自己満足です。
第2話のカタクリさん目線
カタクリside
ママの命により、あのドンキホーテ・ドフラミンゴの妹を迎えに行くことになった。
それにあまり気乗りがせずに、嫌々ながら迎えに向かった。
そして俺はそこで出会った彼女に恋をする。
ドンキホーテ・メイリアと名乗った彼女は今までに見たことがないほど綺麗だった。
ゴクリと喉がなる。
目の前の彼女を食べたいと本能が叫ぶ。
それほどまでに俺は彼女に魅了されてしまった。
彼女に名前を尋ねられ、答えた俺の声は震えてなかっただろうか?
彼女をじっくり見ていると不思議そうにしているので大丈夫だった判断し、彼女を抱き抱えた。
それに彼女は驚いたようだったが、俺は別の意味で驚いていた。
外見が綺麗な彼女は声すらも綺麗だった。
気乗りしなかったのが嘘だと思えるほど、今は歓喜に震えている。
彼女が欲しい。
まだ決まっていない彼女の夫になりたいと思った。
■■■
彼女の為にと用意された部屋に案内すれば、丁寧すぎるほど頭を下げる。
彼女は本当に天竜人だったのだと思えるほど洗礼された動きだった。
ゆっくりしろと俺は彼女を残してその場を離れる。
船の中の自分の部屋に戻って直ぐ、彼女の事が気になって仕方がなかった。
ホーミズが持ってきたドーナツを眺めながら思い出すのはやっぱり彼女の事で、俺はドーナツが入った籠を抱えて彼女が居る部屋へと向かった。
「!」
「入っていいか?」
「少々、少々お待ちくださいませ!」
ノックをして数分もしない内に開いた扉からは会いたかった彼女が出てきたが、その目元を見て固まった。
「お待たせして申し訳ありません。」
「....目元が赤いようだが、」
「その....」
彼女が言いづらそうに顔を逸らして、ポツリと言葉を溢した。
「もう家族が恋しくなってしまい....」
「....そうか。」
「申し訳ございません」
「何故謝る?」
「自分でも未練がましいと思っております」
謝ることではない。....むしろ、
「家族を恋しく思うことは悪いことじゃない。」
「カタクリ様....」
「普通は寂しいと思うのが当たり前だ。」
好ましいとさえ思えてしまった。
その後、彼女の部屋に入り、ドーナツが入った籠を置けば彼女は不思議そうな顔をしていた。
ドーナツを籠から取り出せば、何故か驚いていたが、紅茶を用意して食べるように催促した。
「菓子は何が好きだ?」
「お菓子ですか?そうですね....よくお兄様達にはいちごのお菓子をねだっていました。」
いちご...彼女はいちごが一番好きなのだろうか?
国に帰ったら姉からいちごを仕入れ、シェフ達に何かを作らせて渡せば、喜ぶだろうか?
「ほう...ショートケーキか?」
「いえ、ショートケーキではなくいちごのパイです。」
「あまり食べませんけど、ドーナツも好きです。」
「当たり前だ。ドーナツは美味しい」
「ふふっ....」
「どうした?」
「いえ、余程ドーナツがお好きなんですね。」
その言葉に何故か恥ずかしく感じて、思わず顔を背ける。
クスクスと笑い声が微かに聞こえてきて、そちらを見合えば、彼女が笑っていた。
「メイリア?」
「いえ、楽しいなと思いましたの。」
何か笑えることでもあったか?と思いながら名前を呼べば、彼女はまた楽しそうに笑った。
もっと笑ってほしい、一緒に居たいと願うこの気持ちは一体何なのか分からなかった。