。そのため、その絵日記に由紀子は一切登場せず、書かれていることは町や近くの山でハルと遊んだことばかりだ。
毎日起きた楽しいことや嬉しいこと。それが上手なイラストと共に書かれていた。
その絵だけでも、その文章からでも、ユイの楽しそうな気分が伝わってくる。
「…………」
娘の『遺言』を噛みしめるように文字を追う由紀子は、ついに最後のページ。
ユイが書き残した、最後の絵日記を読み進めていく。
『〇月×日 はれのちくもり
きのうはいろいろありました。いろいろありすぎて全部はかききれません。
だから、いちばん大きなできごとをかきます。
ハルが、とおくにひっこしてしまうと聞きました。
びっくりしました。とてもさびしいです。けど、落ち込むことはありません。
会いに行けばいいんです。とおくても電車があります。
いつか、電車に乗って一人で会いにいきます。
今日はこれから花火です。ハルと行くやくそくをしました。
もうハルはひっこしちゃうけど、いつかまたいっしょに花火を見られるといいな。
ひっこしたあとも、たくさん手紙をかきます。
来年の夏休みに、またハルに会いに行きます。
だから、がんばろう 』
「……っ……う、うう……」
由紀子は、涙を堪えきれなかった。
娘の絵日記からは怒りや恨み、絶望といった感情は全く伝わってこない。母親への愚痴や恨み言の類も一切書かれていない。
最後の絵日記からは、この夏に転校してしまうという親友・ハルに対する寂しさのようなものが書かれてはいたものの、それでも前向きになっているユイの感情がしっかりと伝わってくる。
一番最後の『頑張ろう』という言葉が力強い字で書かれており、それがユイの本心の全てを物語っている。
「ユイは、生きようとしてた……だけど、あいつはその気持ちをねじまげて、ユイを……」
ユイが首を吊ったのも自らの意思ではない。ユイの寂しいという気持ちに付けこみ、『山の声』が彼女を唆したことにより生まれた悲劇だ。
勿論、それで由紀子がユイにしてきた仕打ちの全てが許されるわけではない。
彼女が娘に八つ当たりのような暴力を振るってきたのも事実。だがそのことを、決してハルは責めようとはしなかった。
「彼女は最後まで、がんばろうと……生きようとしていました……」
ハルは真っすぐ由紀子を見つめる。その瞳には、もう最初に出会った頃のように彼女を責めるような冷ややかな視線はなかった。
「だから……おばさんも生きてください。……きっとユイも、それを望んでいます」
彼女を恨むことを親友は望んでいない。
きっとユイなら、母である由紀子を許すと――そう思ったから。
「わたしも、生きていきますから。ユイのいなくなった……この世界で――」
「…………う、ううう」
互いに大切な人を失った傷を負う者同士。ハルは由紀子の手を握り、日記帳をその手に握らせる。
本当は自分が持っていたい筈の、ユイとの想い出の品を由紀子に譲る。
「…………」
そんなハルの逞しい背中を、鬼太郎たちが静かに見守る。
気が付けば夜も明け、朝焼けの光が町全体を照らしていた。
×
「わん! わんわん!」
「チャコ、あまり遠くに行かないでね……」
山の見晴らし台。
夜を乗り越え、朝を迎え、再び夜を迎えようとしている夕焼けの空を眺めに、ハルはチャコと一緒にこの場所を訪れていた。
まだ明るいうちはこの山でも怪異が出現することはない。ハルだけでもこの場所へ訪れることができていた。
「……ユイ、やっぱり会いたいよ」
失った左手を擦りながら、ハルは思わず呟く。
ハルはこの場所へはいつも訪れていた。ユイがその命を断った場所――彼女の命を奪った木の下に、ハルは毎日鎮魂の花を添えにやってきていた。
ハルにとって世界で一番辛い場所。だからこそ――彼女はそこから目を背けたくなかった。
「――ハル」
「あっ、鬼太郎さん。目玉おやじさんも、猫娘さんも。こんにちは」
すると、そこに鬼太郎たちがやってきてハルに声を掛ける。彼らもそれぞれ花を持参しており、ユイの墓前に供え、彼女のために祈ってくれる。
あれから、鬼太郎たちはこの町に一日留まり、町の様子をつぶさに見て廻った。
夜になると怪異が蔓延り、人間を追いかけてくる恐ろしい町。だが、朝になれば化け物たちは影も形も見せなくなり、人々が何事もなかったかのように普通に生活している。
子供たちが無邪気に遊び回り、主婦たちが道端で世間話に花を咲かせる。サラリーマンたちが朝早くに忙しなく出勤に出掛け、そして夕方になって慌てて帰宅してくる。
夕方ごろになって、鬼太郎はこの町に再び淀んだ空気が集まってくるのを感じていた。おそらく、日が完全に沈めば、再びこの町を『怪異』たちが歩き回ることになるだろう。
「結局、この町の夜に関しては、わからずじまいね……」
猫娘が溜息混じりに口にする。
ユイの命を奪った大蜘蛛の化け物を倒したところで、この町の現状は何も変わらない。魂となった奴が復活するまで、あの声が人々を死へ誘うことはないだろうが、それでも、この町を覆う『闇』は変わらず存在し続ける。
「それでも、わたしはこの町が好きです。この町でユイと出会って、友達になれたから……」
だが、そんな歪な町であろうと、ハルにとってはかけがえのない想い出の故郷だ。
たとえ、この町を離れることになっても、ハルは一生この町のことを忘れないだろう。
そう――ハルは今夜、この町を発つことになっていた。
親の仕事の都合による引っ越し。今年の夏休みの間しか、ハルはこの町に留まることができなかった。
「だから『時間がない』と、慌てておったんじゃな……」
目玉おやじが過去にハルが発言した言葉の意味を悟る。
時間がないと、慌てた様子で彼女は危険な夜の中、この場所へ訪れようとしていた。町を去る前に、どうしてもユイにもう一度会いたかったのだろう。
昼間は駄目でも、夜ならユイの幽霊に会えるのではと、子供ながらにハルは考えたのだ。
その道中で、ハルは鬼太郎たちと出会い、共にあの夜を乗り越えた。
「一応、由紀子さんの家には行ってきたよ。まだ、立ち直れていないようだけど……」
そのよしみでか、鬼太郎はこの場所に来る前に立ち寄った由紀子の様子についてハルに伝える。
家に戻った由紀子は鬼太郎たちに礼を言うこともなく、家に引き込まっていた。夫の失踪と、娘の死の真相に気持ちの整理がまだ追い付いていないのだろう。
鬼太郎も彼女には考える時間が必要だと思い、あえて声を掛けず、今日にでもこの町を去ろうとしていた。
「おばさん、上手く立ち直れるでしょうか……」
ハルは由紀子の今後について鬼太郎に尋ねた。
「それはわからない」
鬼太郎はハルの問い掛けに短く答える。
「由紀子さんが自分の罪とどう向き合って生きていくか……その先は、彼女自身が決めることだ」
冷たく突き放すような言い分だが、これ以上は鬼太郎の人助けの範囲を逸脱している。
鬼太郎に出来ることはユイの身に起こった真相を探り、彼女の命を奪った仇である大蜘蛛を退治することくらいだ。それから先の人生、由紀子がどのように生きていくかまで、鬼太郎は関与しない。
「そう、ですか……」
鬼太郎の言葉に、ハルもそれ以上のことは言えなかった。
彼女は――ユイとの別れを惜しむようにじっとその場に立ち尽くし、オレンジ色の夕焼けをいつまでも、いつまでも眺め続ける。
そして、ようやく――
「…………そろそろ、戻らないとね。おいで、チャコ……」
時間だと。ハルは自らの意思で最後の別れを告げ、チャコを伴ってその場から立ち去ろうと木に背を向ける。
鬼太郎たちは彼女を送っていこうと、その後に続こうとした。
そのとき、ハルの髪を撫でるように強い風が吹く。
風は、彼女の背後に何者かの気配を運んできた。
「っ!?」
「……どうした、ハル?」
その気配を感じたのはハルだけだったらしく、鬼太郎たちは急に振り返った彼女に不思議そうな視線を送る。
ハルが振り返った先には――誰もいなかった。
皆で供えた花だけが、静かに木の下で風に揺らされている。
「………っ」
ハルは胸が痛み、目頭の奥が熱くなるのを堪えきれなかった。
溢れる涙を必死に塞き止めようと、右手で目を擦りつける。
「…………鬼太郎さん」
ハルは鬼太郎たちに、そして自分自身に宣言するようにその言葉を口にする。
「わたし、サヨナラは言いませんから」
あの日、あの夜に――ハルはユイとサヨナラをした。コトワリ様に『縁』を断ち切ってもらってしまった以上、たとえ亡霊でも、もう笑顔のユイには二度と出会えないだろうから。
それでも、彼女は口にする。口にせずにはいられない。
「また……会いに来るからね、ユイ」
たとえ引っ越しても、大人になっても、おばあちゃんになっても――。
何度でもこの場所に来る。ユイと出会えた奇跡を忘れないと――。
ここで眠るユイの魂に会いに来ようと、ハルは胸に誓った。
「それにしても……今回はハルちゃんには随分と驚かされたのう」
ハルを両親の下まで見送り、鬼太郎たちはカラスに乗ってゲゲゲの森への帰路に発つ。その道中、空の上で目玉おやじは今回の事件について振り返っていた。
親友を求めてあの町の夜を乗り越えた少女・ハル。
彼女のおかげで、鬼太郎たちはユイという少女の顛末を知ることができた。
たとえそれが悲劇だったとしても、由紀子にとってはそれを『知る』ことが何よりも大切なことだっただろう。
また、鬼太郎たちがあの町の夜を乗り越えることができたのも、ハルのおかげだ。
コトワリ様に襲われたときも助けてもらい、大蜘蛛との戦いでも、ハルは勇気を振り絞って敵の弱点を教えてくれた。それにより、鬼太郎たちは誰一人欠けることなく、こうしてゲゲゲの森に帰ることができる。
「そうですね……父さん」
鬼太郎も、今回ばかりは父親の意見に賛同するしかなかった。時代が進むにつれ、人間は昔のように妖怪の存在を恐れなくなり、傲慢な態度を露にすることが多くなっていた。
特にここ最近はそれが顕著で、鬼太郎は幾度となく人間に失望させられてきた。
そんな人間たちが多くいる中、ハルは夜の闇を恐れつつも、それを乗り越える強さを持った勇敢な少女だった。
その強さに、鬼太郎は久しぶりに人間というものに心が動かされていた。
「けど……それって偶々じゃない? あんな人間の子……そうそういるもんじゃないわよ」
しかし、猫娘は未だ懐疑的な視線で人間を見ている。
鬼太郎と一緒に人間たちを手助けしきた彼女は、人間の愚かさや弱さをよく知っている。
今回はたまたま運が良かっただけ、ハルのような人間の子供になど、滅多にお目にかかれるものではないと、変に期待しないようドライに発言する。
「いや、ひょっとしたら、ワシらが思っているより、人間の子供というのは強いものなのかもしれんぞ?」
しかし、猫娘の言葉に目玉おやじはめげない。
「そのうち……ワシら妖怪との共存を夢見るような子と出会うことになるかもしれん!」
ハルのように妖怪に勇敢に立ち向かう少女がいるのなら、そのうち、自分たち妖怪と真正面から向き合ってくれる人間とも出会うことになるかもと。どこか夢のような意見を口にする。
「まさか……ありえないですよ、父さん」
これには流石の鬼太郎も父親の言葉を苦笑いで否定していた。
人間が妖怪に立ち向かうだけでも難しい。
自分たち妖怪は人間とは全く違った生き物なのだ。
それなのに、自分たち妖怪と向き合い、ましてや共存しようなどと願うなど。
そんな人間の到来などある筈もないと、どこか達観した気持ちで鬼太郎は遠くを見つめていた。
だが、この数年後――彼らは出会うことになる。
犬山まな、という少女に――。
彼女と共にいくつもの夜を乗り越え、鬼太郎たちは未来に向かって進んで行く。
人間と妖怪の共存――それが果たして本当にただの夢物語なのか?
鬼太郎たち自身の手で、それを探っていく日々が待っているなどと。
このときの鬼太郎には知る由もなかった――。
次回予告
「毎日、吸血鬼と一緒によふかしをする少年!?
父さん、あの吸血鬼もバックベアードの復活に関わっているんでしょうか?
次回――ゲゲゲの鬼太郎『よふかしのうた』 見えない世界の扉が開く」
次回のクロス先も、深夜廻と同じ『夜』をテーマにした作品。
ですが、深夜廻が『夜の怖さ』を象徴とするなら、次回は『夜の楽しさ』を主軸にした作品です。多分一話、長くても二話で完結しますので、どうかお楽しみに!
次回の鬼太郎とのクロス、どの作品が見たいですか?
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犬夜叉
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魔女と百騎兵
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テニスの王子様