滅月レンは夢を見ていた。いや、夢というよりは記憶、追体験のようだ。
その青年は無欲でありながらも届く場所の救いの手を絶対に見捨てない青年だった。
ある怪物と出会い古代の王の力を使うことになった青年。
{ただこの手が届くのに手を伸ばさなかったら、死ぬほど後悔する。それが嫌だから手を伸ばすんだ。それだけ }
{映司、目ぇ覚ませ!!}
{さぁて、稼ぎますか}
{伊達さんを死なせません}
{欲望ある限り、何かが変わり、生まれる。今日という日を明日にすることさえ欲望だ}
{アンク、いくよ・・・変身!!!}
{タカ!!クジャク!!コンドル!!タ~ジャ~ドル~♪}
気づいたら目を覚ましていた。
自身の見た夢を思い出しながら体を起こしたが違和感を感じた。
寝る前は何も持っていなかったはずなのに、握っている拳の中に何かあることに気がついた。
拳を開き自身が持っていたものを見て驚愕した。
レン「俺は貴方を何かより、全然欲望深いみたいです。火野映司さん」
と言って、赤、黃、緑色の三枚のコアメダルとオーズドライバーを強く握りしめると
レン「そういや、セレナちゃんは元気にしてるかな?」
と言って、あの時、まだ月詠が生きている時に出会った
少女の事を咄嗟に思い出したので俺は
レン「久しぶりに会いに行きますか!!」
と言って準備を始める。
ーそれから、3日後ー
レン「久しぶりだな、此処に来るのも」
と言っているといきなり爆発音が聞こえるので俺は
レン「今の音はセレナちゃんが居る研究所の方だよな!?」
と言って、近くに合ったライトベンダーにセルメダルを入れて、バイクモードに変形させると
レン「嫌な予感がする!!」
と呟くとライトベンダーに乗り、セレナちゃんの居る筈の研究所に向かう。
ーセレナ視線ー
セレナ(此処で私が歌わなちゃ皆が死んじゃう!!)
そして、覚悟を決め絶唱を歌おうとした時、
セレナ「Gatrandis 「□□□□□」キャア!?」
ネフィリムがいきなり攻撃してきたのを避けられず私は絶唱を中断してしまう。
そして、ネフィリムが私に近付いて来るので
セレナ(嫌、まだお姉ちゃんも皆も助けられてないのに死ぬなんて嫌だ!!誰か助けてよ〜)
と心の中で思っていると私の脳裏に一人の男の人姿が浮かび始める。
たった、一週間だけだったが私に色んな事を教えてくれた先生の姿が。
すると、私は自然と
先生「助けて、レン先生!」
と言った瞬間
レン「分かった!!」
と言って、私の前にバイクに乗ったレン先生がやって来ると、バイクから降りてベルトに三枚のメダルを入れて、丸いスキャナーみたいな物でスキャンし
レン「変身」
と呟くと
『タカ!』
『トラ!』
『バッタ!』
『タ・ト・バッ・タトバ・タ・ト・バッ!!!!』
と言う歌と共にレン先生は仮面の戦士になってネフィリムに向かって走り出す。