ようこそ人間讃歌の楽園へ   作:gigantus

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彼は寡黙少女を狙う男へ囁く。

 

 

 

 日曜日、ショッピングモールに綾小路と櫛田の姿があった。

 2人が今日ここにいるのには理由がある。

 1つは佐倉がデジカメを修理に出すというのでその付き添い。

 もう1つは言わずもがな、事件の証言をしてもらうための説得である。

 後者に関しては柚椰が既に証拠を手に入れているため必要ないかのように思われた。

 しかし昨晩、櫛田が柚椰に今日の予定について話した際に、彼は予想に反した返答をした。

 

『明日佐倉のカメラの修理に付き合うなら、引き続いて説得をしてほしい』

 

『え、説得を続けるの? どうして?』

 

『データを見ていないことにしている以上、いきなり手を引くのは不自然だからね。あくまで証拠のために粘り強く説得しているように演出したほうがいい』

 

『そっか、それもそうだね。じゃあ綾小路君でも連れて行くよ』

 

『あぁ、よろしく頼むよ』

 

 そして柚椰への報告を終えた後、櫛田は綾小路に連絡し今日の予定をセッティングしたのだった。

 2人は合流すると、佐倉との待ち合わせ場所へ向かった。

 ものの数分で佐倉は見つかった。

 帽子を深く被り、マスクをしているが、よく見れば佐倉だということが分かる。

 彼女はモール内にある広場に備え付けられているベンチの1つに座っていた。

 しかし彼女の横、つまり一緒のベンチにはもう1人座っていたのだ。

 

「やぁ2人とも、おはよう」

 

 佐倉の横に座っていた奴はにこやかな笑顔で綾小路と櫛田に手を振る。

 そう、黛柚椰その人である。

 

「あれ、黛も来てたのか」

 

 綾小路はてっきり3人だけだと思っていたのか少し驚いている。

 

「ちょ、ちょちょちょっと待ってくれないかな!? 黛君、一旦こっち来て!」

 

 柚椰がここにいるということに櫛田は大層慌てており、彼の腕を掴むとその場を離れた。

 綾小路と佐倉を2人きりで置き去りにしてしまっているのだが、今の彼女はそれどころではなかった。

 

「なんでここにいるの!? っていうか、なんで佐倉さんと一緒に待ってたの!?」

 

 物陰に柚椰を押し込むと、櫛田は凄い勢いで彼に詰め寄る。

 

「昨日デジカメを返したときに連絡先を交換してね。もし修理に出すときは連絡してほしいと言ったんだ。そうしたら昨日君とやり取りの後に連絡がきてね。俺も少し用があったから一緒に行くと言ってついてきたんだ」

 

「だったらその後でもいいから連絡してよ!」

 

「ふふっ、ちょっと2人を驚かしてやろうと思ってね」

 

「もう……」

 

 あっけらかんと笑う柚椰に櫛田はもう文句を言う気が失せたのか項垂れた。

 

「ほら、いつまでも2人を残しておくわけにもいかないし戻ろうか」

 

「うん」

 

 2人はそこで会話を打ち切り、綾小路と佐倉のところへ戻った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 改めて合流した4人は、その足で早速家電量販店へ向かった。

 学校と連携しているため、モール内には全国的にも有名な量販店が多数設けられている。

 利用するのが学生だけということもあり、店自体の敷地面積は決して広くはない。

 しかし、日常で必要なものや学生が利用する可能性のあるものは十分取り扱っている。

 

「えっと、確か修理の受付は向こうのカウンターでやってたよね」

 

 櫛田は何度か来たことがあるのか、思い出しながら店内の奥へと向かう。

 その少し後ろを佐倉と綾小路と柚椰がついていく。

 

「すぐ直るかな……」

 

「本当にすまないね」

 

 不安げな様子で、佐倉はデジカメを握りしめる。

 その様子に居た堪れなくなったのか柚椰が困ったように頭を掻いた。

 

「う、ううん、違うの! そういうつもりで言ったんじゃなくて……」

 

 柚椰が謝ったことに佐倉は慌てて弁解をした。

 2人の雰囲気を見かねてか綾小路が話題を変える。

 

「よっぽど好きなんだな、カメラ」

 

「え、う、うん。……変、かな?」

 

「いや全然。むしろいい趣味じゃないか? なぁ? 黛」

 

「そうだね。写真を撮るのは中々に面白いものだと思うよ」

 

 柚椰のその言葉に綾小路はあることを思い出した。

 

「そういえば黛も佐倉と同じデジカメ使ってたんだよな」

 

「あぁ。だから間違えてしまったんだけどね」

 

「何はともあれ、早く直るといいな」

 

「うんっ」

 

 綾小路の励ましに佐倉は少し微笑みながら頷いた。

 

「あったよ、修理受け付けてくれるところ!」

 

 店内は商品が多いため視界が悪くなっているが、どうやら店の1番奥に受付場所があったらしい。

 場所がわかったことで一同は早速そこへ向かう。

 

「あ……」

 

 受付場所に向かう途中で佐倉の足が止まった。

 その横顔は、何か嫌なものを見つけたような嫌悪感が浮き上がっている。

 しかし、彼女の視線の先には特に変なものは見当たらない。

 

「どうしたの? 佐倉さん」

 

 いきなり立ち止まった佐倉を変に思ったのか、櫛田が声をかける。

 

「あ、えっと……その……」

 

 佐倉は何か言いたげな様子だったが、結局首を左右に振って深呼吸をする。

 

「何でもないから……」

 

 そう言って懸命に笑顔を浮かべ、彼女は受付場所へ向かった。

 明らかに何かありそうな様子に残された3人は顔を見合わせたが、本人が何でもないと言うならと後を追う。

 佐倉の代わりに店員に話しかけ、デジカメの修理を依頼する櫛田。

 その間手持ち無沙汰な男子2人は、辺りに陳列されている電化製品を眺めていた。

 

(佐倉の感情は嫌悪・恐怖。対象は恐らく……()()か)

 

 柚椰は商品を見ながら、先ほどの佐倉の表情から感情を読み取っていた。

 感情の種類と、その矛先。

 佐倉が一度立ち止まったのは、修理受付の担当を視界に入れたから。

 彼女が嫌悪の表情を浮かべていたのは、恐らく過去にその店員に何かをされたからだと当たりをつけた。

 商品を見つつ、柚椰は櫛田が話している店員の様子を観察した。

 店員はやけにテンションが高く、半ば捲し立てる勢いで櫛田に積極的に話しかけている。

 聞こえてくる情報から、どうやら櫛田をデートに誘っているらしい。

 シアタールームで上映されている女性アイドルのコンサートを見に行こう。

 どうやら店員はアイドルオタクのようで、幅広いトークで櫛田にアプローチをかけていた。

 櫛田は嫌がるそぶりを見せないことから、相手は好感触を感じているのだろう。

 しかし──

 

(完全に引いているな……心の中で思いきり罵倒していそうだ)

 

 柚椰は櫛田の本性を知っているため、彼女が今何を思っているかは手に取るように分かっている。

 櫛田が笑顔を浮かべていても、内心では店員のことをゴミを見るような目で見ていることも熟知していた。

 柚椰の心配を他所に、店員は気持ちが高ぶっているのかやり取りが一向に進まない。

 このままでは流石にまずいと感じたのか、櫛田は佐倉にデジカメを出すよう促した。

 店員は佐倉からデジカメを受け取ると、さっさと状態を確認した。

 曰く、どうやら落ちた衝撃でパーツの一部が壊れてしまったため電源が入らない。

 幸いこのデジカメは佐倉が入学してから買ったものであり、保証書も保管されていたため、保証期間内で無償修理が受けられるとのことだ。

 

「どうやら弁償する必要はないみたいだな。よかったな黛」

 

 柚椰と同じように会話を聞いていたのか、綾小路はそんなことを言う。

 

「保証書をちゃんと残していた佐倉に感謝しないといけないね」

 

 綾小路の言葉に柚椰はカラカラと笑った。

 彼らを他所に、修理の受付は順調に進められていく。

 あとは必要事項を記入して終わり。

 のはずだったのだが、佐倉の手が用紙を前にして止まった。

 

「佐倉さん?」

 

 不思議に思った櫛田が、佐倉に声をかける。

 しかし、佐倉は黙ったままペンを片手に固まっていた。

 さっきまで櫛田との会話に夢中になっていた店員がじっと佐倉を見つめる。

 佐倉も櫛田も用紙の方に視線を向けていて気が付いていない。

 

(店員に個人情報を教えたくない。とかか……)

 

 柚椰は店員の目つきと佐倉の様子から状況を把握した。

 彼の横で事の成り行きを見ていた綾小路も店員の様子に不信感を感じているのか眉を顰めている。

 

「ちょっと失礼します」

 

「えっ?」

 

 綾小路が動き出そうとした矢先、一足早く柚椰が佐倉の横に立った。

 そして柚椰は佐倉からペンを受け取ると、彼女の代わりにさらさらと用紙にペンを走らせた。

 

「修理が終わったら俺に連絡してください。よろしくお願いしますね」

 

「ちょ、ちょっと君? このカメラの所有者は彼女だよね? それはちょっと……」

 

 いきなり割って入ってきた男にムッとしながら店員はごねた。

 

「このカメラを壊したのは俺ですし、責任の一端くらいは背負うのが道理ですから。保証は受けられると先ほど伺いましたし、そもそも購入者と所有者が違っても問題はないはずですよ」

 

 柚椰は淡々と説明を続けながら、名前や寮の部屋番号まで全て埋めてしまった。

 

「それとも、貴方が彼女の個人情報をどうしても知りたくて知りたくて仕方ないと仰るのなら……()()()()をお聞かせ願えますか?」

 

 ニヤリと笑みを浮かべながら柚椰は店員にそう言った。

 その発言に櫛田と佐倉は怯えたような顔で店員を見る。

 

「そ、そんなわけがないだろう! 分かった、分かりました。大丈夫です」

 

 女性2人からの視線が堪えたのか、店員は半ば声を荒らげながら了承の意を示した。

 了承をもぎ取ったことで、受付は無事に終わり、用紙と共にデジカメが預けられた。

 一安心とばかりに胸を撫で下ろした佐倉だったが、修理に2週間ほどかかると聞いて、再び落胆して肩を落としていた。

 

 

 

 

 

 

「凄い店員さんだったね……凄い勢いで捲し立てられたから焦っちゃった」

 

 受付場所から離れるや否や、櫛田が苦笑いをしながらそう言った。

 

「……ちょっと、気持ち悪いよね……」

 

「き、気持ち悪くはないけど。もしかして知ってたの? あの店員さんのこと」

 

 櫛田の問いに佐倉はコクリと頷いた。

 そこから彼女はポツリポツリと事情を説明した。

 どうやらカメラを買いに来た際に応対したのがあの店員らしい。

 その時から店員はあのような感じで積極的に佐倉に話しかけていたようで、結果佐倉はあの店員が苦手になったようだ。

 

「綾小路君と黛君はどう思う、かな……?」

 

 佐倉は男子2人の意見を求めた。

 

「確かに少し不気味ではあったな。黛が行かなかったら俺が同じことをしてた」

 

「同じく。店員が客に対して接する距離感ではないねアレは」

 

 綾小路も柚椰と同じことを思っていたらしく、解決方法も同じものを思いついていたらしい。

 

「カメラを買った時以外にも、この店に来る度に声をかけられて……だから1人で来るのが怖くて……」

 

「なるほど、だから俺が行くと言ったときにすぐ了承してくれたんだね」

 

 柚椰は佐倉がすんなりと同行を許したことに合点がいったようだ。

 友達でもない、しかも異性である自分がついて行くと言えば人見知りの佐倉は断るだろうと柚椰は思っていた。

 しかし予想に反して、佐倉はあっさりと了承した。

 そのことに少し違和感を感じていたが、その答えが分かり納得したらしい。

 

「確かに、そういう事情なら俺か黛が代筆したほうが得策だな」

 

「まぁ、責任の一端を負う上でこれくらいはやるさ」

 

「あ、ありがとう……黛君。綾小路君も、凄く助かった……」

 

 佐倉は代筆を買って出てくれた柚椰と、一緒について来てくれた綾小路に礼を言った。

 

「気にしなくていいよ。住所くらい減るものじゃない。修理の連絡が来たら君に連絡するから」

 

「俺は何もしていないぞ? 実際に動いたのは黛だ」

 

「先に動いたかどうかの違いしかないだろう? 俺がやらなければ君がやっていたんだからさ」

 

「私にとっては、2人ともありがたかった……だから2人にありがとう、だよ?」

 

 おずおずと再び礼を述べる佐倉。

 その様子に綾小路は謙遜をやめ、素直に礼を受け取ることにした。

 

「それに、今日は櫛田さんも一緒だったから、話しかけられずに済んだよ。ありがとう」

 

 佐倉は店員に対応してくれた櫛田にも礼を言った。

 

「全然、こんなことでよければいつでも言ってね! それにしても佐倉さん、カメラ好きなんだね」

 

「うん、小さいころはそうでもなかったんだけど。中学生になる前くらいかな、お父さんに買ってもらってからどんどん好きになっちゃって。でも、撮るのが好きなだけでカメラのことは全然詳しくないんだけど」

 

「詳しいのと好きなのは別だよ。何かに夢中になれるのって素敵だよ」

 

「佐倉は風景写真がメインなんだっけ? 人は撮らないのか?」

 

「ふぇっ!?」

 

 綾小路からの質問に佐倉は仰天して後ずさる。

 わたわたと慌てるその様は、明らかに挙動不審だ。

 質問自体は至って普通の、特に変でもないものだったはずだ。

 しかし、佐倉は口をパクパクさせ、体を硬直させている。

 

「ひ、秘密……」

 

 どうやら佐倉は答えたくはないらしい。

 その返答に綾小路は若干傷ついていた。

 

「あ、あのね、その、恥ずかしいから……」

 

 頬を赤らめ、俯きながら佐倉は言う。

 これ以上深く聞くことは良くないと踏んだ綾小路は話題を変えた。

 

「そうだ、ついでで悪いんだけどさ、ちょっと店内を見ていってもいいか?」

 

「何か欲しい物でもあるの?」

 

「いや、どんな物が置いてあるか気になってな。3人は適当にブラブラしてくれてもいいし」

 

「あ、俺は少し1人で見たいものがあるから一旦離れるね」

 

 どうやら柚椰は個人的に見たいものがあるのか、1人で行きたいと申し出た。

 

「じゃあ、私たちは綾小路君についていこっか?」

 

「う、うん。付き合ってもらったし、時間もあるから」

 

 女子2人は綾小路についていくことにしたようだ。

 

「じゃあ、店の外で落ち合おうか」

 

「あぁ、分かった」

 

「オッケー!」

 

「うん……」

 

 柚椰は3人に言い残してスタスタと店の奥へと消えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 柚椰が向かったのは、先ほど用を済ませたはずの修理受付だった。

 そこには先ほど柚椰たちに応対した店員がまだ居た。

 

「やぁ、店員さん。さっきぶりですね」

 

「っ! 君は……」

 

 店員は柚椰を視界に入れた途端、苦虫を噛み潰したように顔を顰めた。

 佐倉と櫛田がいないからか、嫌悪感を剥き出しにしている。

 

「何の用ですか? 修理は受け付けましたし、もう用は済んでいるでしょう」

 

 およそ店員としてはあまりに愛想がない対応だが無理もない。

 柚椰はそんな対応にもカラカラと笑みを絶やさない。

 

「いえ、店員さんとちょっと個人的にお話がしたくてですね? 随分な女好きとお見受けしたので」

 

「……お客様には関係のないことです」

 

「明るくて可愛くて巨乳の女性とあれば、デートに誘いたくもなりますよね? まぁ、アイドルのコンサートに誘うのはちょっとどうかと思いますが」

 

「っ! 君には関係ないと言って──」

 

「でも貴方の本命は佐倉愛里、でしょう?」

 

「──っ!?」

 

 柚椰のその言葉に店員は息を呑んだ。

 どうしてそれをと言わんばかりに目を見開く店員に柚椰はニヤリと笑う。

 

「分かりますよ。大人しそうで詰め寄れば嫌とは言えなそうですからね。おまけにスタイルも抜群ときた。獲物にするならうってつけですよね」

 

「ち、違う! 俺はそんなつもりであの子に近づいたわけじゃ……」

 

「おや、となると何か別の理由があるようですね。今の彼女の為人が判断材料じゃないとすると……()()()()()()姿()を知ってるから、とかですか?」

 

「なっ──!?」

 

 店員は今日一番の驚きを見せた。

 ビンゴと言わんばかりに柚椰はさらに畳み掛ける。

 

「彼女の本当の顔は俺も知っていますよ。その上で普通のクラスメイトとして彼女に接しています。お分かりの通り、彼女は自分を偽って学校生活を送っています。本当は世の男子の憧れでありながら、クラスの端にいる地味な生徒としてね」

 

「ど、どうしてそんな……」

 

 店員は佐倉がどうしてそんなことをしているか理解できないと言いたげだった。

 彼女の本当の姿を知っているから、彼女の魅力を知っているから。

 彼女がそれを隠しているということがどうしても理解できなかった。

 

「彼女は自分を色眼鏡で見てくる男子が嫌だったんでしょう。恐らく元々内気な性格で、カメラの前でだけ伸び伸びとしていられる。そんなところでしょうか。いや、実に不憫ですね。もっと彼女には自分を曝け出してほしいものです」

 

「……彼女はどうしてそんなに自分を隠そうとするんだ?」

 

「男性経験がないからじゃないですか? 内気な上に、異性との接し方も分からないのでしょう。いじらしくて可愛らしいじゃないですか」

 

 柚椰は話は終わりだとでも言うように、そこで会話を打ち切り踵を返した。

 

「あぁ、彼女に恋人でも出来たらきっと自由になれるだろうに。何処かにいないものだろうか。()()()()()()()()()()()()()()ような、そんな素晴らしい人間は」

 

 最後に店員をチラリと見て、柚椰はその場を後にした。

 

 

 

 

「……」

 

 柚椰が言い残した言葉を聞き、店員が何を思ったのかは本人しか知る由もなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




あとがきです。
もうしばらくで2巻分が終わりそうですね。

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