問題児たちが異世界から来るそうですよ? ~招かれた幻想~ 作:幻想の住人
処女作なので色々と拙い部分が目立つと思いますが、楽しんでんでもらえれば嬉しいです。
それでは、どうぞ。
プロローグ 招かれし幻想
――幻想郷――そこは、忘れられたものたちの楽園
現代で忘れ去られたものたちの流れ着く場所
そこには、様々なものが存在している
「今日もここは平和だな......」
その幻想郷で、一人呑気にしているものがいた。
名を白神遥斗。幻想入りという、少々特殊な経緯でこの幻想郷に来た者だ。
「こんな日には昼寝でもしたいが......そこにいるんだろ、紫」
遥斗がそう言うと、突如空間に狭間ができ、女性が身を乗り出してきた。
「あら、バレてましたの?」
「当たり前だ。妖気がダダ漏れだぞ」
今出てきたこの女性は八雲紫。見た目は綺麗なお姉さんといった感じだが、実年齢は千を超える。
更に、『境界を操る程度の能力』というものを持っており、これによって幻想郷を維持していると言って過言ではない。
「ふふふ、あなたもすっかりこっちに馴染んだわね」
「ああ、誰かさんのおかげでな」
そしてコイツは俺を幻想郷に引き込んだ張本人である。
「で、今日はあなたにお話があってきたのだけれど」
「......何だ」
「実はあなた宛に招待状が届いているの」
「招待状?......お前が持ってくる物だ、どうせ碌でもないことなんだろ」
「碌でもないは余計よ。......調べてみたところ、開けたらどこかへ飛ばされるみたいね」
「みたいって...お前でも分からなかったのか?」
「ええ、分かったのはさっき言ったどこかへ飛ばされてしまうのと、もう一つ」
紫はそこで一旦言葉を切り、次の一言を強調するように行った。
「そこでは、この幻想郷に住んでいる住人よりも強いのがわんさかいるみたいね」
「......それは本当か?」
遥斗が聞き返す。それは恐怖から来るものではなく、期待からくるものだった。
それを見透かしてか、紫の口角が釣り上がる。
「ええ、本当よ。......さて、そろそろ本題に戻りましょうか」
そう言うと、紫はスキマを開け、何かを取り出して遥斗へ渡した。
紫が渡したのは達筆で『白神遥斗様へ』と書かれた封書だった。
「それを開けたら、こことは全く別の、いわば異世界と言える場所に行くことになるでしょう」
紫が試すように言ってくる。
「それでも貴方はそこへ行くのかしら?」
そんなの、決まっている。
「行くに決まってんだろ。最近は異変も起こらなかったから退屈してたんだよ」
そう言って、封書を開く。そこには、こう書かれてあった。
「悩み多し異才を持つ少年少女に告げる。
その才能を試すことを望むのならば、
己の家族を、友人を、財産を、世界の全てを捨て、
我らの”箱庭”に来られたし」
それを見て遥斗はニヤリと笑って、
「上等だ。俺の才能、試せるもんなら試して見やがれ」
次の瞬間、辺りが白に染まり、それが消える時には白神遥斗の姿はなくなっていた。
それを確認し、彼に招待状を渡した紫は、何処か遠い目をしながら、
「......その世界に、あなたが望んでいた物があるといいわね」
既に行ってしまった彼を思い浮かべながらそういった。
どうも、幻想の住人です。
あらすじにも書きましたが、この作品は処女作です。なので色々と拙い部分があると思いますが、温かい目で見てもらえると嬉しいです。
ご指摘やご要望があればどんどん言ってください。次の作品に生かしたいと思います
感想、評価をもらえると嬉しいです。