今道場には俺と高町恭也とワタナベとなのはと桃子さんが居た。
「本当に木刀は必要ないんだな?」
「ああ、必要ない。その代り俺はこのグローブを使わせてもらうぜ」
「構わない、全力で来い!!!!」
そういうと高町恭也は二刀の木刀を構えて俺の正面に立つ。
対する俺は両手にオープンフィンガーグローブ(ド根性グラブ)を嵌めて構える
それを見た恭也は名乗りを上げた
「俺は永全不動八門一派・御神真刀流小太刀二刀術師範代高町恭也」
「心山拳師範アキラだ。」
「そ、それじゃあ両者はじめぇー」
ワタナベの声が道場に響いた。
試合開始の合図とともに恭也が凄まじい速さで真っ直ぐ突っ込んで木刀を振り下ろすも、俺はバックステップしてなんとか回避することが出来た。
「フン、言うだけはあるな。だが、その程度の動きで避け続けることはできないぞ。」
恭也はそれだけ言うとさらに俺に追撃し始めた。
「ハッそういうことは当ててから言えってんだ!!!」
対する俺もなんとか避け続けているというのも今現状俺には恭也に攻撃する暇が全くない。
それというのも、恭也の動きが速すぎて時々目で動きを追うことが出来ないため、迂闊に攻撃することが出来ない、まして木刀を受け止めることなど出来るはずもないので避け続けていた。
そんな俺を恭也は隙のない連撃をし続ける。
それを繰り返す事20分
そうこうしている内に俺は道場の壁際まで追い詰められていた。
「もう、逃げ場はないぞ。覚悟しろ」
それだけ言うと恭也は渾身の力が込められた木刀を振り下ろそうとしたが、それは当たる事は無かった。
「シマリス脚」
なぜならその前に俺が一気に近づいて左の蹴りを恭也の鳩尾に突き刺さし、そこを起点に右のバク転蹴りを顎に入れた。
「ガハァ」
シマリス脚を受けた恭也はそのまま仰向けに倒れた。
「ぐぅぅ俺の負けだ。」
負けを認める恭也はどこか憑き物が落ちたように穏やかになっていた。
「シマリス脚を受けたんだ。しばらくは脳震盪の所為で動けなねぇからじっとしてろ。傷は位は治してやる。」
俺はそういうと恭也に手をかざした。
「な、痛みが引いていく!?」
「す、すごいわこれなら士郎さんも・・・アキラ君じゃあ申し訳ないけどこれから病院に一緒に来てもらっていい?」
「ああ、乗りかかった船だ。最後まで面倒見てやるぜ!!!」
そのあとは俺とワタナベと高町家(なのは、恭也、桃子、眼鏡姉ちゃん)と一緒に親父さんが入院している病院に向かった。
その間に分かったことは眼鏡姉ちゃんの名前が美由紀で、親父さんの名前が士郎だってことぐらいだ。
ってそんなことはどうでもいいな
ま、今俺の目の前には包帯ぐるぐる巻きの20代後半位にしか見えない男が眠っていた。
「なあ、桃子さん確認だけど、このミイラがご主人で間違いないのか?」
「ええ、間違いなく夫の士郎さんです。」
どうやら、間違いないようだ。
「じゃあ、ちゃちゃっと治すとするか」
俺はそれだけ言うと士郎さんに手をかざした。
かざし始めて数秒後
「うっうう」
「「お父さん」」
「父さん」
「士郎さん」
どうやら意識も戻ったようだ
「ワタナベ・・・出るぞ」
家族水入らずのところに部外者が居るのもあれなので、俺は小声でそれだけ言うとワタナベの首根っこ捕まえてテレポートで家に帰った。
その際にワタナベが「ひどいや」と涙声で言っていたが些細な事だ。
それから数日後
何時もの公園のベンチで惰眠を貪っていると、誰かが俺の体を揺する
「あんちゃーん起きてーーーーー。」
目が覚めるとそこにはおろおろしているワタナベが居た
「うるせーな、たい焼きは無くなったら店じまいだっていつも言っているだろう?」
「今回は違うよ、アンちゃんにお客なんだよ」
「はぁ?俺に客?なんだって・・・・・・・」
俺が屋台の方を向くとそこには高町家が全員集合していた!!!!!!!