加古川飛流に転生した件。   作:バゼる

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過去河コーポレーション。 2019

 

 

「ここが過去河コーポレーション本社...疲れたね。」

 

「あぁ、タイムマジーンが無いと移動も大変だ。」

 

 俺達は電車に揺られながら隣町までやってきていた。

 

「そもそも今まで同じ町の中でしかアナザーライダーが出てなかったてのがおかしいんだ。」

 

「電車少なすぎない?隣町なのに」

 

「まぁここと俺達のいた場所じゃ一つの土地の端と端だったからね...」

 

 過去河コーポレーション本社の写真を撮っていた門矢士が一作業終えたかのようにこっちへ来た。

 

「こんなデカいビルなのに現代じゃ知名度無いのか?」

 

「電車の中で調べてみたんだけど、この会社が設立したのは2000年。映像を作ったりテレビ局に多大な出資をしていたり...表向きはそんな会社みたいなの...」

 

「有名ではないが確実に多くのメディアが世話になっている会社らしい。一番組入れるくらいならできたのだろう。」

 

「どうしてそんな会社がこのベルトとか作ったの?」

 

 映像会社なのになんでこんな時空転移システムとか意味分からないものの開発に転向したんだろう。

 

「いや、この時代にこの会社が有るはずが無いんだ。社長も俺らが会えたときは40代だったし...」

 

「ゲイツがジクウドライバー手に入れたのっていつなの?」

 

「俺のベルトはもともとレジスタンス本部にあってな...ジクウドライバーがいつからあったかは知らないが、俺が社長にあったのは子供の時だ。」

 

「ゲイツが子供の頃...逆算しても2050年代?じゃあその時に40代じゃまだ現代じゃ10代?」

 

「その筈だ。だから現在の社長が誰なのか...」

 

 ツクヨミがタブレットで調べだす。

 

「あった、この人よ...加古川憲三?ゲイツ、あの頃の社長って誰だっけ?」

 

「いや、苗字はあってるがその名前じゃなかった。確か飛流とい言ったか...」

 

「大体分かった。まぁ会ってみればいいだろう」

 

 門矢士がそんな事を言うが会うなんてどうすれば...

 

「なんだい?僕のインビジブルでも使うかい?」

 

「そうじゃない。あの七番勝負はこの会社の一大企画なんだ、本人だと言えば通してくれるだろう。」

 

「あ、そっか」

 

 

 

 

 

 

 中に入ったが広い...エントランスの奥に受付がいて今誰かに対応している。

 

「(小声で)おい、どう言えばいいんだ!?仮面ライダーゲイツ本人とでも言えばいいのか?」

 

「えぇ...それで取り次いでくれるかなぁ...それよりも俺達不審者じゃないの?ほら、この人とか」

 

 なぜか門矢士は迷彩服を着ていて銃のレプリカ?を背負っている。

 

「何だ?銃が気になるのか?これは本m」

 

 急いで口を塞ぐ。何で本物の銃を持ってきたんだろう...

 

 そんな事をしていると受付がさっきの人の案内を終えたのか此方へやってきて、

 

「ツクヨミ様、只今お待たせしました。護衛の方は控え室で待機をお願いします。」

 

「え、私?ライダーでもないのに?」

 

 何でツクヨミだけ?俺たちが一応番組の主役じゃないの?

 

「ライダーでもない...?あぁ!もしかしてジオウ様にゲイツ様、ディケイド様にディエンド様ですか?」

 

「ゲイツだけ合ってるじゃん」

 

「うるさいなっ!(小声)」

 

「あぁ俺がディケイド(?)だが、」

 

「かしこまりました。ではカードか懐中時計の提示をお願いします。」

 

 懐中時計?あぁ、ライドウォッチか。

 

 二人はどこからか出したカードを見せている。それを受付の人は資料を確認しながら

 

「はい、確認しました、ディケイド様にディエンド様ですね。そちらの二人もお願いします。」

 

 するとゲイツが何を迷ったか免許証を出していた。

 

「2069年まで有効?すいません、残りのお二人は懐中時計のご提示お願いします。」

 

 何をしているんだろう。

 

「はい、ウォッチ。」

 

「...ジオウ様ですね。そちらは...」

 

「あぁライドウォッチか...はいこれです。」

 

「ゲイツ様ですね。では社長室に案内させてもらいます。」

 

 

「(おい、いきなり社長室か?社長の顔確認出来るのはゲイツ、お前だけだからな?)」

 

「(あぁ...大丈夫...だ。)」

 

「(そんな自信ないの)」

 

 

 

 

 

「こちらが社長室になります。では、失礼します。」

 

「オツカレサマデース(ソウゴ)」

 

 ここにジクウドライバーの謎が...あるんだろうか。

 

 

 

「失礼します。」

 

 門矢士が扉を開けて俺達に入るよう催促する。

 

 

 

「おお来たか、仮面ライダージオウ。」

 

「な、あんたは...」

 

「おぉゲイツ君か。久しぶり。」

 

「加古川飛流!」

 

 そこにいたのは社長本人ではなく話に上がっていた加古川飛流という50代くらいの人物だった。

 

「まぁ5人ともそこにかけなさい。話があるんだろう」

 

 社長室らしい広い椅子に5人で掛ける。改めて部屋を見渡すと見たことのあるベルトや武器がちらほら見られた。...ってあれは

 

「僕の銃?」

 

 海東大樹も見つけたようだ。

 

「あぁ、これは返さないとな。平行世界のお前さんから奪った物だがこちらの世界に少し影響がでたらしい。ほれ、ディエンドライバーを出しな。」

 

 そういうと海東大樹が出したディエンドライバーに部屋に飾ってあったディエンドライバーをかざす。すると

 

「一つになった?」

 

 ディエンドライバーの色が水色になったが今までと変わったところは無い。

 

「これはもしかして、士のベルトと同じ様に...」

 

「あぁ、本来の歴史であれば自然とそうなってたみたいだが、ちょっとその銃に手を加えたからな。そのディケイドライバーやディエンドライバーは平行世界全て巻き込んで成長するからな、どれか一つに手を加えたらその成長は一旦止まって経験値として蓄積される...おお来たぞ。」

 

 そう言って加古川さんはカードケースを社長机から取り出す。すると光がカードケースから漏れはじめすぐに光がやんだ。

 

「ほら、お前さんが今まで溜めてた経験値だ持ってけ。」

 

「おお、こんなに...良いのかい?」

 

 カードケースには色々なライダーのカードが入っていて、一番最後のページにはグリスローグエボルなど知らない名前のライダーが描かれていた。クローズはビルドの相棒だったと思うけど...

 

「まぁこれを受け取った時点で参加は確定みたいな物だが、」

 

「え、」  

 

「まぁどっちみちこれがタダで貰えるってならその企画に出てもいいかな。」

 

「いいんだ。」

 

「俺たちにもあるのか?」

 

「あぁ士くんにはこれで、ゲイツ君にはこれだ。」

 

 

 そういって携帯電話の様な物とアタッシュケースを取り出した。

 

「こいつは...コンプリートか?」

 

「wからビルドまでのコンプリートフォーム用、ケータッチⅡってところか。我が社の技術力なら可能。そしてこっちは...」

 

 ケースの中にはライドウォッチが18個入っていた。

 

「え、これって...」

 

「凄いな...」

 

G3からブレイブまでのライドウォッチだ。クローズは持っていただろう?いちいちタイムマジーンで回って回収してきたんだ。」

 

「あぁ...しかしこんなに、」

 

「いいんだよ。どっちみち初戦からグランドジオウとやり合うんだ。そいつがあればグランドと同等の力が出せる筈だ。」

 

「あぁ、分かった出場しよう」

 

「士くんは?」

 

「あぁ出る。というか出なければ旅にも出れないからな。よくわからない力でゲートが開けない。」

 

「そうかい分かった、七番勝負が終わったら解除してやる。しかしこれで7人全員の出場許可が下りたってわけだ」

 

 7人全員...ゾンジスやザモナス、バールクスっていうライダーは存在してるわけか...ってあれ

 

「俺のは?」

 

「君は王として認められたいのだろう?こんな機会二度と無いぞ?」

 

「まぁ、うん」

 

 あんなにアイテムが貰えていたのに自分だけないとは...まぁ王になれるかもしれない機会だ。こんなチャンス逃す訳には...

 

「そう落ち込むな。最悪3回戦まで勝てばいい。」

 

「え、どういうこと?」

 

「一回勝つごとに景品が出る。一回でも負けたら終わりだけどな、そして3回目の景品はこれだ。」

 

「それは...ドライブウォッチ!?何で加古川さんが」

 

「そのウォッチ...というか人物は私も少し思い入れがあってね。誰かに利用されないように保管しておいたのだ。それにこれで完璧なジオウの力を得られるぞ。」

 

 受けるしかない。加古川さんの口車に乗せられている気がするが関係ない。

 

 

「試合は2ヶ月後。方式は変身解除したら負け。こまかいルールは書いてある書類を渡すからよく読んでおけよ」

 

「はい、」

 

「さぁ、全員の了承を得た所で...ツクヨミくん、話がある。他の人達もそのまま掛けたままでいてくれ。」

 

 

 話はまだ続く。

 

 

 




 いつもの悪魔の科学者のおっさん、汚れ好きの幻夢の兄ちゃん。そしてわし、転生体加古川飛流(53)の3人で県北の過去河コーポレーションで盛りあったんや。

                (真相)

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