ハイスクールD×G 《シン》   作:オンタイセウ

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 よし、出来たと思っていざ投稿フォームにコピペしたら文字数が思った以上に少なく、仕方なく次話の一部を悪魔合体させませた。


VS03 トランシーバーで会話するのってなんかプロっぽくてわくわくする

 

「こちらアルファワン。目標に動きないかオーヴァー」

 

「……こちらオメガナイン。特に動きありませんオーヴァー……って、何なんですかこれオーヴァー」

 

「ばかやろう。尾行つったら、トランシーバーで連絡だろオーヴァー」

 

「……持ってるふりじゃないですかオーヴァー」

 

「なんでも形から入るのがいいんだよ。細かいこと気にすんな。つーか、お前だってアンパンと牛乳食ってるじゃねぇかオーヴァー」

 

「……これはいいんです。お腹減ってるし、雰囲気も出ますからオーヴァー」

 

「お前も結局、形に拘るんじゃねぇかオーヴァー」

 

「……尾行中なんですから静かにしててくださいオーヴァー」

 

「無口キャラのくせにお前だって結構しゃべてるじゃねぇかオーヴァー」

 

「……うるさいオーヴァー」

 

「お前がうるさいオーヴァー」

 

「……黙れオーバカ」

 

「お前が馬鹿」

 

「……死ね」

 

「お前が死ね」

 

 罵り合いを続けながら、物陰に隠れているダイスケと小猫。その視線の先は元浜家の二階にある、元浜本人の部屋だ。

 なんの変哲もない一軒家だが、まだ日が昇っているのにその窓にはカーテンがかけられている。

 

「……なんでカーテンしてるんです?」

 

「あれだろ、元浜のお宝DVDでも見てるんだろ。三人して。」

 

 ここでいうお宝DVDとは、本来なら未成年が持っていてはいけないR-18な内容のアダルティなDVDのことである。

 その言葉を聞いた子猫の眉間にしわが寄せられる。この手のアダルティな話は嫌いなのだ。

 

「……なんで男ってこうもスケベなんですかね。本当に軽蔑します」

 

「スケベじゃなきゃあ、すべての生物は死滅してるよ」

 

 そんな他愛もない会話をしていると、玄関からイッセーが出てくるのが見えた。こころなしか、かなり憔悴しているように見えるが、イッセーは歩き続ける。

 そして、そのふらつく足取りで向かった先は、近くにある大きな公園の噴水広場であった。そう、自分が殺された現場だ。

 イッセーは何事かつぶやきながら、周囲を見渡している。

 

「なんて言ってるんだ?」

 

「……『そうだ、俺ここで夕麻ちゃんと……。』断片的に過去は覚えているみたいですね」

 

「聞こえるのか?」

 

「……悪魔の身体能力は人間のそれを凌駕していますから。弱点も多いですけど……!」

 

 小猫が何かを感じ取る。すると、周囲の様子に変化が訪れた。空が歪み、水の上に油を落としたような色に変わってしまったのだ。

 

「これはあれか、結界って奴か?」

 

「……人払いの結界です。よほどのことがない限り、外にいる人間に中の様子を知られることもなければ、無意識にこの場所を避けるようになります。」

 

 いわば、この場所は開かれた場所でありながら密室になってしまったのと同様になった。他人に知られず、何かをするにはうってつけの環境だ。

 問題はこれを誰がやったかだ。ダイスケはもちろん、イッセーもそのような知識はない。小猫は目の前にいてそのようなことをする素振りは見せなかったし、やったとしてもメリットがない。

 となれば、この結界を張ったのは第三者ということになる。

 すると、イッセーの目の前に黒いソフト帽とトレンチコートの男が現れる。人払いの結界があるにもかかわらずこの場所にいるということは、この男は人外の何かであるか結界を張った張本人かのどちらかである。

 可能性が高いのは、その両方だった。であれば、イッセーの身が危ない。

 

「塔城、すぐにリアスさんたちを呼べ。俺は先に行く」

 

「……先輩はどうするんです」

 

「イッセーを助ける。頼んだぞ」

 

 そして小猫が止める間も無く、ダイスケは走り出していった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 兵藤一誠は当惑していた。今朝からおかしなことが起こり続けている。

 まず、最近になって天野夕麻という他校の生徒と付き合うことになったのだが、誰もそのことを覚えていない。

 このことを話した親友の松田と元浜、そしてダイスケに聞いても覚えていないという。

 さらに、携帯のアドレスも消えていた。それだけではない。

 体が非常にだるい。日光を浴びるとクラクラする。普段であれば考えられない事だった。

 放課後、元浜の家に2人で集まっての秘蔵のDVDを鑑賞していたが、その時にも異変を感じていた。普段、この手のDVDを観賞するときは雰囲気を出すために室内を暗くしている。

 であるはずなのに、まるで電気を点けているかのように明るく見える。お陰で肝心のDVDの内容はちっとも頭に入らない。その為、2人を置いて早々に切り上げてしまった。

 

「おかしい、昼間よりも元気になってきてる……。昼夜逆転したみたいだ」

 

 昼間感じていた気だるさはもう無い。その代わり、不気味に思えてくるくらい活力が湧いてくる。

 すると不意に、子供の声が聞こえてくる。辺りを見回しても子供らしき影はない。

 

「ちょっと待て、あんな遠くの声が聞こえているのか……?」

 

 見れば500m以上先にひと組の親子連れがいる。その声が聞こえていたのだ。本来、聞こえるような距離ではないのは誰の目から見ても明らかだった。

 

「何なんだよ……。俺、何がどうなっているんだよ……!」

 

 例の天野夕麻の件といい、この二日間だけで不可解なことが多すぎる。そう思い悩むうちに、いつの間にか昨日来ていたはずの公園に着いていた。

 何を思ったわけではないが、中央の噴水へと足を進める。

 

「そうだ。俺、ここで夕麻ちゃんと……」

 

――死んでくれない?

 

 ズキン、と頭が痛む。

 

「なんだよ、今の頭に響いた声。もしかして、夕麻ちゃんの?」

 

 何かを思い出しそうになる。まるで自分で押し込めてしまったかのような記憶。

 すると不意に、背筋がゾッとする感覚に襲われる。まるで蛇に睨まれた蛙の気持ちになったかのような、そんな気分だった。

 

「これは数奇なものだ。このような所で、お前のような存在に出会うとは……」

 

 黒いソフト帽にトレンチコートの男が現れる。

 間違いない。イッセーの体と本能は、この男に得体に知れない恐怖を感じている。

 

「……フン」

 

 今までで感じたことのない、普段から変態として自分たちを忌み嫌う女子たちから放たれたものとは比べ物にならない殺気。

 心臓を素手で掴まれたか、はたまた尻の穴にツララを突っ込まれたかのような恐怖。今まで体験したことのないその感覚に、思わずイッセーは後ずさる。すると、

 

「え? うわっ!」

 

 ほんの数歩後ずさっただけのはずだった。それなのにイッセーの身体は跳躍し、5m以上も後ろにジャンプしている。

 

「……なんだ、逃げ腰か」

 

 つまらなそうに男は言う。

 

「クッソ、訳分かんねぇつうの!!」

 

 たまらず走り出す。訳がわからないことは確かだが、イッセーは己の勘に従い逃げ出した。

 

「――黒い、羽根?」

 

 走るイッセーの眼前に、黒い羽根が数枚舞い落ちる。

 するとどうだろう、強い風が巻いたかと思ったら、目の前にあの男がいる。それも、背中に黒い翼を生やして。

 

「うわ!」

 

 驚いてしまったせいで頓き、尻餅をついてしまう。

 

「下級の存在はこれだから困る。主の気配も仲間の気配もない。消える素振りも見せず、魔法陣も展開しない。……お前は()()()か」

 

 男は意を決したように俯き、手を横にかざす。そしてその手には、()()()()()()が生まれた。

 

「ならばお前を消しても問題はあるまいて」

 

(なんだよおい、こんな目に遭うんだったらこんなおっさんより、美少女相手の方がマシだぜ!!)

 

 そう思いイッセーは再び逃げ出す。だがその刹那、腹部に猛烈な痛みが襲う。あの男の投擲した光の槍が、背中から腹部へ突き刺さっているのだ。

 ただ刺されているのとはわけが違う。毒を流し込まれているかのような猛烈な痛みが全身に行き渡り、体に力も入らなくなってしまっている。

 

「仕方あるまい、()はお前たちにとっては猛毒。止めを刺したかと思ったが……意外と丈夫にできているのだな、お前は」

 

 その言葉と同時に突き刺さった光の槍は消える。しかし、突き刺さっていたものが無くなったせいで出血と痛みは更に酷くなる。

 

「このままでは苦しかろう。慈悲だ。ひと思いに……楽にしてやる」

 

 再び光の槍を振りかざし、投擲する男。

 だが、その射線上に邪魔するように立ち塞がる人影が一つ。それが投擲された光の槍を弾き飛ばした。

 

「「な!?」」

 

 男は自分の自慢の武器が防がれたことに驚き、イッセーは自分を助けてくれた人物に驚く。

 

「だ、ダイスケ……なんで?」

 

「細かいことはいい。それより怪我の具合は?」

 

「大分……深い」

 

 確かに死にそうなイッセーだったが、その苦しみも忘れてしまいそうになるほどにダイスケの登場は意外すぎるものだった。

 どうしてこんなにタイミング良く現れたのかという疑問もあるが、それ以上に気になったのはダイスケの手足だった。まるで甲冑の籠手や脚具のようなモノがついていたのだ。

 さらに、槍をはじいた左の腕の籠手には円形のラウンドシールドが付いていた。

 

「ダイスケ……その手足と盾……」

 

「足? 本当だ、足にも付きやがった。兎に角、この盾が頑丈で良かったぜ」

 

 足の脚甲に関してはどうやら本人も意外だったようだ。だが、今はそのことを考えている時ではない。

 

「貴様……人でありながら悪魔に味方するのか!?」

 

 男がダイスケに問う。

 

「友達助けることがおかしいことか? つーかお前、天野夕麻と同じ武器を使うってことは――堕天使だな?」

 

「そうか、貴様が……ならここで貴様も殺して、後顧の憂いを絶つのもよかろう。」

 

 男はそこまで言うと、再び光の槍を構える。

 

「上等だ。チミチャンガにしてやるよ。」

 

 

 

 

 

 

 

「小猫の前じゃあ格好つけたけど……実際問題どうすりゃいいんだよ!?」

 

 兎に角ダイスケは焦りながら走っていた。

 先日、天野夕麻と相対したときはなにも考えていなかったし、必死だったのである意味頭を空っぽにして楽に戦うことが出来た。

 だが、今回は「イッセーを助ける」という目的を達成しなければならない。何かを守ることほど難しい戦いはない。

 ただ壊すためだけの戦いほど楽な戦いはないというのも確かだ。その点を考慮すれば、あのコートの男は非常に有利な立場にある。

 兎に角、男の攻撃対象であるイッセーから自分に注意を惹かするか、何らかの手段でイッセーを守ることに専念しなければならないことが重要だ。だが、それを実行するための手段が思い浮かばない。

 なにかイッセーを守る手段があれば――そう考えているうちに左の籠手に変化が生じる。円形のラウンドシールドが現れたのだ。

 

「――! そうか、神器は所有者の想いに反応して変化するって、これか!」

 

 先にリアスから聞いていた神器についての説明を思い出すダイスケ。実はこのとき、同時に足にも脚甲が付いていたのだが、走るのに一生懸命で気が回らなかったのは内緒だ。

 気がつけば目の前に光の槍を振りかざし、投擲する男。

 その射線上にダイスケは邪魔するように立ち塞がり、投擲された光の槍を左の盾で弾き飛ばした。

 

「「な!?」」

 

 男は自分の自慢の武器が防がれたことに驚き、イッセーは自分を助けてくれた人物に驚く。

 

「だ、ダイスケ……なんで?」

 

「細かいことはいい。それより怪我の具合は?」

 

「大分……深い」

 

 どうやらかなり切羽詰っているようだ。普段では見せない追い詰められたイッセーの顔が実に痛々しい。

 だが、イッセーの興味は自身の傷よりもダイスケの身体の変化に行っていたようだ。

 

「ダイスケ……その手足。」

 

「足? 本当だ、足にも付きやがった。兎に角、この盾が頑丈で良かったぜ」

 

 気づかないうちに付いていた足の脚甲。どうやらこれのおかげ走っていても負担を感じなかったようだ。

 だが、その事について深く考える前に男がもう態勢を立て直そうとしていた。

 

「貴様……人でありながら悪魔に味方するのか!?」

 

 男がダイスケに問う。

 

「友達助けることがおかしいことか? つーかお前、天野夕麻と同じ武器を使うってことは――堕天使だな?」

 

「そうか、貴様が……ならここで貴様も殺して、後顧の憂いを絶つのもよかろう。」

 

 男はそこまで言うと、再び光の槍を構える。どうやら天野夕麻とも面識があるようだ。ということは彼女と同じ目的、もしくは追撃に来たと考えられる。

 一体どこまで瞬念深く自分たちを狙うのか――その執拗さに温厚なダイスケの額に青筋が浮かび上がる。

 

「上等だ。チミチャンガにしてやるよ。」

 

 常識的には傷ついたイッセーを病院なりに早急に連れて行って、一刻も早い治療を受けさせることが先決だろう。だが、目の前のこの男を排除しなければさらに追撃を受ける可能性もある。

 それにここで少しの時間粘ればリアスたちを呼んだ小猫がこちらに来てくれるかもしれないし、リアス本人もここに来るということもある。そうすればこちらは数の上でも有利になる上に、この二つのことをほぼ同時に処理できる。

 打算と怒りを込めて、ダイスケはまた全身のリミッターを解除する。コートの男も再び光の槍を構えた。

 構え合った両名はにじり寄りながら距離を詰め、相手を出かたを伺う。

 

「うぅ……」

 

 イッセーのその呻き声が引き金となり、両者は駆け出す。

 コートの男がダイスケに向けて光の槍を投げる。が、さすがにダイスケはこれに馴れた。

 

「馬鹿の一つ覚えだな、堕天使ってのは!」

 

 左腕の盾で槍を弾くと、ダイスケは右手で盾を掴み、そのままコートの男に向けて投擲する。盾が円盤状で空力特性に優れていたのと、ダイスケの腕力ですさまじいスピードで飛んでいく。

 

「投げるという点では一緒だろうが!」

 

 同じくコートの男も盾を弾こうとする。だが、あまりに強い力で投擲されたので逆に弾かれた。

 

「っ!」

 

 想像以上の力に驚くコートの男。その隙にダイスケはコートの男の懐に入り込み、掌底を喰らわせる。

 

「ぐはっ……!?」

 

 人間とは思えぬその腕力で肺の中の空気が一気に吐き出される。さらにその隙を突いて空中に舞った盾を回収して腕に装着し、面で殴りつけた。

 結果、男は車に撥ねられたかのように飛んでいき、樹に激突する。

 

「ぐっ!!」

 

 男にとってダイスケの力は想像以上だった。無理もない。ダイスケは一見すればただの高校生。体格はそれなりに恵まれていても、特別な戦闘技能を持つようには見えない。

 だが、ここで引けば堕天使としての沽券に関わる。あまつさえダイスケは唾棄すべき悪魔と手を結ぶ愚かな人間。そんなダイスケに負けたとあっては同族から嘲笑の的になる。

 男は体勢を立て直し、再び光の槍を構える。同じくダイスケも盾を前面に構えて迎撃の用意をしつつ反撃の準備もする。

 二つの殺意がぶつかりあわんとしたまさにその時、二人の間の地面から赤い光が溢れた。

 

「「!?」」

 

 思いもよらぬ出来事に二人は飛び退く。光が溢れる場所には魔法陣らしき円形の模様が浮かんでいる。

 ダイスケはこれに見覚えがあった。これはオカルト研究部の部室にあったものと全く同じものだった。

 つまり―――

 

「……来てくれたか」

 

 その期待通り、魔法陣の中から現れたのはリアス・グレモリー。そして共に現れたのはダイスケを静止するようなポーズの朱乃と、コートの男を牽制する姿勢を取った小猫だ。

 

「あらあら、やっぱり暴発させちゃいましたのね」

 

「姫島先輩たちがもっと早く来てくれるっていう手もあったんですよ?」

 

「まあ。普段大人しいとは訊いていますけど、こう言う状態になったら手も早いし、口も乱暴になるのかしら」

 

 頬に手を当ててにこやかに笑う朱乃。だが、その心の中は笑う余裕もなく、ダイスケが無事であったことに胸を撫で下ろしているのが実際だ。

 まさか本当に堕天使相手に真っ向勝負を挑むとは思ってもみなかったからだ。

 イッセーが襲われたという報告を小猫から聞いただけでも血の気が引いた。万が一ダイスケまで手をかけられたらと思い、急いで転移してきたのだ。

 

「でも助かりました。イッセーがヤバイんです。見てやってください」

 

 ダイスケに促され、朱乃はイッセーの介抱に向かう。

 その間、リアスは目の前の堕天使と対峙していた。

 

「貴様のその赤い髪……。グレモリー家の跡取りか」

 

「そう、次期グレモリー家当主、リアス・グレモリーよ。ここは私の管轄地。そしてあなたが殺そうとしたその子は私の眷属。つまりどういうことかわかるわよね?堕ちた天使さん」

 

「なるほど、それならば確かに私のほうに非があるな。しかし、下僕の放し飼いはせんことだ。散歩がてらににうっかり……ということもありうるぞ?」

 

「ご忠告ありがとう。でも、もしそんなことがあれば今度は全力で叩き潰すのでそのつもりで」

 

「その前に俺が叩き潰してやんよ、カラス野郎。」

 

 親友を狙われたことに怒るダイスケがリアスに乗る。かなり本気の目だ。

 すると、堕天使は宙へ舞い上がる。

 

「それでは私はここで失礼させてもらう。我が名はドーナシーク。再びあいまみえないことを願う……」

 

 その言葉とともに、黒翼の男ドーナシークは消え去った。

 ダイスケは傍らのイッセーを見る。どうやら痛みとストレスに耐えかねて気絶しているようだった。

 

「とりあえずなんとかなった、って感じですかね」

 

「ええ、でもその子が危険な状態にあるのは変わらないわ」

 

 すると小猫がイッセーの体を診る。

 

「……気の流れが乱れている。このままだと死にます、部長。」

 

「そんなことさせない。この子は絶対助けてみせる」

 

 リアス・グレモリーは固い決意を持った目でイッセーを抱きしめる。

 

「ダイスケ、この子を私に預けて。必ず助けるから。私はその方法を知っている」

 

 ダイスケはリアス・グレモリーの目を見る。確かな決意を感じさせる瞳をしていた。

 

「――わかりました。先輩を信じます。イッセーのこと、よろしくお願いします。どうかこいつを助けてやってください。」

 

 本来なら救急車なりを呼ぶべきなのだろう。しかし、今回の状況は普通じゃあない。

 ならば事情に詳しいらしい彼女に任せるのが正解だと思ったのだ。そしてダイスケはリアスに深く頭を下げた。

 

「……わかったわ。この子の事は私に任せて。明日詳しい話をしたいから、あなたを呼ぶわ。その時は祐斗を迎えによこすからよろしくね。それじゃ」

 

 そう言って、リアスとその仲間たちは魔法陣の彼方へ消えてゆく。

 結界も消え、ダイスケだけがその場に取り残された。そして、大切なことを思い出す。

 

「この籠手のこと、聞くの忘れてた……」




 はい、というわけでVS03でした。
 ちなみに、オリキャラを以前から減らすと言っていましたが、原作キャラの強化で対応しようと思います。多分グレモリー眷属がかなりの強化になってしまうのでは無いかと。まあ、その分敵も強化して地獄絵図にすればいいだけなんですけど。
 なお、感想などもお待ちしております。いつでも待ってますのでどしどし送ってきてくださいね。皆様から頂く感想はオンタイセウの活力となります。
 それではまた次回。いつになるかは分かりません!!
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