見苦しい場面もあるかと思いますがそこは…ね?
「ふぁ〜ぁ…、よく寝たぜ。…よし、行くとするか!」
朝早く起きた私は取り敢えず博麗神社に行く。昨日霖之助からもらった道具を使った異世界旅行に霊夢を誘う為だ。今は午前9時だ。この時間帯なら霊夢はきっと起きているはずだ。
「お〜い、霊夢ー。いないのかー?」
早速博麗神社に着いた私は部屋をあちこちと見渡す。
「霊夢ー、どこにi…。あぁ、ここにいたのか。」
「なによ、朝っぱらから騒がしい…(ズズズー)」
霊夢はどうやら部屋でお茶を飲んでいたようだ。早速誘おうかな。
「霊夢ー、実はな……………」
あれ?ちょっと待てよ………。
「ん?どうしたのよ。いきなり黙り込んじゃって。」
「…博麗大結界って、もしかしなくても霊夢が維持しているのか?」
これがすっごい気になる。もしそうだとしたら霊夢と異世界旅行なんていけないじゃないか。
「…あ、あーー、それね…。実は博麗の巫女は結界を維持するのにそれ程必須というほどではないの。はっきりいってスキマ妖怪が管理しているんじゃないかしら。」
「呼んだ?」
「呼んでない。」
突然現れた紫にも即座に対応する霊夢。
「…どうせさっきの会話を聞いてたんでしょ。単刀直入にいうと博麗大結界はあんたが管理してるの?私も小さい頃結界の維持の仕方を先代の博麗の巫女に教わったけど、『これはほとんど使わないだろう、あくまで何かあった時の保険として教えている』って言われたんだけど…。」
「途中からしか聞いてないんだけどねぇ。そうねぇ、結界の維持は私と藍と霊夢の誰か1人が管理すれば問題ないわ。橙にはまだ早いけどね。」
「成る程…。だから私が教わっても殆ど意味がなかったのね。紫や藍は寿命がないもの。もし二人に何かがある事なんて殆ど…、いや、絶対と言っていいほど無いんじゃないかしら。」
「買い被りすぎよ。月の民が来ると手に負えなくなるかもしれないし。私だって守谷の神様と本気で戦っても負けるんじゃないかしら。」
「そんなにあそこの神様強いの?異変の時でさえギリギリだったのに…。」
「あれは多分結構手加減してると思うわ。ってそんな話はさておき…。どうして今にもなって博麗大結界はだれが維持しているかなんてことを聞いたのかしら。」
「あ、そうだった。魔理沙に誰が博麗大結界を維持しているのかって言われたんだった。魔理沙、どうしていきなりそんなことを聞いたのよ。」
霊夢がそう言って私に話しかけてくる。今の会話は完全に私は蚊帳の外だったからちょっとぼーっとしてた。危ない危ない。
「ん…?あぁ。実は昨日こういうことがあってだな…。」
二人に昨日香霖堂であったことを全て話した。特に霊夢は結構興味を抱いたようだ。
「成る程。異世界に行けるのね。それで、博麗大結界の事を話し始めた理由は…。」
「いやぁ〜。今日霊夢をその異世界旅行に一緒に行こうと誘おうとしたんだけどな。博麗大結界を霊夢が維持しているんだったら一緒に行けないじゃないかと思って。で、駄目元で言ってみただけって事だぜ。」
「成る程ね、別にいいわよ。異変があった後は暫く異変が起きないし。何より面白そうだしね。で、行く人は何人にするのよ。」
「取り敢えずまだ霊夢しか誘ってないが、行くとしても最初は三人くらいにしておくぜ。私の魔力量だったら五人までできるけど、一応何かあった時のために魔力は残しておきたいんだ。」
「成る程ね。いいんじゃない。わたしは賛成よ。」
良かった。霊夢は好意的にみてくれてるらしい。そこで紫がこう言った。
「私も一緒についてっていいかしら?」
…………………………ゑ!?
「!?…別にいいがどうしてそんな事を…!そう言うことに関してはめんどくさがると思っていたのに。っていうか紫が異世界旅行に賛成だなんて思わなかったぜ。」
「…私も退屈してたのよね。はっきり言ってぐうたらする生活なんて意味がないもの。やっぱ心を定期的に刺激するような出来事がなくちゃね。」
「…分かった。いいぜ。っていうか紫がいたら異世界で死ぬなんて事がなくなりそうだぜ。頼りにしてるぜ。」
「分かったわ。危険な時はこの大賢者に任せなさい!」
こうして異世界旅行に行くメンバーが揃った。