ハイスクールD×G 《シン》   作:オンタイセウ

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ハイスクールD×G 《シン》 オリジナル登場人物、獣具(リスキー・エレメント)、独自組織紹介

宝田大助

 駒王学園に通う高校二年生。兵藤一誠、松田、元浜とは同じクラス。学園屈指のエロ馬鹿トリオと言われる前述の三人とよくつるむ。

 幼い頃からその異常な身体能力故に奇異の目で見られるが、事情を知るグレモリー家に預けられることになる。

 普段は他人とのコミュニケーションをとりたがらないうえ、目立たないようにと大人しいが、いざ戦闘となると性格は苛烈になり容赦がなくなる。

 基本的に他人には無頓着。クラス内でまともに会話するのは先述の三人とリアス達顔見知りくらいで、あとは軽い挨拶を交わす程度。

 頭髪は天然パーマ気味、顔立ちはそこそこ(のはず)。身長はイッセーと同じくらい。

 趣味は釣り、アニメ・マンガ等のサブカルチャー、プラモデル、神話やファンタジー・SF・オカルトと多趣味。あと、常識的な範囲でエロかったり下も含むネタを多用する。

 名前の由来は54年版初代ゴジラの主演俳優、宝田明氏の苗字とオキシジェン・デストロイヤーの発明者である芹沢大助の名から。

 

 

神器(名称不明)

 

【挿絵表示】

 

 籠手状の神器。今現在わかる限りでは、該当する神器のカデコリーが不明。

 能力は身体能力の全体的な向上と、青白い光弾、熱線の発射機能。

 全体的なカラーリングは黒で、爬虫類的な意匠を持つ。

 また、各所に青白く光るスリットがあり、これにも何か機能があることを匂わせる。

 手の甲の部分に四本の爪があり、伸縮可能。突き刺し攻撃や切断、ものを掴んだ時のアンカー替わり等汎用性は高い。

 通常の神器と違い、戦いの中で徐々に成長していくタイプである。

*攻撃手段

 

①光弾(熱弾)

 手から発射される高エネルギーの弾。敵に決定打を与えるほどの威力はないが、連射が効き牽制やコンボに繋げることも可能。両手から放てる。エネルギーを収束せずに放った場合は火炎状になることも。

②熱線

 発射シークエンスは①と同じだが、発生させる総エネルギー量は比較にならないほど強力。上級悪魔に対しても一撃必殺になりうる威力を誇る。その分連射が効かないが、発射中に違う方向に向けることも可能。反動も大きいが、それを利用することも可能。

 

怪獣王の王装(ゴジラ・アーセナルズ)

 

【挿絵表示】

 

 正体不明だった大助の神器の真の姿。赤龍帝の鎧と同じ鎧姿だが、これは禁手に至ったものではない(そもそも獣具に禁手があるのかさえ現段階では不明である)。

 能力は籠手と脚甲のみの時の機能に加え、足摺部分が変形・連結してできる尾による殴打攻撃、兜のマスクの一部(クラッシャー)が開いて行う噛付き攻撃と口腔から発射される最大火力の熱線が追加される。

 さらに、もともと有していた治癒・身体・攻撃能力も格段にアップしている。

 また、熱線を武器の形に変えて宿主に与えるという芸当も見せ、熱溶断能力を持つ直剣や破壊対象を攻撃と同時に爆発、炎上させるメイスというように望む用途と能力に合わせた武器を生成する。

 無個性な籠手時代とは違い、デザインは当世具足の趣を見せる。赤龍帝の鎧や白龍皇の鎧のように宝玉も配されているが、これは胸部と腰部の二か所のみであり、かなり地味かつシンプルな印象を与える。

 なお理由は不明だが、現在までこれを有したものは確認できる限り宝田大助ただ一人である。なので前例がないため当の本人は使いこなすのに相当な努力が必要とされることだろう。

 特性は放射能及び各エネルギーの吸収、集束と放射、怒りによる無限に近い力の増加と成長。

 鎧のイメージは鎧武者+アイアンマン+ウルヴァリンの爪+仮面ライダー凍鬼の額飾り+仮面ライダー鎧武のクラッシャー+仮面ライダーエグゼイドの目+ディケイドの頭部フィン+アマゾンオメガの腕+ガンダムアスタロトの左腕。

 

・熱線剣

 熱線のエネルギーを集束し具現化した直剣。熱による溶断を目的としている。  

 並みの武器では容易く溶断してしまうほどの熱量を持ち、オーラで覆われた魔剣や聖剣でないと受け止められない。

 

・豪炎鎚

 集団の敵を吹き飛ばすほどの爆発を起こすメイス。熱線が起こす爆発を元にしている。

 物理的な打撃を与えた後爆発を起こし、さらなるダメージを与える。

 

・鰭斬刀(きざんとう)

 ダイスケが物理的な切断力を求めた際に生まれた太刀。背中の背鰭を引きちぎり、変形させて出来上がる。ちぎれた背鰭はいくらでも再生するのでいくらでも作り上げることができる。

 

 

リリア

 グレモリー家のメイドでヴェネラナ付きの侍従。

 種族はサキュバス。本来は性的な仕事の依頼があったときに眷属の代わりに出勤するのが仕事だが、初仕事(9歳)の時に依頼主によって規約違反の暴力行為と実験寸前の行為を受け、レスキュー部隊に救出される。

 以降極度の男性恐怖症になってしまい、サキュバスとしての仕事は無理と判断、ヴェネラナ付きのメイドに配置換えになる。その後、グレモリー家に保護されたダイスケに同い年と言うことでリハビリもかねて付けさせられることになる。

 結果、同い年であること、そして積極的に自分の仕事を手伝うダイスケの姿を見て、男性としてはダイスケだけに心を開くようになる。以降は限られた異性なら目を合わせて会話できるようになるが、触られると拒否反応を起こす。

 グレイフィアにはメイドとして以外に護身や護衛のための戦闘術も習っており、グレイフィア直伝の魔力砲は強力。ただし、男が相手だと狂乱状態で極大の魔力砲を乱発するため非常に危険。

 

 

 

倭姫命(ヤマトヒメノミコト)(ヒメ)

 インファト島の守り神の巨大な蛾の怪獣、モスラの魂を宿した第11代垂仁天皇の第4皇女にして初代斎宮であるその人。ヤマトタケル伝説で、日本武尊に草薙剣を与えた人物でもある。

 公的には二千年以上前に伊勢の地に眠っていることになっているが、宿したモスラの魂が強力であったため二千年以上生きている。そのせいか自分の記憶とモスラの記憶がない交ぜになっており、もはや人格や嗜好までもモスラに引きずられている。

 江戸時代の『古今貞女美人鑑』』に別格とされたほどの美女。しかし、性格や思考はふわふわとしている残念美人の部類に入る。

 ただし、戦闘となるともう一つの人格「ヒメ(大日女=天照大御神)」に切り替わり徹底的に敵を殲滅する冷徹な性格に変わる。これは斎宮として天照大御神の依り代となったことによりその神性が憑依したものである。故に高位の半神でもある。

 獣具を展開せずとも掌を息で吹くことで相手に強力な粘着性の糸を浴びせることが出来、敵の拘束等に用いられる。

 

 

幽幻巨蛾の舞踏扇華装束(モスラ・スピンリッド・ファン・ダンサー)

 手にした扇を用いて攻撃する獣具。踊りを奉納する巫女神楽の衣装が装着される。アクセントに至る所にファーがついているのがオシャレポイントだとか(本人談)。

 自在に空を舞い、鱗粉を用いた攻撃を行う。さらに額の頭飾りからビームを放つことも可能。扇を一打ちすれば、突風が吹き荒れ、神経性の毒針を放つこともできる。また、扇が変形することで逆手持ちのシミターになり、格闘戦もこなせる。

 

 

 

 

 

 

大蜘蛛の縛錠糸(クモンガ・ウェッブ・シューター)

 蜘蛛の姿を模した腕時計型のガジェットから強靭な糸を放つ獣具。刃物で切ろうとしてもきれないほどの強靭な糸だが、タンパク質でできているため火には弱い。

 糸による捕縛、スイングによる長距離移動、飛び道具化など使い道は様々で汎用性が高い。

 隠し武器として、ドラゴンすら即死する猛毒針がある。

 所有者はアザゼル。

 

 

 

 

守護獣の反光仮面(キングシーサー・リフレクト・ペルソナ)

 琉球沖縄の守り神である怪獣キングシーサーが獣具となったもので塔城小猫が有する。オペラ座の怪人、ファントムのマスクのような形状のシーサーをかたどったマスク。

 仮面に仕込まれたシーサーの目に光線、ビーム、魔力攻撃、天使・堕天使の光、魔法、と実体・物理攻撃以外のすべてをほぼタイムラグなしで反射する。

 ちなみにダイスケの熱線は純粋な熱エネルギーの塊なので反射できない。

 

 

 

深淵に潜む護蛇龍(アビス・マンダ)

 ソーナ・シトリーが有している獣具。

 水中を自在に泳ぐ巨大な龍型怪獣、マンダを操るのだが、水がない場所でもソーナの水魔力術であらゆるフィールドで使役することが出来る。

 

宇宙触腕獣の透明触手(ドゴラ・インビジブル・ハンド)

 

 匙元志郎の獣具。グリゴリのスパルタ特訓にて覚醒。

 透明な触手は視認性が低い上、非常にパワーに優れる。これをヴリトラ系神器と併用することで物理攻撃とドレイン攻撃のどちらでくるのかと相手を揺さぶることが出来る。また、透明且つ超高熱を帯びる球状の分裂体(球状態)も発現させる。

 

 

 

桐生義人

 獣転人であることを理由にアザゼルに勧誘された経歴を持つ。

 しかし、自身の中のゴジラとの戦いの記憶に悩まされており、ダイスケの存在を知ったことで三大勢力和平のタイミングでヴァーリとともに離反。以降はヴァーリと行動を共にする。

 最大の目的はゴジラの獣転人であるダイスケとの勝負。

 

 

白金の機龍王鎧(メカゴジラ・プラチナメイル)

・Ver.Ⅰ

 第一段階。

 鎧をブリキで打ち出したかのような見た目で全身にリベットが打たれ、中世の騎士を思わせる。

 全身武器庫と呼べる状態で手にはフィンガーミサイル、目にあたる部分にはスペースビーム、胸部装甲が開き発射されるクロスアタックビーム、前膝に装備されたホーミューショット、足の指に配されたハイプレッシャーホーミングなどがある。

 防御手段は首の装甲を回転させて発生させるディフェンスネオバリヤー。

 のちに対熱線用に改修されMk-Ⅰ改となる。このとき、新たにフィンガーミサイルを応用発展させたミサイルパイクを追加装備。さらに前回頭部をもがれて機能停止した反省点から頭部ヘッドギアユニットを新たに追加、頭部をもがれた際に使うレーザー砲を装備した。

 

 

 

不死人造人の心臓(フランケンシュタイン・ハート)

 心臓型の獣具。これの所有する獣転人はどんな傷でも即座に回復する不死の生命力を手に入れる。ただし、不老ではないため老衰や許容以上のダメージによる死亡は普通にある。

 主に特生自衛隊の現場幹部が有している。獣転人の細胞を移植することで誰にでも獣具を移植できる簡単な医療技術で量産可能な数少ない獣具。

 オリジナルを有するのは黒木。

 

 

山野の不死人造人(ガルガンチュア・サンダ)

 発動時に全身が毛に覆われ、驚異的な身体能力とどんな傷でも即座に回復する不死の生命力を手に入れる。ただし、不老ではないため老衰や許容以上のダメージによる死亡は普通にある。

 陸上活動に向いており、主に特生自衛隊の陸上部隊隊員が有する。獣転人の細胞を移植することで誰にでも獣具を移植できる簡単な医療技術で量産可能な数少ない獣具。

 オリジナルを有するのは権堂。

 

 

海洋の不死人造人(ガルガンチュア・ガイラ)

 発動時に全身が鱗に覆われ、驚異的な身体能力とどんな傷でも即座に回復する不死の生命力を手に入れる。ただし、不老ではないため老衰や許容以上のダメージによる死亡は普通にある。

 水中活動に向いており、主に特生自衛隊の海上部隊隊員が有する。獣転人の細胞を移植することで誰にでも獣具を移植できる簡単な医療技術で量産可能な数少ない獣具。

 オリジナルを有するのは結城。

 

 

不信心なる祈りの大鎌(カマキラス・インピオス・プレイア・サイズ)

 カマキラスが宿った獣具で、人工的に堕天使が試験量産したもの。レイナーレはこれを暴走させていた。

 コカビエルが組織を離反する際ついでに試作品の内の一つを持ち出し、万が一の時のためにフリードに持たせていた。結果、フリードが宿主となる。

 能力は切断。本来なら能力を突き詰めれば瞬間移動に近い移動能力と擬態能力を手に入れられたが、その特性を見せる前に出番を終えた。

 

 

 

転生者相互補助連合組織『宝東会』

 獣転人では無いが、旧世界の記憶を有して転生した人々が作り上げた日本の秘密組織。怪獣の脅威をその身で知っているため、いずれ発現するであろう獣具所有者の密かな監視と追跡を実行、非常時には実力行使も行う武装組織の一面もある。

 一般企業から大財閥、防衛省や内閣府、さらに大学、一般家庭といった草の根まで広がる規模を持つ巨大組織。

 本来の人間社会から大きく乖離するほどの科学知識を有し、平和利用のためだけに使用するという誓いを持っている。中には超能力者も存在し、神話存在とはまた違う異形技術も有する。

 お互いにゴジラといった怪獣の脅威から世界を守るという共通認識を持っているため結びつきは非常に強い。

 自衛隊内に極秘の対異能・対怪獣部隊「特生自衛隊」を保持しており、陸海空の独自戦力を行使できるほか、超科学・超異能兵器を有するエリート集団である。

 後述の「赤イ竹」の完全切り離しに成功している数少ない組織の一つ。その方法は転生者間にしかわからないという「共有記憶関知」である。転生者同志が触れあった瞬間、お互いの過去生が見えるという特性を生かしている。他にも徹底した思想調査に超能力者がチェックするという方法もとられることがある。

 代表は帝洋グループ会長、新堂靖明。他国の転生者組織とも連携を密にしている。

 構成員は全員転生者で何らかの形で必ず怪獣に遭遇しており、戦闘時の戦死者であったものも多数いる。さらに中には前世が異星人という者もいるが、すでに人間であるため帰属意識を持ち、地球攻撃の意思を持つ意味を無くしている。なので非常に協力的。

 使用兵器はどれも怪獣との戦闘、特にゴジラとの遭遇を主眼に置いているため、構造材質を独自のものに置き換えオリジナル以上の頑強さを誇る。

 

 

 

 

 

◎十字教系終末的武装組織『赤イ竹』

 駒王会談成立時に即、禍の団に所属。教会出身の者たちを含めた聖書の教えの信者を中心に構成される秘密結社。

 聖書の神の教えを批判するものを暗殺したり、悪魔に支援を行ったり契約行動をした人間を発見しては殺害ないし奴隷労働をさせる集団だが、大真面目に聖書の神を信仰している者たちが中核メンバーであり、はぐれ悪魔祓いとは違い堕天使と組したことはない。

 その目的のため「聖書の神以外の神々を皆殺しにしたうえで第三次世界大戦を引き起こし、人類から科学文明とほかの信仰対象になる存在をすべて奪い取ること」をもくろんでいる。世界全てを焼却する第三次世界大戦は核戦争にするべく暗躍しており、中枢メンバーの中には司教枢機卿まで所属する、既存の原理主義集団をはるかに上回る最恐最悪最低の宗教テロ組織。

 基本的に「強い信仰心による聖書の神の威光を広め、悪徳を罰すための研究」以外での聖書の解釈そのものを悪逆と断言しており、これまでに100人以上の信者でない神学論の研究者を殺害。

 寄りにもよって悪魔に落ちたアーシアの弁護を兼ねた持論展開をしたダイスケの存在を知ったことで(各教会関係所の衣服に盗聴器を仕掛けている)「存在そのものが語る資格のない者が、詭弁として聖書を利用した教会を批判した悪逆非道の害獣」として、裏社会に家族含めてDEAD限定での一憶ドルという懸賞金を懸けてしまい、結果としてその存在がばれるという凡ミスをしでかしている。

 枢機卿の支援によって作られた対麻薬組織の目を巧妙に逃れた地区で、異形技術まで併用した麻薬を大量生産。枢機卿のコネなどを最大限に利用した結果、国連常任理事国の財政会・マスコミ・軍事関係者などの様々な人物を奴隷構成員をしており、彼らを総動員すれば瞬時に第三次世界核大戦を引き起こす算段はできている。しかしそれをした瞬間にほかの神話体系が聖書の教えを蹂躙することが予想できているため、他の神々の抹殺の当てができるまでは活動を控えているのが現状。

 因みにその過程でゲン担ぎとして666個の『烈一号型核弾頭』を密造している。その各製造施設の建設に多数の現地の少数民族を強制労働させており、万単位での死者を出している。が、彼らにとっては「救う価値もない土着宗教なぞを信仰している連中に人間らしい死を与えてやった」程度の認識でしかない。

 総司令と呼ばれる人物が実権を握っていると言われている。

 基本的に中核メンバーは信仰心の強い存在で構成されており、目的は一貫して「聖書の教えを唯一絶対の原則とする世界の創造」。そのためならば手段を択ばない狂信者集団……のようでいて格が違う。

 核戦争による世界の荒廃を狙ってこそいるが、これは「もし科学文明が完全に崩壊した場合、それを再び取り戻すことは地表近くの資源の多くを取りつくしているため不可能である」という学説をもとに、「いずれ科学文明という人類から神への畏敬を減らす汚物を衰退させる」という判断のもと行われている。

 そのため文字通り手段を択ばず、麻薬中毒者以外の構成員は「死後地獄に落ちる」ことを前提に行動。大半の構成員の目標は「地獄に落ちるべき我々が殺した者が、地獄の責め苦にのたうち回っているところをしっかりと目に焼き付ける」というような連中。

 「世界をより良くするために胸を張って地獄に落ちる」ことを誇りとしており、煉獄行きなどという「半端な可能性」などかけらも考えていない鋼の意思を持つ者たちのみが中核構成員になれる。

 ちなみに大量の麻薬中毒者を生み出しているが彼らには結果的に信者として教会に入信させており、「異教徒を正しい信仰に導く、我ら唯一の真なる善行」という、正しい意味での確信犯的行動。そのため自爆テロなどという「もしかすると煉獄程度に落ちてしまうかもしれない」行動などは極力させず、必要な時以外に核戦争勃発以外や後方支援以外の仕事をさせないため、この奴隷構成員の発見は困難を極める。これは本心から「彼らを煉獄以上の地獄に少しでも多く送るため」という善意がこもった行動でもある。

 地獄に落ちる行動をとることで結果的に信仰に利益を与えるという方向性のため、禍の団との相性は抜群。

 なお組織名には、赤=ストラの色で「火、愛、殉教を示すシンボル」を意味し、竹は英語での花言葉で「loyalty(忠誠、忠義)・strength(強さ)・steadfastness(不動)」となる。

 つまり組織名は「殉教の忠誠」、「忠義の(核の)火」、そして「不動の殉教」と言う意味を持つことになる。

 

 

 

オーラノイド

 赤イ竹独自の異能技術。現在判明している神器の能力をナノマシン状のオーラコンデンサとオーラトランスダクタという装置で再現する技術をインプラントした戦闘員。

 体内に移植したオーラコンデンサによってオーラを増幅、さらに同じく移植した各神器能力再現用のオーラトランスダクタによってオーラを変質、異能を発現させる。

 人工神器のようだが、禁手に至ることもない上オリジナルに比べれば能力の幅も出力も格下。しかし、量産性に優れるため数をそろえることが出来、特定の能力を狙ってそろえられる。

 ただし、オーラノイドになった者は脊髄に移植された各装置によって汚染される血液を定期的に洗浄フィルターに通す必要があり、連続戦闘時間は二時間が限度。だが、基本的に血液洗浄をする余裕は戦場にはないため使い捨て。奴隷構成員がオーラノイドになる場合が多い。

 もっとも多いのは汎用性の属性系を模倣したオーラトランスダクタ。煌天雷獄(ゼニス・テンペスト)のコピーも多いが、複数の自然現象を同時再現することは出来ない。

 聖なるアイテムということで聖剣創造(ブレード・ブラックスミス)のオーラトランスダクタも多いが、アンチキリストの象徴であるドラゴン封印系神器は使用されない。

 元ネタは仮面ライダーTheFirstの改造人間。

 

 

GGー161 メルカバ

 複数の可動式無限軌道を用いた独自開発の戦車。車長が防御系神器の、砲手が属性系の神器能力のオーラトランスダクタを移植されている。これにより設計以上の防御力と攻撃力を発揮可能。

 車体には複数の銃眼があり、そこからオーラノイドの攻撃が安全に行える。当然ながら長期戦用の血液浄化装置も搭載。デサントによる攻撃要員分も確保されている。

 主砲は汎用性が高い120mmの滑空砲。可動式無限軌道はあらゆる地形に対応し、通常の戦車が走行不可能な地形も走破する。

 ただし、防御系神器の付与効果が切れるとすぐに各可動部が摩耗を起こしてマシントラブルを起こすほど繊細な設計になっている。

 イメージはヒルドルブ。

 

 

 

獣転人(エレメント・ホルダー)

 怪獣が知性ある存在に転生した存在。人格はその人のものであるが、怪獣の魂を持つことにより異常な身体能力を有する。さらに怪獣の能力を神器のように発現したもの、『獣具(モンスター・エレメント)』をその身に宿す。

 神器と同じく歴史上にこれをもつものが数多く現れたが、そのほとんどは獣具を発現するどころか獣転人特有の身体能力をごく一部発揮するにとどまっている。そのため獣具まで発現させられるものは人類史で見るとごく少数。

 神器所有者と違い、人間以外の存在も獣転人である可能性がある。なので悪魔や天使、神、さらにすでに神器を有している者なども獣具を有しているときがある。また、完全に能力が発現した親から子へ獣具が遺伝する場合がある。

 また、神滅具のように高位の怪獣だと基本的に1世代に一人しか同一の怪獣はあらわれない。

 

 

獣具(モンスター・エレメント)

 獣転人が有する異能。主に武器の形で怪獣の能力が発現するが。高位の怪獣になると鎧の形で現れる。下位の怪獣でも鍛錬によって鎧型に発展する。


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