「……ここは?」
俺はなんか真っ白な世界で起きる。
えーっと、何で俺がここにいるんだ?てか、ここどこ?俺は確かに病死したはずなんだけどな……ホントにどゆこと?
『カードを選んでください。』
突如脳内に言葉が響き、辺りの地面に紙が大量におかれる。
カードを選べ、だぁ?やれそうなことはないし、仕方ない、選ぶか。どーれーにーしーよーおーかーなーっと。
『これだ!』
俺は選んだカードを裏返して中身を見る
『僕のヒーローアカデミア』
あー、緑谷とかが活躍する王道系のバトルマンガだねー。てか、これになんの意味があるの?
『カードを選んでください。』
カードが消えて新しいカードが出される。
全く、カードを選ぶばかりでイラッてくるなー。けど、それでもやることないしやるかどーれーにーしーよーおーかーなーっと。
『SCP(Keter)』
ぶふぉ!?
え、SCP、しかもけ、ケテルって……!Keterはほぼ人間を絶対殺す殺意ましましの怪物じゃねぇか!!返品をようきゅ……う……。
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「おぎゃー!」
「奥さん、産まれましたよー!」
……ここは?けど、この感覚は一体……。
いや、そうじゃねぇ!!さっきのやつってまさか転生!?俺、転生しちゃたの!?
となると、俺の個性はなんだよ!!
「これは……蜥蜴?」
「異形系のようですね、奥さん。」
あ、オワタ/(^o^)\
蜥蜴、SCPと来て思い当たるのは一体しかいない。
SCP682……不死身の爬虫類。みんな大好きクソトカゲである。
あいつはほぼ最強のSCPといっても過言ではない能力を持っているけどさ……これ、絶対に面倒ごとに巻き込まれることが確約されたようなもんだと思うのだが……。
取りあえず、こう言おう。
くたばれクソガミ!!
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あーくそ、まだ体が動かないし、少し解説するか。
SCP682 不死身の爬虫類。毎度毎度『財団』に迷惑をかけているKeterクラスのSCPの代表例だ。
能力は無茶苦茶な不死性と生命力、強靭すぎる身体能力や反射神経であまりにも凄まじい被害から半径五十キロ圏内では都市開発が行われていないほどだ。
何をしたかって?脱走だよ、脱走。しかも、その度に財団職員をかなりの数を殺しているもんだから塩酸入りのケースに突っ込まれてる(その中でも生きている。不死身過ぎないか?)
しかも、人間の知能に匹敵する知性を有しているから学習すらする。つまり、一度食らった攻撃は全く通用しないのだ。
結論を言おう。くたばれクソトカゲ