真目譜理子とサーカス世界   作:tres

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28.「4 attributes」

(…わたしのモンスターゾーンにはアシンメトリアルが5体。いや、《アシンメトリアル・F(フェイト)》はスタンバイフェイズに相手フィールドに移るから4体…)

 

(減らすための方法は色々あるけど…確実性が高いのはアドバンス召喚でのリリース、もしくは効果発動のためのコスト…)

 

(でも上級のシンメトリアルもエンタメトリアルも全部出てるからアドバンス召喚でのリリースは不可能だし、コストにする方も…)

 

(って、待って…それだけじゃだめ…!わたしのLPは3300…《アシンメトリアル・リノベート》の効果で特殊召喚されたアシンメトリアルは表示形式を変更できないから、1体減らしたところで変わらない…!)

 

(Y(ヴァーティカル)・ライナーのP効果で攻守を下げても…アイリスのターンに《アシンメトリアル・ダークネス》の効果で無効化されて元通り…!)

 

(モンスターを複数体減らす方法も、ないわけじゃないけど…かなり限られてるし、もし減らせたとしても次のターンまで生き延びれるかって考えると…)

 

(うっ…)

 

手が震えだす。ドローしようとデッキに手を伸ばせば伸ばすほど、その震えは大きくなる。

 

攻撃が通れば勝ちという1ターン前の状況から、今度は一転して敗色濃厚の窮地に追い込まれた。

 

===大丈夫かい?譜理子ちゃん。

 

『クラウン…』

 

クラウンの力を得てわたしは再び強くなった。クラウンのその力はアイリスのそれに劣っているとは思えない。

 

だけど、今目に映っているのは…本気を出したアイリスに大差をつけられている。そんな無情な現実。

 

===わかるよ。震えが止まらないその気持ち。

 

『…』

 

===他でもない譜理子ちゃん自身が一番わかってるだろうけど、はっきり言っちゃうね。

 

 

 

 

 

===これまで譜理子ちゃんが使ってきたカードで、次のターンまで生き残る可能性をもたらすカードは、0だ。

 

『うう…』

 

(そんな…どうすれば…)

 

 

 

===だけどね。

 

『…え?』

 

 

 

===それでもデュエルは最後までわからない。

 

『でも、可能性は0って…』

 

===それは譜理子ちゃんが使ったことのあるカードを引いた場合さ。譜理子ちゃんはデッキのカードを全て把握してるのかい?

 

『!…』

 

===どんなデッキでも、必ず40枚はカードがある。知らないカードが眠っている以上、生き残りの道が閉ざされているとは言い切れないよね。

 

(そっか…そうだよね、前のデュエルの時と同じ…)

 

(今回はアシンメトリアルがデッキに入ってないから、エンタメトリアルの分を足したとしても…デッキにはわたしの知らないカードが、まだ…)

 

クラウンの言葉をきっかけに希望の火が灯る。だけど、手の震えは止まらない。

 

たとえ次のターンまで生き残ったとしても、それはあくまで通過点に過ぎない。このデュエルの勝利という到達点へと辿り着ける可能性を得ただけ。

 

そしてその可能性も同様に厳しいということは、大差のついたLPを見れば明らかだった。

 

===やっぱりまだ怖いかい?

 

『…』

 

怖くない、はずがない。答えずともこの手の震えは着ぐるみを通してクラウンに伝わってしまっているだろう。

 

===そういえばこんな場面、何度もあったよね。寸前まで追い詰められてさ。

 

===その度に譜理子ちゃんは逆転に繋がるカードをドローして、厳しい局面を覆してきた。1度たりとも負けなかった。

 

クラウンが諭すような口調でわたしに言葉をかける。

 

(確かにこんな場面、何度もあった。その度に逆転してきた。1度だって負けなかった…!)

 

(だけどーーー)

 

 

 

===フフフ、そうだったんだね。

 

不意の笑い声。

 

『えっ…?』

 

===譜理子ちゃん、どうやらここまで勝ち進んだことは決して無駄じゃなかったようだ。

 

『…どういうこと?』

 

何かに納得したようなクラウン。当然ながらわたしにはその理由がわからない。

 

===耳を澄ましてごらん。聞こえないかい?

 

クラウンに言われて耳に意識を集中させる。

 

 

 

何も聞こえない。

 

「まーたドローせずに時間かけてるわね!どうせ結果は同じなんだからさっさと引きなさいよ!」

 

聞こえてきたのは痺れを切らしたアイリスの声。

 

アイリスに構わず、クラウンを信じてもう少し待ってみる。今はわたしのターンなのだから。

 

 

 

だけど何も聞こえない。聞こえそうな気配も感じない。

 

クラウンには何が聞こえてるのだろう。

 

『ねえ、何が聞こえーーー』

 

そうクラウンに言おうとした瞬間だった。

 

 

 

 

 

「おい!ここまで来てビビってんじゃねえぞ!」

 

 

 

声が聞こえてきた。

 

 

 

 

 

「今更何を怖がることあんねんな!思い切って引いてみ!」

 

 

 

気のせいじゃない。

 

 

 

 

 

「ふん、貴様はここで終わるようなデュエリストではなかろう」

 

 

 

この声は間違いなく、

 

 

 

 

 

「情けないのう。それでも妾に勝ったデュエリストかえ?」

 

 

 

わたしと戦ったトランプのスートたち4人の声だ。

 

 

 

===譜理子ちゃんにも届いたみたいだね。

 

『うん…でも、何で…?どこから…?』

 

===再び魔法をかけたんだよ。今度は譜理子ちゃんがね。

 

『えっと…』

 

(何がどうなってるの…?)

 

 

 

「デュエルはまだ終わっちゃいねえ!自分のデッキを、オレたちを信じろ!」

 

「パパッと引いてガーっとやったったらええねん!それで仕舞いや!」

 

「勝利を欲するのであれば覚悟を決めよ。さすれば道は開かれん」

 

「其方が戦わねば誰が倒すというのじゃ。妾たちは其方と共にある。忘れるでないぞ」

 

 

 

(みんな…)

 

何がどうなってるのかは、全くわからない。

 

ただ、わたしを支配していた恐怖心は薄くなっていた。

 

さっきまで震えていた手も、気が付けば止まっていた。

 

(ありがとう…もう大丈夫)

 

 

 

「アイリス、待たせてごめん」

 

「ふん、決心はついたようね」

 

「…」

 

(みんなの言う通りだ…怖がって立ち止まってる場合じゃない)

 

(進まなきゃ…!可能性を信じて…!)

 

(わたしは、わたしたちは…)

 

 

 

(ここで終わるわけにはいかない…!)

 

 

 

「ドロー!」

 

 

 

(!このカードは…!)

 

「スタンバイフェイズ、F(フェイト)のコントロールは相手に移る」

 

「モンスターゾーンが1つ空いたわね。さあ、どうするのかしら?」

 

「メイン」

 

 

 

 

 

「魔法発動、《パフォーマー大集合!》」

 

「!」

 

「自分メインフェイズ1開始時にフィールド魔法が表側表示で存在する場合に、自分フィールドの属性が異なるPモンスターを5体まで対象として発動できる」

 

 

 

「デッキからそのモンスターと同じ属性のレベル8「パフォーマー」モンスターをそれぞれ1体ずつ手札に加える。わたしはJ(ジェット)、N(ニードル)、R(リング)、S(シールド)の4体を対象に発動」

 

《パフォーマー大集合!》

通常魔法

(1):自分メインフェイズ1開始時にフィールド魔法が表側表示で存在する場合に、自分フィールドの属性が異なるPモンスターを5体まで対象として発動できる。デッキからそのモンスターと同じ属性のレベル8「パフォーマー」モンスターを1体ずつ手札に加える。

 

 

 

『!…クラウン、これって…』

 

===フフフ、見ての通りだよ。ね、魔法がかかってるでしょ?

 

『うん…』

 

(どっちかというと魔法にもなってるっていうか…)

 

『あれ?でもどうしてこのカード名に…?』

 

===簡単なことだよ。それぞれの形を思い出してごらん。

 

『それぞれの形…?』

 

 

 

『…あっ!』

 

(そっか、言われてみれば4種類ともそうだ…!)

 

「わたしはデッキから」

 

 

 

 

 

「《シンメトリアル=パフォーマー・クラブ》、《シンメトリアル=パフォーマー・ダイヤ》、《シンメトリアル=パフォーマー・スペード》、《シンメトリアル=パフォーマー・ハート》の4体を手札に加える」

 

 

 

「なっ…!何でアナタのデッキにそいつらがいるのよ…!?しかもシンメトリアル、って…!」

 

===そういうこと。トランプのスートは全てシンメトリー。だからこれまでのシンメトリアルと同様、その名を冠してるってわけさ。

 

(そっか…それでシンメトリアルに…)

 

===ところで譜理子ちゃん、そろそろ彼らの正体が何なのかわかったんじゃない?

 

『…いや、わからない』

 

 

 

===実はね、ボクが生み出した生命体なんだ。

 

『生命体…?』

 

===わかりやすく言うとカードの精霊みたいなものだね。譜理子ちゃんは彼らがどのようにして現れたのか覚えているかい?

 

『それは、カードをめくったら…』

 

===そうだね。カードが光って現れた。そしてまた光って消えた。その意味がわかるかな?

 

『意味って言われても…あっ!』

 

『もしかして、本当に消えたんじゃなくて…!』

 

===その通り、彼らは再びカードとして帰ってきた。今度は譜理子ちゃんの仲間としてね。

 

『わたしの、仲間…』

 

(みんな…ありがとう)

 

「《シンメトリアル=U(アンブレラ)・ハンガー》を青のPゾーンに発動」

 

《シンメトリアル=U(アンブレラ)・ハンガー》

【Pスケール:青5/赤5】

(1):1ターンに1度、もう片方の自分のPゾーンに「シンメトリアル」カードが存在する場合に発動できる。フィールドの表側表示モンスター1体を選択し、選択したモンスターの攻撃力・守備力はターン終了時まで0になる。

 

 

 

(このデュエルに勝つには、クラウンだけじゃない…クラブ、ダイヤ、スペード、ハート、みんなの力が必要なの…だから…!)

 

「U(アンブレラ)・ハンガーのP効果発動。1ターンに1度、もう片方の自分のPゾーンに「シンメトリアル」カードが存在する場合に発動できる」

 

「フィールドの表側表示モンスター1体を選択し、選択したモンスターの攻撃力・守備力はターン終了時まで0になる。わたしはB(ベイン)を選択」

 

《アシンメトリアル・B(ベイン)》攻撃力2700→0 守備力2200→0

 

 

 

(わたしと一緒に戦って…!)

 

 

 

「フィールド魔法が表側表示で存在する場合に炎属性Pモンスター1体をリリースすることで、このカードは手札から特殊召喚できる」

 

「R(リング)をリリースして《シンメトリアル=パフォーマー・クラブ》を特殊召喚」

 

 

 

「おっしゃあ!再びオレ参上!」

 

 

 

《シンメトリアル=パフォーマー・クラブ》攻撃表示

ペンデュラム・効果モンスター

星8/炎属性/戦士族/攻3000/守3000

【モンスター効果】

このカード名の(1)の方法による特殊召喚は1ターンに1度しかできない。

(1):フィールド魔法が表側表示で存在する場合に炎属性Pモンスター1体をリリースすることで、このカードは手札から特殊召喚できる。

(2):このカードの(1)の方法で特殊召喚に成功した時に以下の効果から1つ選択して発動できる。

●自分のEXデッキの表側表示の炎属性Pモンスター1体を選択して自分のPゾーンに置く。

●Pゾーンのカード1枚を選択して破壊する。

(3):このカードが守備表示モンスターを攻撃した場合、その守備力を攻撃力が超えた分だけ戦闘ダメージを与える。

(4):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、相手は他のモンスターを攻撃対象に選択できない。

 

 

 

「パフォーマー・クラブのモンスター効果発動。この方法で特殊召喚に成功した時に効果を1つ選択して発動できる」

 

「わたしはPゾーンのカード1枚を選択して破壊する効果を選択。Q(クオーツ)を破壊する」

 

「くっ…!」

 

「続いて、地属性PモンスターのN(ニードル)をリリースして《シンメトリアル=パフォーマー・ダイヤ》を特殊召喚」

 

 

 

「おー、モンスターってこんな感じなんかー」

 

 

 

《シンメトリアル=パフォーマー・ダイヤ》攻撃表示

ペンデュラム・効果モンスター

星8/地属性/ドラゴン族/攻3000/守3000

【モンスター効果】

このカード名の(1)の方法による特殊召喚は1ターンに1度しかできない。

(1):フィールド魔法が表側表示で存在する場合に地属性Pモンスター1体をリリースすることで、このカードは手札から特殊召喚できる。

(2):このカードの(1)の方法で特殊召喚に成功した時に以下の効果から1つ選択して発動できる。

●自分のEXデッキの表側表示の地属性Pモンスター1体を選択して自分のPゾーンに置く。

●Pゾーンのカード1枚を選択して破壊する。

(3):このカードが守備表示モンスターを攻撃した場合、その守備力を攻撃力が超えた分だけ戦闘ダメージを与える。

(4):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、相手は他のモンスターを攻撃対象に選択できない。

 

 

 

「風属性PモンスターのJ(ジェット)をリリースして《シンメトリアル=パフォーマー・スペード》を特殊召喚」

 

 

 

「全ての判断を貴様に委ねよう」

 

 

 

《シンメトリアル=パフォーマー・スペード》攻撃表示

ペンデュラム・効果モンスター

星8/風属性/魔法使い族/攻3000/守3000

【モンスター効果】

このカード名の(1)の方法による特殊召喚は1ターンに1度しかできない。

(1):フィールド魔法が表側表示で存在する場合に風属性Pモンスター1体をリリースすることで、このカードは手札から特殊召喚できる。

(2):このカードの(1)の方法で特殊召喚に成功した時に以下の効果から1つ選択して発動できる。

●自分のEXデッキの表側表示の風属性Pモンスター1体を選択して自分のPゾーンに置く。

●Pゾーンのカード1枚を選択して破壊する。

(3):このカードが守備表示モンスターを攻撃した場合、その守備力を攻撃力が超えた分だけ戦闘ダメージを与える。

(4):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、相手は他のモンスターを攻撃対象に選択できない。

 

 

 

「水属性PモンスターのS(シールド)をリリースして《シンメトリアル=パフォーマー・ハート》を特殊召喚」

 

 

 

「妾の晴れ舞台を勝利で飾ってみせよ。其方なら出来るはずじゃ」

 

 

 

《シンメトリアル=パフォーマー・ハート》攻撃表示

ペンデュラム・効果モンスター

星8/水属性/機械族/攻3000/守3000

【モンスター効果】

このカード名の(1)の方法による特殊召喚は1ターンに1度しかできない。

(1):フィールド魔法が表側表示で存在する場合に水属性Pモンスター1体をリリースすることで、このカードは手札から特殊召喚できる。

(2):このカードの(1)の方法で特殊召喚に成功した時に以下の効果から1つ選択して発動できる。

●自分のEXデッキの表側表示の水属性Pモンスター1体を選択して自分のPゾーンに置く。

●Pゾーンのカード1枚を選択して破壊する。

(3):このカードが守備表示モンスターを攻撃した場合、その守備力を攻撃力が超えた分だけ戦闘ダメージを与える。

(4):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、相手は他のモンスターを攻撃対象に選択できない。

 

 

 

===わお、かつての対戦相手たちが勢揃い。前のターンに並べてくれたおかげだね。

 

「…へえ。アタシがせっかく用意したアシンメトリアルはそいつらを呼び出すための、うってつけのコストだったってわけね…舐めたマネしてくれるじゃないの…!」

 

(これでフィールドの「シンメトリアル」カードは、13枚…!)

 

「Y(ヴァーティカル)・ライナーのP効果でもう片方の自分のPゾーンに「シンメトリアル」カードが存在する限り、相手フィールドのモンスターの攻撃力・守備力はフィールドの「シンメトリアル」カードの枚数×200ダウンする」

 

《アシンメトリアル・E(エンヴィ)》攻撃力2400→0 守備力2500→0

《アシンメトリアル・F(フェイト)》攻撃力2300→0 守備力2600→0

 

 

 

===シンメトリアルの名前が効いてるね。これで相手モンスターの攻守は全て0だ。

 

『うん…』

 

===パフォーマーたちは貫通効果持ちだし、大ダメージが期待出来そうだよ。

 

『…でも、まだ届かない』

 

===そうだね。12000のダメージを与えても大差が微差に縮まるだけで、勝利にはまだ遠い。

 

(わたしのフィールドにモンスターは4体…まだあと1体呼び出せる…!)

 

 

 

「ペンデュラム召喚…!」

 

 

 

「《エンタメトリアル=l(リュート)・フリッカー》」

 

「l(リュート)・フリッカーのモンスター効果発動。1ターンに1度、このカード以外のフィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる」

 

「このカードをリリースし、そのモンスターよりレベルが低い自分のEXデッキの表側表示の元々の攻撃力と元々の守備力が同じ数値の光属性Pモンスター1体を選択し、特殊召喚する。この効果は相手ターンでも発動できる」

 

《エンタメトリアル=l(リュート)・フリッカー》表側守備

ペンデュラム・効果モンスター

星2/光属性/悪魔族/攻 0/守 0

【モンスター効果】

(1):このカードが召喚に成功した場合に発動する。このカードを守備表示にする。

(2):1ターンに1度、このカード以外のフィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。このカードをリリースし、そのモンスターよりレベルが低い自分のEXデッキの表側表示の「エンタメトリアル=l(リュート)・フリッカー」以外の元々の攻撃力と元々の守備力が同じ数値の光属性Pモンスター1体を選択し、特殊召喚する。この効果は相手ターンでも発動できる。

 

 

 

「わたしはレベル8のパフォーマー・クラブを対象にl(リュート)・フリッカーをリリースして、EXデッキからレベル6のi(アイドル)・シンガーを特殊召喚」

 

《エンタメトリアル=i(アイドル)・シンガー》攻撃表示

ペンデュラム・効果モンスター

星6/光属性/悪魔族/攻2000/守2000

 

 

 

「ふん、レベルの高いモンスターを5体も並べてご苦労なことね。死なない程度のダメージならいくらでも受けてあげるわ!」

 

「…ううん、まだ届かないと決まったわけじゃない」

 

「…なに?」

 

 

 

 

 

「魔法発動、《簡易結合(インスタントコネクション)》!」

 

「!」

 

「1000LPを払って発動できる。自分フィールドのレベル6以下のモンスター1体を選んで除外し、そのモンスターと同じレベルのアークモンスター1体をEXデッキから特殊召喚する」

 

譜理子LP3300-1000=2300

 

《簡易結合(インスタントコネクション)》

通常魔法

このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。

(1):1000LPを払って発動できる。自分フィールドのレベル6以下のモンスター1体を選んで除外し、そのモンスターと同じレベルのAモンスター1体をEXデッキから特殊召喚する。

 

 

 

「わたしはレベル6のi(アイドル)・シンガーを除外し、同じレベル6のアークモンスター」

 

 

 

 

 

「《幻双煌翼竜ドラゴネシア》を特殊召喚」

 

《幻双煌翼竜ドラゴネシア》攻撃表示

アーク・効果モンスター

星6/光属性/幻竜族/攻2400/守2400

スケール3×2

このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。

(1):自分のPゾーンにカードが存在しない場合に発動できる。自分のEXデッキの表側表示のPモンスター1体を選んで自分のPゾーンに置く。この効果で置いたPモンスターのP効果は無効化される。

(2):このカードの攻撃力・守備力はフィールドのPモンスターの数×300アップする。

 

 

 

「ドラゴネシアの攻撃力・守備力はフィールドのPモンスターの数×300アップする。フィールドのPモンスターは7体、よって2100アップ…!」

 

《幻双煌翼竜ドラゴネシア》攻撃力2400→4500 守備力2400→4500

 

 

 

「っ…!そのカードが手札にあったなんて…!」

 

===なるほど、これなら届くね。役者が揃って3度目のチャンス到来だ。


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