真目譜理子とサーカス世界   作:tres

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26.「Darkness」

「アタシのターン、ドロー!」

 

「スタンバイ、メイン」

 

「さーて、そっちが2人がかりでくるならアタシも本気で行かせてもらうわ!アナタの知らないアシンメトリアルの真の姿を見せてあげる!」

 

「真の姿…?」

 

 

 

「アタシは自分の手札・フィールド・EXデッキから闇属性以外の「アシンメトリアル」モンスターを8種類除外してこのカードを発動するわ!」

 

 

 

「…!」

 

「発動時に除外するアシンメトリアルは手札のS(シールド)、EXデッキのJ(ジェット)、K(カイト)、L(ランプ)、N(ニードル)、P(プレート)、Q(クオーツ)、R(リング)の計8種類!」

 

アイリスが1枚のカードを掲げると、そのカードの発動条件として8種類のアシンメトリアルが除外されていく。

 

 

 

そしてそのカードがデュエルディスクに置かれた直後、

 

 

 

 

 

周囲は闇に包まれた。

 

 

 

「フィールド魔法発動、《アシンメトリアル・ダークネス》!」

 

 

 

《アシンメトリアル・ダークネス》

フィールド魔法

(1):自分の手札・フィールド及び自分のEXデッキの表側表示の闇属性以外の「アシンメトリアル」モンスターを8種類除外してこのカードを発動できる。

(2):このカードの発動時の効果処理として、自分のデッキの上からカードを3枚めくり、その中から闇属性「アシンメトリアル」モンスター1体を選んで手札に加える事ができる。残りのカードはデッキに戻す。

(3):1ターンに1度、フィールドゾーンに存在するこのカードが相手の効果によってフィールドを離れる場合、代わりにこのカード以外の自分フィールドの「アシンメトリアル」カード1枚をデッキの一番下に戻す。

(4):このカードがフィールドゾーンに存在する限り、「アシンメトリアル」モンスターは直接攻撃できない。

(5):1ターンに2度まで、自分メインフェイズ1に以下の効果から1つを選択して発動できる(同じ効果は1度まで)。

●相手フィールドの表側表示のカード1枚を対象として発動できる。そのカードの効果はターン終了時まで無効になる。

●除外されている自分の闇属性「アシンメトリアル」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを相手フィールドに特殊召喚する。

●自分のEXデッキの表側表示の「アシンメトリアル」Pモンスター1体を除外し、相手フィールドの闇属性「アシンメトリアル」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターのコントロールを得る。

●フィールドの闇属性「アシンメトリアル」モンスター1体を対象として発動できる。デッキからそのモンスターとカード名が異なる闇属性「アシンメトリアル」モンスター1体を選んで手札に加える。その後、相手はデッキから1枚ドローする。

(6):お互いのエンドフェイズ毎に発動する。ターンプレイヤーは自分から見て相手フィールドの闇属性「アシンメトリアル」モンスターの数×700LP回復する。

 

 

 

 

 

「《アシンメトリアル・ダークネス》…!」

 

「ふふ、これからアナタをじわじわ闇へと引きずり込んであげる」

 

「まさか…EXデッキにPモンスターを送り込んだのは、ペンデュラム召喚で並べるためじゃなくて…!」

 

「そうよ!このカードを発動するため!ま、隙があったら仕留めてやろうとは思ってたけど」

 

「…」

 

===底知れない深い暗闇だね。《エンタメトリアル・シアター》がほとんど見えなくなっちゃった。

 

「まずはこのカードの発動時の効果処理として、自分のデッキの上からカードを3枚めくり、その中から闇属性「アシンメトリアル」モンスター1体を選んで手札に加える事ができる。残りのカードはデッキに戻す」

 

「闇属性のアシンメトリアル…」

 

「アナタのことだから予想はついてるんじゃない?アシンメトリアル6姉妹のカード名くらいは」

 

アイリスがデッキの上から3枚カードをめくると、

 

 

 

その中に1枚、アイリスの言っていたカードが現れた。

 

 

 

《シンメトリアル・セット》

《アシンメトリアル・F(フェイト)》

《ペンデュラム・サイン》

 

 

 

(!…あれが、闇属性の…)

 

「1枚あったわね。アタシは闇属性の《アシンメトリアル・F(フェイト)》を手札に加えるわ!」

 

「そして手札に加えた《アシンメトリアル・F(フェイト)》を赤のPゾーンに発動!」

 

《アシンメトリアル・F(フェイト)》

【Pスケール:青-/赤9】

このカード名の(1)(2)のP効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。

(1):もう片方の自分のPゾーンにカードが存在しない場合に、除外されている自分の地属性または炎属性の「アシンメトリアル」Pモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを効果を無効にして相手フィールドに特殊召喚する。

(2):もう片方の自分のPゾーンにカードが存在しない場合に、「アシンメトリアル・F(フェイト)」以外の相手フィールドの闇属性「アシンメトリアル」モンスター1体を対象として発動できる。このカードを除外し、そのモンスターのコントロールを得る。

 

 

 

「F(フェイト)のP効果発動!もう片方の自分のPゾーンにカードが存在しない場合に、除外されている自分の地属性または炎属性の「アシンメトリアル」Pモンスター1体を対象として発動できる」

 

 

 

「そのモンスターを効果を無効にして相手フィールドに特殊召喚する。アタシはP(プレート)を特殊召喚!」

 

《アシンメトリアル・P(プレート)》表側守備

ペンデュラム・効果モンスター

星5/地属性/岩石族/攻1000/守2500

【モンスター効果】

このカード名のモンスター効果は1ターンに1度しか使用できない。

(1):このカードが召喚・反転召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。相手は元々の持ち主が自分となるモンスター1体を選び、ターン終了時までこのカードとコントロールを入れ替える。

 

 

 

(わたしのフィールドに直接…!)

 

「速攻魔法発動、《アシンメトリアル・コール》!相手フィールドの「アシンメトリアル」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターの攻守はフィールドに存在する限り700アップする」

 

「その後、対象としたモンスターと攻守の合計がその数値以下となる「アシンメトリアル」モンスター1体をデッキから自分または相手フィールドに特殊召喚する」

 

《アシンメトリアル・コール》

速攻魔法

(1):相手フィールドの「アシンメトリアル」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターの攻撃力・守備力はフィールドに存在する限り700アップする。その後、対象としたモンスターと攻撃力と守備力の合計がその数値以下となる「アシンメトリアル」モンスター1体をデッキから自分または相手フィールドに特殊召喚する。

 

 

 

「アタシはP(プレート)を選択」

 

《アシンメトリアル・P(プレート)》攻撃力1000→1700 守備力2500→3200

 

 

 

「そして攻守の合計がその数値以下の《アシンメトリアル・B(ベイン)》をデッキから自分フィールドに特殊召喚」

 

《アシンメトリアル・B(ベイン)》攻撃表示

ペンデュラム・効果モンスター

星7/闇属性/植物族/攻2700/守2200

【モンスター効果】

このカード名の(1)の方法による特殊召喚は1ターンに1度しかできない。

(1):このカードは相手フィールドの地属性または水属性のモンスター1体をリリースし、手札から相手フィールドに特殊召喚できる。

(2):自分スタンバイフェイズに発動する。このカードのコントロールを相手に移す。

 

 

 

(!…そっか、攻守の合計が4900だから、上級アシンメトリアルを対象にすれば呼び出せる…)

 

「《アシンメトリアル・ダークネス》の効果発動!フィールドの闇属性「アシンメトリアル」モンスター1体を対象として発動できる」

 

「デッキからそのモンスターとカード名が異なる闇属性「アシンメトリアル」モンスター1体を選んで手札に加える。その後、相手はデッキから1枚ドローする」

 

「アタシはB(ベイン)を対象として発動!デッキから《アシンメトリアル・D(ディスペア)》を手札に加える!さあ、デッキから1枚ドローしなさい」

 

「…」

 

「で、P(プレート)をリリースしてD(ディスペア)を相手フィールドに特殊召喚するわ!」

 

《アシンメトリアル・D(ディスペア)》攻撃表示

ペンデュラム・効果モンスター

星7/闇属性/恐竜族/攻2500/守2400

【モンスター効果】

このカード名の(1)の方法による特殊召喚は1ターンに1度しかできない。

(1):このカードは相手フィールドの地属性または風属性のモンスター1体をリリースし、手札から相手フィールドに特殊召喚できる。

(2):自分スタンバイフェイズに発動する。このカードのコントロールを相手に移す。

 

 

 

「さらに《アシンメトリアル・ダークネス》の効果発動!自分のEXデッキの表側表示の「アシンメトリアル」Pモンスター1体を除外し、相手フィールドの闇属性「アシンメトリアル」モンスター1体を対象として発動できる」

 

「そのモンスターのコントロールを得る。アタシはP(プレート)を除外してD(ディスペア)のコントロールを得る!」

 

「っ…!」

 

(除外ゾーンから特殊召喚して、《アシンメトリアル・コール》のトリガーとなったあとはフィールドに出すためにリリースされ、さらにコントロールを得るためのコストとして再び除外…)

 

(噛みあってる…効率的で無駄なく、徐々に場を支配していく…これが闇属性アシンメトリアルの動き…!)

 

「バトル!B(ベイン)でi(アイドル)・シンガーに攻撃!」

 

譜理子LP6200-700=5500

 

「D(ディスペア)でIトークンに攻撃!」

 

譜理子LP5500-1000=4500

 

「アタシはこれでターンエンド!」

 

 

 

EX0 墓地5 除外8

アイリス LP6500 手札1

◇ ア ◇ イ ◇

F   場   ◇

◇ ◇ B D ◇

ア=《アシンメトリアル・センサー》

イ=《アシンメトリアル・リカバリー》

F=《アシンメトリアル・F(フェイト)》赤スケール9

場=《アシンメトリアル・ダークネス》

B=《アシンメトリアル・B(ベイン)》攻撃表示

D=《アシンメトリアル・D(ディスペア)》攻撃表示

 

TURN7→8 アイリス→譜理子

 

o=《エンタメトリアル=o(オルガン)・ブースター》攻撃表示

場=《エンタメトリアル・シアター》

l=《エンタメトリアル=l(リュート)・フリッカー》青スケール3

v=《エンタメトリアル=v(ヴァイオリン)・ヒーラー》赤スケール5

◇ o ◇ ◇ ◇

l   場   v

◇ ◇ ◇ ◇ ◇

譜理子 LP4500 手札2

EX1 墓地3 除外0

 

 

 

===厄介だね。たった1枚のカードで主導権、握り返されちゃったよ。

 

『…そうね』

 

===それにしても譜理子ちゃんと瓜二つだね。まるでさっきのデュエルの続きをしてるみたいだよ。

 

『あれはわたしじゃない…中身はどっちも違うし』

 

===フフフ、ちゃんとわかってるよ。ところで。

 

『…なに?』

 

===何も言わないんだね。ここに至るまでボクはずっと譜理子ちゃんを束縛し、翻弄し、試し続けてきた。

 

===これまでのボクの所業を顧みたら、文句を言ったり問い詰めたりしたくなるはずなんだけどさ。力を借りてるボクの機嫌を損ねないためかい?

 

『…ううん、違うよ。もし機嫌を損ねたとしてもクラウンがわたしに力を貸さない、なんてことはしないはずだし』

 

===どうしてそう言い切れるんだい?

 

『知っちゃったからね。何のためにクラウンがそういうことをしてきたのか、って』

 

『ただ、それでもまだよくわかんないことの方が多いけど…ひとつ、確信を持って言えることがあるの』

 

 

 

『クラウンはこうなることを読んでた。わたしが最終的にアイリスと戦い、着ぐるみを着るという発想に辿り着き、そしてクラウンの力を求めることを』

 

===そうだとしても勝ち進んだのは紛れもなく譜理子ちゃんの実力だよ。

 

『でも準備はしてたでしょ?わたしが勝ち進んだ時のために。クラウンがわたしの力を吸い取って作ったっていうエンタメトリアルだってそう』

 

 

 

 

 

『わたしが負けないようにわざわざ3回に分けて吸い取った。自分の分身を1度挟んでまでね』

 

『アイリスの抵抗に関係なく1度に全部吸い取る気なんて最初から無かった。だってその目的はただひとつ』

 

『カードが弱体化するというアクシデントがありながらも、それらを乗り越えてわたしが辿り着いた時に…万全なエンタメトリアルという力を与えるためだったから』

 

 

 

===なーんだ、譜理子ちゃんにはお見通しだったってわけか。それじゃあボクの弁解は必要ないね。

 

『でも、ひとつちょっと理解できないことがあるの』

 

===何だい?

 

『その…何でわたしとクラウンの娘とか、わたしと血の繋がった子たちとか気持ち悪がられるようなことを言ったの?その後の展開を考えたら、わたしを怒らせたり嫌悪感を抱かせるメリットが無いように思えるんだけど…』

 

===さあね。そんなことよりクラウンの着心地はどうだい?

 

(さあね、で軽く流された…)

 

『…思ったより快適かも。着ぐるみなんて着たことなかったから、もっと暑苦しいのをイメージしてた』

 

===特殊な素材で出来てるからね。それはそうと譜理子ちゃん。

 

『うん?』

 

 

 

===意外と着やせするタイプなんだね。

 

『なっ…!』

 

===フフフ、今の譜理子ちゃんは薄着だから膨らみをよく感じるよ。

 

『…今理解した。そうやってわたしの反応を楽しんでるんだ…』

 

===あら、バレちゃった?好きな女の子の反応を見るのって楽しいよね。

 

『…そんな悪い男の子は、しばらく無視します』

 

===そんなあ。

 

「ドロー…スタンバイ、メイン」

 

(クラウンのバカ…でも、おかげでちょっと気が楽になったかも)

 

「ふん、またドローするまでに時間かかったわね!クラウンと相談でもしてたのかしら?」

 

「…さあね」

 

(このターンは攻められない…だけど、次のターンに繋ぐことはできる)

 

「l(リュート)・フリッカーのP効果発動。o(オルガン)・ブースターを対象として発動し、B(ベイン)を手札に戻す」

 

「o(オルガン)・ブースターを守備表示にして速攻魔法発動、《エンタメトリアル・バトンタッチ》。自分フィールドの守備表示「エンタメトリアル」モンスター1体をリリースして発動する。デッキからリリースしたモンスターのレベル以下のカード名が異なる「エンタメトリアル」モンスター1体を手札に加えるか守備表示で特殊召喚する」

 

「その後、デッキから「エンタメトリアル・バトンタッチ」以外の「エンタメトリアル」魔法・罠カード1枚を選んで手札に加える」

 

《エンタメトリアル・バトンタッチ》

速攻魔法

このカードを発動するターン、自分は「エンタメトリアル」モンスターでしか攻撃宣言できない。

(1):自分フィールドの守備表示「エンタメトリアル」モンスター1体をリリースして発動する。デッキからリリースしたモンスターのレベル以下のカード名が異なる「エンタメトリアル」モンスター1体を手札に加えるか守備表示で特殊召喚する。その後、デッキから「エンタメトリアル・バトンタッチ」以外の「エンタメトリアル」魔法・罠カード1枚を選んで手札に加える。

 

 

 

「わたしはo(オルガン)・ブースターをリリースしてデッキから《エンタメトリアル=w(ホイッスル)・サモナー》を手札に加える」

 

「さらに通常罠カードの《エンタメトリアル・バック》を手札に加える」

 

 

 

「ペンデュラム召喚…!」

 

 

 

「o(オルガン)・ブースター、《シンメトリアル=O(オブジェクト)・メイカー》」

 

《エンタメトリアル=o(オルガン)・ブースター》表側守備

ペンデュラム・効果モンスター

星4/光属性/悪魔族/攻1000/守1000

 

《シンメトリアル=O(オブジェクト)・メイカー》表側守備

ペンデュラム・効果モンスター

星4/光属性/サイキック族/攻1200/守1200

【モンスター効果】

(1):モンスターゾーンのこのカードがリリースまたは破壊された場合に発動できる。デッキからPモンスター1体を選んで墓地へ送る。

 

 

 

「カードを1枚セット」

 

(《アシンメトリアル・ダークネス》の(6)の効果はお互いのエンドフェイズ毎に発動する…つまり、わたしのエンドフェイズにも)

 

「ターンエンド。エンドフェイズに《アシンメトリアル・ダークネス》の効果発動」

 

「相手フィールドの闇属性「アシンメトリアル」モンスターの数×700LP回復する」

 

譜理子LP4500+700=5200

 

 

 

EX0 墓地5 除外8

アイリス LP6500 手札2

◇ ア ◇ イ ◇

F   場   ◇

◇ ◇ ◇ D ◇

ア=《アシンメトリアル・センサー》

イ=《アシンメトリアル・リカバリー》

F=《アシンメトリアル・F(フェイト)》赤スケール9

場=《アシンメトリアル・ダークネス》

D=《アシンメトリアル・D(ディスペア)》攻撃表示

 

TURN8→9 譜理子→アイリス

 

o=《エンタメトリアル=o(オルガン)・ブースター》表側守備

O=《シンメトリアル=O(オブジェクト)・メイカー》表側守備

場=《エンタメトリアル・シアター》

l=《エンタメトリアル=l(リュート)・フリッカー》青スケール3

v=《エンタメトリアル=v(ヴァイオリン)・ヒーラー》赤スケール5

◇ o ◇ O ◇

l   場   v

◇ ◇ 裏 ◇ ◇

譜理子 LP5200 手札2

EX1 墓地4 除外0

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