「んっここは?」
着いたか、転生は成功したのか?
で、とりあえずここは何処か調べるか。
周りは住宅街だしな案外すぐに分かりそうだな。
「そういえば神がくれた転生特典をまだ確認してなかったな確認するか。」
あれ? どうやって確認するんだ?
『困っているようじゃな』
えっ何処だ!『天界から君の頭に話しかけているのじゃよ』…もう何でもありだな……。
『一応、神だしのぅ』
「で、どうやってのうりょ……『天使じゃぞ』……天使を確認するんだ?」
『頭の中で天使…というか数式の様なものをイメージするんじゃ』
よくわからないな。『とりあえずやってみぃ』分かった。
「んーん………………うわっ!。」 頭の中に急に浮かんできたイメージに驚いて叫んでしまう。
「お兄ちゃん。、大丈夫?」 叫んだせいで近くに泣いた銀髪の女の子に心配されてしまう。 全くいた事に気づかなかった。
「ああ、大丈夫だよ。ありがとうね」俺は笑顔で返す。すると女の子は優しそうな笑みで、
「じゃあまたね。」と言って去っていった。
「いい子だったなあの子。」そう言っていると『なんじゃ、ロリコンだったのか風斗。』と言ってくる。
「違ーよ、ただ優しいいい子だなと思っただけだよ」 『なんじゃ面白くない。』
「面白くないとかいうなよ。 神様が。」
『神だって色々あるんじゃよ。』どうだか。
『それより風斗気づかなかったのか?』 なんのことだ?
『今の子 鳶一 折紙 じゃぞ。』 は?マジで?
『大マジじゃ。』 マジで?あの、士道の恋人(自称)の⁉ 全くキャラ違うだろ!(困惑)
『それはお前が見てないデート・ア・ライブの小説で説明されとるらしいぞ』
「マジかよ、凄い気になるんだけど。」
『そうか?」 いやアンタは神だから分かるだろ。俺は一般人だから読まないと分からないんだよ。
『もう一般人じゃないけどな』ボソッ ん、なんか言ったか?
『いや何も?』 何か隠すように神が言ってくるが、まぁいいか。
『それじゃあお前の体について説明しておくぞ。』 ああ、よろしく。
『お前の身体能力はおまけで50メートル走を2,1秒 立ち幅跳び50メートル 反復横飛び1分563回できる程度にしといたからのぅ。』……うん、まだ大丈夫……。
『転生させるにあたって人間には無理だったから精霊にしといたぞ』
「………。」
『そして士道と同じ死んでも、回復できるレベルの体にしといたぞ!』……はっ?ちょっとまて精霊?死んでも回復?
「それってチートじゃ…」『まぁ。まて、先にお前の天使を確認しておけ。』 そうか、一般的にしといてくれよ。と言っていたしそこまでチートにならないんじゃ!(歓喜)
「よし、確認するか。」 俺は頭に流れてくるイメージを理解できるよう集中する。
「お、分かってきた」 俺の天使は………
「ファッ⁉」…思わず叫んでしまった。あの駄神(⁉)のニヤニヤ笑いが浮かんでくるようだ。
なぜなら、浮かんできたイメージが…………
自分が望んだものを何でも虚無空間に消す天使 しかし生命を消すことはできない。
あらゆる万物を創造できる天使 新しい天使や能力も作れる しかし生命を1から作り出すことはできない
空間を操る事ができる剣の天使 空間震を破壊する事も可能
次元を司る剣の天使 次元を超えての移動や攻撃も出来る
……………………………………………うん、一言言わしてもらおう。
『あっ、わし帰るね。』…………………………………………
「逃げやがったなあのクソ駄神が!!」 かなり大声で怒鳴ってしまったが、一目がなかったのが幸いし誰かに見られることはなかった。
しかし今風斗の心はあの駄神に対する怒りしかなかったので人がいても無視していだろう。
「イヤ、ちょっとまつでござる、一般的にって⁉」 『語尾おかしくなっとるぞいwww』 ここぞとばかりに戻ってくる駄神
「お前のせいだろうが!というか戻ってきやがったなクソ神が!面かせや、オラァ!」 『ちょっとまてキャラが崩壊しとる』(汗)
「知るかぁ!一発殴らせろ!」
『キャラ大事じゃぞ!』 「SI.RU.KA!」
『イヤ、そもそも天界にいるから殴れないし…』 「その幻想のをぶち壊す!」 [ボカッ!]
『イッター!なんで殴れるの⁉』
「努力と根性!」『いや、だめだから そんな精神論で何でもできるようなア○パ○マ○みたいになったらだめじゃから! いや、霊力漏れとるぞ!』
「はっ!」
〜それから約5分後〜
その後、神が落とした雷でどうにか風斗は落ち着いた。
「OK、落ち着いた。」
『やっとか…』神が何やら疲れた様子で言ってくる。…なんかすまんな。
『本当じゃわい、神をここまで疲れさせるとか、風斗、お前神になれるんじゃないか?』
「めんどい 疲れそう ヤダ」
『即答!?』 絶対めんどくさいだろ。 『確かに』 いやお前(神)が同意するなよ…。
「それより、どういう事だ?あのチート天使は?俺、一般的にって言ったはずだが?」
『だから逸般的にしたんじゃぞ?』ニヤ ん?どういう…あ、そういうことか!
『気づいたようじゃなwww』「いやそんな子供レベルの言葉遊びで」
『でも、風斗あのとき少し勘付いた様な顔してたろう? その時に追求しなかったお前が悪い!』
「ちくしょう正論だ…」 頭の中に神のドヤ顔が見えた気がした。…殴りたい。
『まぁそれは置いといて、この世界を楽しんどくれ』「ちょっとまて⁉」『じゃ〜の。』
言いたい事だけ言って消えやがった。
「能力の使い方まだ教えてもらってないってのに…はぁ、独学かぁ」
そうため息をついていると急に風が吹いて目的を思い出す。
「そういや此処って何処なんだ?」どうしよう折紙に聞きに行くか?、でも完全に不審者扱いされそうな気がするしな〜
あ、でも能力使ったらどうにかなるだろ。 でも使えるか?
「とりあえずやって見るか、
「おっできた!スゲー!」 使えるか不安だったがやってみると使い方が頭に流れこんできた。
これは精霊になった恩恵かな? まあ、とりあえず此処は何処確認するか。
「此処って…天宮市じゃないか!」 まあ折紙がいる時点うすうす分かっていたけどな。
にしてもこの風景見たことあるな。どこでだっけか?
「とりあえず此処は何処かは分かったし進歩はあったな。」
この日付から察するに原作開始まで5年といったところかな?
「んっ、5年前?さっきからなんか引っかかるな。なんだったかな?」
5年前、5年前……
「はっ!」 そういうや否や俺は走り出した。
だって今日、5年前といえば…
ドカーン!
折紙の両親が死んだ原因となったと言われてる【天宮市の空間震】があった日じゃないか!
そう思っていると、後ろで爆炎の柱が燃え上がる。
「くそっ!折紙と別れてからからかなり経ってるぞ!」 間に合うか?
「そうだっ!
「これで折紙の家を調べれば!」…こうゆう時だから許されると思うけど、やってる事普通に犯罪だな。
「まあいい、折紙の家は、てっ、通り過ぎてるじゃん!」 気づかなかった。
「あっいた!」 折紙が家の前で立ち尽くしている。前には何かが燃えたような跡がある。
「おいおい、まさか…」
「お父さんとお母さんは…死んだ。」 折紙が無表情でそう告げてくる。俺は目の前が暗くなったように感じた。
すると折紙が上を見て叫ぶ。
「許さない…殺す、殺してやる!私が、必ず‼」 そうか、折紙がさっきのような明るい性格から原作のような性格になったのはこうゆう事か。
「でも俺の知ってるデート・ア・ライブでは勘違いだったんだろ。てことは、このあと勘違いで殺し合いが起きるのか!」
どうにか止めないと。原作に関わるが知ったこっちゃない!
「折紙、あれは精霊というものだ。」「せい…れい?」たどたどしい口調でそう返してくる。
「だかな、精霊には良いやつもいるんだ。」
「良い精霊?そんなものがいるわけがない。だって私のお母さんとお父さんを……殺した!」
「いるさ、ここにな。」「ここに?」
「ああ、俺は精霊だ。」 俺はそう告げる。
「あなたも…精霊?」
「ああ、俺は自分がいいやつだと言うわけじゃない。だかな、お前に良い精霊と殺し合ってほしくないんだ!」
俺は一気にそう言いきる。
「分かった」…通じたのか?
「ただ、私はあなたのような精霊以外には殺意を向ける」えっ
「私はあなた以外を信用しない。」 あれ、俺ってまずいことしちゃった?でも殺し合いは避けれただろ。
「あなた、名前は?」
「ああ、俺は如月 風斗だ。」俺は名前を教える。…なんかまずい事したような気がするんだが。
「そう、風斗、またいつか。」そういい折紙は歩いていく。
「救えたのか?」俺は1人になりそう呟く。
「これであの殺し合いは回避できたのか。」今更になって喜びが出てくる。
「よっしゃあ!」
でも原作に関わってしまったな。まあいいか。
「とりあえず休める場所へ行こう、考えるのはそれからだ。」
そういい俺は歩いていく……致命的ミスをしているとも知らずに。
折紙は歩きながらその名前を呟く。
「如月 風斗…」
必ずまたあってみせる。
私の心の支えでもあり、恋人(⁉)のあの精霊に。
どうもこんばんは亀闇です。
イヤほんと眠くてレッドブル飲んで頑張ってます。
オリ主君は原作5巻までの知識しかない設定なので勘違いしております。
あれ、違くねと思った人は温かく見守ってください。
では、また次の回で会いましょう。