あ、学校は花咲川になりました。幼馴染が花咲川だからねぇ……
7連続出勤という地獄を乗り越えた先にあった渇望していた休み。
肉体的な精神的な疲労が半端ない。
こんな日はゆっくりと昼寝をするに限る。
とゴロンと寝そべると同時に電話がかかってきた。
かけてきたのは千聖さんみたいだ。
『はい、もしもし?』
『もしもし、千夏?』
『はい、なんでしょうか?』
『今日は空いているかしら?』
『今日は風邪を引きまして』
『あら、それはお大事にね』
『っていう妄想で忙しいです。』
『……要するに暇って事ね。なら私と一緒に新しく出来たカフェに行きましょ?
集合はいつもの所ね』
『だから今日はいそが………「切れてるし」
一方的に約束をするだけして切っちゃったよ。あの人……
取り敢えず遅れるとお説教確定なので早く行くしか他にない。
嫌だなぁ……寝ようと思ってたのに
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頑張って準備を終わし、いつもの集合場所へと向かうと千聖さんは居ないみたいだ
ふぅ、と一息入れようとしたら視界が真っ暗に染まった
「あなたに電話してからここまで来るまで何分だ♪」
「そこは『だ~れだ♪』じゃないんですか!?とっても怖いんですけど!」
「貴方が来るまで8分53秒掛かったわ。全く私を待たせるなんて。」
「これでも急いだんですって!」
「まぁ、許してあげるわ。」
何とかお説教を免れた……
千聖さんはとっても理不尽だ。
「あれ、今日花音さん居ないんですか?」
いつもは千聖さん花音さんそして僕の3人で行ってるのだが今日は花音が見当たらない。
何処かで迷子になっているのだろうか。
「今日は花音は呼んでないわ。大変申し訳ないのだけど……」
「何かあったんですか?」
「実は花音用事あるって言われたのよ」
「へぇ、今日は2人きりなんですね。」
「そうよ。"2人きり"よ。」
今どこに2人きりを強調しないといけない要素があったのだろう……
「それでは行きましょうか。時間が勿体ないわ。ちょうど電車が来たみたいね」
「そっちは逆ですよ。あぁ!、もうしょうがないですね。」
千聖さんと手を繋ぎ、引っ張っていく。
男とは全く違う小さくて、そして柔らかくて暖かいそんな手だった。
よく人を抓る時のあの馬鹿力を持っている手とは思えない。
あぁ、千聖さんごめんなさい謝りますから手を握っている逆の手で脇腹を抓らないで下さい
恨みを込めて千聖さんの方をチラッと見ると、千聖さんはプクッと頬を膨らませていた。
「
あ、本音と言うことが逆になった
「か、かわっ///」
「川?川に行きたいんですか?」
川でバーベキューとかするのもいいね。パスパレの人達誘おうか。
そして顔を赤くした千聖さんは咳払いをして
「じょ、女優の私を口説こうなんて」
「別にそのままの事実を言ってるだけなんですがねぇ……」
「そ、そういう所よ!」
「え?今の何かダメなんですか?」
「貴方は女誑しね。」
「いやいや~僕の事好きな女の子は居ませんて。」
「かなり重症だわ……」
「え!僕なんかの病気なんですか!?」
はぁ。と呆れたようにため息を着いた千聖さん
僕何か悪いことした?
「ほら、着いたわよ。ここが目的のカフェよ。」
色々と話してたらも着いてたみたいだ。
時間って過ぎるの早いね
「何にします?」
「そうね…コーヒーと何かケーキを食べようかしら。」
「僕はちょっと小腹が空いたので軽食あったらそれ食べる事にします。」
「ふふっ。ここはナポリタンが美味しいらしいわよ?」
「ならそれにします。」
たまにはこんなにゆっくりと誰かと無駄話をしながら過ごす休日もあってもいいかもしれない。
────────
『って事があったんですよ花音さん。』
『千聖ちゃん……積極的だなぁ…』
『今日用事あったんでしたっけ?』
『え?あ、う、うん!そうだよ?』
『次は3人で行きましょうね。』
『そ、そうだね。』
プチッ
「3人でかぁ。千夏君のバカ……」
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後日
ドタドタと走りながらこちらに走ってくる香澄ちゃん
「昨日ね!千聖さんのちょまったーでね!デーt「ごめんちょっと待って?」うん?何?」
「ちょまったーって初めて聞いたんだけど」
「えぇー!千夏君ちょまったー知らないの?!」
「僕ツ○ッターしか知らない。何そのどこぞの金髪ツンデレさんが言ってそうなセリフの奴」
「今とっても人気なSNSなんだよ!って…それはどうでも良くて!問題はこれなんだよ!」
可愛らしい星の形をしたケースに入れられたスマホの画面を見ると昨日のカフェの写真が上げげられていた。
その写真には千聖さんとケーキの写真。
……これは自分を見せたいのかケーキを見せたいのか分からん。
そして端の方にチラッと少しだけ僕が映っていた
「これって千夏君じゃない?何かネット上で彼氏疑惑が上がっててね?」
「……香澄ちゃん。夜道気をつけるね。」
千聖さん……『大切な人とデートです♡笑』はないと思うよ?
今思いついた。
主人公くんは同い年にははっちゃけて、年上には1歩引く感じにします。