なあ?あんた今幸せかい?
そうか、不幸なのか・・・それはお気の毒さま
でも、あんたの人生はあんたのもんだ。
誰も手を貸しちゃーくれねーよ。
自分で何とかしな
おっと説教じみちまったな。
ま、もうすこし俺の話に付き合ってくれ
俺の親父は当時管理局の武装隊の隊長だった。
俺にとって親父は誇りであり、憧れでもあった。
だが、次元犯罪者に殺されたんだ。
ま、これぐらいならどこにでもありふれている話だけどな。
そのあと、俺は親父の故郷である地球の海鳴市に戻ったんだ。
とは言っても住んで居たのは俺の親父の親父・・・つまり祖父ちゃんなんだけどな
まーその祖父ちゃんが心山拳っていう武術の達人でめちゃくちゃ強いんだ。
その祖父ちゃんもついこの前死んじまったがな・・・・
って話が逸れたな
でだ、俺が海鳴に住むように成ってから不思議な力を使えるようになった。
人の心を読むことや手を触れずに物を動かす力にお菓子を生み出す能力だ。
こんな力を手に入れたらあんはどうする?
俺の場合は・・・
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「あんちゃ~ん起きて~、お客さんだよ~」
「ふぁ~あ、なんだよワタナベ。人が気持ち良く寝ているんだから起こすんじゃねーよ!!!それに物が無くなったんだから今日はもう店じまいだ。」
「ひどいや」
俺がそういうとワタナベは屋台の方に向かって客に説明しに行って・・・あ、怒られてやがる
「ちぃ仕方ねぇな。」
やっぱ五歳児じゃあ、店番はまだ早かったか・・・って言っても俺は9歳何だがな
「あ、あんちゃーん。」
「おう、任せろ。で、何がご希望だ。」
「じゃあバナナグレープ三個くれ」
「あいよ三個で・・・3000円だ。」
「相変わらず高いなぁ~ま、いいけど・・・」
「まいど」
そういうとお客は帰って行った。
「良し、ワタナベ今日はもう店じまいだから帰るぞ」
「ねぇ~バイト代は?」
「そんなもんねーよ」
「ひどいや」
これが俺とワタナベのいつものやり取りだった。
だが、この日だけは何時もと違うことが起きた。
「あんちゃん。向こうの公園に女の子が人でブランコ漕いでるよ。」
ワタナベが言う公園の先には確かに女の子が一人でブランコを漕いでいた。
「なんだワタナベ気になるんだったら話かけに行けばいいじゃないか?」
「ち、違うよ。気になるとかそんなんじゃないよ。ただ、一人でブランコを漕いでいるのがふしぎだったんだよ。」
「いや、だから気になってるんだろ?だったら話て来いよ。」
「も、もういいよ。僕先帰る」
そういうとワタナベは顔を真っ赤にして走って帰っていった。
「ま、確かに気になるっちゃ~なるが・・・そんなことは大人がどうにかすればイイんだ。俺なんかがしゃしゃり出る必要はねぇ」
俺もそれだけ言って家に帰った。
家に帰った俺とワタナベは今日あった事を気にすることも無くその日はたい焼きを食べてすぐに寝た。
翌日俺とワタナベは何時ものように公園でたい焼きを売っていた。
そして、辺りも暗くなって来たので、帰ることにした。
その時、帰り道の途中である公園をふと見ると昨日見た少女が一人でベンチに座っていた。
「ねぇあんちゃん・・・アレ昨日居た女の子だよ。」
「そうだな、こんな時間に一人で居るのもおかしな話だ。よしワタナベ、あいつに話しかけて来い」
「ええ~なんで僕がそんなことしなきゃいけないのさ」
「グズグズ言ってないではやく行って来い!!!」
「ひどいや」
俺はワタナベに怒鳴るとワタナベは涙目で女の子に話しかけに行った。
数分後そこには女の子にキレられるワタナベが居た。
「全くしょうがねぇ弟分だ。おい、何切れているんだ?」
「どうでも良いの!!!一人にして欲しいの!!なのはは良い子じゃないといけないの」
「あんちゃん・・・」
「ぎゃーぎゃー喚くな気が散る。」
俺はそれだけ言うと超能力で女の子の心を読んだ。
『さみしい、さみしいよお父さんが入院してからお母さんもお兄ちゃんもお姉ちゃんも忙しくてなのはに構ってくれない・・・』
「おい、なのはって言ったっけ?今すぐお前の家に行くぞ。」
「え、な、なんで?」
「本当はさみしいくせにガキのくせに意地張ってるところが気に入らねぇつってんだよ!!」
俺の剣幕に押されたのかなのはは怯えながら俺たちを案内した。
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案内された先は最近オープンしたばかりの喫茶店翠屋であった。
もう、時間も遅いためクローズの札が差してあったが俺はそれを無視して店内に入って行った。
「あ、ごめんねぇ~もう今日は店じまいなの。ってなのはどうしたの?」
声を掛けたのは20代位の女性でどことなくなのはに似ていた。
「あ、お母さん。えっと、その・・・」
しどろもどろになっているなのはじゃあ埒が明かないから割って入ることにした。
「あー悪いな、用があるのは俺なんだ。部外者の俺がこんなことを言うのは間違いなんだろうけど、仕事で忙しいのは解るが、そのせいでなのはが寂しがっているぜ。それに最近はお兄様がギラギラしていてこわいってよ」
「え・・・ほんとなのなのは?」
なのははこくんと首をわずかに動かした。
それを見た母親はなのはを抱きしめた
「ごめんね。なのはお母さん気付けなかった。ごめんね」
「うう、うわーーーん。寂しかったよーおかーさん」
しばらく二人は泣いていたが、こちらに気付いた母親となのはが付きものが落ちたように笑顔で話しかけてきた。
「この度はありがとうございます。私はなのはの母親の高町桃子です。あなたが教えてくれなければ今頃私達家族はどうなっていたか・・・そう言えばまだ名前を聞いていませんでしたね。」
「何言ってんだ?まだ問題は残って居るだろ?入院している親父さんにおっかないお兄さんこの際だ俺が面倒見てやるぜ」
俺がそういうと同時に凛々しい顔つきの青年がお店に入ってきた。
「母さんただいま、これから道場で鍛錬してくるから夕飯になったら呼んでくれ」
「ちょっと待ちなさい恭也」
桃子がそういうも恭也は止まらなかった。しかし
「あんた・・・弱いね」
「ちょっとアンちゃんいきなり何言ってんだよ!!!」
俺の言葉に立ち止まる恭也
「今なんて言った?」
その声は低く、子供が聞いたら間違いなく泣き出しそうな声だったが、俺は構わず続けた。
「あんたは弱いって言ったんだよ。」
「お前みたいな子供に何が解る俺は家族を守らなければいけないんだ!!!!!」
俺の物言いに焦るワタナベ、そして案の定安い挑発になる恭也
「家族を守る?どの口が言ってんだよ。アンタはただ単に復讐したいだけなんだろ?そんなんで良く家族を守るだなんて言えるなぁ現に今なのははあんたに怯えているぜ」
「そ、そんなことは無い」
「肉体がいくら強くても心が弱けりゃ意味がねぇーんだよ。」
「そこまで言うからには覚悟は出来ているんだろうな?」
「上等だ。相手になってやる」
こうして俺は恭也と一緒に道場に向かった。