真目譜理子とサーカス世界   作:tres

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14.「First Arc」

(LPは残り僅か…でも0じゃない)

 

(生き残っている限り、逆転の可能性はあるの…!)

 

「…ドロー」

 

 

 

「…スタンバイ、メイン」

 

「良いカードを引きましたか。表情には表れていませんが伝わりますよ」

 

「うん…引いた」

 

(さあ、反撃開始…!)

 

「永続魔法発動、《シンメトリアル・セット》。相手フィールドにのみモンスターが存在する場合に発動できる。このカードを発動するターン、自分はPモンスターしかEXデッキから特殊召喚できない」

 

「このカードの発動時の効果処理として、自分のEXデッキの「シンメトリアル」Pモンスターを2体まで選んで自分のPゾーンに置く。この効果で置いたPモンスターのP効果は無効化される」

 

(今回はP効果が消えてるから、実質デメリットは無し…!)

 

「わたしは《シンメトリアル=X(ホリゾンタル)・ライナー》を青のPゾーンに、《アシンメトリアル・S(シールド)》を赤のPゾーンに置く」

 

《シンメトリアル=X(ホリゾンタル)・ライナー》

【Pスケール:青1/赤1】

 

《アシンメトリアル・S(シールド)》

【Pスケール:青-←1/赤4】

 

 

 

「ほう、発動条件や制約があるとはいえノーコストで両スケールを張ることが出来るとは。お強いカードですね」

 

(落ち着いて、慎重に…)

 

 

 

「ペンデュラム召喚…!」

 

 

 

「《シンメトリアル=U(アンブレラ)・ハンガー》、《シンメトリアル=W(ホイール)・ローラー》、《アシンメトリアル・R(リング)》…!」

 

《シンメトリアル=U(アンブレラ)・ハンガー》表側守備

ペンデュラム・効果モンスター

星2/光属性/天使族/攻 400/守 400

 

《シンメトリアル=W(ホイール)・ローラー》攻撃表示

ペンデュラム・効果モンスター

星2/光属性/爬虫類族/攻 800/守 800

 

《アシンメトリアル・R(リング)》攻撃表示

ペンデュラム・効果モンスター

星3/炎属性/雷族/攻 0←1500/守600

 

 

 

「R(リング)のモンスター効果発動。PゾーンのS(シールド)を破壊してこのカードのコントロールを相手に移す」

 

「再び移してきましたか。今度は何の意図があるのでしょうね」

 

「《シンメトリアル・セット》の効果発動。1ターンに1度、自分のPゾーンのカード1枚または自分フィールドのPモンスター1体を除外し、自分のEXデッキの表側表示の「シンメトリアル」Pモンスター1体を対象として発動できる」

 

「そのモンスターを特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターはこのターン攻撃できない」

 

「わたしはPゾーンのX(ホリゾンタル)・ライナーを除外して」

 

 

 

「EXデッキの《シンメトリアル=Y(ヴァーティカル)・ライナー》を特殊召喚」

 

《シンメトリアル・セット》

永続魔法

相手フィールドにのみモンスターが存在する場合に発動できる。このカードを発動するターン、自分はPモンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。

(1):このカードの発動時の効果処理として、自分のEXデッキの表側表示の「シンメトリアル」Pモンスターを2体まで選んで自分のPゾーンに置く。この効果で置いたPモンスターのP効果は無効化される。

(2):1ターンに1度、自分のPゾーンのカード1枚または自分フィールドのPモンスター1体を除外し、自分のEXデッキの表側表示の「シンメトリアル」Pモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターはこのターン攻撃できない。

 

《シンメトリアル=Y(ヴァーティカル)・ライナー》表側守備

ペンデュラム・効果モンスター

星6/光属性/幻竜族/攻 0/守 0

【モンスター効果】

このカード名の(2)のモンスター効果は1ターンに1度しか使用できない。

(1):

(2):

 

 

 

「さらに《シンメトリアル=H(ハンマー)・スインガー》を召喚」

 

《シンメトリアル=H(ハンマー)・スインガー》

ペンデュラム・効果モンスター

星4/光属性/獣戦士族/攻1600/守1600

【モンスター効果】

(1):

 

 

 

「モンスターが並びますね。これで私のフィールドと同じく4体ですか」

 

(これでメインの準備は完了…)

 

「バトル、W(ホイール)・ローラーで《曲芸の魔術師》に攻撃。攻撃時にU(アンブレラ)・ハンガーのモンスター効果発動。W(ホイール)・ローラーを選択」

 

「相打ちを回避しましたか。ですが攻撃力1600の《シンメトリアル=H(ハンマー)・スインガー》で攻撃すれば良かったのでは?」

 

「それだと、あなたに勝てなくなる…H(ハンマー)・スインガーで《アストログラフ・マジシャン》に攻撃」

 

「…何かのジョークですか?言動と行動が一致していませんよ?」

 

「H(ハンマー)・スインガーは戦闘または相手の効果で破壊された場合、フィールドのカード1枚を破壊する」

 

「それが何だと言うのです?1枚破壊したところで状況は変わりませんし、第一その効果が発動する前に戦闘ダメージを受けてお嬢様の負けが確定しますよ?」

 

「大丈夫、わたしは負けない」

 

 

 

「!…見落としていました。永続効果があったのですね」

 

「Y(ヴァーティカル)・ライナーのモンスター効果で元々の攻守が同じ数値の自分の光属性Pモンスターの戦闘で発生する自分への戦闘ダメージは0になる。そしてH(ハンマー)・スインガーが破壊されたことで効果発動」

 

「シンメトリアルは全て元々の攻守が同じ光属性Pモンスターでしたね。しかし、どのカードを破壊するのです?《覇王龍ズァーク》は相手の効果で破壊されないことはご存知でしょう?」

 

「うん。わたしが破壊するのは、《アストログラフ・マジシャン》」

 

(あとは、このカードで…!)

 

「速攻魔法発動、《アシンメトリアル・コール》」

 

《アシンメトリアル・コール》

速攻魔法

(1):相手フィールドの「アシンメトリアル」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターの攻撃力・守備力はフィールドに存在する限り700アップする。その後、対象としたモンスターと攻撃力と守備力の合計がその数値以下となる「アシンメトリアル」モンスター1体をデッキから自分または相手フィールドに特殊召喚する。

 

 

 

「そのカードは…!」

 

「相手フィールドの「アシンメトリアル」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターの攻守はフィールドに存在する限り700アップする」

 

「その後、対象としたモンスターと攻守の合計がその数値以下となる「アシンメトリアル」モンスター1体をデッキから自分または相手フィールドに特殊召喚する」

 

「わたしはR(リング)を選択」

 

《アシンメトリアル・R(リング)》攻撃力0→700 守備力600→1300

 

 

 

「そして攻守の合計がその数値以下の《アシンメトリアル・K(カイト)》をデッキから自分フィールドに特殊召喚」

 

《アシンメトリアル・K(カイト)》攻撃表示

ペンデュラム・効果モンスター

星5/風属性/雷族/攻 0←2500/守1000

【モンスター効果】

このカード名のモンスター効果は1ターンに1度しか使用できない。

(1):このカードが召喚・反転召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。相手は元々の持ち主が自分となるモンスター1体を選び、ターン終了時までこのカードとコントロールを入れ替える。

 

 

 

「特殊召喚に成功したK(カイト)のモンスター効果発動」

 

「相手は元々の持ち主が自分となるモンスター1体を選び、ターン終了時までこのカードとコントロールを入れ替える」

 

「…そうですか。ペンデュラム召喚から始まり、《アシンメトリアル・R(リング)》の送り付け、《シンメトリアル=W(ホイール)・ローラー》の相打ち回避」

 

「そして《シンメトリアル=H(ハンマー)・スインガー》の自爆攻撃…全てはこの為だったということですか」

 

「…」

 

「もちろん、私がお嬢様にお渡しするモンスターは《覇王龍ズァーク》ですよ。このターンが終了するまではどうぞご自由にお使いください」

 

(まさか《覇王龍ズァーク》のコントロールを奪う時が来るなんてね…このターンだけは、わたしのしもべ)

 

「まだわたしのバトルフェイズ、《覇王龍ズァーク》でK(カイト)に攻撃」

 

「攻撃力0の自分のモンスター相手に容赦無いですね、お嬢様」

 

手品師LP7200-4000=3200

 

 

 

「っ…メイン2、W(ホイール)・ローラーのモンスター効果発動。自身を選択し、守備表示に変更」

 

《シンメトリアル=W(ホイール)・ローラー》攻撃表示→表側守備

 

 

 

「…ターンエンド」

 

「ターン終了時、《覇王龍ズァーク》は私のフィールドに戻ります」

 

 

 

EX2 墓地5 除外6

手品師 LP3200 手札0

◇ ◇ ◇ ◇ ◇

ア   空   イ

◇ ◇ ウ エ ◇

ア=《時読みの魔術師》スケール8

イ=《星読みの魔術師》スケール1

ウ=《覇王龍ズァーク》攻撃表示

エ=《アシンメトリアル・R(リング)》攻撃表示

 

TURN7→8 譜理子→手品師

 

あ=《シンメトリアル=U(アンブレラ)・ハンガー》表側守備

い=《シンメトリアル=W(ホイール)・ローラー》表側守備

う=《シンメトリアル=Y(ヴァーティカル)・ライナー》表側守備

え=《シンメトリアル・セット》

◇ あ い う ◇

◇   空   ◇

◇ ◇ え ◇ ◇

譜理子 LP700 手札0

EX3 墓地3 除外1

 

 

 

「私のターン、ドロー」

 

「前のターンの反撃には私も少々驚嘆しました。流石ここまで勝ち進んできただけのことはありますね」

 

「…」

 

「ですがそれもこのターンまでのようです。スタンバイフェイズを経てメインフェイズ」

 

 

 

「ペンデュラム召喚」

 

 

 

「《アストログラフ・マジシャン》、《曲芸の魔術師》、さらに手札から《貴竜の魔術師》」

 

《アストログラフ・マジシャン》攻撃表示

ペンデュラム・効果モンスター

星7/闇属性/魔法使い族/攻2500/守2000

 

《曲芸の魔術師》表側守備

ペンデュラム・効果モンスター

星5/闇属性/魔法使い族/攻 800/守2300

 

《貴竜の魔術師》表側守備

ペンデュラム・チューナー・効果モンスター

星3/炎属性/魔法使い族/攻 700/守1400

【モンスター効果】

このカードをS素材とする場合、

ドラゴン族モンスターのS召喚にしか使用できず、

他のS素材に「オッドアイズ」モンスター以外のモンスターを使用した場合、

このカードを持ち主のデッキの一番下に戻す。

(1):このカードが手札・墓地に存在する場合、

自分フィールドのレベル7以上の「オッドアイズ」モンスター1体を対象として発動できる。

そのモンスターのレベルを3つ下げ、このカードを特殊召喚する。

 

 

 

(《貴竜の魔術師》は確かチューナー、ってことは…!)

 

「ではお嬢様に引導を渡すモンスターをお呼び致しましょう」

 

「私はレベル5の闇属性Pモンスター《曲芸の魔術師》にレベル3の《貴竜の魔術師》をチューニング」

 

「!」

 

 

 

「シンクロ召喚」

 

 

 

「《覇王眷竜クリアウィング》」

 

《覇王眷竜クリアウィング》攻撃表示

シンクロ・効果モンスター

星8/闇属性/ドラゴン族/攻2500/守2000

チューナー+チューナー以外の闇属性Pモンスター1体以上

(1):このカードがS召喚に成功した場合に発動できる。

相手フィールドの表側表示モンスターを全て破壊する。

(2):1ターンに1度、このカードが相手モンスターと戦闘を行うダメージ計算前に発動できる。

そのモンスターを破壊し、破壊したモンスターの元々の攻撃力分のダメージを相手に与える。

(3):このカードが墓地に存在する場合、

自分フィールドの「覇王眷竜」モンスター2体をリリースして発動できる。

このカードを墓地から特殊召喚する。

 

 

 

(うっ…また全体破壊…!)

 

「他のシンクロ素材に「オッドアイズ」モンスター以外のモンスターを使用したため、《貴竜の魔術師》はデッキの一番下に戻ります」

 

「そしてシンクロ召喚に成功した《覇王眷竜クリアウィング》の効果を発動。相手フィールドの表側表示モンスターを全て破壊します」

 

「っ…!チェーンしてW(ホイール)・ローラーのモンスター効果発動。《覇王眷竜クリアウィング》を選択し、守備表示に変更」

 

《覇王眷竜クリアウィング》攻撃表示→表側守備

 

 

 

「足掻きますね。ですが待ち受ける結果に変わりはありません。さて、最後のバトルフェイズに移りましょうか」

 

「お嬢様のこれまでの戦いに敬意を表して、とどめは《覇王龍ズァーク》で刺してあげましょう」

 

「…」

 

「行きますよ、《覇王龍ズァーク》で攻撃します」

 

 

 

 

 

「墓地の《チアフル・ツイン・フェアリー》の効果発動…!」

 

「!」

 

「相手モンスターの直接攻撃宣言時、自分LPがそのモンスターの攻撃力の数値以下の場合に墓地のこのカードを除外して発動できる」

 

 

 

 

 

「お互いはデッキから1枚ドローし、ターン終了時まで、自分が受ける戦闘ダメージは全て0になる」

 

 

 

「…先程から少し違和感がありました。この攻撃で負けてしまうというのに、どこか余裕を感じましたからね」

 

「2枚ドローするだけでなくダメージを受けない効果まである、と。発動条件があるとはいえ強力ですね」

 

(前のターンに発動することになってたら…危なかった)

 

「ですがこれでタネは尽きました。ではメインフェイズ2に移りましょう」

 

「私はこのターンまだ通常召喚をしておりません。ですからお嬢様に引かせて頂いたこのカード、《刻剣の魔術師》を召喚します」

 

《刻剣の魔術師》

ペンデュラム・効果モンスター

星3/闇属性/魔法使い族/攻1400/守 0

【モンスター効果】

(1):手札のこのカードのみがP召喚に成功した時に発動できる。

このカードの攻撃力は元々の攻撃力の倍になる。

(2):1ターンに1度、フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。

そのモンスターとフィールドのこのカードを次の自分スタンバイフェイズまで除外する。

 

 

 

「こうして立てておくことで、もしお嬢様にモンスターを渡すことになっても最小限のダメージで済みますからね」

 

「もちろん《アシンメトリアル・R(リング)》は忘れず守備表示に変更しておきましょう」

 

《アシンメトリアル・R(リング)》攻撃表示→表側守備

 

 

 

「お嬢様を迎え撃つ万全の態勢が整いました。私はこれでターンエンドです」

 

 

 

EX1 墓地5 除外6

手品師 LP3200 手札0

◇ ◇ ◇ ◇ ◇

ア   空   イ

ウ エ オ カ キ

ア=《時読みの魔術師》スケール8

イ=《星読みの魔術師》スケール1

ウ=《刻剣の魔術師》攻撃表示

エ=《覇王眷竜クリアウィング》表側守備

オ=《覇王龍ズァーク》攻撃表示

カ=《アシンメトリアル・R(リング)》表側守備

キ=《アストログラフ・マジシャン》攻撃表示

 

TURN8→9 手品師→譜理子

 

え=《シンメトリアル・セット》

◇ ◇ ◇ ◇ ◇

◇   空   ◇

◇ ◇ え ◇ ◇

譜理子 LP700 手札1

EX6 墓地2 除外2

 

 

 

(…予感がする。次のわたしのターンは、もう回ってこない)

 

(だから、これが最後のドロー…お願い)

 

(わたし…ううん、みんなを元の世界に戻すために…手品師を倒せるカードを…!)

 

「ドロー…!」

 

 

 

 

 

「…スタンバイ、メイン」

 

「…伝わりますよ、お嬢様の今のお気持ち」

 

「やっぱり、わかっちゃうんだね…」

 

「はい。お嬢様が引かれたカードが…」

 

「《シンメトリアル=O(オブジェクト)・メイカー》を青のPゾーンに発動し…」

 

《シンメトリアル=O(オブジェクト)・メイカー》

【Pスケール:青3/赤3】

 

 

 

 

 

「自らを勝利へと導くカードであるということを」

 

 

 

「《シンメトリアル=T(テーブル)・キーパー》を赤のPゾーンに発動…!」

 

《シンメトリアル=T(テーブル)・キーパー》

【Pスケール:青3/赤3】

 

 

 

「わたしはスケール3のO(オブジェクト)・メイカーとスケール3のT(テーブル)・キーパーを」

 

 

 

 

 

「コネクト…!」

 

 

 

 

 

「アーク召喚!」

 

 

 

 

 

「《幻双煌翼竜ドラゴネシア》!」

 

《幻双煌翼竜ドラゴネシア》攻撃表示

アーク・効果モンスター

星6/光属性/幻竜族/攻2400/守2400

スケール3×2

このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。

(1):自分のPゾーンにカードが存在しない場合に発動できる。自分のEXデッキの表側表示のPモンスター1体を選んで自分のPゾーンに置く。この効果で置いたPモンスターのP効果は無効化される。

(2):このカードの攻撃力・守備力はフィールドのPモンスターの数×300アップする。

 

 

 

 

 

(ドラゴネシア…わたしが初めて召喚したアークモンスター)

 

(最後も、あなたになるんだね)

 

「ドラゴネシアの効果発動。1ターンに1度、自分のPゾーンにカードが存在しない場合に発動できる」

 

「自分のEXデッキの表側表示のPモンスター1体を選んで自分のPゾーンに置く。この効果で置いたPモンスターのP効果は無効化される」

 

「わたしがPゾーンに置くのは《シンメトリアル=Y(ヴァーティカル)・ライナー》」

 

《シンメトリアル=Y(ヴァーティカル)・ライナー》

【Pスケール:青1/赤1】

 

 

 

「続いて《シンメトリアル・セット》の効果発動。わたしはPゾーンのY(ヴァーティカル)・ライナーを除外して、《シンメトリアル=W(ホイール)・ローラー》を特殊召喚」

 

《シンメトリアル=W(ホイール)・ローラー》表側守備

ペンデュラム・効果モンスター

星2/光属性/爬虫類族/攻 800/守 800

 

 

 

「ドラゴネシアのもうひとつの効果。このカードの攻撃力・守備力はフィールドのPモンスターの数×300アップする」

 

「フィールドのPモンスターは《アストログラフ・マジシャン》、《覇王龍ズァーク》、《アシンメトリアル・R(リング)》、《刻剣の魔術師》…」

 

「そして今特殊召喚されたW(ホイール)・ローラーを加えて合計5体。よって1500アップ」

 

《幻双煌翼竜ドラゴネシア》攻撃力2400→3900 守備力2400→3900

 

 

 

「どうやら《刻剣の魔術師》を引いた時点で私の運命は決まっていたようですね」

 

「バトル、ドラゴネシアでR(リング)に攻撃。攻撃時にW(ホイール)・ローラーのモンスター効果発動。R(リング)を選択し、攻撃表示に変更」

 

《アシンメトリアル・R(リング)》表側守備→攻撃表示

 

 

 

「お嬢様が前のターンに発動された《アシンメトリアル・コール》の効果を受けた《アシンメトリアル・R(リング)》の攻撃力は700」

 

「対して《幻双煌翼竜ドラゴネシア》の現在の攻撃力は3900。その数値の差は3200」

 

 

 

 

 

「流石ですね、お嬢様」

 

手品師LP3200-3200=0

 

 

 

“WIN ≪譜理子≫”


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