仮面ライダーオーズ 15 GREEDS   作:ラズベアー

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最終話

「っ!?あんたは!」

真司が声の主を見て言った。

そこにいたのは、ネグに吸収されたはずの榊原だった。

「榊原…さん!」

映司は驚きのあまり相手の名を口にしていた。

「城戸…、お前だけは許さない…!お前も、ここで道連れだぁ!!」

榊原は物凄い形相で真司を睨んで言った。そして、龍騎のカードデッキを取り出し、バックルに装填、龍騎に変身した。

「…城戸!構うな、行くぞ!」

蓮が促すように言った。しかし、真司は動こうとしなかった。

「…蓮、火野を連れて先に行ってくれ。」

「城戸さん、何を!」

真司の思わぬ言葉を聞いた映司が言った。

「あいつは、俺が止める!」

「よせ!お前にはもう、戦う力はないんだぞ!!」

蓮が言ったが、真司は既に龍騎を正面に据えていた。

「ふん…。ライダーの力のないお前に何が出来る!」

龍騎が言った。

「あんたに何があったか俺は知らない…。でも、俺はあんたを倒さなくちゃいけない。そんな気がするんだ。だから戦う!!例え、ライダーの力が無くったって!!」

真司が言った。

その時。

 

「グオオオオオオ!!!!」

 

「ドラグレッター!?」

赤い龍・ドラグレッターが雄叫びを上げて飛来した。そして、真司の元へ飛翔していった。

「城戸!!」

「城戸さん!!」

蓮と映司は叫ぶように言ったが、真司はむしろ迎え入れるように腕を広げた。

「来い!!」

そして、ドラグレッターは真司の胸に飛び込んだ。

「何ぃ!?」

龍騎が驚いて言ったと同時に、変身が解除され榊原の姿に戻っていた。

一方の真司は、特に変わった様子が無かった。が、いつの間にか、真司の左手に龍騎のカードデッキが握られていた。

「そんな、バカな!…だが、まだだ!!」

榊原は、セルメダルを一枚手に取り、自身の額にあてた。するとセルメダルは榊原の額に飲み込まれていった。

「うおおおあああ!!!!」

やがて、榊原の身体から溢れんばかりのセルメダルが涌き出ると、新たな鎧を構成していった。

一見すると、龍騎に似た姿をしていた。しかし、それはあまりにも禍々しく、榊原の真司を憎む思いが現れているかのようだった。

真司は、迷わず龍騎のカードデッキを前に突き出した。

「変身!!」

真司は、龍騎のデッキをバックルに装填した。そして、真司の身体に鎧の幻影が幾重にも重なり合い、仮面ライダー龍騎に変身した。

「城戸おおおおお!!!!」

榊原が変異したもう一つ龍騎・アナザー龍騎は、真司の名を叫びながら龍の頭部を模した左腕を突き出し、火炎を放った。

「っ!!」

龍騎は、咄嗟に映司と蓮の方を振り向くと、二人を硝子の方に押した。

「うっ!?」

映司と蓮は、そのまま硝子の中に入ってしまった。

「城戸ぉ!!」

「城戸さん!!」

間もなく、アナザー龍騎の火炎により硝子は割れてしまい、映司と蓮の眼前から龍騎の姿が消えてしまった。

 

 

「おわっ!!」

龍騎は、アナザー龍騎の火炎から映司と蓮を守る為に、咄嗟に二人を硝子の中へ押し込んだが、自身は火炎を受けてしまった。そして、火炎によって硝子が割れてしまった。

「フハハハハ!!これでお前の帰る術は無くなったな!!」

アナザー龍騎は、笑いながら言った。

「くっそ…!!」

龍騎は立ち上がり、アナザー龍騎へ構えた。

「はあああ!!」

アナザー龍騎は右手に持つドラグセイバーに似た柳葉刀を振りかざし、龍騎に迫った。

「榊原!」

 

SWORD VENT!

 

龍騎はドラグセイバーを手に迎えうった。

龍騎とアナザー龍騎はお互いに一歩も引かずに剣戟を交わしていた。時折、上空から落ちてくる空やビルの破片を弾きながら。

アナザー龍騎の攻撃には、憎しみが込められていた。龍騎はそれに気づいていたが、その憎しみが何なのか、理解できないでいた。

「本気で戦え、城戸!!」

アナザー龍騎が言った。

「あんた、なんでそこまで!」

「…覚えていないんだな。だからぁ!!」

アナザー龍騎は再び左腕の龍の頭を突き出し、火炎弾を放った。

「くっ!」

 

GUARD VENT!

 

龍騎は、ドラグレッターの腹部を模した盾・ドラグシールドを両肩に装着し、火炎弾を凌いだ。しかし、反動により大きく後ろに飛んでしまった。

「うわっ…、うっ!?」

龍騎に一瞬、頭痛が走った。その時、ある光景がまるでフラッシュバックしたかのように見えていた。

 

 

『一度、ミラーワールドに引き込まれたら…、二度と戻ることは出来ない…。ライダーに、ならない限り…。お前が、使え…!』

 

 

『おい…、おい!!』

 

 

『お前は…、ライダーの戦いに、巻き込まれるな…!』

 

 

「…そうか。」

龍騎は、アナザー龍騎を見て呟いた。

「俺は一度、あんたに助けられてたんだ。」

龍騎の言葉に、アナザー龍騎は足を止めた。

「…思い出したか、城戸。」

アナザー龍騎が言った。

「俺は元々、ライダーバトルを止めるため、コアミラーを破壊するために戦っていた。そこにただの人間だったお前が現れた。俺は、ミラーワールドに取り込まれたお前を助けようと、デッキを託した。そして、ライダーバトルを止めて欲しかった。」

アナザー龍騎は言葉を続けた。

「だが…、お前は!!戦うことを選んだんだ!!他のライダー達と、欲にまみれた奴等と同じように!!」

「違う…、そんなんじゃない!!」

龍騎は、アナザー龍騎の言葉を否定した。

「だったら、何で戦い続けることを選んだ!!」

アナザー龍騎は、再び剣を振るった。

「俺だって、戦いを止めようとした!だけど、俺は託されたんだ。あいつの想いを!だから!!」

龍騎は、手にした剣でアナザー龍騎の斬撃を弾きながら言った。

「俺の想いはどうなる!?何のために俺はぁ!!」

アナザー龍騎は、力任せに龍騎の剣を弾き飛ばした。

「こんのっ!!」

しかし、大振りとなってしまい隙が生まれ、龍騎は無防備になった胸元に蹴りを入れた。

「ぐっ!」

「…わかったよ。あんたは榊原じゃない。」

龍騎は言った。

「何?」

「あんたは、もう一人の俺と同じ。ミラーワールドで生まれた存在なんだ。」

「…っ!?」

「俺は、あんただけじゃない、蓮や優衣ちゃん、手塚、色んな仲間から色んな想いを託された。だから俺は戦った。俺の為にも、みんなを守る為にも!」

龍騎は、デッキから自身のクレストの描かれたカードを引き抜いた。

「あんたもそうだったはずだ!誰かを守るために、ライダーとして戦っていた。でも、今のあんたは、違う…。あんたはただ、自分自身の憎しみに囚われているだけだ。だから今度は、俺があんたを助ける!」

 

FINAL VENT!

 

「はぁぁぁ…!」

龍騎は、腰を深く落とし、構えた。

「ふざけたことを!!」

アナザー龍騎もまた同じく構えた。

やがて、龍騎の回りにドラグレッターが飛翔した。

「はっ!!」

龍騎とアナザー龍騎は同時に跳躍した。

ドラグレッターは龍騎を守るように回りを旋回していた。

「はあああああ!!!!」

龍騎は、空中で身体を一度捻り、アナザー龍騎に脚を向けた。

「グオオオオオオ!!!!」

そして、ドラグレッターが龍騎に向け、火炎を浴びせる。龍騎は火炎を纏いながら、アナザー龍騎へ迫った。

アナザー龍騎もまた、脚に炎を纏わせ龍騎に迫っていった。

 

 

 

 

 

 

 

爆発の中で、榊原はある光景が見えていた。それは、城戸真司が龍騎と異なる姿となり、コアミラーを破壊する光景が見えた。ミラーワールドは破壊された。が、真司の手の中には、龍騎のデッキが握られていて、再びライダーバトルが始まってしまっていた。

場面が変わると、今度は真司は崩壊寸前のビルの中に立っていた。真司の後ろには力尽きたようにピクリとも動かない女性が机に突っ伏していた。真司ともう一人がライダーに変身すると、モンスターの群れに向かっていった。

再び場面が変わり、現実世界に溢れ出たモンスターと龍騎は戦っていた。しかし、女の子を守る為にモンスターに襲われ、そして死んだ。

『これが、城戸の戦い…?』

彼は、最後まで人を守る為に戦っていた。

そして、記憶を無くしながらも、生き延びようと戦う真司の姿が見えた。リュウガとなり、そこで終わろうとしていた。しかし、もう一人の犠牲により生還を果たしていた。仲間の分まで生きる為に…。

『そうか…、あいつは…。』

榊原は、何かに気づいたが最後までその答えには辿りつけなかった。しかし、何か納得したかのように、榊原の表情は朗らかであり、炎に焼かれる最後までそれが崩れることは無かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『…ん』

 

どこか遠くの方で、微かに何かが聞こえてきた。

 

『…んじ…ん』

 

誰かを呼ぶ声。どこか懐かしい声。

 

『しんじくん』

 

俺を呼んでる…。懐かしい女性の声。でもどこか悲しくなるような声だった。

 

『真司くん!』

 

真司は、声の方へ目を向けた。光が強すぎて、視界がぼやけていた。しかし、声の方には、人影が見えた。小柄な女性のような人影。はっきりと見えないが、真司は、声の主が誰なのかが分かった。

「優衣…ちゃん?」

女性の人影は、真司に向けた手を差し出していた。真司は、手を取ろうと自身の手を伸ばした。

かつての大切な仲間、しかし助けることができなかった。叶うことなら助けたい。そんな思いで、真司は手を伸ばしていた。

そして、真司はその手を掴んだ。その瞬間、真司は強く引っ張られた。

 

 

 

 

「うわっ!」

「城戸さん!!」

映司が真司に言った。

「…火野?」

真司が顔をあげると、そこには映司と蓮がいた。

真司は、立ち上がって辺りを見渡した。暗闇の中、あちこちできらきらと輝く小さな何かが光っていた。一見すると、夜空、もしくは宇宙空間にでもいるように思えた。しかし、輝いているものをよく見ると、細かく砕かれた硝子や鏡の破片だった。

「…ここは?」

真司が尋ねた。

「さぁな。まだミラーワールドの中なのかもしれないし、そうじゃないのかもしれない。いずれにしても、俺たちはまだ現実世界には戻れていないらしいな。」

蓮が答えた。

「そっか…。あ、優衣ちゃんは?」

「優衣、ちゃん?」

映司は、真司が口にした女性のものであろう名前が誰を指しているのかわからなかった。

「優衣…?あいつと戦って頭でも打ったか?」

一瞬だけ蓮は目を見開いたが、呆れたように答えた。

「おっかしいなぁ…。俺、優衣ちゃんに手を引っ張られた気がしたんだけど…。」

「あ、それ俺です!」

映司が言った。

「え?」

「城戸さんの姿が見えなくなって、しばらくしたら光が現れて、そこから城戸さんの腕が現れたんです。それを俺が掴んで引っ張ったんです。」

「…まさか、優衣がお前を導いたのかもな。」

蓮が言った。

「かもな…。けど、これからどうすんだ?」

真司が回りを見渡しながら言った。

「ですよね…。俺たち、このまま現実世界に帰れないんですかね。」

映司が溜め息をつきながら言った時だった。

「…誰だ!」

蓮は、何者かの気配を察し、暗闇に向かって言った。

やがて、一際大きな硝子の破片が現れると、その硝子越しに一人の男が立っているのがわかった。

その男の顔は、まるで病に犯されているように頬が痩けていて、髪もボサボサであった。その細身にロングのトレンチコートを纏っていた。

「神崎士郎…!」

真司がその男の名を口にした。

「あの人が…?」

映司は、香川が言ったことを思い出した。かつてのライダーバトルの元凶であり、云わばゲームマスターである男。

『間もなく、ミラーワールドは閉ざされる。』

神崎が言った。

「何?」

蓮が聞き返した。

『ここは、ミラーワールドと現実世界を繋ぐ橋の役割を持った空間だ。お前たちがミラーワールドの異物を破壊したおかげで、ミラーワールドが不安定になった。だから、一時的にここに導いたということだ。』

神崎が言った。

「じゃあ、ここから帰れるのか!?」

真司が神崎に聞いた。

神崎は答える代わりに視線を横に送った。すると、再び大きな硝子の破片が、今度は二つ現れた。それは何かを映し出す訳ではなく、白く輝きを放っていた。

「あそこが、出口か。」

蓮が言った。

「でも…、何で二つ?」

映司が言った。

『城戸真司、秋山蓮。お前たちは、それぞれの世界に帰る。』

神崎が言った。

「どういうことですか?」

映司が神崎に尋ねた。

『ミラーワールドに異物が混入したことで、ミラーワールドそのものがその異物を排除しようとした。その結果、ミラーワールドはいくつもの世界と繋がり始めた。繋がった世界から異物を排除する力を引き寄せる為に。』

神崎が答えた。

「…それって。」

「…やっぱりな。」

映司が言う前に、真司が言った。

「おかしいと思ったんだ。蓮…、お前は俺を庇って死んだ。そのお陰で、俺は現実世界に帰ってこれたんだ。それなのに、蓮が現れた。死んだはずのお前がさ。」

真司が蓮を見て言った。

「…俺も同じだ。城戸は、モンスターから少女を庇って死んだ。そして、俺は最後のライダーとしてオーディンと戦って勝った。それで全て終わったはずだったんだ。だが、神崎士郎に導かれ、再びミラーワールドへ向かえば、そこに死んだはずのお前がいた。」

蓮もまた真司を見て言った。

『そうだ。つまり、今目の前にいるお前たちは、お前たち自身が知っているかつての存在とは異なるものだ。だが、それも一つの可能性の結果だ。悲観することはない。』

神崎が言った。

『…そろそろ、この空間も閉ざされる。お前は秋山蓮と同じ道から帰れ。』

神崎は、映司に言った。

「え?」

『お前の世界は、現実世界の方で秋山蓮の生きる世界と繋がっているようだ。何者かによってな。』

「そんな、じゃあ城戸さんとは、もう…。」

「…そんな顔するなよ。」

真司が笑ってみせた。

「帰る場所は違っても、いつかまた会えるかもしれないだろ?そのときは、また一緒に戦おうぜ!誰かを守るために、な。」

真司はそう言って手を差し出した。

「…はい!」

映司もまた、笑ってみせ手を掴んだ。

「…あ、そうだ、蓮!」

「何だ。」

「恵里さん、元気そうだった。」

「…そうか。」

蓮は、少しだけ微笑んだ。

「…じゃあな。蓮、火野。」

「…あぁ。」

真司、蓮、映司は、それぞれの出口を通っていった。

『…良かったのか、彼らに会わなくて。』

神崎は、いつの間にか傍らに立っていた女性、神崎優衣に言った。優衣は、穏やかな表情を作り、頷いて答えるだけだった。

 

 

映司が気がつくと、目の前には見慣れた世界が広がっていた。

「…帰ってこれたのか?」

「そうらしいな。」

映司の側には蓮がいた。

しかし、やはり真司の姿はなかった。神崎の言った通り、真司は真司の世界に帰ったのだろう。

「火野!」

「映司くん!」

映司を呼ぶ声。それは、後藤慎太郎と泉比奈だった。

「比奈ちゃん、後藤さん!?」

「良かった、無事で!」

比奈が言った。

「蓮さん。」

「裕太か。」

蓮が後藤の後ろにいる人物に向かって言った。後藤の後ろには、白衣を羽織った眼鏡の男と、青年がいた。どちらも映司には見覚えのない人物だった。

「これで俺の役割は終わったようだ。」

白衣の男がそう言った。

すると、映司、比奈、後藤の三人と蓮、裕太と呼ばれた青年、そして白衣の男の三人を分断するかのように、銀色のオーロラのようなものが現れた。

「帰るんだな。」

後藤が白衣の男に言った。

「…さぁな。だが、少なくともこの二人は帰るべき世界に帰るさ。」

白衣の男が答えた。

「火野、世話になったな。」

蓮が映司に言った。

「また、会いましょう!」

映司は頷きながら言った。

やがて銀色のオーロラが消えると同時に、蓮たちの姿も見えなくなっていった。

 

映司が経験してきたことは、果たして現実のことだったのだろうか。しかし、映司の手には、城戸真司と繋がった感触が確かに残っていた。例え、住む世界が違ったとしても、いつか互いが互いの為に力を合わせる時が来る。そう信じて、映司は仲間たちと共に帰るべき場所へ向かって行った。

 

 

真司は、ふと振り返り、今出てきた硝子を見つめた。そこに当たり前のように映されていたのは、真司本人だった。その真司が勝手に動くことはない。つまり、もう一人の真司もまた、帰るべき場所へ帰ったのだろう。しかし、真司の手には何故か龍騎のデッキが握られていた。まだ、戦いは終わらないのだろうか。いや、使うべき時に使う。それは誰かを、何かを守るために。

「…。俺は戦う。火野や蓮、優衣ちゃんや、皆の為に。」

真司は、デッキを見つめながら呟いた。そして、帰ると約束した男の元へ、足を運ばせた。それを見届けた後、硝子に写し出されたもう一人の真司は、どこか満足そうにし、硝子の奥へと姿を消していった。

 

 




最終話、いかがでしたでしょうか。

映司たちが帰還する直前に立ちはだかった最後の敵。それは、榊原耕一でした。
彼の正体は、後に真司が言うように虚像の榊原。ヤミーとして存在していた14のライダーとは一人だけ異なる存在だったのです。
そして彼が真司を恨む原因、それが『13RIDERS』の一件が関与していました。ミラーワールドに取り込まれてしまった真司を助ける為に自身を犠牲にした榊原。デッキを託したことで、ライダーバトルを止めて欲しいと願っていました。
しかし、TVで放送された結末は、蓮の意思を継いで戦い続けるというものでした。これが、榊原の闇となっていたのです。
仮面ライダー龍騎は、平成ライダーシリーズにおいて、唯一のマルチエンディング(という表現が正しいかは別として)を持った作品であり、それらを統合させるため、鏡の世界のグリード・ネグが舞台装置として設定した部分もありました。榊原は、セルメダルを用いてもう一つの龍騎・アナザー龍騎へと変貌します。そう、『ジオウ』のアナザー龍騎です。しかし、こちらはウォッチではなくセルメダル由来の存在なので、『ジオウ』のそれとはまた異なる存在です。そんな榊原でしたが、ついに龍騎となって撃破した真司。そして、神崎士郎によって明かされた、真司と蓮の存在の真実。

真実の設定は、前にも示した通り『RIDER TIME』直後の『秋山蓮が恵里を助けるもそのまま力尽きてしまった』世界の真司。
では、蓮の設定は?
こちらの蓮は、TV最終回直後の平行世界の存在。つまり『真司が死に、オーディンを倒したが蓮は死ななかった』世界の蓮という設定です。こちらは本作オリジナルの設定です。
せっかく『RIDER TIME』があったにも関わらず、蓮は真司を庇って死んでしまいました。ならば!と思い、龍騎の1、2号ライダーを並ばさせたいという思いで、設定しました。しかし、最後は結局離れ離れとなる結末としましたが。

以上を持ちまして、本作本編は終了いたします。


が。
現実世界に帰還した時に、比奈、後藤と共にいた『「役目は終わった」と話す眼鏡の白衣の男』と『裕太と呼ばれた青年』。彼は一体何者なのか。
そもそも、秋山蓮はどうやって再びライダーとなったのか。

近日、サイドストーリーとして明かしていきますので、お楽しみ下さい。

最後までお付き合い頂きありがとうございました。今後もどうぞよろしくお願いいたします!
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